創作小説『平和の行方』
(ごてん著)





〜はじめに〜

『風木』ファンの方。
もし、セルジュとジルベールがパリでなく、 予定通りチロルへ駆け落ちしてたらどうなって いただろう...って想像したことはありませんか?

ここでは、そんな方のためにチロルバージョン を書いてみようと思い、筆を取りました。

何かと御不満がでてきましょうが、ここはひとつ、 ただの一ファン、ド素人の書いた物...と大目に見て ください。(同人誌みたいなものです。)

全15話程度になる予定です。
毎週更新しますので、ほんの少しだけ期待して くださいね。
(by ごてん)



  
第一話『これから どこへ...』

馬車を、学院からアルル駅へと急がせる。

子猫のように、毛布にくるまったジルベールが 不安そうにしているのが分かった。

「大丈夫だよ。ジルベール。」
「どこへ?どこへ行くの?セルジュ...。」
「ついてからのお楽しみだよ。ほら、ぼくらの自由な 生活が始まるんだ。笑って、ジルベール!」

自分に言い聞かせるように、セルジュが 笑顔を作る。先が不安なのは、彼とて同じだ。

馬車はアルル駅に着き、セバスチャンに運んでおいて もらった荷物を受け取り、チロル方面へ向かう汽車に 乗り込む。

ふたりは少し安心したのか、いつしか深い眠りにおちた。

(つづく)

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