川釣りの楽しみ方 〜渓流釣り

道具を知る


  ・渓流の餌釣り(ミャク釣り)
 
ミャク釣りとは糸にハリを結び餌を付けて釣る一般的でな漁法です。
日本人はこの釣りを昔からしていました、日本毛ばり同様、もっとも知られているのがミャク釣りです。

雨上がりの朝



  
・渓流竿

渓流竿と簡単にいっても長さから調子、仕舞い寸法まで様々
その中から自分にあった竿を選ぶのですが、まずあなたがどのような渓相を選ぶかが大事です
あそこも行きたいこっちも行きたいのでは竿がいくらあっても足りません。
もしあなたを釣りに連れて行ってくれる人がいたら、その人について行って川の規模をあなたが見てから考えても遅くはありません、無駄な竿を買うよりよほどいいです、その日はちゃっかり竿を借りましょう。
人によっては同じ川でも長さが違う竿を使います、それは慣れもあったり釣りスタイルが違ったり等などですが・・・。

竿の特性を知るためには経験値が必要になります、
そしてその特性を楽しみとして釣りをするとそれもまた楽しいですよ、
気に入った竿はせめて5〜6年以上は使って見てください、そうすればその性能を理解できるし愛着もわきます。
私は高級志向ではないけれど、長年釣りをしていて好きな竿と言うのがみつかりました、
その竿がたまたま高い竿なんですね、もちろん長く使います。

流行りもデザインも意識せずじっくり考えて「自分の好きな竿」を手にとって下さい。


竿の調子

振り込む時、また魚が掛った時、竿のどの部分に力が集中しまた吸収するかによって竿の性格が変っていきます、
この「曲がり」を調子と考えて下さい。
これは数年間は釣りをしていないとわからないと言うか実感できませんので、ひたすら竿を振る事が一番です。

平均的な竿の長さ、調子は以下のとおり

源流・・・3.9〜4.5m 硬調子
小、中渓流・・・4.5〜5.3m先、中硬調子
大渓流、本流・・・6.1〜9m 胴調子

あくまでも目安です、あなたが一日振って疲れないように考えましょう。

高弾性カーボンは理想な素材ですがハイリスクを伴ないますよ、なんと言っても値段が高い!
高い竿は感度が良く軽くて折れやすい、安い竿は感度が鈍くて重くて折れずらいと考えても結構です。
たかが釣り竿に数万円・・・私が今まで買った竿の値段のトータルは・・・いや・・考えたくありません(汗)
ちなみに私はダイワのやや高い竿を使っています、はい何度か折っていますが振っていて実に楽しいです。

渓流竿



  
・糸 

色々な素材の糸が市販されていますが私はナイロンを薦めます
数字が小さいほど糸は細くなります 例;0.4=太い 0.2=細い
高いモノほど強く正確に作ってあると思いますので「安い」からといって買い溜めると後で後悔しますよ
ナイロン糸は長いほどよく伸び、力を吸収してくれます。
その為、ハリスを仕掛けの長さと同じにする人もいますね。
50mで1500円辺りから上質なナイロン糸と思って下さい。

欠点として紫外線に弱いので保管は家の中がベストです。
また水を吸いますから何度も使うと弱くなります、糸が白くなっていたりザラザラしていたら迷わず変えましょう。
強さを実感したいのなら自分の手で引っ張って切る事です。
大体50cmくらいを両手で持ちゆっくり引っ張ります、するとどれだけ伸びたら限界なのかがわかります。
切れる時に手にパチッと衝撃がくるような糸は強い糸だと思います。
糸の強さをもっと知りたい人は、竿に糸をつけて実際に竿を撓(しな)らせてみればいいでしょう、
現場ではわからない情報を沢山得ることができます。
ちなみに私は高い糸ばかり使っています、経験上安い糸は信用していません。
ひどいモノでは太さが均一でなかったり、他社で販売されている号数より細い号数を面に出して、
実際の太さはワンランク太い糸と同じだったメーカーもあります、そりゃ強いわけです。

天井糸

着ける人もいれば必要のない人もいます
穂先に着けると糸が竿に絡まる心配が少なくなる、また高い枝などに引っ掛けてしまった場合などは案外簡単に外すことができます。
天井糸を付けたらよく釣れた!、な〜んてことは多分ないでしょう、まずはあなたが使って見て扱いやすいかどうかを試してみてはいかがでしょうか。
ちなみに私は2m使用します、太さは0.6がほとんどです。

 ハリス

ミャク釣りで一番重要な糸です
ハリスの先にハリを結ぶのですが、この結び方や向きによって釣果が左右することもあります。
上記しましたが、ナイロン糸の特性を理解してハリスの長さを決めましょう。
現場でもこのハリスの部分はまめに点検するクセをつけた方がいいですよ、
「切れちゃった(涙)」なんてのは大体このハリスですから。
強く使うコツはマメな交換と結び方です。

糸は細い方が釣れるかも知れません
しかしそれってメーカーに導かれる事のようにも思えます
細い糸は永く使えないのです、細糸志向の方は糸にお金をしっかり使ってしまいますね
なんか買う度にメーカーから「ありがとうございます」と言われてるような・・・。
私の経験では0.3と0.15の違いはハッキリでましたが糸の消費が激しくて勿体無いです。

掛って何回も切られたり、20cmにも満たないアマゴを掛けて取り込みで苦労する前に、
太い仕掛けで喰わせる技術を磨きましょう、そっちの方が比較にならないほどカッコイイです。
ちなみに私は02〜03を使います、目測23cm位のアマゴまでは引き抜き前提、後は寄せて捕ります。

糸



  
・ハリ

アマゴとの接点はまずここです
私も好みが変るにつれ色々なハリを使いましたが、いくら変えてもバレはありますしキリがありませんでした。
もし、完璧な形のハリがあるなら、それ以外の型のハリはこの世から姿を消しているのではないでしょうか。
沢山の形が出回っていますが、その中で選べと言うのが無理な話で「絶対このハリが一番」なんてありません。
あえて言うならハリの一番先、鋭さを優先したほうが全てに近道かと思います。
ハリ先を眼でチェックしてもあまり意味はありません、爪に立たなくなればバレて当たり前かも!
まずはマメにハリを替える事、これに尽きると思います。
それでもバレが続いたら・・・それはあなたのアワセとイナシに問題がある可能性もありますね。
ちなみに私は写真にあるハリを使っています。
バレはありますがちゃんと釣れます、号数は時期によって変えています。。

ハリ

  

  
・目印

糸の視認性をよくする為、またアタリをすかさず判断するために目印は必要です。
と言ってもこれもまた人によりけりで利用価値がまったく異なります。

私は3ッ着けていますが、これがないと釣りになりません。
まずはアタリ、糸フケの度合い、水深の確認、糸の角度、オモリの重さが適正かとの確認等など、ここから得る情報は沢山あると思っています。
まずはあなたが振った仕掛けが、いったいどこへ飛んでどこを流れているのかの確認に必要になるでしょう(笑)。
そして釣りに慣れてきたら色々と必要性を考えてみるのも良い事だと思います。
ちなみに私は写真のようなタイプを使っています。

目印



 
・オモリ

これを上手に使えるようになるといきなりウデが上がっていきます。
試しに川の中へオモリだけ落としてみてください、号数(重さ)にもよりますがストーンと落ちます。
しかしここに糸やハリがくっついてくると話しは変ります、
流れが強ければ強いほど、また深ければ深いほど糸に引っ張られてしまい着地点は遥か下流です。
糸の受ける水圧が釣りを難しくしている要素なんですが、同じ場所でオモリだけを変えて流してみてください。
オモリが重すぎれば底石に当たり、軽すぎれば上波と同じ速さで流れます。
糸とオモリのバランスを考えて幾つものパターンが発見できれば釣りがガラリと変るはずです。

オモリ



 
・ビク

今市販されてる物の何でもいいと思います
クーラー替わりに使いたいならやはりメーカー品をお奨めします。
ここにあまりお金を使っても・・・と思っています。

ビク



 
・ウェーダー

素材によってモノがまったく違いますが、なるべく丈夫で長持ちするのが一番です。
デニールナイロン地のものやネオプレーンの物が多くでていますが、それぞれ短所と長所があってなんとも言えません。

これは使う人の頻度によっても変ってきますが大体5年は持つと思います。
大事なのは靴底のフェルトです、川で剥がれたら恐ろしい目に合います。
私も一度川の真ん中でフェルトが剥がれて動けなくなり怖い思いをしました。特に張替え式は要注意です。
私は張替え式のウェーダーは接着剤で固定にして使っています。

ウェーダー


 
・タモ

私はこれがないと竿を忘れたのと同等です、釣りをしません。
私の「釣り感」では釣ったアマゴはタモに収まった時、初めて「エンド」と言う考え方からです。
まだ仕掛けにぶら下がっているアマゴや、岸にずり上げられたり、河原に放り投げられたアマゴを捕った!
とは思えないのです。私は掛けたアマゴはタモの中へが基本です。

素材はなんでもいいのです、自分で造ったりするのも楽しいですよ。
編はモノフィラを好んで使っています、これはさばきが良く扱いやすいですね。

渓流タモ

私の仕掛け「アマゴとの綱引き」はコチラ


今の世の中、沢山の情報がありその情報に乗ってしまう傾向は確かにあります
しかし、こう考えてみてはどうでしょうか?。
道具はあくまでも「道具」であってそれを使うのはあなた自身なのです、
基本は常に「自分」、道具は二の次なのだと・・・。
辛く言えばいくら道具が良くてもそれを理解する、経験、ウデがないと無用なもので終ってしまう。
上手な人が「道具を追求する」のと初心者の方が「道具に頼る」のとは意味がまったく違います。

しっかりと階段を踏んで確実に上へとステップアップしていきましょう。





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