※この文章は「人造人間キカイダーTHE ANIMATION」放映前のコメントです

かつて実写版としてTV放映されたこともある同名作品がついにアニメ化!!
キカイダーファンの悲願が20世紀最後に叶うなんて本当に夢の様です。
私が決定的に石森ファンになったのはジローに恋して恋しちゃったから。
石森作品のヒーローはとにかくもてまくるのですが、ジローも登場する女性
全てから思いを寄せられると言う典型的石森ヒーローです。けれどロボット故
その思いが成就することがないというのを誰よりもジロー自身が分かっているところが
悲しい。「異形のものの悲しみ」は石森ヒーロー作品主人公共通な感情ですが特に
有名所では「変身忍者嵐」「ロボット刑事K」そして「人造人間キカイダー」の
救いようのなさは半端じゃありません。といって必ずしも絶望的に終わるわけ
ではないですが、読んだ後にどうしようもない寂寥感が残るのも事実です。
そんな石森ペシミスティック・キカイダーワールドが原作以上の(笑)
石森タッチでアニメ化!!期待できないわけないじゃないですか。
ただ残念なのは、全部のストーリーをやるわけじゃないらしいので、「キカイダー」
の本質であるあのラストがアニメ化されないこと。おそらくダーク壊滅とミツコとの
別れまで・というのが現時点での予想です。ということはなんかただの恋愛ドラマに
なっちゃいそうで不安なんですが……。オリジナルキャラもでるし……。
なにより私の一番好きなヒロイン・リエ子さんが登場しないなんて〜。ううう、ミツコや
ミエ(ビジンダー)は、自分がジローに想われているのを分かっているところが許せぬ
女心(笑)ジローへの口にした思いがたったひとこと「さよなら」だった悲しいロボット
リエ子が私は一番好きです。
これは周知の事実ですが原作マンガの「キカイダー」は石森先生自身の作画では
ありません。多数の連載を抱え多忙だった先生に代わり石森プロの主力スタッフ
土山芳樹・細井雄二・山田ゴロの3人で作画されました(先生はおそらくネーム)
先生自身の手によるキカイダー=ジローは「イナズマン」の【ギターを持った少年】
で見ることができます。個人的にはこのジローは「キカイダー」と別ものにしたいなぁ。
超能力で救ってほしくないです。「キカイダー」作画裏話等は現在山田ゴロ氏のHPで
読むことができますのでぜひ御一読を。
好きな作品のアニメ化・というと声や作画や脚本がとても気になるところですが
これだけ昔の作品になると自分の中に確固たるイメージが出来上がっていますので
あまり不安はないです。それよりも「チェンジシーンの映像処理はどうなるのかしら」
とか「さすがに電子頭脳とかエネルギーストップエネルギー砲とかって単語は
古臭いのでなんていうのかしら?」という期待の方が大きいです。
CVは関智一さんなのも嬉しい。どんなジローを演じて下さるのかしら。今からドキドキです。
こちらのページでは放映始まったら感想日記と、昔話を中心にお送りしようと思っています。
期間は放映終了まで。
よろしくおつきあい下さいませ。


文章内敬称略