芸大の一年生の頃です。
原石から一辺が30センチの四角い箱の形
(学生はサイコロと読んでいました)
を作るという実習をした時です。
何の変哲もない形でしたから
中にはつまらないと思った人も多かったんです。
その時の小松石(安山岩)は想像以上に硬く、
そう簡単に形になってくれません。
時間がいっぱいかかります。
初めて使うノミとハンマーは思うようにならず、
打ち損なって手を打つとものすごく痛いんです。
ひどく腫れた手に濡れた手ぬぐいを巻き、
それでも制作を続けました。
途中で投げ出すのがクヤシかったというよりも、
実は面白くて仕方なかったからです。
















