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〜はじめに〜
『風木』ファンの方。
ここでは、そんな方のためにチロルバージョン
を書いてみようと思い、筆を取りました。
何かと御不満がでてきましょうが、ここはひとつ、
ただの一ファン、ド素人の書いた物...と大目に見て
ください。(同人誌みたいなものです。)
全15話程度になる予定です。
馬車を、学院からアルル駅へと急がせる。
子猫のように、毛布にくるまったジルベールが
不安そうにしているのが分かった。
「大丈夫だよ。ジルベール。」
自分に言い聞かせるように、セルジュが
笑顔を作る。先が不安なのは、彼とて同じだ。
馬車はアルル駅に着き、セバスチャンに運んでおいて
もらった荷物を受け取り、チロル方面へ向かう汽車に
乗り込む。
ふたりは少し安心したのか、いつしか深い眠りにおちた。
(つづく)
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