最終更新日:12/05/25

Kenの美術館


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更新(12/05/20)
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Lady Writing a Letter, by Vermeer
フェルメールの”手紙を書く女”(クリックすると拡大します)

目 次 

日本美術

日本美術(現代)

海外美術

その他・共通

KORIN展 NEW

存在の美−まなざし・微笑み・憂い NEW

セザンヌ―パリとプロヴァンス NEW

 

日本絵画 組み合わせの美

 

シャガール 愛をめぐる追想

MIHO GRANDAMA U 母なる方へ

ホノルル美術館所蔵「北斎展」

近代の洋画・響き合う美―兵庫県立美術館名品展―

ロベール展

ブライアン・ウィリアムズ展

 

犬塚勉展

シダネル展

 
 

第43回日展

ゴヤ展

2011年美術ベストテン

破天荒の浮世絵師 歌川国芳展

生誕110年記念 荻須高徳展

ワシントン・ナショナル・ギャラリー展

フェルメール新掲示板 NEW
 

青木繁展

セガンティーニ展

気になる美術展 NEW
   

南仏美術紀行

気になる美術番組 NEW
   

フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展

 
   

パウル・クレー展

 
   

珠玉のヨーロッパ絵画展

 
   

大英博物館 古代ギリシャ展

 

没後150年 歌川国芳展

 

カンディンスキーと青騎士展

 
   

ラファエル前派からウィリアム・モリスへ

 

気になる美術展  (灰色は、私が既に見たか、終了したもの)
南蛮美術の光と影 泰西王侯騎馬図屏風の謎展 神戸市立博物館 4/21-6/3
ボストン美術館 日本美術の至宝 東京国立博物館(→名古屋、九州、大阪) 3/20-6/10
セザンヌ展 国立新美術館 3/28- 6/11
大エルミタージュ美術館展 国立新美術館(→名古屋、京都) 4/25-7/16
ベルリン国立美術館展 学べるヨーロッパ美術の400年 国立西洋美術館(→九州国立博物館) 6/13-9/17
マウリッツハイス美術館展 東京都美術館(→神戸市立博物館) 6/30〜9/17
メトロポリタン美術館展 東京都美術館 10/06〜2013/01/04

気になる美術番組(音楽番組も) NEW

5/27(日) 9-10 日曜美術館 鉛筆画家・木下晋の世界 教育
       
       
    NHKの「日曜美術館」はこちら  
    NHKの「極上美の饗宴」はこちら  
    NHKの「美の壺」はこちら  
    NHKの「探検ロマン世界遺産」はこちら  
    NHKの「世界ふれあい街歩き」はこちら  
    テレビ東京系の「美の巨人たち」はこちら  

存在の美−まなざし・微笑み・憂い NEW
■存在の美−まなざし・微笑み・憂い:ホキ美術館('12/05)

生島浩 5:55PR文より:『本展は、人物をテーマに、森本草介、野田弘志、生島浩、島村信之、五味文彦、大畑稔浩、藤原秀一、廣戸絵美など、現在第一線で活躍中の巨匠から若手作家までが、老若男女のまなざし、微笑み、憂いを秘めたその存在を描いた渾身の写実絵画60点で構成します。本展のための描きおろし作品14点を含みます。』

2010年11月オープンした日本初の写実絵画専門美術館を初訪問。千葉市緑区という住所表示が信じられないほど、東京から遠い(^^;ので、これまで行けなかったところ。

今回も、東京で見た美術展が大混雑で時間を浪費し、予定の電車に乗れず、到着が遅くなって、ゆっくり鑑賞することができなかった。再訪しよう。

入口に肖像画でお顔を知っていた保木館長がいらっしゃったので、ご挨拶させていただく。

私が初めて写実絵画に出会ったのは、笠間日動美術館(2003/09訪問;sub17.html#笠間日動美術館)の藤井勉「ななつ」と森本草介「微睡の時」。衝撃的な出会いだった。その他、日展でも、永田英右、曽剣雄、中山忠彦画伯らの作品を記憶している。

なお、企画展はギャラリー1での開催で、他に、ギャラリー9まである。

好感・注目作品:

  • 森本草介 「光の方へ」「田園」など多数
  • 石黒賢一郎「存在の在処」「SHAFT TOWER(赤平)」
  • 生島浩「5:55」
  • 島村信之「西窓」
  • 曽剣雄「光陰」

会期:2011年11月19日〜2012年05月20日


セザンヌ―パリとプロヴァンス NEW
セザンヌ 四季 ■セザンヌ―パリとプロヴァンス:国立新美術館('12/05)

国立新美術館開館5周年記念展。

PR文より:『「近代絵画の父」と称されるポール・セザンヌ(1839−1906年)の画業を、パリとプロヴァンスという2つの場所に注目して振り返る大規模な個展です。・・・本展は、セザンヌの芸術的創造の軌跡を、北と南の対比という新たな視座から捉えなおそうという画期的な試みです。』

出品リストによれば、作品数88枚。良く集めたものだ。

昨夏、エクス・アン・プロヴァンス(エクス)を訪ね、セザンヌの足跡を辿ったばかりなので、描いた場所、描かれた場所が実感できて、楽しい。(旅行記は、
こちら

好感・注目作品(展示順):

第1章 初期

  • 「四季」(パリ市立プティ・パレ美術館):昨夏訪問したジャス・ド・ブッファンの大広間で見たビデオで知った作品。その大広間の壁に描かれたもので、ようやく実物に会えた。

第2章 風景

  • 「首吊りの家、オーヴェール=シュル=オワーズ」(オルセー美術館):第1回印象派展にも出品された有名な作品。サイト内検索すると、第1回印象派展とその時代 (1994.9;国立西洋美術館)で見ている。
  • 「サント=ヴィクトワール山」(フィリップス・コレクション):エクスには見当たらなかった橋(ローマ時代の古い水道橋と思い込んでいたが、どうも違うようだ。アルク川を渡る鉄道橋という可能性が高い)が描かれていて、どこから描かれたか疑問だったが、ベルビュー(Bellevue;エクスの南西約3km)からと判明。ここから同じ構図でもう1枚描かれていて、現在、コートールド美術館所蔵。
休憩室で見られる「Google Earthでめぐるセザンヌゆかりの地」(美術展サイトでも見られる)が面白い。なお、この中で「ベルヴェ」(Bellevue;普通はベルビューと表記)の地点が、エクスの南方の同名地域を示しているが、誤りと思われる。正しい地点は、ジャス・ド・ブッファンの西南で、モントブリアンド Montbriand の近くの筈(左図参照)。

美術館書庫(セザンヌとエクサン・プロヴァンス)を新設しました。NEW

第3章 身体

第4章 肖像

  • 「自画像」(オルセー美術館)
  • 「赤いひじ掛け椅子のセザンヌ夫人」(ボストン美術館)
  • 「アンブロワーズ・ヴォラールの肖像」(パリ市立プティ・パレ美術館):画商、ヴォラールの肖像画。昔、メトロポリタン美術館で見た。

第5章 静物

この展示室に入ると、混雑が気にならず、何かホッとする。

  • 「りんごとオレンジ」(オルセー美術館):サイズが大きいこともあり、色彩に圧倒され、「リンゴでパリを驚かせたい」という言葉を思い起こさせる。

第6章 晩年

  • 「サント=ヴィクトワール山」(プリンストン大学付属美術館):これは、ローヴの丘(レ・ローヴ)からの風景。塗り残しのような空白が心地よい。

他に、レ・ローヴのアトリエの1部が再現されている。実物より、すっきりし過ぎているが・・・。

会期:2012/3/28〜6/11

セザンヌ りんごとオレンジ
セザンヌ サント=ヴィクトワール山(プリンストン大学付属美術館)

KORIN展 NEW
燕子花図屏風 ■KORIN展:根津美術館('12/05)

PR文より:『根津美術館の国宝「燕子花図屏風」と、ニューヨークのメトロポリタン美術館に所蔵される「八橋図屏風」は、尾形光琳が同じテーマを、同じ六曲一双屏風に、10数年の時をおいて描いた作品です。本展では、いまは遠く海をへだてた2点の作品を、およそ100年ぶりに一堂に展観。光琳画の軌跡を目の当たりにできる待望の展覧会です。あわせて、最初期の作品から、酒井抱一編『光琳百図』所載作品まで、光琳画の諸相をご覧いただきます』

週末の午前中に訪問したが、大混雑。屏風の前の行列が、なかなか進まなく、イライラ。離れて全体を鑑賞することもできず、残念。2枚を比べれば、「八橋図屏風」の方が構図的に面白い。

この美術館、初訪問で、庭園の広さに驚き。美しいカキツバタが楽しめた。

会期:2012/4/21〜5/20

八橋図屏風

日本絵画 組み合わせの美
■日本絵画 組み合わせの美:滋賀近代美術館('12/05)

PR文より:『館蔵品の中から、二点・三点、あるいはそれ以上の点数がセットになり「組み合わせ」て鑑賞する作品ばかりを集めて展示するというユニークな展覧会』

岸竹堂「保津峡図」、幸野楳嶺「群魚図」(若冲の絵を思わせる)、北野恒富「暖か」「鏡の前」、池田遙邨「湖畔残春」(カラフル! 大正時代の彦根風景)、大林千萬樹「街道」(モダンな構図)、野村文挙「近江八景図」、伊東深水「近江八景」(20才の時の版画;大正時代の実景が興味深い)

会期:2012/4/14-6/3


MIHO GRANDAMA U 母なる方へ

女神像
■MIHO GRANDAMA U 母なる方へ:MIHO MUSEUM('12/4)

PR文より:『・・・様々な古代文明の奥底には、全ての生命を生み出してくれる大いなる母、人々を守り育ててくれる女神のイメージが存在します。はるか4000年前に、その美しさと神秘性で人々を魅了していたであろう西中央アジアの「女神像」や、凛とした気高さを漂わす平安時代の「女神像」など、様々な母性を宿した優品で綴られるこの特別展は、MIHO MUSEUM創立者である小山美秀子(1910-2003)のメッセージとともに、人々が心の奥深くに感じている、美しく、また聖なる「母」のイメージを深めようとするものです。』

開館15周年記念特別展 MIHO GRANDAMA U 母なる方へ

桜の季節になり、暖かい日差しの中、訪問。美術館の前のしだれ桜は、未だチラホラ咲き。鶯が鳴き、「桃源郷」の雰囲気。

何度も訪問しているが、改めてコレクションの素晴らしさに感動。展示の工夫にも好感。

好感・注目作品:

  • 王妃頭部浮彫(エジプト;16-11c BC)
  • 女神像(西中央アジア;3-2c BC):パンフの表紙を飾る素敵な彩色石製婦人坐像。有元利夫の描く顔に似ている。通常展示室にも小型の同類像(石製婦人座像;バクトリア地方)あり
  • 婦人像(ローマ時代;1c):青銅(?)製で大きい
  • 女性頭部(メソポタミア;2500BC)
  • 十一面観音菩薩立像(平安時代):美しい。先日見たばかりの渡岸寺の十一面観音像に比べてふくよか
  • 柳橋水車図屏風(17c):特別出品。見たことがあると思ったら、2006年の「日本の美 三千年の輝き−ニューヨーク ・バーク・コレクション展」で展示されていたもののようだ。
  • 菩薩立像(中国;6c;山東博物館蔵):特別出品。日本の飛鳥仏に似ていて、迫力。宝冠に蝉の飾りがユニーク。これも見たことがあると思ったら、この美術館から中国に返還されたもので、以前、記事(MIHO MUSEUMの石造菩薩立像)にした。立派なパンフあり

なお、若冲『象と鯨図屏風』は、5/15〜6/10の展示

その他、平常展示室にも好感作品多数。

美術館サイト:http://miho.jp

会期:2012年3月10日-6月10日、7月7日-8月19日

柳橋水車図屏風
柳橋水車図屏風

菩薩立像

菩薩立像

ガンダーラ仏立像

アルシノエ2世像

隼頭神像(じゅんとうしんぞう)
(ホルス神像)


シャガール 愛をめぐる追想
■シャガール 愛をめぐる追想 日本未公開作品を中心に:京都高島屋('12/03)

PR文より:『・・・近代絵画史にユニークな位置を占めるシャガール(1887−1985)。帝政ロシアのユダヤ人居住区に生まれ、パリで学び、両大戦という過酷な時代を生き抜いて色彩豊かな独自の幻想世界を語り続けたこの画家は、世界でもっとも愛されている20世紀の巨匠のひとりです。本展は、スイスの個人コレクターの日本未公開作品を核として、この画家に特有の図像世界が展開され始めた1930年代以降に力点を置き、多くのファンからこれほどまでに愛されているシャガール・ワールドの秘密に迫ります。・・・』

久しぶりのシャガール展、しかも、初見の作品が多く、予想以上に楽しめた。会場が空いていたし、「シャガール10のナゾ」などのパネル解説も親切。キュレータに拍手。

前半は、カラー・リトグラフの連作「サーカス」(1967年;岐阜県美術館所蔵)。非常に美しい。これが近くの美術館にあるとは知らなかった。いつも展示されているのではないようだ。

後半は、ジュネーヴのコレクターの所蔵品。

好感・注目作品:

  • 「婚約者たち」(1927年頃)(国内保有作品の下絵と書かれていたが、どの作品だろうか? 松岡美術館の同名作品は1977年で、構図も似ていない。アニヴェルセル表参道にあった1930年の作品?)
  • 「窓辺の大きな裸婦」(墨絵で色がないのだが、巧い!)

会期:2012年3月27日〜4月16日

巡回予定:
 横浜島屋 4/25-5/7
 日本橋島屋 6/7-6/25
 岐阜県美術館 9/5-10/28

注:これまで見たシャガール展


ホノルル美術館所蔵「北斎展」
■ホノルル美術館所蔵「北斎展」〜葛飾北斎生誕250周年記念〜:京都文化博物館('12/03)

PR文より:『2010年は北斎生誕250年にあたり、その記念事業の一環として、ホノルル美術館所蔵の優品170点を網羅した「北斎展」を開催する。・・・第2章では、北斎の代表作「冨嶽三十六景(44図)」をはじめ、「諸国名橋奇覧(全11図)」、「諸国瀧廻り(全8図)」、「琉球八景(全8図)」、「詩哥写真鏡(全10図)」、「百人一首姥か絵説(全27図)」といった6種の揃物を紹介。・・・』

北斎展は何度か見ているが、初見の作品が多い。混雑が残念。

好感・注目作品:

  • 冨嶽三十六景 山下白雨、遠江山中、尾州不二見原(奇抜な構図)
  • 諸国瀧廻り 木曽路ノ奥阿弥陀ヶ瀧(奇抜な水流のデザイン)

会期:2012/2/1〜3/25 〔前期展示〕2/1〜2/26〔後期展示〕2/28〜3/25

参考サイト:
wiki/葛飾北斎


ブライアン・ウィリアムズ展
■ブライアン・ウィリアムズ−曲面絵画誕生−展:佐川美術館('12/03)

PR文より:『日本在住40年の画家ブライアン・ウィリアムズ氏(1950 - )が考案した「曲面絵画」は、題材に合わせ湾曲した画面に描いた作品であり、平面の制約から解放され、人間本来の広角な視野にかなった絵画の表現を目指すもの。本展では日本の四季や世界遺産をテーマにした作品を紹介します。』

ウォーク&トーク(ブライアン氏と館内や展示室を歩きながら巡るギャラリートーク)に合わせて訪問。しかし、このトークへの参加者が多数で、ロビーが溢れんばかり。時間をずらして、2回開催になった。

ブライアン・ウィリアムズ氏の作品は、「琵琶湖の原風景をもとめて−ブライアンのまなざし−」展(2007)以来。その4年の間に、これだけの作品を描いたことに敬服。「曲面絵画」は、トークの解説のおかげで、私なりに感じることができて、楽しめた。

会期:2012年02月18日〜04月08日


ロベール展
■ユベール・ロベール―時間の庭:国立西洋美術館('12/3)

ロベール展PR文より:『ポンペイやヘルクラネウムの遺跡発掘に沸いた18世紀、フランスの風景画家ユベール・ロベール(Hubert Robert 1733-1808)は「廃墟のロベール」として名声を築きます。・・・本展では、世界有数のロベール・コレクションを誇るヴァランス美術館が所蔵する貴重なサンギーヌ(赤チョーク)素描を中心として、初期から晩年まで、ロベールの芸術を日本で初めてまとめて紹介します。』

廃墟をノスタルジックに描いて有名な画家だが、これまでまとめて見る機会はなかった。素描も油彩画も楽しめて大満足。

フォロ・ロマーノ、サン・ピエトロ大聖堂、トラヤヌス記念柱、カンピドーリ広場、モントーリオ教会など、ローマの風景が次々と現れ、2005年の「ローマ美術紀行」を思いだして、懐かしい。

好感・注目作品:

  • サンピエトロ大聖堂の柱廊の開口部の人々(ヴァランス美術館)
  • ティヴォリの滝(プティ・パレ、パリ市立美術館)
  • マルクス・アウレリウス騎馬像、トラヤヌス記念柱、神殿の見える空想のローマ景観(国立西洋美術館)
  • モンテ・カヴァッロの巨像とサンピエトロ大聖堂の見える空想のローマ景観(国立西洋美術館)
  • 古代遺物の発見者たち(ヴァランス美術館)
  • スフィンクス橋の眺め(東京富士美術館) 
  • メレヴィル庭園の眺め(ヤマザキマザック美術館 http://www.mazak-art.com/
  • ヴェルサイユのアポロンの水浴の木立(カルナヴァレ美術館)

会期:2012年3月6日〜5月20日

サイト:
http://www.tokyo-np.co.jp/event/bi/robert/

[巡回]福岡市美術館(2012年6月19日〜7月29日)、静岡県立美術館(8月9日〜9月30日)

平常展:版画素描展示室でピラネージ『牢獄』展を開催中。迫力ある幻想版画で面白い。


近代の洋画・響き合う美―兵庫県立美術館名品展―
■近代の洋画・響き合う美―兵庫県立美術館名品展―:滋賀県立近代美術館('12/3)

小磯良平 斉唱PR文より:『本展は、兵庫県立美術館所蔵の洋画(日本の画家が描いた油彩画)を中心とする名品を滋賀県立近代美術館の企画展として紹介し、日本の近代洋画の流れ、特に関西洋画壇の歴史を広く概観する大規模な展覧会です。』

ポスターなどを飾るのは、小磯良平「斉唱」。他の好感・注目作品:小磯良平「洋裁する女達」、小出楢重「裸婦」、林武「裸婦」、阿部合成「見送る人々」、鴨居玲「蛾」

会期:2012年 1月21日−3月11日

参考:これまでの兵庫県立美術館(コレクション)鑑賞記は、「ビル・ヴィオラ: はつゆめ」展(07/03)、麗子登場!(10/06)


シダネル展
■アンリ・ル・シダネル展 〜薔薇と静寂な風景〜:美術館「えき」KYOTO('12/3)

シダネル 「テーブルと家 ジェルブロワ」PR文より:『ル・シダネルの曾孫で美術史家のヤン・ファリノー=ル・シダネル氏の協力により、油彩を中心に初期から晩年にいたるまで、主にフランス、オランダの美術館が所蔵する約70点で構成され、ル・シダネルの全貌を日本で初めて紹介する待望の回顧展。ル・シダネルの作品は、時代や文化を超えて観る者の郷愁を優しく刺激する、普遍的な魅力と暖かさに溢れています。身近なものを描いた彼の作品は、平凡な日々の生活の中にあってもほっとする一瞬の「小さな幸せ」を感じさせてくれます。』

期待の美術展がようやく関西にやって来た。シダネルは、大原美術館や東京富士美術館で知って以来、気になる画家。てっきりブルージュの画家と思っていたら、フランスの画家だった。入館前に、ジェルブロワでのシダネルを撮影した古い映画をまとめたビデオ「アンリ・ル・シダネル ジェルブロワの再生」(20分!)を2回も観る。非常に面白い。久しぶりにオーディオガイドを借りたが、これも内容豊富で親切。

どの作品も好きだが、「テーブルと家 ジェルブロワ」(オランダ シンガー・ラーレン美術館蔵)が最高。他に、「孤児たちの散策」、離れ屋[ジェルブロワ](ひろしま美術館蔵)、「青いテーブル ジェルブロア」、「広場(ブリュッセル)」、「運河(アミアン)」、「運河(ムイ)」など。

フランス ジェルブロワ(Gerberoy)にも、オランダ ラーレン(Laren)にも行きたくなった。

会期:3月1日(木)〜4月1日

[巡回]
・2011年11月12日〜2012年2月5日 埼玉県立近代美術館(終了)
・3月1日〜4月4日 美術館「えき」KYOTO
・4月14日〜7月1日 損保ジャパン東郷青児美術館
・7月7日〜9月2日 ひろしま美術館


犬塚勉展
■犬塚勉展−純粋なる静寂−:京都高島屋('12/01)

犬塚勉:梅雨の晴れ間PR文より:『多摩に住み、美術教師をしながら、多摩や山の風景を描き続け、38歳で夭逝した画家 犬塚勉没後20年の2009年にNHKの日曜美術館で紹介されると、多くの感動の声が寄せられて注目を集めました。山に登り、自然と一体になって描いた作品は、スーパーリアリズムともいえる精緻な筆遣い。あるがままの自然に魅せられ、谷川岳で遭難して幕を閉じた彼の人生は、すべて自然を描くことに捧げられたといっても過言ではありません。本展では、遺された絵画とデッサンなど110余点を一堂に展開。これまで広く知られることのなかった犬塚勉の画業をご紹介いたします。』

私も日曜美術館(2009年7月5日放送;
www.nhk.or.jp/nichibi/weekly/2009/0705/index.html)で知った画家。子供の頃に見慣れた自然の風景を思いださせる作品が多く、立ち去りがたい。

「梅雨の晴れ間」が最高。空気が感じられる。他に、「縦走路」「ひぐらしの鳴く」「6月の栗の木の下より」など。

会期:2012年1月6日〜23日

巡回:
・長野展:東御市梅野記念絵画館(4月14日〜6月3日)
・広島展:奥田元宋・小由女美術館(11月2日〜12月25日)

第43回日展
■第43回日展:京都市美術館('12/01)

久しぶりに見に行きました。多分、2006年(
sub106.html#第37回日展)以来、6年振り。洋画の列品解説(池田良則画伯による)を拝聴。この美術館が自然光の下で絵を鑑賞できる数少ない展示施設であることを認識。丁度、日差しが藤森兼明「アドレーション ラ マルトラーナー」に当たり、金箔が輝いていて最高。

以下、好感作品です。日展のサイトに、ほとんどの画像があります。

【洋画】
藤森兼明 アドレーション ラ マルトラーナー、塗師祥一郎 浅春山陽、曽 剣雄 アトリエ・物語、小野大輔 チョーク絵のある静物、織重治 白き朝、吉田伊佐 雄流、工藤和男 街角、根岸右司 灯台のある岬(えりも岬と思われる)、永田英右 悲しみよ滞まれ、樋口 洋 天使園の丘、長谷川 仂 午後の微風、佃常觀 春雪('11)

【日本画】
池内璋美 雨あがる、中町 力 THE BRONX、中路融人 よう光、高越 甚 葦原

【書】
柴原月穂 秋の山

会期 平成23年12月10日(土)〜平成24年1月13日(金)


2011年美術ベストテン
2011年美術ベストテン

美術展ベスト10

  1. アルプスの画家 セガンティーニ −光と山−:佐川美術館('11/7)
  2. 没後150年 歌川国芳展:大阪市立美術館('11/4)
  3. 没後150年記念 破天荒の浮世絵師 歌川国芳展:佐川美術館('11/9; '11/10)
  4. フェルメールからのラブレター展:京都市美術館('11/9)
  5. シュテーデル美術館所蔵 フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展:Bunkamura('11/5)
  6. ワシントン・ナショナル・ギャラリー展:京都市美術館('11/11) 
  7. パウル・クレー展―おわらないアトリエ:京都国立近代美術館('11/5)
  8. カンディンスキーと青騎士展:愛知県美術館('11/3)
  9. 生誕110年記念 荻須高徳展 〜憧れのパリ、煌めきのべネチア〜:美術館「えき」KYOTO('11/9)
  10. 没後100年 青木繁展ーよみがえる神話と芸術:ブリヂストン美術館('11/8)

■初訪問美術館ベスト

●国内編ベスト

  1. なし

●海外編ベスト (すべて '11/6-7)

  1. リヨン美術館(リヨン)

   次点:プティ・パレ美術館(アヴィニヨン)


ゴヤ展
■ゴヤ展:国立西洋美術館('11/12)

ゴヤ展正式名称:プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影

PR文より:『鋭い洞察力と批判精神に基づく作品で、近代絵画の先駆者とも呼ばれる巨匠フランシスコ・デ・ゴヤ(1746-1828)。その比類なきコレクションで知られる国立プラド美術館の全面的な協力を得て、日本では40年ぶりとなる本格的な「ゴヤ展」を開催します。プラド美術館から出品される傑作≪着衣のマハ≫を含む25点と、素描40点、版画6点、資料(書簡)1点に、国立西洋美術館などが所蔵する版画51点を加えた計123点で、激動の時代をたくましく生き抜いたゴヤの独創的な芸術世界を紹介します。』

≪着衣のマハ≫の初来日・・・。と、思ったら、40年前に来日(1971年11月16日-1972年1月23日:国立西洋美術館, 1972年1月29日-3月15日:京都市美術館;http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/past/1971_042.html)していた。見たかどうか、記憶がない。

≪裸のマハ≫と一緒ではないのが残念だが、贅沢は言えない。プラド美術館の至宝を良く貸してくれたものだ。

好感・注目作品:
・日傘
・着衣のマハ
・若牛での闘牛:片面に糊をを塗った布きれを牝牛の額に貼り付ける闘牛。今夏、アルルで見た闘牛(
sub312.html#アルル)と同じだ。

会期:2011/10/22〜2012/1/29

巡回:なし

私のゴヤ鑑賞記録:

■プラド美術館 (99/05/02):スペイン・ツアー旅行で訪問
sub12.html#プラド美術館

■プラド美術館展:国立西洋美術館(02/04) 「日傘」「巨人」など
sub16.html#プラド美術館展

■プラド美術館(03/04):個人旅行で訪問
sub12b.html#プラド美術館

■フランシスコ・デ・ゴヤ展:ウィーン美術史美術館(05秋) 「日傘」など
sub12e.html#ウィーン美術史美術館

■映画「裸のマハ(VOLAVERUNT)」:'99スペイン/仏。監督 ビガス・ルナ。出演 ペネロペ・クルス
sub27.html


ワシントン・ナショナル・ギャラリー展
■ワシントン・ナショナル・ギャラリー展 印象派・ポスト印象派 奇跡のコレクション:京都市美術館('11/11)

ルノアール:アンリオ夫人意外に小規模な美術展で、あっと言う間に出口に来てしまった。画家別の展示になっていて、モネ、ルノワール、セザンヌがベスト・スリー。

好感・注目作品:
マネ「鉄道」、モネ「日傘の女性、モネ夫人と息子」「太鼓橋」、ルノワール「踊り子」「アンリオ夫人」(ルノワール 伝統と革新:国立国際美術館(10/6)以来の再会)、セザンヌ「『レヴェヌマン』紙を読む画家の父」「赤いチョッキの少年」、ゴッホ「薔薇」「自画像(1889年)」

会期:9月13日(火)−11月27日(日)

巡回:国立新美術館(終了)


没後150年記念 破天荒の浮世絵師 歌川国芳展
■没後150年記念 破天荒の浮世絵師 歌川国芳展:佐川美術館('11/9; '11/10)

PR文より:『今年は、歌川国芳の没後150年にあたります。これを機に開催する本展覧会では、武者絵や妖怪画からなる【前期展示・豪快なる武者と妖怪】と、戯画や風景画からなる【後期展示・遊び心と西洋の風】という2部構成に分け、国芳作品の魅力を全く異なる二つの角度から紹介いたします。』

今年4月の歌川国芳展(大阪市立美術館)は大混雑だったが、こちらは空いていて、ゆっくり楽しめた。

前期  2011年9月6日(火)〜10月2日(日)
後期  2011年10月6日(木)〜11月6日(日)

巡回:【東京展】(終了) 太田記念美術館


フェルメールからのラブレター展
■フェルメールからのラブレター展:京都市美術館('11/9)

フェルメール館に掲載しました。


生誕110年記念 荻須高徳展
■生誕110年記念 荻須高徳展 〜憧れのパリ、煌めきのべネチア〜:美術館「えき」KYOTO('11/9)

PR文より:『文化勲章受賞の洋画家、荻須高徳(おぎすたかのり 1901-1986)の生誕110年を記念し、生涯のテーマともいえる2つの古都、パリとベネチアなどを描いた代表作約80点を紹介いたします。』

混雑無く、ゆっくり楽しめた。「ボールガール通り」「パリ 古道具やと本」「雪のイノサン公園」「青い着物の美代子」「スペインの壺」「ミゼリコルディア」

会期:9月8日(木)〜10月10日(月・祝)[会期中無休]

巡回:
愛知・稲沢市荻須記念美術館 10月29日〜12月18日 
東京・日本橋三越本店 12月27日〜2012年1月16日


青木繁展
■青木繁展:ブリヂストン美術館('11/8)

青木繁:海の幸正式名称:特別展 没後100年 青木繁展ーよみがえる神話と芸術

PR文より:『わが国近代絵画史上「天才」と呼ばれ、わずか28年の生涯に幾多の名作を残した青木繁。・・・没後100年を記念して開催する本展は、油彩作品約70点、水彩・素描約170点、手紙などの資料約60点という、空前の規模でこの画家の全貌をご紹介いたします。』

忙しさにとり紛れて、京都展を見逃したので、東京展を訪問。空いていて、楽しめた。

前回、青木繁(wiki)をまとめて見たのは、2003年の『青木繁と近代日本のロマンティシズム』(東京国立近代美術館)。この時も感激したが、今回は圧倒的な展示点数に驚き。

好感・注目作品:高良大社(14才の時の鉛筆画)、ランプ、海の幸、天平時代、女の顔(個人蔵;大阪市立美術館寄託)、大穴牟知命(オホナムチノミコト;古事記にある大国主命の受難の物語が題材)、朝日(絶筆)

会期:2011年7月17日〜9月4日

巡回(終了)
石橋美術館 2011年3月25日〜5月15日
京都国立近代美術館 2011年5月27日〜7月10日

●コレクション展示
エクス・アン・プロヴァンスで、セザンヌを追っかけたばかりなので、セザンヌ「帽子をかぶった自画像」「サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール」に注目。


セガンティーニ展
■アルプスの画家 セガンティーニ −光と山−:佐川美術館('11/7)

PR文より:『・・・本展は、ミラノでの初期の古典主義的な画風から、独特の分割技法を確立し、さらには象徴主義へと移行していった画家の全貌を紹介するもので、日本でまとまったかたちで紹介されることがほとんどなく回顧展が行われたのは33年も前のことです。そして彼の41年という短い生涯で残された作品は非常に少ないなか、約50点を展覧するとても希少なものです。・・・東日本大震災の影響による諸事情から、東京会場の中止(現状で会期を変更して開催)や一部作品の出品取り止めなどがございましたが、関係各位のご理解、ご尽力により開催する運びとなりましたことを、厚く御礼申し上げます。』

大原美術館所蔵の「アルプスの真昼」を見て以来、大好きな画家の作品を地元で見られるとは思ってもいなかった。しかも、展示作品数が多くて、驚き。週末でも空いていて、ゆっくり楽しんだ。

セガンチーニ美術館(2007年訪問)、ミラノ市立近代美術館(2003年のミラノ訪問時には工事中で閉館)からが多い。

好感・注目作品:

  • アルプスの真昼(セガンティーニ美術館):4年振りの再会。澄み切った青空。
  • 羊の剪毛(国立西洋美術館):25才の時の大作。国内にあるセガンチーニ作品を2007年に「セガンチーニ情報」としてまとめているが、このリストにはない。驚いて調べるてみると、国立西洋美術館サイト(http://collection.nmwa.go.jp/P.2007-0002.html)に記載があり、旧松方コレクション作品で、2008年頃に新収されたようだ。
  • 水を飲む茶色い雌牛(セガンティーニ美術館):分割主義の傑作。サントリーミュージアム[天保山]所蔵「水飲み場の牛」と非常に良く似ている。また、同じ構図の作品「水飲み場のアルプスの雌牛」(ミラノ市立近代美術館)がミラノ展で来日している。
  • ふたりの母たち(クール ビュンドナー美術館):圧倒的な石垣の存在感。

会期:2011年7月16日〜8月21日

巡回:静岡市美術館、損保ジャパン東郷青児美術館

公式サイト:「ジョヴァンニ・セガンティーニ」展


南仏美術紀行
■南仏美術紀行('11/6-7)

旅行館書庫(南仏編)に、以下の記事を掲載しました。

  • リヨン:リヨン美術館、ローマ劇場
  • サン=テティエンヌ:芸術・産業博物館
  • ル・ピュイ:大聖堂、サン・ミシェル・デギュイユ
  • アルル:ゴッホゆかりの場所(「黄色い家」の跡地、「夜のカフェテラス」のカフェ、ヴァン・ゴーグ・スペース)、サン=トロフィーム教会
  • アヴィニヨン:法王庁宮殿、プティ・パレ美術館
  • エクサン・プロヴァンス:セザンヌのアトリエ、ローヴの丘、ジャズ・ド・ブッファン、グラネ美術館、ビベミュスの石切場、サン・ソヴール大聖堂、セザンヌの道
  • ニース:マティス美術館、ニース近代・現代美術館、ニース美術館(ジュール・シュレ美術館;Musee des Beaux-Arts)
  • カーニュ=シュル=メール:グリマルディ城、ルノワール美術館
  • ヴァンス:ロザリオ礼拝堂

フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展
■シュテーデル美術館所蔵 フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展:Bunkamura('11/5)

フェルメール館に掲載しました。


パウル・クレー展
■パウル・クレー展―おわらないアトリエ:京都国立近代美術館('11/5)

PR文より:『スイス生まれの画家パウル・クレー(Paul Klee, 1879-1940)は、長らく日本の人々に愛され、これまでにも数多くの展覧会が開催されてきました。・・・このたび、京都と東京の国立近代美術館で初めて開催されるクレー展では、今までの展覧会成果を踏まえた上で、これまでクローズアップされなかった観点、「クレー作品が物理的にどのように作られたか」について考えます。』

ベルンのパウル・クレー・センターが所蔵する作品を中心に、約170点を展示。

このセンターを訪問したのが、つい先頃のように思えるが、訪問記を見ると、2007年秋のことで、もう4年前のこと。この時は、解説もなく、ただ大量の作品を見ただけだったが、今回は制作技法別の展示が興味深い。

好感・注目作品

1.アトリエの中の作品たち
 「山への衝動」(国立近代美術館蔵)

2.プロセス1(油彩転写)
 「綱渡り師」(転写前の素描、転写、リトグラフの3点)

3.プロセス2(切断・再構成)

4.プロセス3(切断・分離)
 「なおしてる」「マネキン」

5.プロセス4(両面作品)

6."特別クラス"の作品たち
 「襲われた場所」

会期:2011/3/12〜 5/15

公式サイト:http://klee.exhn.jp/


珠玉のヨーロッパ絵画展
■珠玉のヨーロッパ絵画展:滋賀県立近代美術館('11/5)

珠玉のヨーロッパ絵画展副題:−バロックから近代へ−

長野市在住のコレクター長坂剛氏が収集した17世紀のバロック美術や19世紀の近代絵画を中心にした油彩画、約60点。すべて,名前を初めて見る画家の作品。空いていて、ゆっくり楽しんだ。

好感・注目作品:

  • オノリオ・マリナーリ(Onorio Marinari, Italian Baroque Era Painter, 1627-1715)「聖チェチリア」:カルロ・ドルチ風
  • ルーメン・ポルテンヘン(Lumen Portengen, Utrecht, 1608-1649 )「占い師」:カラヴァッジオ風
  • ハンス・マカールト(工房)(Hans Makart, Austrian Academic Painter, 1840-1884)「恋人を待つ」:肖像画で、衣装の装飾がウイーン風
  • ギュスターヴ・ルイ・リカール(Louis-Gustave Ricard, French Painter, 1823-1873])「地中海の夏祭りを祝う娘達」:ヴェネツィアの風景;印象派風
  • アルフレッド・ド・ブリーンスキー(Alfred De Breanski;英)「湖の風景」
  • ジョセフ・バリアス(FELIX JOSEPH BARIAS, 仏, 1822-1907))「お気に入りの鳴き鳥」:スペイン民族衣装を着た若い女性

会期:4月16日〜6月12日

■常設展「マチスとピカソ」

  • マチス「面ざし」(1946,リトグラフ、リノカット)、「シャルル・ドルレアン詩集」(1950,リトグラフ)、「パーシパエーミノスの歌(クレタ島の人々)」(1944,リノカット)など
  • ワシリー・カンディンスキー「小さな世界シリーズ」

大英博物館 古代ギリシャ展
■大英博物館 古代ギリシャ展:神戸市立博物館('11/5)

副題:究極の身体、完全なる美

PR文より:『本展では、日本初公開となるギリシャ黄金時代の傑作≪円盤投げ(ディスコボロス)≫をはじめ、大英博物館が世界に誇るギリシャ・ローマコレクションから厳選された彫像、レリーフ、壺絵など135点を紹介します。そのほぼすべてが、人間の「身体」を表現したものです。人間の身体こそが、美の極致―古代ギリシャの人々がたどり着いた理想の「美」の全貌に迫ります。』

休日の午前中に訪問。待ち行列はなかったが、内部は一列に並んで見るくらいの混雑。小さい展示品はパスして、所要約1時間。

1昨年、トルコ・ギリシア旅行の際に、アテネ国立考古学博物館を訪問していたので、あまり期待していなかったのだが、さすが(?)大英博物館。レベルの高いコレクションだし、保存状態が良い。特に、陶器の文様の美しいもの多数。

意外にも、ギリシア出土のものが少なく、イタリア出土が多い。「円盤投げ」も、ギリシア文明に憧れたローマ時代のコピー品(「ローマン・コピー」と呼ぶらしい)。

展示の説明は、分かりやすく、工夫されている。

好感作品:スフィンクス像、アフロディテ(ヴィーナス)像、後期スペドス型女性像(キュクラデス美術の典型的作品;アテネで見たものとほとんど同じデザイン)、円盤投げ

会期:3/12〜6/12

公式サイト:
http://www.body2011.com/

巡回:国立西洋美術館(2011/7/5-9/25)


没後150年 歌川国芳展
■没後150年 歌川国芳展:大阪市立美術館('11/04)

国芳展PR文より:『・・・2011年は国芳の没後150年にあたります。本展はこれを記念し、国芳の代表的な作品は勿論、これまでの展観では未紹介であった傑作、新発見の優品の数々を含む400余点を展観し、国芳の多様な画業をふりかえり、新たにその全貌を明らかにしようとするものです。今回の展覧会が国芳の魅力を堪能できる稀有で貴重な機会となることは疑えません。』

混雑を予想して、午後遅くに訪問したが、4時過ぎまでは、ゆっくり見られず。最後の30分間が貴重だった。

これまで国芳の作品をまとまって見たのは、国芳・暁斎 〜なんでもこいッ展だィ〜」(東京ステーションギャラリー)(05/1)くらいなので、今回の展示点数(前後期でほとんどを展示替えするので、前期で約200点)は驚異的。1点30秒としても、100分かかることになる。

好感・注目作品:

  • 源頼光公館土蜘作妖怪図(悪政(天保の改革)に対する風刺?)
  • 相馬の古内裏(骸骨登場。初見は、眼の革命ー発見された日本美術ー:渋谷区立松濤美術館(01/10)
  • 宮本武蔵の鯨退治(アニメ化された鯨)
  • 三代目中村歌右衛門の鬼一・三代目尾上梅幸の牛若
  • すみ田川の夕桜
  • 暑中の夕立土砂降りの夕立の中でお喋り?する3美人。初見は、浮世絵百花繚乱展:名古屋 松坂屋美術館(04/01)
  • 荷宝蔵壁のむだ書(役者絵が禁止されたので、役者似顔絵を壁の落書きとして描いたもの)
  • 幼童席書会(ようどうせきがきかい)(寺子屋での書道展の様子。様々な書体あり)
  • 近江の国の勇婦於兼(国芳・暁斎展で注目し、『「近江の国の勇婦於兼」について』を書いた)
  • 影絵シリーズ
  • 里すずめねぐらの仮宿(遊女絵が禁止されていたので、遊女や客の姿を雀に擬人化)
  • 浮世よしづ久志(「〜よし」のつくものを集めたもの。右隅に国芳自身も・・・)
  • みかけハこハゐがとんだいゝ人だ(奇想天外。アルチンボルドの絵を思わせる)
  • 当盛見立人形之内 粂(くめ)の仙人(洗濯をしていた若い娘のふくらはぎが目に入り、雲から落ちる仙人)
  • 浴衣を抱える美人(肉筆画の中のベスト)

面白くて、後期も訪問したいものだ。

会期:2011年4月12日〜6月5日[前期:4月12日〜5月8日、後期:5月10日〜6月5日]

巡回:静岡展:2011年7月9日〜8月21日 静岡市美術館。東京展:2011年12月17日〜2012年2月12日 森アーツセンターギャラリー

公式サイト:http://kuniyoshi.exhn.jp/


カンディンスキーと青騎士展
■カンディンスキーと青騎士展:愛知県美術館(11/03)

印象V(コンサート)PR文より:「ミュンヘン市立レンバッハハウス美術館は、20世紀初頭の革新的芸術運動「青騎士」グループの世界的コレクションで知られています。19世紀末のミュンヘンには、ドイツ美術における最重要拠点として多くの芸術家たちが集っていました。その中には、モスクワからやってきて、後に「青騎士」グループの中心的人物となるヴァシリー・カンディンスキー(1866−1944年)もいました。・・・この展覧会は、レンバッハハウス美術館の全面的協力により、日本では初めて「青騎士」グループの活動を本格的に紹介します。カンディンスキー、ミュンター、ヤウレンスキー、ヴェレフキン、マルク、マッケ、パウル・クレーの油彩など60点を中心に、貴重な資料や写真を展示して、わずか10数年で戦火に飲まれた「青騎士」の活動を検証します。」

好感・注目作品:印象V(コンサート)、花嫁、ガブリエーレ・ミュンターの肖像、<ムルナウ>-<塔のある風景>のための習作

会期:2月15日〜4月17日

関連TV番組:日曜美術館 2010/12/05 魂の色彩を 〜「青騎士」美の革命〜

巡回:
三菱一号館美術館 2010年11月23日〜2011年2月6日(終了)
兵庫県立美術館 4月26日〜6月26日
山口県立美術館 7月5日〜9月4日

参考:これまでのカンディンスキー展

* カンディンスキー展(1987年)東京国立近代美術館・京都国立近代美術館
*
カンディンスキー展(2002年)東京国立近代美術館・京都国立近代美術館・福岡市美術館 

2010年度第4期所蔵作品展

大西康明「体積の裏側」注目作品

  • 坂本夏子(1983-)「Painters」
  • 大西康明(1979-)「体積の裏側」

会期:2/15-4/17


ラファエル前派からウィリアム・モリスへ
■ラファエル前派からウィリアム・モリスへ:美術館「えき」KYOTO('11/02)

PR文から:『本展では、ウィリアム・モリス・ギャラリーほか、イギリス各地の美術館、コレクターの所蔵品約100点を展示し、ラファエル前派からウィリアム・モリスへの潮流を展観します。』

今年初めての美術展。リーフレットには、1枚も載っていないが、あまり見る機会のないデッサンやステンドグラスの下絵があり、大いに楽しめた。

好感作品:

  • ロセッティ「聖ゲオルギウス物語:ドラゴンを退治する聖ゲオルギウス」:ステンドグラスと下絵
  • 同「長髪の少女の頭部」(バーミンガム美術館蔵):デッサン
  • ジョン・エヴァレット・ミレイ「めざめ」(パース美術館蔵):以前、見たことがある(ジョン・エヴァレット・ミレイ展:Bunkamuraザ・ミュージアム(08/09) かな?)
  • バーン=ジョーンズ「プシュケを救い出すクピド」

会期:2月25日〜3月27日


2010年美術ベストテン
2010年美術ベストテン

美術展ベスト10

  1. ドガ展:横浜美術館(10/10)
  2. オルセー美術館展2010−ポスト印象派:国立新美術館(10/6)
  3. 長谷川等伯展:東京国立博物館 平成館(10/03);京都国立博物館(10/04)
  4. マネとモダン・パリ展:三菱一号館美術館(10/05)
  5. 土偶展:東京国立博物館('10/2)
  6. 大遣唐使展:奈良国立博物館(10/05)
  7. レンピッカ展:兵庫県立美術館(10/06)
  8. ウフィツィ美術館 自画像コレクション展:損保ジャパン東郷青児美術館(10/10)
  9. 生誕130年記念 菊池契月展:美術館「えき」KYOTO('10/01)
  10. ストラスブール美術館所蔵 語りかける風景:Bunkamuraザ・ミュージアム(10/7)

次点:THE ハプスブルク展:京都国立博物館(10/02)

■初訪問美術館ベスト

●国内編ベスト

  1. アルフォンス・ミュシャ館(10/08)

●海外編ベスト (すべて 10/11)

  1. ベルリン絵画館(Gemaeldegalerie Berlin)
  2. ドレスデン 古典絵画館(Old Masters Picture Gallery)
  3. ライプツィヒ美術館
  4. ベルリン ペルガモン博物館
  5. プラハ 国立美術館群

ドイツ・プラハ美術紀行 NEW
■ドイツ・プラハ美術紀行('10/10〜11)

→美術館書庫(
ドイツ・プラハ美術紀行(10/10-11)

アンリ・ルソー パリの空の下で
ポーラ美術館入口 ■アンリ・ルソー パリの空の下で:ポーラ美術館('10/12)

PR文より:『パリの入市税徴収官として働きながら、40歳の頃に本格的に絵画に取り組み始めたルソー。遅咲きの画家ルソーの現存する絵画は、なんと世界でわずかに二百数十点。日本でもルソー人気は高く、二十数点が国内で愛蔵されています。ポーラ美術館はルソー作品8点を収蔵し、日本最大のコレクションを誇っています。アンリ・ルソー歿後100年を記念し、ポーラ美術館が収蔵するルソー作品と、国内で所蔵されている選りすぐりのルソー作品を合わせ計16点が初めて一挙公開されます。』

アンリ・ルソー 「エッフェル塔とトロカデロ宮殿の眺望」、「飛行船[レピュブリック号]とライト飛行機のある風景」、「ライオンのいるジャングル」、岡鹿之助 「村の発電所」、マティス「リュート」

会期:2010年9月11日〜2011年3月13日

■常設展示 「ポーラ美術館の絵画」

モネ《セーヌ河の日没、冬》、ゴッホ《アザミの花》、ルノワール《レースの帽子の少女》、 岡田三郎助《あやめの衣》

ルソー展

日本美術院の画家たち
■日本美術院の画家たち:山種美術館('10/12)

好感・注目作品:小林古径《清姫》(全8面)、前田青邨《腑分》、奥村土牛《鳴門》、速水御舟《翠苔緑芝》、岩橋英遠《暎》、松尾敏男《北原に翔ぶ》、後藤純男≪淙想≫、平山郁夫《バビロン王城》、《阿育王石柱》、田淵俊夫 ≪輪中の村≫

会期:11/13-12/26

モネとジヴェルニーの画家たち
■モネとジヴェルニーの画家たち:Bunkamuraザ・ミュージアム('10/12)

モネ「睡蓮、水の光景」(ワズワース・アシニアム美術館)PR文より:『印象派の巨匠クロード・モネが晩年に移り住みアトリエを構えたジヴェルニーは、パリから西に約80キロほどのセーヌ川の右岸にある風光明媚な小さな村。モネの噂を聞きつけて1880年代半ばにやってきたアメリカ人画家たちの滞在をきっかけに、芸術家のコロニーが形成されました。・
・・本展はモネの作品に加え、日本で殆ど紹介されることのなかったアメリカ人画家の油彩、約75点で構成されます。』

好感作品:モネ「積みわら(日没)」(ボストン美術館)、モネ「睡蓮、水の光景」(ワズワース・アシニアム美術館
Wadsworth Atheneum Museum of Art, Hartford, CT)、モネ「ジヴェルニーの冬」(ポーラ美術館)、ジョン・レスリー・ブレック「積みわらの習作:秋の日7」(テラ・アメリカ美術基金蔵)、リチャード・ミラー「水のある庭」(テラ)、ロビンソン「冬景色」(テラ)

会期:2010年12月7日― 2011年2月17日

巡回:
北九州市立美術館 2010年10月9日−11月28日
岡山県立美術館  2011年2月25日−4月10日

参考:2002年のジヴェルニー訪問記(sub12a.html#ジヴェルニー:モネ美術館


没後120年 ゴッホ展
■没後120年 ゴッホ展 こうして私はゴッホになった:国立新美術館('10/12)

ゴッホ:寝室PR文より:『・・・今回のゴッホ展では、ゴッホの世界的コレクションを有するオランダのファン・ゴッホ美術館とクレラー=ミュラー美術館の全面的協力のもと、日本初公開作品を含め、選び抜かれたゴッホの油彩35点、版画・素描約30点と、オランダ時代のゴッホに絵画表現技法の基礎を手ほどきしたハーグ派のモーヴや、芸術の都パリ時代に出会ったモネ、ロートレック、ゴーギャン、スーラなどの油彩画約30点、その他関連資料約20点を一堂に展示します。』

待ち行列はなかったが、内部は予想通りの大混雑で、楽しめない。

好感作品:麦藁帽子のある風景、アルルの寝室、ゴーギャンの椅子、サン=レミの療養院の庭、アイリス

会期:2010年10月1日〜12月20日

巡回:
2011年1月1日─2月13日 九州国立博物館(福岡)
2011年2月22日─4月10日 名古屋市美術館(名古屋)

参考:2002年のゴッホ美術館訪問記(sub12a.html#ゴッホ美術館

参考:私の見た主なゴッホ展とゴッホ作品リスト(sub19.html#ゴッホ展)


ベルギー王立図書館所蔵 ブリューゲル版画の世界
■ベルギー王立図書館所蔵 ブリューゲル版画の世界:美術館「えき」KYOTO('10/11)

PR文より:『16世紀ネーデルラントの巨匠ピーテル・ブリューゲル(1525/30-69)は日本人にとても親しまれている画家です。ブリューゲルは聖書の世界、ことわざ、子供の遊び、民衆の祝祭、農民の労働をテーマに描いています。特に寓意をこめた作品では人間の弱点や愚行を諷刺とユーモア精神によって表現しています。本展は、ベルギー王立図書館の全面的な協力を得て、日本では約20年ぶりに開催するブリューゲル版画の展覧会です。またブリューゲルだけでなく、世界初の試みとして、同時代の版画も合わせ、約150点を展示します。』

版画展は、1枚の作品を、一人しか見れないので、どうしても混んでしまう。今回も、意外に若い人が多く、平日にしては混雑。

ベルギーやウィーンでブリューゲルの絵は多数見たが、版画は初めてかな? 当時の民衆の生活や思想が垣間見えて面白い。

「ネーデルランドの諺」の油絵は、先日、ベルリン国立美術館で見たばかり。


会期:10月22日(金)〜11月23日

巡回(済み):
2010年7月17日−8月29日 Bunkamuraザ・ミュージアム
2010年9月4日−10月17日 新潟市美術館

ドガ展
■ドガ展:横浜美術館(10/10)

ドガ「エトワール」PR文より:『・・・オルセー美術館の全面的な協力を得て、国内では21年ぶりとなるドガの回顧展が実現することとなりました。オルセー美術館所蔵のドガの名品45点に、国内外のコレクションから選りすぐった貴重な作品を加え、初期から晩年にわたる約120点を展観いたします。・・・』

「エトワール」(オルセー美術館)が最高。現地でも見たはずだが、これほど素晴らしいとは驚き。照明の工夫のためか、絵が輝いて見える。

他の好感・注目作品:「バレエの授業」(オルセー美術館),「浴盤(湯浴みする女)」(オルセー美術館),「綿花取引所の人々(ニューオリンズ)」(ポー美術館)

ところで、以前、本サイト(ルノワール展)で話題にしたチューリヒのBuhrle(独;uは ウムラウト)美術館は、「ビューレー美術館」と表記されていた。ビューレの方が良いと思うのだが・・・。


会期:2010年9月18日〜12月31日

公式サイト:
http://www.degas2010.com/

併催のコレクション展も、なかなか面白い。
里見勝蔵「ポントワーズの雪景」、モロー「岩の上の女神」、デルヴォー「階段」、ダリ、マグリット、小倉遊亀「良夜」、今村紫紅「近江八景(小下絵)」


ウフィツィ美術館 自画像コレクション展
■ウフィツィ美術館 自画像コレクション展:損保ジャパン東郷青児美術館(10/10)

ル・ブラン 「マリー・アントワネットの肖像を描くヴィジェ=ル・ブラン」PR文より:『ウフィツィ美術館の自画像コレクションのうち、ルネサンス期から20世紀までの代表的な400点超は、メディチ家の住まいであったピッティ宮殿からウフィツィまで約1キロメートルにも及ぶ「ヴァザーリの回廊」に展示されています。世界に名高い回廊ですが、一般公開されておらず予約見学のみです。今回は、回廊を飾る貴重なコレクションを見ることができる絶好の機会です』

マリー=ルイーズ=エリザベート・ヴィジェ=ル・ブラン 「マリー・アントワネットの肖像を描くヴィジェ=ル・ブラン」が最高。

ハウブラーケン「花輪の中の自画像(?)」、レンブラント、シャガール(80才の作品)、藤田嗣治、カルロ・ベックリン「アルノルト・ベックリンの肖像」(息子が年老いた父を描いた)、キリコ(意外な風貌だった)

会期:2010年9月11日〜11月14日

巡回:11月27日〜2011年2月20日 大阪・国立国際美術館


アール・ヌーヴォーとアール・デコのポスター展
■アール・ヌーヴォーとアール・デコのポスター展:アルフォンス・ミュシャ館(10/08)

PR文より:『本展では、堺市が所蔵するミュシャ・コレクションの寄贈者 故土居君雄氏が収集した、19世紀末のアール・ヌーヴォーと、20世紀初頭のアール・デコの作家によるポスターや装飾パネルを展示します。初出展の作品も多数公開します。』

近くに住んでいながら、いつも素通りしていて、今回が初訪問の美術館。多くの作品が全国巡回中らしく、今回はポスターがメイン。

好感作品:ミュシャ「一日の四つの時(連作)」「四季(連作)」

他に、レオナール・フジタ「第4回AAAA祭(芸術家救済舞踏会)もあり。

会期:2010/7/17-11/14

公式サイト:http://www.sakai-bunshin.com/mucha.php


ストラスブール美術館所蔵 語りかける風景
■ストラスブール美術館所蔵 語りかける風景:Bunkamuraザ・ミュージアム(10/7)

シスレー「家のある風景」PR文より:『ストラスブール美術館所蔵 語りかける風景 -コロー、モネ、シスレーからピカソまで- フランス北東部アルザス地方の中心都市ストラスブールは、ライン河沿いの交通の要所として古くから栄え、フランスとドイツの文化が融合した観光の名所でもある。美術館・博物館も多く、ストラスブール美術館と総称する中には10の施設がある。本展はそのうちの古典美術館と近現代美術館が収蔵する風景画の秀作約80点で構成される。・・・本展ではコロー、クールベ、モネ、シスレー、シニャック、デュフィといったフランス近代絵画を代表する画家の作品に加え、ストラスブールを拠点に活動した日本であまり知られることがなかった才能豊かな画家たちが描いた風景画も堪能することができる。』

あまり期待しないで訪問したのだが、初認識の画家が多く、なかなか楽しい美術展だった。

ところで、1997年に「ストラスブール美術館展」(東京都庭園美術館)を見ている。この時の絵葉書購入作品は、ドレ(ピレネーの風景)、ゼーバッハ(リラの花束)、リーバーマン(アムステルダムの孤児院の庭)。

好感・注目作品

  • マックス・リーバーマン(Max Liebermann)「アムステルダムの孤児院の庭」:13年振りに再会。ドイツ印象派
  • ロタール・フォン・ゼーバッハ(Lothar von Seebach)「雨の通り」:雨に濡れた路面の反射が美しい。ゼーバッハ(ゼーバック)はアルザスの印象派。
  • アンリ・マルタン(Martin)「雪化粧のパリ」:屋根の雪の点描
  • アンリ・ジュベール(Henri Zuber)「ジェノヴァ港の入口」:波の描写が好き。アルザス生まれの風景画家。初認識
  • アンリ・ジュベール(Henri Zuber)「ヴュー=フェレットの羊の群れ」:窓から見ているような風景
  • ヘンドリク・ウィレム・メスダッハ(Hendrik Willem Mesdag)「海景」:初認識のオランダの画家。夕陽の輝きを背景にした船。なお、ハーグに、パノラマ・メスダグ(「美の巨人たち」で特集された)、メスダグ美術館がある
  • ジャン=バティスト=カミーユ・コロー「ヴィル・ダヴレーの池」:独特の銀灰色。類似の作品多数あるが、好感。
  • マルケ「ルアーブルの桟橋」:ルアーブルは、モネ、デュフィ、デュビュッフェの出身地。モネが「印象-日の出」を描いた街
  • ポール・シニャック「アンティーブ、夕暮れ」:点描の成功例
  • アルフレッド・シスレー「家のある風景」:構図も色彩も上手い
  • クロード・モネ「ひなげしの咲く麦畑」(1890):ジヴェルニーで描かれた。有名なのは、「ひなげし(アルジャントゥイユのひなげし)」(1873;オルセー)
  • カンディンスキー「サン=クルー公園」:抽象派に入る前の作品。点描タッチ

会期:2010年5月18日−7月11日

巡回:熊本県立美術館 2010年4月3日−5月9日
石川県立美術館 2010年7月22日−8月23日
岐阜県美術館 2010年9月3日−10月17日
秋田市立千秋美術館 2010年10月23日−11月28日

公式サイト:
http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/shosai_10_strasbourg.html


麗子登場!
■麗子登場! 名画100年・美の競演:兵庫県立美術館(10/06)

松本竣介:立てる像PR文より:『日本初の公立近代美術館・神奈川県立近代美術館・・・二番目の公立近代美術館「兵庫県立近代美術館」・・・このたび初めての試みとして、これら2館のコレクションを有機的に関連させながら日本近代美術史を回顧する展覧会を開催します。神奈川県立近代美術館から高橋由一、岸田劉生、松本竣介、レオナール・フジタ(藤田嗣治)、片岡球子など55点が一挙来神し、本多錦吉郎、岡田三郎助、小磯良平、東山魁夷など兵庫県立近代美術館の代表作品51点と競演します。岸田劉生《童女図(麗子立像)》(神奈川県立近代美術館)、小磯良平《斉唱》(兵庫県立美術館)をはじめとする名作が、31日間限定の「近代美術館」にてお待ちしています。』

松本竣介「立てる像」が最高。私のサイト内検索では、見つからず、意外にも初対面だったかも知れない。この作品と、小磯良平「斉唱」とが、並べて展示されていたが、サイズも迫力も差があり過ぎて、「斉唱」が(私の好きな作品なのに)可哀想。

加山又造「凍る日輪」、岩橋英遠「仙」は、2003/12の神奈川県立近代美術館(葉山館)見学記に画像を貼り付けている。

好感・注目作品:

  • 本多錦吉郎「羽衣天女」 1890 兵庫
  • 岸田劉生「童女図(麗子立像)」1923 神奈川
  • 林武「裸婦」 1930 兵庫
  • 松本竣介「立てる像」 1942 神奈川
  • 小磯良平「斉唱」 1941 兵庫
  • 藤田嗣治「二人裸婦」1930 神奈川
  • 斉藤義重「鬼」 1957 神奈川
  • 加山又造「凍る日輪」1964 神奈川
  • 岩橋英遠「仙」1965 神奈川

会期:6/15〜7/19


レンピッカ展
■レンピッカ展:兵庫県立美術館(10/06)

レンピッカ展レンピッカは、以前、東京で見た美術展(これが、どこだったのか、desktop検索しても見つからない。アール・デコ展[東京都美術館(05/6)]だったのだろうか・・・)で衝撃的な出会い。今回は、関西に来たので、雨の中、期待して訪問。混雑もなく、多彩な展示で、大満足。

好感作品:初めて聖体を拝領する少女(白の美しさ)、サン・モリッツ(これは白の中の赤)、緑の服の女、青いスカーフ、タデウシュ・ド・レンピッキの肖像、ピンクの服を着たキゼット、シュジー・ソリドールの肖像、修道院長


会期:2010年5月18日−7月25日

巡回:Bunkamuraザ・ミュージアム(済み)


美術展サイト:
http://www.ntv.co.jp/lempicka/

画家wikiサイト:
ja.wikipedia.org/wiki/タマラ・ド・レンピッカ

関連TV番組:日曜美術館(10/6/27)


ルノワール 伝統と革新

イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢

■ルノワール 伝統と革新:国立国際美術館(10/6)

PR文より:『ルノワール芸術の魅力を4つの章(ルノワールへの旅、身体表現、花と装飾画、ファッションとロココの伝統)にわけ、印象派という前衛から出発したルノワールが、肖像画家としての成功に甘んじることなく、絵画の伝統と近代主義の革新の間で、絶えず模索をつづけた姿をご覧いただきます。
 本展は、国内有数の印象派コレクションで知られるポーラ美術館の特別協力のもと、代表作を含む約80 点を通して美術史の新しい視点からルノワールの絵画の魅力を探り、また本展を機に行われた光学調査により、画家ルノワールの技法の最新の知見をご紹介いたします。』

週末の午後に訪問したら、入場待ちの行列。国立国際美術館では、初めて遭遇。会場内も大混雑だったので、閉館時間近くまで休憩。

お目当ての「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)」(ビューレー・コレクション)が最高。現地(ビュールレ美術館 Buehrle;チューリッヒ郊外)訪問は、2007/10だから、ほぼ3年振りの再会。今回は、単眼鏡を持参したので、前髪や睫毛の繊細な描写も楽しんだ。なお、この作品は、大阪展のみ出展。

他の好感作品:

  • ブージヴァルのダンス(ボストン美術館):女性モデルは、後に画家になるシュザンヌ・ヴァラドン。
  • アンリオ夫人(ワシントン・ナショナル・ギャラリー):
  • 団扇を持つ若い女(クラーク美術館):
  • ジュリー・マネの肖像(マルモッタン美術館):ベルト・モリゾとマネの弟ウジェーヌの子供。16歳で孤児となった。何か、淋しげ。
  • レースの帽子の少女(ポーラ美術館):

「本展を機に行われた光学調査」とは、X線、赤外線、蛍光X線による調査。折角のコーナーだが、解説が分かりにくい。それらが、どのような目的に使用されるものかを、最初に示すべきと思う。

なお、この美術展の広告で、気になったのが、「見ルノ、知ルノ、感じルノ。」というキャッチ。最後の「ルノ。」だけが目立つ大文字で、最初、何のことか、分からなかった。美術展ポスターには、そぐわないと思うが・・・。

期間:2010/4/17-6/27

公式サイト:http://www.renoir2010.com/

【参考】これまでの「ルノワール展」(私の見た記録のあるもの)

開催年 タイトル  場所 見学記
1993 ルノワール展 京都市美術館 sub11.html#関西の美術展
1999 ルノワール展 北海道立美術館 sub13.html#北海道・東北
1999 モネ、ルノワールと印象派の風景 名古屋ボストン美術館 sub13.html#中部
2001 ルノアール展 ブリヂストン美術館 sub15.html
2004 モネ、ルノワールと印象派展 Bunkamura sub18.html#モネ、ルノワールと印象派展
2008 ルノワール+ルノワール展 Bunkamura sub108.html#ルノワール+ルノワール展

ルノワール or ルノアール?

Renoirの日本語表記、私も混乱していて、検索に手間取る。どちらが、主流なのか、気になったので、調べた結果:

Google検索
 ルノワール 約 461,000 件
 ルノアール 約 483,000 件

デスクトップ検索
 ルノワール 約 478 件
 ルノアール 約 87 件

ホームページ内検索
 ルノワール 約 7 件
 ルノアール 約 20 件

昔は、有名な喫茶店の名前「ルノアール」の影響か、ルノアールだったが、最近は、ルノワールが多くなった感じ。

ビュールレ or ビューレー ?

チューリヒにある美術館だが、原語は、Buhrle(独;uは ウムラウト)。英語表記では、Buehrle。私は、ビュールレを使っていたが、今回の美術展では、何故か、ビューレーと表記している。

これもGoogle検索してみると、
 ビュールレ・コレクション 約 2,020 件
 ビューレー・コレクション 約 1,990 件
 ビュルレ・コレクション 約 312 件

wikiも「ビュールレ・コレクション」となっている。ビューレーは、英語読みの影響かと思ったら、MLBシカゴ・ホワイトソックスに、マーク・バーリー(Mark Buehrle)というの野球選手がいる。ドイツ人の発音を聞きたいところ。

【追記(2010/6/28)】
ドイツ在住の知人に意見を聞きました。

  • ビュールレ: 子音「r」の発音は日本語の「ル」ではないので、通じないだろう。

  • ビューレー: 語尾の「le」を、ドイツ人は寧ろ短く切った様に発音する。

  • 結論: 原音に最も近いカタカナ表記は、「ビューレ」だろう。

ここで、ビューレをGoogle検索してみると、
 ビューレ・コレクション 約 1,480 件
 ビューレ美術館 約 3,070 件
 ビューレコレクション 約 2,370,000 件
と、結構使われています。


ルノアール:アンリオ夫人

アンリオ夫人

ルノアール:ボストン美術館

ブージヴァルのダンス

ルノワール:帽子を被った少女

レースの帽子の少女


オルセー美術館展2010
■オルセー美術館展2010−ポスト印象派:国立新美術館(10/6)

アンリ・ルソー「蛇使いの女」PR文より:『モネ5点、セザンヌ8点、ゴッホ7点、ゴーギャン9点、ルソー2点をはじめとする絵画115点が、オルセー美術館から一挙に来日。過去に日本で開催されたオルセー美術館展で目玉作品として紹介されてきた作品もずらりと並ぶ、まさに「ベスト・オブ・オルセー」展!』

オルセー美術館の印象派ギャラリー改装工事(2009.11-2011.3)の期間中に、オーストラリア国立美術館(キャンベラ)→国立新美術館(東京)→デ・ヤング記念美術館(サンフランシスコ)と世界3都市を巡回する美術展。

金曜の夜間開館時間(午後8時まで)に訪問。全体的には、それほどの混雑ではなかったが、ゴッホの前は流石に混んでいた。

既に見たことのある(ような?)作品が多く、感動作品が少ない。

好感作品ベストは、

  • アンリ・ルソー「蛇使いの女」。大きなサイズに驚き。間近で見ると、熱帯ジャングルの中に入り込んだ気分。

他に、

  • ポール・セザンヌ「サント=ヴィクトワール山」:(同構図の絵を)何度も見ているが、何故、惹かれるのだろう。
  • ギュスターヴ・モロー「オルフェウス」:モローにしては、大型で細密描写が美しい。
  • シャヴァンヌ「貧しき漁夫」:中学か高校の教科書で見て、感動した記憶がある。また、国内の美術展で見たと思ってデスクトップ検索したら、類似の構図の絵を上野の西洋美術館で、習作をプーシキン美術館展[東京都美術館(05/11)、国立国際美術館(06/3)]で見ている。
  • ハンマースホイ「休息」ハンマースホイ展[国立西洋美術館(08/11)]以来の再会。予想していなかったので、驚き。オルセー所蔵だったのか・・・。

期間:5月26日〜8月16日

公式サイト:
http://orsay.exhn.jp/

関連番組:日曜美術館(2010/6/13放送)

【参考】これまで3回の「オルセー美術館展」が開催されていて、これが4回目。

  副題 開催年 見学記
#1 モデルニテ:パリ・近代の誕生 1996年 sub11.html#関東(95-96)
#2 19世紀の夢と現実 1999年 sub13.html#関西の美術館
#3 19世紀 芸術家たちの楽園 2006-2007年 sub107.html#オルセー美術館展
#4 ポスト印象派 2010年  



大遣唐使展
■大遣唐使展:奈良国立博物館(10/05)

仕女図 節愍太子墓PR文:『平成22年(2010年)、平城遷都1300年記念事業の一環として、「大遣唐使展」を開催します。わが国から中国・唐に初めての公式の使節団「遣唐使」が派遣されたのは630年のことです。それ以降、約260年間、山上憶良、阿倍仲麻呂、吉備真備、鑑真、最澄、空海ら古代史を彩った巨人たちが海を渡りました。苦難の旅を経て、彼らが持ち帰った先進的な文化や知識、情報は、日本の文化に大きな影響を及ぼしました。本展では、国宝級の文化財を国内外から一堂に集め、空前の規模で全容をたどります。』

ほぼ、一年ぶりの奈良訪問。平城宮跡を見学後、博物館へ。展示品が多く、1時間半では、まったく時間が足りなかった。

好感・注目作品:

  • 「観音菩薩立像」(ペンシルバニア大学博物館):唐代の石仏を代表する名作。
  • 「国宝 聖観音菩薩立像」(奈良・薬師寺):古代ブロンズ彫刻の最高峰。
  • 「吉備大臣入唐絵巻(きびだいじんにっとうえまき)」(ボストン美術館):平安時代(12世紀) の傑作絵巻。全4巻のうち、第1、4巻が来日。地下の通路に、解説ビデオ放映あり、面白い。ボストン美術館のサイトで、画像が見られる。英語名:Minister Kibi's Adventures in China.
    http://www.mfa.org/collections/search_art.asp?coll_keywords=Minister+Kibi%27s+Adventures+in+China
  • 「仕女図 節愍太子墓」(中国. 陝西省考古研究院):高松塚古墳の壁画を思わせる唐代の美人画。
  • 「十一面観音立像」(京都山科・安祥寺):初公開。像高2.5mの素晴らしい黒色木彫像。少し前屈みで、我々を見下ろす。
  • 「菩薩半跏像」(フィラデルフィア美術館):唐代のブロンズ像。鍍金で輝く小さな仏像。
  • 「国宝 刺繍釈迦如来説法図」(奈良国立博物館):唐または飛鳥〜奈良時代(7〜8世紀)の大きく緻密な刺繍の仏像。単眼鏡が役立った。

会期:2010/4/3〜6/20

公式サイト: http://kentoushi.exh.jp/

関連番組:日曜美術館(2010/5/2放送)


マネとモダン・パリ展
マネ:すみれの花束をつけたベルト・モリゾ ■マネとモダン・パリ展:三菱一号館美術館(10/05)

PR文:『2010年4月に東京・丸の内に開館する三菱一号館美術館の開館記念展として、オルセー美術館の全面的な協力により、同館所蔵品を中核に、国内外の主要美術館・所蔵家の作品で構成された「マネとモダン・パリ」展を開催いたします。 ・・・本展は、マネの芸術の全貌を、当時のパリが都市として変貌していく様子と結びつけながら、代表的作品により展覧しようとするもので、マネの油彩、素描、版画60点余が出品されます。・・・マネの油彩作品の中には、《街の歌い手》、《ローラ・ド・ヴァランス》、《死せる闘牛士》をはじめとする本邦初公開作品、《エミール・ゾラ》や《すみれの花束をつけたベルト・モリゾ》のような美術史上あまりにも有名な傑作も含まれています。』

有楽町と東京駅の間のビル街の真ん中に突然現れる煉瓦造りのレトロな洋館。内部も落ち着いた雰囲気で好感。水・木・金は、夜間8時まで開館するのも嬉しい。

ところで、マネの作品は、大好きで良く見るのだが、「マネ展」は珍しい。サイト内検索では、「マネ展:奈良県立美術館(01/10)」の一つだけ。しかも、このマネ展の鑑賞録には、『「笛を吹く少年」以外は小品で少し期待外れ』とある。

リーフレットや図録を飾る「すみれの花束をつけたベルト・モリゾ」(オルセー美術館)が最高。この作品は、オルセー美術館展[神戸市立博物館(07/01)] でも好感作品。

「街の歌い手」(ボストン美術館)は、上記PR文では、本邦初公開のように書かれているが、ボストンに愛された印象派展[名古屋ボストン美術館(03/08)]で来日している。現地訪問時にも、好感作品の一つ。タイトルは、辻音楽師、辻芸人、Street Singerなどと記載されている。

ティソ(Tissot)「舞踏会」には、オルセー美術館展[東京都美術館(96.2)]以来の遭遇か?

当時のパリの建物の精密な建築素描も多数。学生時代に習った図学を思い出した。

会期:4月6日〜7月25日

サイト:http://mimt.jp/

関連TV番組:シリーズ巨匠たちの肖像「マネ 紳士か反逆者か」(5/11;BShi)

マネ:街の歌い手 (辻音楽師)
Tissot-LeBal ティソ「舞踏会」

竹久夢二展−憧れの欧米への旅−
■竹久夢二展−憧れの欧米への旅−:佐川美術館(10/05)

竹久夢二展PR文より:『夢二は数え年48歳の時、父との死別や愛の破局、仕事の低迷などを断ち切るように欧米への旅を計画します。昭和6年(1931)5月、横浜港を出発し、アメリカのカリフォルニア州を中心に約1年3ヶ月間滞在した後、ドイツを拠点にヨーロッパ各地を1年間かけて回り、昭和8年(1933)9月に帰国しました。旅行中、世界的不況、夢二自身の金銭的苦境、加えて優れない体調と気疲れで、心身ともに疲れきった夢二は帰国して1年後にその生涯を終えます。本展覧会は、この欧米旅行に焦点を当てた「幻の帰国展」であり、欧米滞在中に描いたスケッチを中心に、油彩・素描作品をまとめて紹介いたします。』

これまで見たことのない作品が多く、楽しめた。ポスターや栞を飾る「着物の女」が最高。『セノオ楽譜』の表紙も多数。

会期:2010年4月24日〜6月13日

併設展示 : 追悼展 平山郁夫 -平和の祈り-(映像コーナーでサラエボでのスケッチ風景が見られる)


長谷川等伯展
■長谷川等伯展:東京国立博物館 平成館(10/03);京都国立博物館(10/04)

正式名称:没後400年 特別展「長谷川等伯」

PR文:『2010年は、等伯没後400年の節目の年です。この記念すべき年に、国内に存在するほぼすべての等伯の作品を、一挙に公開する史上最大規模の大回顧展を開催します。空前絶後とも言えるこの機会に、長谷川等伯の全貌をぜひご堪能ください。

没後400年 特別展「長谷川等伯」の特色

* 史上最大にして最上の大回顧展です。
* 国宝3件、重要文化財約30件、重要美術品1件を含めた約80件の名品を一堂に紹介します。
* 国宝「松林図屏風」(東京国立博物館蔵)、国宝「楓図壁貼付」、国宝「松に秋草図屏風」(京都・智積院蔵)は東京、京都両会場ともに全期間公開します。
* たて10m×よこ6mの迫力!巨大「仏涅槃図」(京都・本法寺蔵)を展示いたします。
* もう一つの松林図「月夜松林図屏風」(個人蔵)を公開いたします。
* 「あっという間に終わってしまう!?」 東京25日間、京都27日間の‘超短期開催展’です。

テレビなどで特集されたためか、大混雑で、ゆっくり楽しめないのが残念。松林図屏風は、舞台の上で煌々と照明を浴びている感じで、違和感あり。

章立てと好感作品:

第1章 能登の絵仏師・長谷川信春

第2章 転機のとき―上洛、等伯の誕生―
#28 (重文)山水図襖 4面 京都・圓徳院蔵

第3章 等伯をめぐる人々―肖像画―

第4章 桃山謳歌―金碧画―
#41 (国宝)楓図壁貼付 4面 京都・智積院蔵:水の青が魅力的。
#43 (重美) 柳橋水車図屏風 6曲1双 兵庫・香雪美術館蔵:以前、出光美術館で見た同名屏風と類似のデザイン。素晴らしい。
#46 (重文) 波濤図 6幅 京都・禅林寺蔵:岩の直線と波頭の曲線。

第5章 信仰のあかし―本法寺と等伯―
#48 (重文) 仏涅槃図 1幅 京都・本法寺蔵:高さ10mの大迫力。保存状態も良い。

第6章 墨の魔術師―水墨画への傾倒―
#55 瀟湘八景図屏風 6曲1双 東京国立博物館蔵:雪景色に見とれる。
#74 松に鴉・柳に白鷺図屏風 6曲1双 東京・出光美術館蔵

第7章 松林図の世界
#76 (国宝)松林図屏風 6曲1双 東京国立博物館蔵 :照明が明るすぎて違和感。
#78 檜原図屏風 6曲1隻 京都・禅林寺蔵 :和歌の筆も冴えている。

会期:2010年2月23日〜3月22日
巡回:京都国立博物館 4月10日〜5月9日

公式サイト:
http://tohaku400th.jp/
参考サイト:
http://www.tnm.go.jp/

関連TV番組:
・日曜美術館「夢の等伯 傑作10選!」(3/7放送)
・美の巨人たち「長谷川等伯 松林図屏風」(3/14放送)


【京都展追記】

東京展のような混雑はなく、ゆっくり鑑賞できて嬉しい。松林図屏風は、落ち着いた照明で、間近に見られる。

新しい発見の一つは、「楓図壁貼付」と「松に秋草図屏風」(2枚の画像はこちら)。この2枚が並んで展示されていたので、その類似性にすぐ気付いた。同じ頃に、同じ智積院のために描かれたもの。前者の高さが低いのは、下方50cmがカットされたためとのこと。

もう一つは、京都・北野天満宮の大絵馬「弁慶昌俊相騎図絵馬」搬出のニュース)。これは、京都展のみの展示。


これまで見た等伯

  美術展名  場所  

主な作品

'00/04 日本国宝展 東京国立博物館 松林図屏風
'02/03 長谷川等伯 国宝 松林図屏風展 出光美術館 松林図屏風など
'03/09 特別公開 国宝 松林図屏風 東京国立博物館 松林図屏風
'04/04 南禅寺展 京都国立博物館 天授庵方丈障壁画
'05/03 新発見・長谷川等伯の美展 出光美術館 柳橋水車図屏風波濤図屏風松に鴉図屏風波龍図屏風、長谷川派作「柳橋水車図屏風」(複数)



追悼展 平山郁夫−平和の祈り−
■追悼展 平山郁夫−平和の祈り−:佐川美術館(10/03)

昨年12月に逝去された平山郁夫の追悼展。「平和の祈りーサラエボ戦跡 ―」(1996年)、「大唐西域画」(2007年制作;佐川美術館蔵)ほか、シルクロードの作品など多数。

会期:2月2日〜8月1日


土偶展
■土偶展:東京国立博物館('10/2)

土偶展-国宝正式名称:文化庁海外展 大英博物館帰国記念 「国宝 土偶展」

PR文より:『“ひとがた”をした素焼きの土製品「土偶」の発生は、縄文時代草創期(約 13,000年前)にまでさ
かのぼります。伸びやかに両手を上げるもの、出産間近の女性の姿を表すもの、極端に強調された大きな顔面の
ものなど、多様な姿かたちをする土偶は「祈りの造形」とも称され、縄文時代の人々の精神世界や信仰のあり方
を表す芸術品として、世界的に高い評価を得ています。
 本展は、イギリスの大英博物館で2009年9月10日から11月22日まで開催されるTHE POWER OF DOGUの帰国記念展で、国宝3件と多数の重要文化財・重要美術品を含む全67件で構成されます。縄文時代早期から弥生時代中期にわたる日本の代表的な土偶とその関連資料を一堂に会し、土偶の発生から盛行そして衰退までの過程を辿るとともに、その個性豊かな造形美に迫ります。』

国宝指定されている土偶3点が一堂にそろう(日本初)ということ、また、土偶をまとめて見られるとあって、期待して訪問。会場は1室のみだが、見応え十分で、大満足。

国宝の3点ほか、好感土偶多数。アテネのギリシャ国立考古学博物館で見た大理石製の偶像(キクラデス文明;2800-2300 BC)と共通するものを感じた。また、渦巻文様は、アイルランドのケルト文様を思い起こさせる。

  • 国宝 縄文のビーナス[長野県棚畑遺跡出土、縄文時代中期(前3000〜前2000)]
  • 国宝 合掌土偶[青森県八戸市風張1遺跡出土、縄文時代後期(前2000〜前1000)]
  • 国宝 中空土偶[北海道函館市著保内野遺跡出土、縄文時代後期(前2000〜前1000)]:北海道の土偶とは驚き。遠くを見るような目の表情が良い。文様はアイヌのものを思わせる。北海道唯一の国宝とのこと。
  • 立像土偶[山形県舟形町西ノ前遺跡出土、縄文時代中期(前3000〜前2000)]:顔の表情がないが、デザイン感覚がすごい。
  • ハート形土偶[群馬県東吾妻町郷原出土、縄文時代後期(前2000〜前1000)]:顔がハート型で、胴体から脚部も円形のデザインがユニーク。
  • 遮光器土偶[青森県つがる市亀ヶ岡遺跡出土、縄文時代晩期(前1000〜前400)] :顔全体がゴーグル(遮光器)を付けた目のように見えるため、このような名前が付いたが、ゴーグルではなさそう。
  • 顔面把手付深鉢形土器[長野県岡谷市海戸遺跡出土、縄文時代中期(前3000〜前2000)] :鉢の壁面に顔が描かれ、巧みなデザイン。

会期:2009年12月15日〜2010年2月21日

会場:本館特別5室

備考:常設展示室にも、いくつかの土偶が展示されていて、こちらは撮影可能。

  • 本館1室-土偶(北海道室蘭市輪西町出土)
  • 平成館考古展示室-土偶(宮城県市大崎市恵比須田出土)、銅鐸(滋賀県野洲市小篠原字大岩山出土)、埴輪 踊る人々(埼玉県江南町野原出土)、国宝 埴輪 挂甲の武人(群馬県太田市飯塚町出土)
  • 本館3室-浜松図屏風
  • 本館7室-洛中洛外図屏風(舟木本)
  • 本館18室-橋口五葉筆「髪梳る女」「化粧の女」「三条橋」など

    土偶-室蘭

    土偶-宮城
    土偶(北海道室蘭市輪西町出土) 土偶(宮城県市大崎市恵比須田出土)
滋賀で国内3例目の最古級土偶見つかる

滋賀県東近江市永源寺相谷町の「相谷熊原遺跡」で、女性をかたどったとみられる約1万3千年前(縄文時代草創期)の国内最古級の土偶が見つかったと報道された(2010年5月29日)

http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/entertainment/CO2010052901000395.html


THE ハプスブルク展
■THE ハプスブルク展:京都国立博物館(10/02)

PR文より:『日本とオーストリア・ハンガリー二重帝国(当時)が国交を結んで140年の節目にあたる今年、ウィーン美術史美術館(オーストリア)とブダペスト国立西洋美術館(ハンガリー)の所蔵品からハプスブルグ家ゆかりの名品を核に選りすぐり、絵画の至宝75点に華麗な工芸品を加えた計約120点を展覧する大規模な美術展を開催いたします。』

週末の土曜日に出かけたら、待ち時間0分の表示。しかし、内部は意外な混雑。若い女性が多いのは、エリザベート・ブームのためと推測。

第1室に、明治天皇が皇帝フランツ・ヨーゼフ1 世に贈った画帖(ウィーン美術史美術館)と、蒔絵棚(オーストリア国立工芸美術館)。

第2室からは、国別展示で、イタリア、スペイン、ドイツ、フランドル・オランダと続き、枚数は多いが、目を惹くものは少ない。約1時間で見終わってしまった。注目した作品は、ほとんどがブダペストからのもの。ウィーンは現地を訪問済みのためかも知れないが・・・。

好感・注目作品:

ルーカス・クラナッハ(父)「洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ」(ブダペスト):これがベスト作品。肌が白く透き通っている。類似の作品を見たことがある・・・と思って、「(クラナハ or クラナッハ) and サロメ」でデスクトップ検索したが出てこない。クラナハで検索したら、出て来ました。ウィーン美術史美術館のクラナハ「ホロフェルネスの頭部を持つユディット」。ほとんど同じ構図だが、女性はユディット。折角の機会だから、この2枚を並べて展示したら、最高だったのに・・・。

クラナハの2枚(c)Ken

なお、ユディットの絵は、この美術展でもヨーハン・リスとヴェロネーゼの2枚の「ホロフェルネスの首を持つユディット」が展示されていて、公式サイトに「斬首対決」という記事がある。http://www.habsburgs.jp/2009/10/post-0577.html

また、田中さんの西洋絵画に関するブログ「モネの部屋」に「ホロフェルネスの首を斬るユディト」と題する記事があり、いろいろな画家の斬首作品が集められている。なお、心臓の弱い方はご注意を。http://hemiola.blog75.fc2.com/blog-entry-48.html

次の注目作品は、エル・グレコ「受胎告知」(ブダペスト)。大好きな大原美術館所蔵の同名作品と同じ構図で驚いた。帰宅後、調べてみると、同一構図で以下の4枚が存在する模様。画像で見る限り、大原のものがベスト。

エル・グレコの4枚(c)Ken

1)大原美術館:108.5 x 79.5cm;c.1599-1603
2)ブダペスト国立西洋美術館:91 x 66.5 cm;1595-1600
3)トレド美術館(Ohio, USA):128 x 83 cm;c.1600
4)サンパウロ美術館:107 x 74 cm;c.1600

ベルナルド・ストロッツィ「受胎告知」同じ主題で気になったのが、ベルナルド・ストロッティ(ストロッツィ;Strozzi)「受胎告知」(ブダペスト)。 この画家は初認識。タッチが近代的で、青と紫の色調が心を落ち着かせてくれる。

他に、ベロット「フィレンツェのシニョリーア広場」、ヘーダの静物画、S.ライスダール「渡し船のある川の風景」(すべて、ブダペスト)

会期:2010/1/6-3/14

巡回(終了):国立新美術館(2009/9/25〜12/14)


竹久夢二展
■竹久夢二展:京都島屋(10/01)

正式名称:生誕125年記念 竹久夢二展 〜ふたつのふるさと ふたつのコレクション

竹久夢二展PR文より:『大正ロマン漂う独自の情感をたたえた美人画で一世を風靡し、明治・大正・昭和を駆け抜けた、竹久夢二。一方では、書籍の装丁や生活用品のデザイン、パッケージデザイン、さらに文章と装丁のすべてを自ら手がけるなど、グラフィックアートの先駆者として当時の商業美術の世界や出版界において画期的な役割を果たしました。
 本展では、夢二の生まれ故郷である岡山の夢二郷土美術館と、理想の創作活動を展開しようとした群馬の竹久夢二伊香保記念館の“ふたつのふるさと”から所蔵品を厳選。・・・スケッチブックや、アルバム、スクラップブックなど、自らが生前保管していた貴重な遺品も公開。』

2004/3に見た「竹久夢二展〜岡山、伊香保 二つのふるさとから〜」(東京・日本橋高島屋)が生誕120年記念だったから、あれから5年経ったことになる。

「立田姫(たつたひめ)」「秋のいこい」「加茂川」などの肉筆画のほか、スケッチブックが多数展示されていて、見応えあり。サラサラッと線描して、日本女性の美しさを醸し出しているのがすごい。

会期:1月6日〜1月25日

巡回(終了):新宿高島屋、岡山高島屋


菊池契月展
菊池契月展 ■生誕130年記念 菊池契月展:'10/01(美術館「えき」KYOTO)

PR文より:『繊細優美でありながら、凛(りん)とした強さをあわせ持つ人物画で知られる日本画家・菊池契月(1879〜1955)。現在の長野県中野市に生まれた契月は、児玉果亭に南画を学んだ後、1896年(明治29)に上洛し、菊池芳文のもとで四条派を基調とした絵画修行を始めました。ほどなく文展などで受賞を重ね、京都画壇の有力作家として注目を集めます。欧州視察を経験した後は、西洋絵画と大和絵を融合させた清楚で上品な作品を発表し、その名を不動のものにしました。
一方で契月は、菊池塾や京都市立絵画専門学校(現京都市立芸術大学)で宇多荻邨や梶原緋佐子ら多くの後進を育て、指導者としても大きな業績を残しました。
今回の展覧会は菊池契月の生誕130年を記念するもので、初期から晩年までの代表作はもちろん、新出品作や渡欧期の模写など約75点を展覧します。』

駅のポスターやパンフレットに、美しい和服の女性の姿があり、新年早々、訪問。期待に違わない内容で大満足。

そもそも、菊池契月という画家の名を初認識したのは、2004年11月の「新説・京美人」「題名考」(京都市美術館)という二つの美術展。私のホームページを見ると、この時、「友禅の少女」「少女」「敦盛」を見ている。よって、菊池契月をまとめて見るのは、今回の美術展が初めて。

好感作品:

  • 朱唇(しゅしん):配色が素晴らしい。
  • 光明皇后:繊細で優雅な筆の曲線が抜群。見とれてしまった。

会期:2010年1/2〜1/24

朱唇(しゅしん)

TV番組「天才画家の肖像」放送リスト
TV番組「天才画家の肖像」放送リスト

ハイビジョンスペシャル(BShi)や、BSスペシャル(BS2)として放送された「天才画家の肖像」の番組リストがWeb上に見つからないので、自分で作成しました。再放送が多く、過去に録画済みかどうかを知るためです。初放送された年代順に並べています。特に記載ないものは、BShiです。

「シリーズ 巨匠たちの肖像」を追加しました(2009/11/5)

番組名 初放送日 再放送日 録画
(調査中)
ゴヤ〜“私は見た” 2002年11月12日 2003/1/6 BS 2、2009/3/10
モネ〜うつろいゆく光〜 2002年11月13日 2003/1/7 BS 2
ピカソ 女たちが語る素顔 2002年11月15日 2003/1/9 BS 2  
ゴッホとゴーギャン〜二人のひまわり 2003/1/8 BS2? 2003/9/5、2009/3/9
長谷川等伯 2003年10月1日    
葛飾北斎 2003年10月2日 2004/5/7、2007/1/5  
横山大観 ミスター日本画の話題作人生 2004年12月13日 2007/1/5、2007/1/17、2009/10/29
青木繁 親友の坂本繁二郎が見た栄光と悲劇 2004年12月14日    
岸田劉生 麗子像百変化 2004年12月15日    
富岡鉄斎 最後の文人画家 仙境への旅 2004年12月16日    
雪舟 画聖と呼ばれた男 2005年11月7日 2006/4/2、2007/1/5  
曾我蕭白 奇想天外の美 2005年11月8日 2006/4/1、2007/1/5  
からくり絵師 円山応挙 2005年11月9日 2006/3/31 BS 2
レンブラント 自画像が語る光と影 2006年11月13日 2007/1/13、2007/11/26、2008/10/6 済済
カラヴァッジョ 無頼が生んだ聖なる美 2006年11月14日 2007/1/20、2007/11/27、2008/10/7、2009/3/12 済済
ドラクロワ 三つの革命 2007年1月27日 2007/11/28、2008/10/8、2009/03/11
永遠の風神雷神図 俵屋宗達 2007年11月5日 2007/11/29、2008/5/24、2008/10/9 済済
美人画・香りたつ色気の秘密 喜多川歌麿 2007年11月6日   済済
江戸っ子浮世絵師、参上 歌川国芳 2007年11月7日 2008/5/17
美で乱世を制した絵師 狩野永徳 2007年11月8日 2008/10/10 済済
謎の浮世絵師〜東洲斎写楽 2008年10月13日 2008/11/22
伝説となった絵師〜岩佐又兵衛 2008年10月14日 2008/11/29
詩のように描き絵のように詠む 与謝蕪村 2008年10月15日 2009/1/18、2009/11/25
私が噂のダリである サルバドール・ダリ天才の秘密 2009年3月12日    
シリーズ 巨匠たちの肖像      
棟方志功 無我の手 2009年4月28日 2009/11/3
クリムト 黄金にきらめくエロス 2009年5月5日 2009/11/3
ロダン あくなき生命への欲望 2009年5月12日 2009/11/3
ルノワール すべてをバラ色に見た 2009年5月28日 2009/11/3
円空 12万体の仏の願い 2009年5月26日 2009/11/3
運慶 最強の仏師集団を率いた男 2009年11月3日  
ヒッチコック サスペンスの深層 2009年11月10日 2009/11/17  
ダ・ヴィンチ 画家は万能であれ 2009年11月17日 2009/11/24
東山魁夷 風景の求道者 2009年11月24日  
土門拳 仏を睨(にら)む目 2009年12月1日    
ゴッホ 炎の絆 2010年5月4日  
マネ 紳士か反逆者か 2010年5月11日  
ルソー 奇跡の素人 2010年5月18日  
セザンヌ 革命を起こした隠者 2010年5月25日  
ドガ 踊り子の画家・それは純真か偏愛か 2010年6月1日  

昨年の記事は、美術館書庫(国内編#12:'09)

フェルメール館  

美術館書庫(国内編#1:〜'98)

美術館書庫(国内編#2:'99)

美術館書庫(国内編#3:'00)
美術館書庫(国内編#4:'01)
美術館書庫(国内編#5:'02)
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美術館書庫(国内編#10:'07)
美術館書庫(国内編#11:'08)
美術館書庫(国内編#12:'09)
   

美術館書庫(海外編)

オランダ・ベルギー・パリ美術紀行 02/10
イタリア・スペイン美術紀行 03/04
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Kenの美術館 別館:消えた名画の行方

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