(ネタバレ全開!)
『地球へ…』既に読み終えたあなたへ。

以下は、私が『地球へ…』を読んで感じた事の抜粋です。内容については私の独断である ことをはじめにお断りしておきます。また、ジョミーに感情移入していますので別のキャ ラがお気に入りの方には物足りないかもしれません。

《第一部》

【プロローグ】

「天体の間」でのソルジャー・ブルーとフィシス。
 「きみは試験管から生まれたにもかかわらず卵子の提供者である母親の地球での記憶を   そのまま受け継いでいるという」
この地球の映像は後に、マザー・コンピュータが創る細胞から生まれた人造人間に植え込 まれる、地球への忠誠を示すイメージで共通の暗号だと明かされています。この場面から は自分に残されている時間が少ない事を悟ったソルジャー・ブルーが、直接見る事の叶わ なくなった地球の映像をフィシスに求めた切なさを感じます。

[Sect.1]なきネズミの日

この頃のジョミーは竹宮さんの初期の作品でよく見かける、ちょっと型破りで明るく元気 いっぱいな男の子という感じ。それでいて、「目覚めの日」を迎えて「自分がいなくなっ てしまってもいやじゃない?」と母親(本当は保母)にたずねてドキリとさせるナイーブさ を併せ持っているところがとても好きです。

[Sect.1]なきネズミの日(続)

なきネズミの檻の前で、ジョミーは考えます。
 「檻に入れられた動物にみんな疑問は持たないのだろうか」
ブルーは答えます。
 「動物を檻に入れる事こそがいけないとは誰も教えない
  将来社会という檻に入った時"檻"が意識されては困るからだ
  ジョミー疑問は持ちたまえ
  いくつもいくつも……できるだけ多くの疑問を!」
私も以前から、檻に閉じ込められた動物を見世物にしている「動物園」は好きではありま せんでしたが、ここまでハッキリと言ってしまえる竹宮さんには驚かされました。この 場面、「目から鱗」の方もいらっしゃるかと思います。

[Sect.2]ミュウ(新人種)

自分が今まで信じていた世界が根底から崩れ去り、今まで恐れと反感を抱いていたミュウ の中でただ一人の孤独な立場となってしまったジョミー。考えてみればミュウ達自身も 迫害されているというのに、なぜジョミーに対してもっと優しく接する事が出来なかった のでしょうか。少ないながらもミュウは当初に比べれば安定した社会を築いているため、 ESPを持たない人間に優越感を抱くようになっていた為でしょう。それを十分理解して いたからこそソルジャー・ブルーは、人間とミュウの両方の特質を持ったジョミーを次代 ソルジャーにと考えていたのだと思います。

ジョミーがミュウの子供達と出会った場面は、先入観を持たない子供達にすんなりと溶け 込んでいる彼が、生き生きとしていてとても印象的でした。そしてこの中にはやがてトォ ニィの母親となるカリナもいた訳です。この出会いが無ければミュウ達は旧人類との戦い に赴く事もできなかったかもしれません。

そう言えば、この場面で一番最初にジョミーに話し掛けてきた女の子って「私を月まで連 れてって!」のニナにそっくりだと思いませんか?

[Sect.3]反逆児

成人検査は諸刃の刃。成人検査の思念波エネルギーによってミュウは生まれてきました。 それはグランド・マザーも十分承知していました。なのに止めようとはしません。理由は 第四部で明らかになりますが、グランド・マザーはその製作者によりミュウの遺伝素因子 を抹消できないように創られています。しかしミュウ達も間違いなく人類であって、それ を機械の判断と処理に委ねる事自体を止めさせようと戦いに赴いていきます。ミュウに対 して抹殺する事でしか対処できない管理体制自体が既に古いものとなりつつあります。

《第二部》

キースとシロエの鎬を削る攻防戦が楽しめます。キースのエリートぶりに、あるいはシロ エの体制に反抗する生き方に萌え萌えな方もいらっしゃるかも。それはさておき、気にな るのはマザーの行なっている、思考波を用いた大脳への直接コンタクトによる心理治療で す。

成人検査も含め、これ程までに機械に依存している事が普通の状態になっているのに対し て、人々は何の疑問も抱かなくなっています。見方によっては心理療法として非常に有効 な方法ですが、そこに意志が介在すると立派な洗脳になってしまうという問題を抱えてい ます。人間がミュウに対して抹殺するしか対処方法を持たないのは、それが大きな原因 でもあります。

シロエは自分の出生、育成、成人検査、そして現在、その全てを機械に操られ自分自身の 意志で生きる事のできなかった屈辱を噛み締めていました。最後まで機械に屈しなかった 彼の意志には強さを感じます。

「コンピュータ・イライザの申し子」とまで言われたキースですが、サムに対するおもい やりや、反感を抱きながらもシロエに心引かれるものを感じている事など、あまり表面に 出さないだけで、なかなかの感情派だと思います。感情を抑える術はマザー・イライザの 心理治療で補強されている訳ですが、彼がそれを逆手にとって、イライザとの駆け引きに 利用している場面では一種頼もしさを感じました。彼は常日頃システムに疑問を抱き隠さ れていた自分の生い立ちをシロエのもたらした情報をきっかけにして知る事となります。
 「告知……シロエと出会ったのもそうだというのか!?
  サムがジョミーを見て悲しんだことも
  そしてそれを忘れてしまったことも
  くそ!!」
シロエにとってそうであったように、キースにとってもそれは機械から受けた屈辱として 深く刻み付けられたように感じます。

《第三部》

[Sect.1]ナスカの灯

赤いナスカ。そこはミュウが初めてともした小さな灯。と同時にミュウにとっては大きな ターニング・ポイントでもありました。

幼なじみのサムの心の中に、真っ黒な恐怖を見てしまうジョミー。それはかつてジョミー 自身が抱いていたミュウへの恐怖ですが、それを潜在意識に植え込んだのはマザー・イラ イザ。ジョミーはミュウとして覚醒する事で己を取り戻しましたが、コンピュータにサム を奪われてしまった彼の怒りは爆発します。この直後、会議で長老達から厳しい批判を受 けながら、自らカムフラージュに赴く場面では、彼の意志の強さを感じます。この頃から 彼は戦うべき相手が地球のシステムである事をはっきりと自覚し始めます。

S・D以来、初めての母体出産を迎えたカリナを胸一杯の想いで見舞うジョミー。彼の母親 への憧憬が新たな生命の誕生を促しましたが、生まれてくる子にも影響を及ぼしました。 その子、トォニィはミュウの行く末を大きく左右する事となります。

会議中、地球のシステムに対するジョミーの怒りに爆発した強力なテレパシーは、会議に 関係の無い周辺のミュウにまで伝わります。若い指導者の悩みを知りナスカの地を与えて くれた彼の為、若いミュウ達は協力し合おうと考えます。そして、ミュウ全体を包み込む ようなジョミーの限りない優しさ。

ジョミーはソルジャー・ブルーとは違う道を模索しながら歩んで行きます。そして地球と は全てが違う赤いナスカの地を眼前にして悩みます。彼はミュウ達の幸せを思ってこの地 に降りました。しかしここは彼が本来目指していたゴールでは無いのです。

[Sect.2]警鐘

事故調査に幼なじみのサムが関わっている事を知ったキースは、ナスカでのミュウ探索に より一層力が入ります。そして、マツカとの出会い。キースとマツカはなんだか争いばか りしているように見えますが、お互いに引かれるものがあったようです。

ジョミーの危惧していた事はついに顕在化し、ミュウ達はナスカの生活を優先する者達と、 あくまで地球を目指す者達とに二分化しました。彼は周囲に解決を求める事ができずに、 外界とのコンタクトを絶って彼自身の心の奥底へその答えを見出しにいきます。それをフ ィシスが追っていきますが、インナー・スペースを描いたこの場面、幻想的で良いですね。 そしてやはりあのお方がいらっしゃいました。ジョミーが幾度となくブルーを呼び出して いたのは想像に難くありません。

[Sect.3]遭遇

フィシスはキースの心の中に自分と全く同じ地球のイメージを見ます。彼女の出生とキー スとの関係を解く鍵でした。彼女はキースに強い関心を寄せます。同じようにして生まれ た二人は、互いに強く引かれるものがあったようです。

ジョミーは心理探査でキースの心の中に「地球の支配者」の影を見ます。おそらくこの時 点ではキース自身も具体的には知らなかったと思いますが、管理システムがある以上、そ れを越える存在がある事を薄々感じ取っていたのかも知れません。

トォニィの奇襲とカリナの錯乱、フィシスのテレパシー特性とマツカのESPがキースの 脱出に手を貸す事となりますが、こうしてみるとキースの強固な意志が無くてはできない 事でした。しかし、決してそれだけではありません。
 「どうしたというんだ
  何もかもがいっせいに動き出した
  止めることが…… できない!」
ジョミーは坂を転がり落ちるかのように次々と動き出す出来事に対処しきれない事を疑問 に感じています。フィシスのターフルが大きく動いた事も含め、人間とミュウとの間に押 しとどめる事の出来ない運命が転がり始めたのを、二人とも感じとっています。このあと 、さらに運命はナスカを直撃する事となります。

《第四部》

ジョミーとトォニィが予知したミサイル攻撃は、ナスカを壊滅に追い込みます。ジョミー は多くの仲間が炎の中で苦しみ、助けを呼んで死んでゆくのを全身で受け止めていました。 彼があまりの惨状に視力、聴力さらには言葉さえも失ってしまった場面は、大変痛々しい ものを感じました。しかし、後にこれをあがなおうと戦いの糧とする程に彼は強かった。 まさにソルジャーでした。

キースはさらに昇進し、グランド・マザーに問います。なぜミュウの誕生自体を止めない のか、発生の原因である成人検査を調査改革しないのか、すなわちミュウの遺伝素因子を 抹消しないのかを。「ミュウの素因子は抹消してはならない。それはグランド・マザーに 与えられた唯一の永久司令である。」答えたのはコンピュータ"地球"でした。彼はそれを グランド・マザーの製作者ではと思いましたが、何者であるかは別として人間が立ち入る べきではない「神の領域」に踏み込んだものからのメッセージとして受け取ったように思 います。

「九人のナスカの子」という強力な力を得て、アタラクシアのテラズ・ナンバー5の破壊 を地球への第一歩とするミュウ。何としてでも直接自分で倒したい、アタラクシアで育っ たからこそ思うジョミーの気持ちが伝わってきます。テラズ・ナンバー5を倒したジョミ ーは思います。
 「我らひとりひとり
  土と水と太陽と……植物を育て動物を飼い
  古代の人々のように地球と共に生きるのだ!」
地球と人間の本来有るべき自然な姿。彼の求めている地球がそこに伺えます。そしてこの 物語を今に繋げて考えてみると、我々が将来選択するべき道を指し示しているのかもしれ ません。

戦いから戻ったばかりのトォニィ達に冷たい態度をとるジョミーは、彼らをもっと労うよ うにとフィシスに詰られます。ナスカで生まれた九人の子供達は、ジョミーの強く育って 欲しいという願いから、今までのミュウとは比べ物にならない程強力なESPを持って生 まれてきました。戦いの矢面に立っているのはそうした年端も行かない子供達なのです。 ジョミーにしてみれば、ソルジャー・ブルーがジョミーを選んだ時抱いていた気持ちと同 様に、すまない気持ちで一杯だったと思います。しかし彼は、ナスカでたくさんの犠牲を 出した事に強く責任を感じていて、「この戦いは一歩も引けぬ」という気持ちがそうさせ てしまったのではないでしょうか。

アタラクシアのデータ・バンクから得られたフィシスの出生の秘密。やはり彼女の生まれ はキースと同じでしたが、決定的な差はソルジャー・ブルーに見出された事ですね。彼女 はマザー・イライザにとっては数ある実験のうちの単なる失敗作でしかありませんでした が、ソルジャー・ブルーにとっては人間とミュウの間に立つ、彼が焦がれてやまない地球 をその身に抱いた女神だったのです。

トォニィとアルテラの協力で生まれる新しい生命。そう、彼らは何処ででも生きられる。 ラストでは地球を去ってしまう彼らですが、遠い星で生まれた彼らの子孫達が、新たに 地球へ訪れようとするかもしれません。

キースが編成する対ミュウ訓練を受けたメンバーズによる特別部隊。彼らはトォニィ達に 大きな痛手を与える事となります。そして、ミュウと人間との一週間共同生活実験の意味 するもの。それは、人間からミュウへの移行は極めて自然なものであるという事。つまり 今までミュウを排除していたのは自然に逆らう行為であった事を意味しています。

対ミュウ部隊との戦いは、アルテラとタキオンの死という大きな痛手を残してトォニィ達 に初めての敗北をもたらしました。強力なESPを持っているとは言え、まだ彼らは年端 も行かない子供達です。ですからそんな彼らが戦いの矢面に立ち、身も心も傷ついていっ た場面には何とも言えない痛々しさを感じました。しかしジョミーの地球への想いは何よ りも強く、全てのミュウを奮い立たせます。最も辛かったであろうトォニィが、ジョミー の手をしっかりと握り締めていたのが印象的でした。

冥王星をミュウに奪取され、ジョミー一人に的を絞るグランド・マザー。グランド・マザ ーもジョミーも思惑は一緒。極力犠牲を出さずに雌雄を決する事。しかし地球と直結し、 巨大なエネルギーを操るグランド・マザーには勝算があったようです。

そして、地球。ジョミーと彼の中のソルジャー・ブルー、そして全てのミュウの胸一杯に 広がる万感の思い。しかしそれ以後はずっと落ち着いているジョミー。彼は地球から会談 の申し入れの了解を得た時に決意し、地球を見た時には完全に覚悟を決めていたように感 じます。

トォニィとの戦いで自らが半死半生でいながら、命を懸けてキースを蘇らせたマツカ。 キースは幼なじみのサムの死に心の中で泣いていました。その優しさに触れ、マツカは今 までキースについてきてよかったのだと、満足感を覚えています。人間の中でたった一人 のミュウとして孤独に生きてきた彼にとって、キースは只一人の理解者でした。

 「そう…遠い星で我々は――― 別な生き方をしたってよかったのだキース・アニアン   この胸に燃える地球への思いが抑えられるなら!
  青い地球を思うとき やけつくようなこの渇望も…
  機械の植えつけた意識かもしれない
  だったらこの戦いはさけられぬ運命だ 違うか? キース 違うか?」
地球への想いは機械に植え付けられたものかもしれない。これは作者から読者への問題提 起だと感じています。この疑問、もしそうなら人間は機械に強制されなければ地球を大切 に想う事ができないのではないか、ととる事が出来ます。だとすればチョット哀しい事で はありますが、現実に立ち返ってみた時、我々は何の強制もなく地球を大切にすることが 実際に出来ているでしょうか。地球への想いは誰しもが持つ故郷を思う心と基本的には同 じだと思いますが、そこで日々生活しているのが当たり前の我々は、それをつい忘れがち になってしまうのも否めません。

 「なぜ言葉を使わない? 口のきけない類のミュウとは違うはずだ」
 「目も耳も…口も使わなくなって久しい」
 「いつから……!」
 「…ナスカ以来」
この場面で、キースが「いつから」と言葉を発した時点で既に心当たりのある様子をうか がえるのが印象的です。きしくも二人が直接会って話すのもナスカ以来でした。
 「人間は"神の領域"に手をつけた …この戦いはその制裁だ」
 「神の領域―――そんなものが本当にあるのなら…全てをそこへ……還し…た…い」
この時点ではキースも、地球のシステムが地球の自然を守る事を重要視したが為に、種と しての人間は自然に生きる事が許されなくなくってしまっているという事に気づいていま す。つまり進化する人類にとっては現状のシステムそのものに問題があり対処できず、人 間もミュウもそのシステムの矛盾に直面していると言う事。ジョミーもキースも立場こそ 違え、到達した結論は同じでした。問題はそれにどう対処するかですが、この時点では二 人とも袂を分かったままです。

 「機械に話などできるわけはない!
  こいつにできるのは決められた答えを出すことだけだ!」
キースにとっては「目から鱗」のこの場面、非ノイマン型コンピュータならそんな事はな いのではないかと私は思ったのですが、そういう意味ではなかったようです。情報とロジ ックが同じであれば、どのようなコンピュータでも答えは同じになる。その意味では、ジ ョミーの言っている事は間違っていません。

 「二度とおれの意志にふれるな!」
キースの叫び。それはキースの中の人間の尊厳が言わせている叫び。本来「意志」は強制 的にコントロールされるものではなく、互いのコミュニケーションと自らの思索を絶え間 なく繰り返す事により形作られ変化していくもの。今まで機械による意思決定を受け入れ 続けていた彼が、それに対して決別を宣言したということでもあります。

落下していくキースに、ジョミーの魂らしきものが宿っていく描写があります。そして、 コンピュータ"地球"のスイッチを次々と切ってゆくキース。機械によりコントロールされ る安定した地球を拒否し、自然になすがままの地球を選んだのです。その手にはジョミー も一緒に手を添え、力を貸していたように感じられました。

炎と落石に次々と命を落とす人々。コントロールを失った荒れ狂う地球の大地はそれを助 けようとする者の命までをも容赦なく奪い去っていきます。大自然の前では、人間だろう とミュウであろうと一切関係ありません。機械によって人間とミュウに選別されていた事 がいかに不自然だったかを如実に物語っています。

ジョミーとは対照的に、人間とミュウの間に立つフィシス。彼女はキースが選択し、ジョ ミーが望んでいた自然に委ねられた地球の人々に希望を与えつづけます。そこには何か、 象徴めいたものを感じます。

仲間と共に地球を後にするトォニィ。彼はジョミーを失った事で深い哀しみに満ちていま した。ジョミーの心の中にソルジャー・ブルーがいた事を考えれば「想い」が受け継がれ ていったであろう事は想像に難くありません。

【エピローグ】

広い宇宙の中で偶然出会う宇宙船。そこで出会う少年と少女。二人は共通の記憶を受け継 いでいました。おそらくはジョミーとフィシスの生まれ変わりではないでしょうか。更に 想像をたくましくすれば、この二人は遠く宇宙へ旅立ったトォニィ達の末裔なのではない でしょうか。そう考えると、哀しい感じのしたラストに明るい希望を投げかけてくれてい るように感じます。

そして、ジョミーの足跡をイメージとしてたった3ページの中に凝縮したとも思える場面。 恒星をサッカーボールに見立て、はしゃぐ仲間と共に元気一杯ゴールを目指すジョミー。 彼は宇宙を駆け抜けて力いっぱいシュートします。ボールは銀河の星の中を転々と転がり やがて『地球へ…』

あなたは、どのように感じられましたでしょうか?

(by らんぶるさん)

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