不思議な夢を見た。
夢というより幻として。
もう寝ようとして眼を閉じ、
ぼんやりとした状態になった時に。
空全体が、
あらゆる鮮やかな色がはめ込まれた
花びらの重なりだった。
シャンデリアのでっかいものが
頭の上に広がっているような近付き方で。
よく見ると、薔薇の花のように
幾重にも重なった花びらの真ん中に
小さな管が見えた。
そこから、地上に「愛」の霊気が
注がれるらしい、と、
なぜか、すぐに察した。
その頃、読んでいた
エマニエル・スエデンボルグの語る
天界の様子が、いつも心にあったから、
夢に見るものは、
今まで知らなかったものばかりだった。
彼によれば、夫婦愛がすべての愛の元だと言う。
そこから、広がる人の情愛。
でも、愛しあおうとしても、
現実には齟齬ばかりの人間関係。
スエデンボルグに教えられたことは、
愛そうとする者の意志に応じて、
主から「愛」が注がれるということだった。
互いのことだけを見つめ合って、
愛しあっている男女。
ふたりが本当に愛し始めたとき、
本当の結婚がはじまる。
ふたりは、知らないだろうけど、
その時、あなたたちの上空には、
大きな、巨大な、薔薇の花が広がっていて
そこから愛の香りが降り注いでいる。
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