最終更新日:08/09/23

美術館書庫(スイス美術紀行'07)

新設・仮オープンしました(07/10/28);更新(10/31; 11/3; 11/9; 11/11;08/3/4; 08/9/23)

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目次

ジュネーブ ローザンヌ ベルン サンモリッツ チューリヒ付近
サンピエール大聖堂
宗教改革国際博物館
ヴォー州立ローザンヌ美術館 ベルン美術館 セガンチーニ美術館 ヴィンタートゥール美術館
ジュネーヴ美術・歴史博物館 エルミタージュ美術館 パウル・クレー・センター   オスカー・ラインハルト美術館
アリアナ美術館 ローザンヌ大聖堂     レーマーホルツ美術館
  シヨン城 ベルン大聖堂   ローゼンガルト・コレクション
    ベルン歴史博物館   バーゼル市立美術館 NEW
    アインシュタイン・ミュージアム   ビュールレ・コレクション
旅行館書庫(スイス編       チューリヒ美術館

サンピエール大聖堂

■サンピエール大聖堂(Cathedrale Saint-Pierre)[ジュネーブ]
  
PR文:13 世紀にロマネスク様式で建立されたサンピエール大聖堂は、後に、ゴシック様式、新古典派建築など、時代の流行によって増改築が繰り返されてきたという歴史ある建物。ジャン・カルヴァンによる宗教改革以降はプロテスタントの教会となりました。また遺跡が発掘された聖堂の地下は「考古学資料館」として公開されています。157段の塔の階段を上れば、旧市街が一望できます。周辺には、5世紀初頭のチャペルや12世紀後半に建てられ、カルヴァンやド・ベーゼら宗教改革指導者らの伝導所として使われていた聖堂もあります。2005年4月には宗教革命の聖地ともいえるこの地に「宗教改革国際博物館」もオープン。この新しいミュージアムは、聖堂と地下通路で結ばれ、「エスパス・サンピエール」として複合的に楽しめるようになります。

旧市街の丘の上。さらに塔に登り、レマン湖や市街地の眺望を楽しむ。

 
宗教改革国際博物館(Musee International de la Reforme)

オーディオ・ヴィジュアルを駆使した展示だが、フランス語(^^;
奥まった小さな部屋(Music Room)で、バッハのコラールやヘンデルの賛美歌(「見よ、勇者は帰る」)など、教会音楽を聴けるのが嬉しかった。
 

ジュネーヴ美術歴史博物館

■ジュネーヴ美術・歴史博物館(Art and History Museum) [ジュネーブ]

PR文:1903 年から1910年にかけてつくられた、紀元前から現在に至るまでの西洋文化と芸術を網羅する総合的なミュージアム。館内は考古学部門(先史時代、エジプト、ギリシア、ローマ、コイン展示)、美術部門(ルネサンスから現代までの巨匠による約400点の絵画とジャコメッティやロダンなどの彫刻作品)、工芸部門(中世から現代までの家具、陶器、武器)の3部門で構成されています。また、かつてサンピエール大聖堂にあった15世紀の祭壇裏の飾りやステンドグラスの展示室もあります。

サンピエール大聖堂の塔から大きな建物が見えたので、方向を定めて歩いたら、道に迷ってしまう。ようやく辿り着いたら、2階の美術部門は閉鎖とのことでガックリ。階段にホドラーの壁画があったので、写真を撮る。地階に、ホドラーの書斎が再現されていて、「ベルナーアルプス」など数枚の絵画もあり。

http://www.ville-ge.ch/mah/
 

アリアナ美術館

■アリアナ美術館 

国連欧州本部に行く途中にある陶磁器とガラスの美術館。余りにも立派な建物で、国連の建物と間違ってしまった。内部も広々として気持ちが良い。

世界中の陶磁器がある。ウィーンの王宮の陶磁器コレクションを思い出した。スイス陶磁器の展示は、珍しい。

なお、アリアナは、創立者(ルビリオ;Gustave Revlliod)の母の名前。

また、美術館へ行く途中の庭園に、「鐘つき堂」があり、品川寺(ほんせんじ)の梵鐘(複製)と石灯籠がある。

ローザンヌ大聖堂

ローザンヌ大聖堂 ■ローザンヌ大聖堂 (Cathedral Notre-Dame of Lausanne)

ローザンヌ旧市街の高台にあり、スイスでも有数の大きさと美しさを誇る13世紀ゴシック様式の建物。13世紀から残るバラ窓のステンドグラスが有名。

2フラン払って塔の展望台へ登ると、素晴らしい景色。

バラ窓


ヴォー州立ローザンヌ美術館

■ヴォー州立ローザンヌ美術館

ローザンヌ市内のリミューヌ宮殿という立派な建物の中の2階。ところが、企画展の準備とかで、閉鎖中(^^;
仕方なく、宮殿内の装飾を撮影して、エルミタージュ美術館に向かう。

エルミタージュ美術館

■エルミタージュ美術館(Fondation de l'Hermitage) [ローザンヌ]

市内からバスで高台に上がった林の中の邸宅。館内撮影不可。

「ファンタン・ラトゥール展」が開催されていた。オルセー美術館展[神戸市立博物館(07/01)]で見たばかりの「バティニョールのアトリエ」に再会。

常設展には、シスレー、ドガなど。

http://en.fondation-hermitage.ch/

シヨン城

クールベ「シヨン城」

■シヨン城(Chateau de Chillon;シオン城)

クールベの絵画を見て以来、念願の訪問地。ローザンヌから列車で約30分。モントルー駅で降りたが、オフシーズンのためか、湖岸の観光案内所(I)が閉まっている。シヨン城まで歩ける距離だが、とりあえずバスを利用。

城内は意外に広く、地図を片手に一回りするのに、1時間以上かかり、なかなか面白い。

時間がなくて、クールベの描いた場所まで歩くのは断念し、バスからの写真で我慢。
●これまでに見たクールベの「シヨン城」

クールベ展:大阪市立美術館(03/01)---村内美術館所蔵

印象派のあゆみ展:横浜そごう美術館(03/01)---ヴァルラフ=リヒャルツ美術館(ケルン)コルブー財団所蔵
クールベ美術館展:大丸ミュージアムKYOTO(05/9)---クールベ美術館所蔵

バスの車窓から


ベルン美術館

■ベルン美術館(Kunstmuseum Bern)

PR文:ドゥッチオ、フラ・アンジェリコ、クールベ、セザンヌ、マチス、ピカソ、シャガール、スーチン、カンディンスキーなど中世から19、20世紀まで約8世紀に渡る世界的な名作がそろっています。また、マニュエル、アンカー、ボドラー、ヴェルフリ、メレット・オッペンハイムなどのスイス人アーティストの作品も充実。とくに特徴的な作品がそろったパウル・クレーのコレクションでも有名です。

ベルン駅の北方、徒歩5分ほど。前の通りは、ホドラー通り。館内撮影可。

地階:古典絵画。ニクラウス・マヌエル(Nikulaus Manuel, 1484-1530)を初認識。

1階:19世紀絵画。ゴッホ、セザンヌ、モネ、アンカー、ホドラー

2階:20世紀絵画。モジリアーニ、ヴラマンク、ピカソ、マチス「青いブラウス」、クレー


http://www.kunstmuseumbern.ch/


パウル・クレー・センター

パウル・クレー・センター ■パウル・クレー・センター(Zentrum Paul Klee) [ベルン]

PR文:構想から10年以上の時を経て、2005年6月にオープンした「パウル・クレー・センターZentrum Paul Klee」。その半生をベルンで過ごしたパウル・クレー作品の約40%にあたる4000点以上所有する大規模な美術館です。1940年のクレー死後、彼の作品はベルン美術館に収蔵されていたパウル・クレー財団のコレクションと、クレーの息子であるフェリックス・クレーのプライベートコレクションの2か所に保管されていましたが、今回の「パウル・クレー・センター」の完成により、それらが1か所に集まり、公開されることになりました。センターの設計はイタリア人の有名建築家レンゾ・ピアノ。ガラスとスチールを基調にした建物は、3つの波形屋根が特徴的で遠くからも目を引くもの。また単なる美術館でなく、データベースライブラリー、子供ミュージアム、音楽ホールなどの機能を備えた、総合的な文化センターとして、さまざまなイベントやセミナーをおこなっています。

ベルン郊外の丘の上にあり、バスで行ける。館内撮影不可。日本語パンフあり。

ベルン美術館所蔵の「パルナッソス山」がこちらで展示されていた。「綱渡り師」

http://www.berninfo.com/en/navpage-CultureBET-MuseumsBET-37690.html


ベルン(その他)

ベルンPR文: 湾曲するアーレ川に囲まれた地形をいかし、1191年ツェーリンゲン公によって造られた美しい旧市街は、1983年世界遺産に登録されました。街の名前はシンボルでもある熊(ベアレン)に由来。スイス連邦の首都でもあり、便利な近代都市機能も兼ね備えています。ミュンスター(大聖堂)や13世紀の城門の跡につくられた時計塔、見事な彫刻の噴水が点在する旧市街や個性的な博物館や美術館など見どころは尽きません。また、ヨーロッパ最長ともいわれる石造りのアーケードがあり雨の日でも濡れずにショッピングが楽しめます。活気あふれる市場もぜひのぞいてみましょう。公園や森が多いベルンでは、四季折々に異なる表情を味わうことができます。

ベルン大聖堂(Berner Munster)
 
スイス最大のゴシック様式の大聖堂。着工が1421年、完成が1893年で、高さ100mの尖塔は遠くからでも目立つ。正面入り口の上には、エルハルト・キュンクによる「最後の審判」のレリーフ。内部には、美しい15世紀のステンドグラス。18世紀のパイプオルガン(パイプ数5040本)。

尖塔への螺旋階段は、幅が広くて登りやすい。展望台からは、素晴らしい眺望。町の建物の屋根が美しくて、見飽きない。

聖堂横にあるアーレ川沿いの広場は、展望も良く、ビールを飲みながら休憩。

ベルン歴史博物館(Historisches Museum Bern)

PR文:もともとスイス国立博物館(現・チューリヒ)の候補として中世の古城のイメージでつくられた荘厳な建物に約25万点のコレクションを誇る、スイスで2番目に大きな歴史博物館です。ケルトやローマ時代の遺跡や、ブルゴーニュからきたタペストリー(タピスリー)の数々など、スイスにある重要な民俗資料、ベルン州の先史時代から今日までの歴史遺産をみることができます。

アーレ川にかかり眺望の良いキルヒェンフェルト橋を渡ったところにある。

常設展示:中世の彫刻や古文書(装飾写本?)などが美しい。



アインシュタイン・ミュージアム:博物館の正門に、「アインシュタイン」のバナーがかかっていたので、企画展と思っていたら、受付で日本語のiPodオーディオ・ガイドが無料で渡され、これが「アインシュタイン・ミュージアム」のもの。

アインシュタインが『光量子説にもとづく光電効果の理論』『ブラウン運動の理論』『特殊相対性理論』を発表した1905年から数えて100年目にあたる2005年は「世界物理年」と定められ、ベルン歴史博物館で特別企画展が開催されたが、これが大好評。会期が2006年まで延長され、さらに今年初め常設のアインシュタイン・ミュージアムとしてオープンした。

工夫が凝らされた素晴らしい展示で、日本語のオーディオ・ガイドもあり、予想以上に見学時間がかかった。原子爆弾による広島・長崎の被害状況を伝えるコーナーもある。

 


セガンチーニ美術館

セガンチーニ美術館 ■セガンチーニ美術館 [サンモリッツ]

愛読書『世界名画の旅4 ヨーロッパ中・南部編』(朝日新聞日曜版をまとめたもの)にも取り上げられている憧れの美術館。

サンモリッツの中心(ドルフ)から、林の中の「セガンチーニの小道」を歩いて10分ほどで到着。ドーム型の建物は、サンモリッツ湖と、その彼方の画家が没した山小屋の方向を向いている。

スイスパスは効かず、入館有料。ただ、受付で日本語の図録を貸してもらえたのは嬉しい。オーディオガイド(英語)は無料。館内撮影不可。

1階は、小品が数十枚。

2階は、3部作である「生成(生)」「存在(自然)」「消滅(死)」が並んでいて、椅子に座ってゆっくりと鑑賞できる。

好感作品:

・アルプスの真昼(2006年開催の「スイス・スピリッツ 山に魅せられた画家たち」展で来日している)
・水を飲む少女
・水飲み場の牛 
・羊をのせた船(湖を渡るアヴェ・マリア;Ave Maria bei der Uberfahrt)
・消滅(死)


http://www.segantini-museum.ch/
和文版もあり。

http://homepage2.nifty.com/kenkitagawa/sub16.html#セガンチーニ情報

【参考】左の縦長のパンフレットの表紙は、見慣れた大原美術館所蔵の「アルプスの真昼」(パンフレットでは, Afternoon in the Alps となっている)。来年、ここの美術館の特別展「Segantini's Maid: Muse and Model」(2008/5/31-9/14)で展示されるとのこと。

セガンチーニ:アルプスの午後(大原)が表紙

セガンチーニ美術館

アルプスの真昼

水を飲む少女

羊をのせた船


ヴィンタートゥール美術館

■ヴィンタートゥール美術館(Kunstmuseum Winterthur) [ヴィンタートゥール]

PR文:文化都市として知られるヴィンタートゥールを代表する美術館のひとつです。ホドラーやジャコメッティ、マックス・ビルなどスイス人芸術家の作品や、モネやゴッホ、ピカソ、ブラック、マグリット、モンドリアンなど世界に知られる巨匠作品を展示しています。ロダン、ブランクーシーなどの彫刻作品もあります。コレクションは主に19〜20世紀の作品を中心にしており、それ以前の作品は「オスカーラインハルト美術館」で見ることができます。

チューリヒから約30分のヴィンタートゥール駅下車し、徒歩10分。

堂々たる建物の中に、美術館や自然博物館が同居。館内撮影可(何故か6枚までと制限付き)。  

http://www.kmw.ch/

オスカー・ラインハルト美術館

■オスカー・ラインハルト美術館(Museum Stiftung Oskar Reinhart)[ヴィンタートゥール]
インドとの綿貿易で財をなした実業家 オスカー・ラインハルトのコレクションが、街の中心にあるラインハルト美術館と、郊外のレマーホルツにある美術館に分かれて展示されている。

ヴィンタートゥール駅から徒歩10分。市立美術館のすぐ近く。室内に座り心地の良い椅子が豊富。館内撮影不可。

1階:地元の画家

2階:フリードリッヒ「リューゲン島の白亜の崖(Chalk Cliffs on Rugen)」が良い。アドルフ・メンツェル(Menzel)「View from s Window, Marienstrasse」

3階:スイスの画家の作品。ベックリン、ホドラー多数、セガンチーニ、アンカー

4階:企画展「アンカーからホドラーまで」を開催中。アンカーをまとめて見られてラッキー;「髪を編む少女」「12月」「赤い帽子」「託児所」など。セガンチーニ「Alpenlandschaft mit Frau am Brunnen」、ジャコメティ、フェリックス・ヴァロットン(Felix Vallotton)

アルベルト・アンカー(Anker;1831-1910)は、今回の旅行で初認識した画家だが、子どもや静物を写実的に描いていて巧い。スイス国民画家と言われるのが分かる。アンカーの記事「スイス国民画家 アルベルト・アンカー」はこちら

ホドラーも、大原美術館にある作品くらいしか知らないのだが、今回はどこの美術館でも見ることができ、大満足。最近のニュース「跳ね上がるホドラーのオークション」はこちら


http://www.museumoskarreinhart.ch/

「故郷スイスの村のぬくもり アンカー展」が国内で開催される。主に、ベルン美術館から来日の模様。
会場と会期は、
2007年12月1日−1月20日 Bunkamura
2008年2月2日−3月23日 郡山市立美術館
2008年4月8日−5月18日 松本市美術館
2008年5月24日−6月22日 美術館「えき」KYOTO


レーマーホルツ美術館

■レーマーホルツ美術館(Sammlung Oskar Reinhart "Am Romerholz")[ヴィンタートゥール]

PR文:世界に誇るオスカーラインハルトのコレクション。街の中心にあるラインハルト美術館と、郊外のレマーホルツにある美術館に分かれて展示されている。とくにレマーホルツの邸宅にあるフランドル絵画や印象派絵画の傑作は必見。

ヴィンタートゥール駅から美術館を巡るミュージアムバスを利用(これもスイスパスで無料)。紅葉に囲まれた個人の邸宅。素敵なカフェあり。館内撮影不可。

クラナハ、ゴッホ「アルルの精神病院の庭」「アルルの精神病院の患者ホール」、モネ「凍ったセーヌ川」、マネ「カフェにて」、ドラクロア「オフェリアの死」、ルノアール、シスレー「サン・マルタン運河の船」、コロー「読書する少女」

http://www.roemerholz.ch

ドラクロア:オフェーリア:レーマーホルツ
紅葉と美術館   モネ「凍ったセーヌ川」;ポーラ美術館にある「セーヌ河の日没、冬」とは感じが違い、珍しい題材(と思う)   コロー「読書する少女」;ビュールレ・コレクションの作品と同じ構図   ドラクロア「オフェリアの死」;帰国してから録画TV番組「迷宮美術館」を見たら、この題材の絵が出てきて驚き。TVに出たのは、構図が左右逆転してる。別な作品で、オルセー美術館所蔵らしい

ローゼンガルト・コレクション

■ローゼンガルト・コレクション(Sammlung Rosengart Luzern) [ルツェルン]

PR文:2002年3月にオープンした注目の美術館。各年代の油絵、水彩、素描など約200点の名作の数々はローゼンガルト父娘の2代に渡って収集したもので、自らもアートディーラとして活躍した娘のアンジェラ女史が館長をつとめています。中でも125点のパウル・クレー作品と約50点におよぶパブロ・ピカソ作品のコレクションは圧巻。ほかにルノワール、モネ、セザンヌ、スーラ、モディリアーニ、デュフィ、マチス、シャガール、ユトリロ、ミロといった有名な巨匠の作品が展示されています。ピカソ美術館とのセット券あり。

ルツェルン駅の近く。館内撮影不可。

クレーとピカソのコレクションが豊富で堪能。クレー「Mountain Village」の絵葉書購入。

http://www.rosengart.ch/


バーゼル市立美術館

■バーゼル市立美術館

PR文:スイス有数の美術館。バーゼル美術館では、世界最古のパブリックアートコレクションをご覧いただけます。美術館には、ホルバイン家の世界最大のコレクションを所蔵しています。また、ルネサンス期を代表するものとしては、ヴィッツやクラナハ、エルダー、グリューネヴァルトなどの作品もあります。19世紀のハイライトは、ベックリン、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌの絵画です。 20世紀になると、主に注目すべきはキュービズム(ピカソ、ブラック、レーゲル)やドイツ表現主義、1950年以降のアメリカ芸術です。1960年代以降の現代芸術は現代芸術美術館に展示されています。

チューリッヒからノンストップ急行で約50分。駅からライン川の方向に歩いたら、道に迷ってしまい、20分くらいかかってしまった。

1671年公開という欧州最古の公共美術館。評判に違わぬ素晴らしいコレクションで、今回は時間がないのが残念。一日かけてゆっくり見たい美術館。館内撮影不可。

ココシュカの『風の花嫁』に遭遇してビックリ。ここにあったのだ。意外に大きい。これも、「世界名画の旅4 ヨーロッパ中・南部編」で取り上げられている。描かれているのは、ココシュカと、マーラーの未亡人アルマ。

小ホルバイン『死せるキリスト』は有名だが、あまりにもリアルで気味が悪い。

ベックリンの作品が『死の島』など多数。こちらも見ているうちに、背筋が寒くなった。他の美術館でも見たことがあると思って、帰国後調べてみたら、多くのヴァリエーションがあるらしい。

クレーも良い作品多い。

好感作品:Gerard David「音楽天使の中の聖母子」、クラナハ「パリスの審判」「ルクレチア」、セガンチーニ「水飲み場にて」、ルソー「処女林の落日」など多数。

企画展「アンドレアス・グルスキー(Andreas Gursky)」が面白い。写真のコラージュだろうが、実写そっくり。

www.kunstmuseumbasel.ch/

www.ja.wikipedia.org/wiki/バーゼル市立美術館

セガンチーニ:バーゼル


ボロフスキーの作品 (2008/9/23追記)

ボロフスキー: ハンマーで叩く男ベルン駅から美術館に向かう途中で見かけた「動くオブジェ」。巨大な男が規則的なリズムでハンマーを振っている。帰国後、調べた結果、ジョナサン・ボロフスキー(Jonathan Borofsky)の作品、ハンマーで叩く男(Hammering Man)。高さ13.5メートル、重さ8トン。

ボロフスキーの同様の作品は、国内でも、東京都現代美術館(ブリーフケースを持つ人)、東京オペラシティ(シンギング・マン; 2007年訪問)、滋賀県立近代美術館(ブリーフケースを持つ男)があるらしい。

ベックリン『死の島』(08/9/23追記)NEW

今日のTV番組 迷宮美術館「アナザーワールド」で、この作品が取り上げられたので、調べてみました。
制作されたのは、5枚。

1. (1880) - メトロポリタン美術館
2. (1880) - バーゼル
3. (1883) - ベルリン
4. (1884) - 第2次世界大戦で破壊
5. (1886) - ライプチヒ

画像は、下記で見られる。
http://en.wikipedia.org/wiki/Isle_of_the_Dead_(painting)

ビュールレ・コレクション

■ビュールレ・コレクション [チューリッヒ]

チューリッヒ駅から鉄道で2つ目の駅で下車(市電でも行ける)、徒歩10分の高級住宅街にある個人美術館。毎週、火・水・金・日曜日の午後2時〜5時しか開館しない。スイスパス無効。館内撮影不可。クレジットカード不可。

スイスの実業家、ビュールレが収集したフランス印象派の作品がすごい。他に、オランダ絵画も好感。

ルノアール「可愛いイレーヌ」(肌も前髪も美しく見とれてしまう)、セザンヌ「赤いチョッキの少年」「サン・ヴィクトワール山」、コロー「読書する少女」、シスレー「Ete a Bougival」、ピサロ「雪の道」、モネ「睡蓮」、ゴッホ「種まく人」「Blossoming Chestnut Branches」、マネ、ロートレック、ドガ「ピアノに向かうカミュ夫人」、カナレット「大運河」「サンタ・マリア・デラ・サルーテ教会」、テルボルフ、ヤン・ステーン、ロイスダール

http://www.buehrle.ch/collection.php?lamg=en
追記: 2008年2月10日、盗難事件発生。モネ「ベトゥイユ近辺のひなげし」、ドガ「ルピック伯爵と娘たち」、ゴッホ「花咲くマロニエの枝」、セザンヌ「赤いチョッキの少年」が盗まれた。被害総額175億円。19日に、ゴッホとモネの2点が発見された。

チューリヒ美術館

■チューリヒ美術館(Kunsthaus Zurich)

PR文:1787 年に始まる長い歴史を誇る美術館には、ホドラーなどスイス芸術家の有名作品のほか、 後期ゴシックやイタリア・バロックの名作、レンブラントなどのオランダ絵画、ルーベンスなどのフランドル絵画から、マネ、モネ、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャンなどのフランス印象派絵画、ムンクやココシュカなどの表現主義絵画まで、各時代を代表するような巨匠の名画がそろっています。なかでも、世界でもほかに類をみない アルベルト・ジャコメッティのコレクションも必見。本人と弟のブルーノから寄贈された彫刻 72 点、絵画 17 点、デッサン 62 点を所蔵しており、ジャコメッティの幅広い芸術の世界を一同にみることができます。そのほか美術館には、 15 世紀から現在までの素描や版画を集めた約 8 万点のグラフィック・コレクションや、写真やビデオ作品の充実したコレクションなどもあります。

何故か、スイスパスが効かず、有料。館内撮影可。オーディオガイド(英語)は無料。火曜〜木曜は、夜9時まで。

1階:ジャコメッティのコレクション

2階:ホドラーは壁画もあり、作品数も多くて別格。次いで、アンカー、フュッスリなどが多い。さらに、イタリア、オランダなどの部屋と、20世紀現代美術の部屋がある。

3階:セガンチーニとムンクが最初の大きな部屋を共有。セガンチーニは「悪しき母」など7枚。モネ、セザンヌからピカソ、カンディンスキーまで。

好感作品:ルーベンス「聖母子」、ブリューゲル、カナレット、ベロット、ロラン、モレールス、モネ「睡蓮」(1916-1922の大作2枚)、セザンヌ、ゴッホ(5枚)、ココシュカ、シャガール、ミロ


http://www.kunsthaus.ch/


参考資料

  タイトル 放送日時
(初回)
チャネル 内容
TV
新日曜美術館
「スイス美の旅」 2005/1 NHK教育 バーゼル(ホルバイン)、サンモリッツ(セガンチーニ)、ベルン(クレー、ホドラー)
TV
世界美術館紀行
セガンティーニ美術館『アルプスの画家ここに眠る』 2004/7/23 NHK教育  
TV
世界美術館紀行
バーゼル美術館 『世界初 市民が生んだ美の殿堂』 2005/10/14 NHK教育 ハンス・ホルバイン
TV
世界美術館紀行
オスカー・ラインハルト・コレクション 『秘蔵の印象派 森の館に集う』 2005/11/04 NHK教育  
         


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