ベンチマークサーキットとは
リンク先でもある紫川のvさんが提唱されるベンチマークのありかたに呼応し、新しいベンチマークを作ろうと考え、vさんが中心になり、うるりさん、私の意見などを反映し開発したものです。
従来のベンチマークはどちらかといえば特定CPUアーキテクチャに最適化されており、昨今のように互換CPUが多数存在する時勢には合わなくなってきているのではないかと考えます。
そこで同一アルゴリズムからなるベンチマークロジックをDLLでアドインする形で、特定CPU・アーキテクチャに特化したロジックとして提供することで、当該CPU・アーキテクチャ本来の実力を示すことができるのではないかと考えたました。
従ってこのベンチマークサーキットに参加する人は特定CPU・アーキテクチャ用にロジックをバリバリにチューニングしたDLLを提供してください。そして同じ環境で競いチューニング技術を磨いてください。
そうすることで、PentiumII、Celeronに代表されるP6コアのFPUに最適化されたベンチマークでは味わうことの出来ない互換CPUの世界を体験することができるしょう。
サーキットに関する最新情報についてはサーキット整備班のページをご覧下さい。

以下にサーキット整備班であるvさんがまとめられたサーキットの意義を掲載します。
サーキット整備班から供給されるヘルプファイルからの抜粋ですが、まさに本サーッキトの神髄をついた文章であるため、あえて掲載させていただきました。
F3ベンチマークレースでは、我々はなにを得るのでしょうか。これは、レースへの参加方法によって2つの成果が考えられます。
まず、レースの結果として生み出されるDLLを実行すれば、同じ計算結果を得るのに何種類も方法があることに気付きます。これは、「同じ結果を得る複数のアルゴリズムがある」という意味ではありません。同じアルゴリズムであっても、生成する命令によって、速度が変わるのです。一般に同じアルゴリズムを、より短い時間に実行できるよう調整することを最適化といいます。
F3ベンチマークの参加者は各々のコードを思い思いの方法で最適化します。このとき、最適化する対象がP6であったり、K6であったりするために、あるコードはK6では速いがP6ではそれほどでもない。あるいはその逆、といったことが起きます。DLLを実行させる人は、こういった差がどのくらいのものであるか、数字で知ることが出来ます。さらに、3DNow!やKNI
(SSE)
といった新命令群がどのくらい力を持つのかを知ることが出来ます。
レースにコードを書くことによって参加する人は、各社の設計方針を身をもって知ることになります。最適化のための情報源は最後は英語の文書になるためにそれなりにハードルが高いですが、各メーカーの技術の粋に触れることが出来るため、有用な経験を得ることが出来ます。
しかし、なんと言ってもベンチマークレースで得られる最大のものは、「x86互換とは、いろいろな個性のある世界だ」と気付くことでしょう。