最終更新日:04/12/19
美術館書庫(イタリア・スペイン美術紀行03/04)
BGMは、Rameauの Gavotte_
目次
| ミラノ | ローマ | マドリッド | トレド |
| サンタ・マリア・デラ・グラツィエ教会 | ボルゲーゼ美術館 NEW | プラド美術館 NEW | エル・グレコの家と美術館 |
| ブレラ美術館 | バルベリーニ国立絵画館 | ティッセン・ボルネミッサ美術館 | カテドラル |
| ポルディ・ペッツォーリ美術館 | サンタ・マリア・マッジョーレ教会 | 国立ソフィア王妃芸術センター | サント・トメ教会 |
| アンブロジアーナ絵画館 NEW | サンタ・プラッセーデ教会 | タベーラ病院 | |
| その他(ミラノ) | サンタ・マリア・デル・ポポロ教会 | フェルメール展はフェルメール館に掲載 | サンタ・クルス美術館 |
| その他(ローマ) |
旅行全般については旅行館に、フェルメール展はフェルメール館に掲載しています。
本文中の作品名や画家名から、膨大な絵画DB(英文)であるThe Web Gallery of Art(http://www.kfki.hu/~arthp/index.html)にリンクが張っています。
ミラノ
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■ブレラ美術館(03/04) ガイド書を先に買うべきだった。38室、500点以上の展示。この日、夜22:30まで開館もすごい。 マンティーニャ(死せるキリスト):画集では知っていたが、不思議なアングル カメラ不可。 |
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| ■ポルディ・ペッツォーリ美術館
ポッライオーロ「若い貴婦人の肖像」は、画架に飾ってある。ボッティチェリ「聖母」も良い。 |
| ■アンブロジアーナ絵画館
ミラノ出発直前、ここに行きたかったのは、カラヴァッジョの「果物籠」という絵があるからだった。ところが、目指す絵が見当たらず、係員に聞いたら、わざわざ絵のところに案内してくれた。アレッ? これは日本画を思わせる静物画。期待していた絵とは違う! 私の期待していたのは、2001年の「カラヴァッジョ展」で来日した「果物籠を持つ少年」。この絵は、ローマのボルゲーゼ美術館所蔵であった。 ラファエロの「アテナイの学童」の下書き(実物大デッサン)は珍しい。レオナルド・ダ・ウィンチ「音楽家の肖像」、ルイーニ、ボッティチェリ、プレディス、ティツィアーノなど、15-16世紀のイタリア絵画を楽しめる。 http://www.ambrosiana.it/ita/index.htm(イタリア語)
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ローマ
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■ボルゲーゼ美術館(03/04) ボルゲーゼ公園の中にあるボルゲーゼ家のコレクション。予約優先なので、インタネで日時指定し予約。入場は2時間置きで、入れ替え制。 9時の予約で、入場券ピックアップのため30分前に行ったら、ここはピッタリ開門。バッグを預け、ガイドブック(日本語版)を購入。 内部は、豪華な内部装飾・天井画の室内に、素晴らしい彫刻と絵画。すべての面で圧倒される。 まず、ベルニーニの彫刻に見とれてしまう。『アポロとダフネ』は、NHK-BS-TV番組「夢の美術館 イタリア美術100選」('02/1/6放送)で最も印象的であったもの。ダフネの裸身が次第に月桂樹に変身して行く。『プルトンとプロセルピナ(プロセルピナの略奪)』も素敵だ。プルトンの手がプロセルピナの皮膚に食い込んでいる。 地上階の最後の第8室は、カラヴァッジオで一杯! 年代順に、『病んだバッカス』、『果物籠を持つ少年』(*)、『馬丁たちの聖母』、『執筆する聖ヒエロニスム』(*)、『洗礼者聖ヨハネ』、『ゴリアテの首を持つダヴィデ』の6点...の筈だったが、期待した『果物籠を持つ少年』は見当たらず。(*)は、カラバッジョ展で来日している作品。 第9室でラファエロ(?)『ラ・フォルナリーナ』を発見。高いところに展示されているし、ガイドブックには載っていない。その後、ローマのバルベリーニ美術館で「本物」を見た。帰国後の調査によれば、ボルゲーゼ美術館の絵はラファエロの弟子の模写らしい。 他に、クラナッハ、ブレシァニーノのヴィーナスが美しい。第17室には、バトーニの『聖母子』があるが、すぐ傍にカルロ・ドルチの『聖母子(Madonna con Bambino)』を発見。ガイドブックに絵が掲載されていなく、絵葉書もなし。しかし、国内の絵と同様、青いドレスが美しい。 この部屋に、ホーホのフルート奏者の絵もある。最後を締めくくるのは、ティツィアーノ『聖愛と俗愛』。 http://www.galleriaborghese.it/borghese/en/edefault.htm |
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| ティツィアーノ『聖愛と俗愛』(聖なる愛と俗なる愛)は、NHK人間大学「絵画を読む」(1992/10-12月;講師
若桑みどり)の第2回放送で取り上げられている。このテキストは、NHKブックス「絵画を読む―イコノロジー入門」として入手可能。 (04/03/20追記)NEW ・二人のヴィーナスを対比 ・左は世俗、右は天上 ・花の対比:切られた花(命短い愛)と植えられた花(永続する愛) ・壺の対比:重たい壺(地上の財宝)と炎が出ている軽い壺(精神的財宝) ・着衣(真実を隠す)と裸体(純潔、真理) ・背景の対比:左は暗い森や城、右は教会や青い空 ・石に彫られた絵は、情熱を罰しているところと、荒馬の調教 ・世俗的な愛から精神的な愛へ ・結婚の記念画だろう |
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■バルベリーニ国立絵画館(03/4) ローマを発つ朝、ホテルから徒歩で往復。バルベリーニ広場とクワトロ・フォンターネの間にある。バルベリーニ宮殿は、バロックの二大巨匠、ベルニーニとボッロミーニによるによる名建築。ただ、現在は工事中(修復?)でゴタゴタしている。 入口が分かり難く、貴重な時間を無駄にする。チケット売場は地下。ここで手荷物を預ける。展示場は、一旦戻って、階段で2階へ。 ここで見たかったのは、ラファエロ『ラ・フォルナリーナ』。TV番組「美の巨人たち」でも紹介された絵。ラファエロが死の直前まで隠し持っていた裸体画で、腕輪には「ウルビーノのラファエロ」の文字が彫られている。恋人への画家の情熱を感じさせる。 他に、リッピの『受胎告知』、『聖母子』。ホルバイン『ヘンリー8世の肖像(Enrico VIII)』。大サロンにはコルトーナ作の天井画『神の摂理の勝利』。ここに、カラヴァッジョ『フォロフェルネスの首を切るユディト』、『ナルキッソス』(*)。サラチェーニ『聖チェチリアと天使』(*) なお、帰国後に知ったが、ここは、映画「ローマの休日」でオードリー・ヘップバーンが夜中に抜け出した宮殿。また、(*)の作品は、カラバッジョ展で来日している。 参考サイト: |
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| ■サンタ・マリア・マッジョーレ教会(03/04)
内部はモザイク多数。アプシス(後陣)は「マリアの戴冠」(13C)。左右の礼拝堂では式典が催されていて、左からは、アヴェ・ヴェルム・コルプスなどのコーラス。右からはグレゴリア聖歌が流れていた。 |
| ■サンタ・プラッセーデ教会
アプシスは9Cのもの。右側廊に非常に狭い礼拝堂があるが、ここの壁・天井が輝くばかりのモザイク。天井は「天上の園」。今回の旅行で見たモザイクではベスト。 照明がないと暗いが、0.50コインを入れるとライトが点灯する仕掛け。 |
| ■サンタ・マリア・デル・ポポロ教会
左にカラヴァッジオの礼拝堂があり、「聖パオロの改宗」「聖ピエトロの逆さ磔」の2枚が向き合っている。 他に、ラファエロの下絵のモザイク、ベルニーニの彫刻、フレスコ画「幼子キリストの礼拝」があり、いずれも美しい。 |
マドリッド
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■プラド美術館(03/04) 99年、スペイン旅行の際に短時間ながら見ていて(前回の見学記)、2回目。今回は、フェルメール展を見たあと、オーディオ・ガイド片手に、約3時間で、全館をひととおり見学できた。フェルメール展の見学記は、フェルメール館参照。 世界三大美術館の一つ。広く複雑な部屋配置で、地図を見ながら部屋の番号順に廻るだけでも大変。 スペインの巨匠であるエルグレコ、ベラスケス、ゴヤが中心だが、他にも好感作品多数。 フラ・アンジェリコ(受胎告知)、ロベルト・カンピン(聖女バルバラ)、ファン・デル・ウェイデン(十字架降下)、ティツィアーノ(ダナエ、音楽を聞くヴィーナス) カソリックの国スペインの王家のコレクションで、宗教画が多く、裸体画が少ない。しかし、ルーベンス(3美神)、ティツィアーノ(上記)、ゴヤ(裸のマハ/着衣のマハ)、デューラ(アダムとイブ)など、魅惑的。 月休。料金 E3.01(日曜無料)。カメラ可(no
flash)。 |
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| ■フラ・アンジェリコ(受胎告知)(04/3/21追記)NEW サン・マルコ修道院の同名作品と似ているが、以下の相違点がある。
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| ■国立ソフィア王妃芸術センター(03/04)
2階第6室がピカソ。真ん中に大作「ゲルニカ」。未だ厳重な警戒と見えた。描かれているものの解釈が難しい。 他に、ミロ、ダリの作品多数。4階第25室に、イヴ・クライン「サマトラのニケ」 |
トレド
| ■エル・グレコの家・美術館
十二使徒の連作、「シエナの聖ベルナルディーノ」など好感作品が多く、見応えあり。大満足。 |
| ■サント・トメ教会
画面を上下2段に分け、上部は天国で幻想的、下部は現世で集団肖像画。まったく画風を変えて描いている。 |
| ■サンタ・クルス美術館 トレドの「中央広場」であるソコドベール広場近くにある。16世紀の美しい建物。入口で本日無料と言われ、ラッキーと思ったら、陶磁器の特別展開催中。エル・グレコの「無原罪の御宿り」「聖母被昇天」などがあるのだが、見られず。 |
| 1999/5のスペイン紀行は、旅行館書庫(スペイン編) 2002/5のイタリア紀行は、美術館書庫(海外編) 2004/11のイタリア紀行は、美術館書庫(イタリア美術紀行04/11) |