最終更新日:09/11/27

美術館書庫(トルコ・ギリシャ美術紀行'09)

新設開始(09/10/24);改訂(10/31);博物館以外の記事を旅行館に統合しました(11/20)

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目次

トルコ(イスタンブール) ギリシャ
イスタンブール考古学博物館 アテネ国立考古学博物館
トプカプ宮殿 パルテノン神殿
アヤソフィア博物館 新アクロポリス博物館
スルタンアフメト・モスク [ブルーモスク] その他(アテネ)
イスタンブル地下宮殿 メテオラ
ドルマバフチェ宮殿  
イスタンブールとアテネの考古学博物館以外は、旅行館書庫(トルコ・ギリシャ編)

トプカプ宮殿
アヤソフィア博物館[ハギア・ソフィア]
スルタンアフメト・モスク [ブルーモスク]
イスタンブル地下宮殿
ドルマバフチェ宮殿 
旅行館書庫(トルコ・ギリシャ編)に統合

イスタンブール考古学博物館

■イスタンブール考古学博物館(Istanbul Archaeology Museums)

見学にどのくらいの時間がかかるか、予想もつかず、朝一番に訪問。トプカプ宮殿の庭園内にある。

この博物館には、考古学博物館(本館)、古代オリエント博物館、装飾タイル博物館の3つがある。

本館

オーディオガイドは無く、「歩き方」を頼りに見学開始。館内はガラガラで、朝のうちは、見学者より監視員の方が多いくらい。


  • アレクサンダー大王の石棺:アレクサンドロス大王とペルシャ人の戦闘の素晴らしいレリーフで飾られた石棺。
  • リキア(Lycia)の石棺:側面のスフィンクスの彫刻が魅惑的。
  • 嘆き悲しむ女たちの石棺:壁面に18人の美しい女性像。
  • アレクサンダー大王の立像:最も美しいと言われるAlexander III the Greatの立像。前4世紀。
  • シュリーマン:学生時代に履修したドイツ語の教科書がシュリーマン著「古代への情熱」。3階にトロイ出土品のコーナーがあり、突然、シュリーマンの写真が出てきて、驚いた。展示されている出土品には、めぼしいものがない。国外に持ちだされてしまったのか?
  • トロイの木馬の模型:子供向け展示室の前にあったが、大人にも興味津々。

装飾タイル博物館Tiled Kiosk

イズニック陶器や、セルジュク、オスマン帝国時代の陶磁器やタイルの展示。トプカプ宮殿のタイル同様、見応え有り。

古代オリエント博物館

シュメール、バビロニア、アッシリア、ヒッタイトなどの古代文明の遺物を展示し、ヒッタイトとエジプトの間で交わされた世界最古の平和条約「カディシュの条約」が有名。

  • 館内で一際目立つのは、バビロンのイシュタル門の彩色レリーフ(ライオンの行列;前6世紀)。ここで、複数枚見られるとは、想定外。
  • 日時計:砂岩製;BC 1世紀

アレクサンダー大王の立像

リキアの石棺のスフィンクスの彫刻

スフィンクス

スフィンクス

アレクサンダー大王の石棺 嘆き悲しむ女たちの石棺 シュリーマン トロイの木馬の模型
タイル美術館  
  タイル美術館入口のタイル 多色彩弦月窓(polychrome lunette; Iznik; ca 1575)  
古代オリエント博物館  
  バビロンのイシュタル門のレリーフ 日時計(sundial)(砂岩製;BC 1世紀)  

アテネ国立考古学博物館

■アテネ国立考古学博物館(National Archaeological Museum of Athens; NAMA)(Wikipedia

アテネにあるギリシャで最大規模をほこる国立博物館。ギリシャ全土でおこなわれた考古学調査隊の発掘の成果が結集されている。

収蔵品は、先史時代からアルカイク時代、クラシック時代、ヘレニズム時代までにわたっており、ギリシャ美術の収集では世
界有数の古代博物館となっている。1階、2階あわせて五十数室の展示室には、時代別、ジャンル別に作品が展示されている。1階中央のミュケナイ(→ エーゲ文明)部門には、1876年に考古学者のシュリーマンがアクロポリスの王墓から発見した莫大な財宝が展示されている。なかでも「黄金のマスク」はとくに注目に値する。

ギリシャ中の古代遺跡から集めた美術品があるとのことで、所要時間の推測ができず、アテネ滞在中、朝から「気合いを入れて」訪問。イオニア広場から徒歩15分くらい。上野公園の中の東京国立博物館とは違って、喧噪の町中に広い前庭が突然現れ、ホッとする。

オーディオガイドも日本語マップもなく、頼るは持参したガイド書「歩き方」のみ。カメラ撮影はOK。

展示室の番号順に見学開始。展示点数が膨大なので、特に、サイレン、スフィンクスのような半女半獣(半鳥)に注目。

先史時代(ミケーネ、キクラデス)コレクション

最初に目に飛び込むのが、黄金の「アガメムノンのマスク」。ドイツの考古学者シュリーマンが発掘して命名したものだが、実際は、もっと古い時代、紀元前16世紀のミケーネ文明(Mycenaean Greece)時代のデスマスクとのこと。

クーロス像

先史時代(ミケーネ、キクラデス)の部屋を見てから、入口ホールに戻り、左に入ると、膨大な彫刻コレクションが始まる。最初は、アルカイック期(BC 7-5世紀)のクーロス像(青年の像)が並んでいる。裸体で、正面を向き、左足を少し前に出している。顔に、アルカイック・スマイルが見られる。

ギリシャ陶器

2階には、さまざまな様式と形をもつ数千点のギリシャ陶器が時代別、様式別に展示されている。同一模様の黒絵式と赤絵式の陶器を並べるなど、工夫が凝らされている。ギリシア美術のwikiなどによると、ギリシア陶器は、おおむね次の4つに分類される。

  • 第1期(BC 11〜8世紀):幾何学様式。雷文、ジグザグ文、菱形文、波状文、網目文など硬直な連続文。
  • 第2期(BC 8〜7世紀):オリエント様式。有翼獣や植物がモチーフ。中心はコリントおよびエーゲ海域。別名「コリント式陶器」。
  • 第3期(BC 6世紀):黒絵式。ギリシャ神話に題材をとった人物がモチーフの主役。器の表面を褐色地で埋め、図像を黒くシルエット風に描き、その細部を鋭い尖筆で形どる。
  • 第4期(BC 6〜5世紀):赤絵式。神話伝説に限らず、日常生活など多様なモチーフ。背景が黒くえがかれ、人物は赤褐色の土の色そのままに残され、細部は黒で描かれる。
  • その他、白地レキュトスとよばれる死者とともに埋葬された香油瓶がある。胴部の白色の画面に、死者やその家族など、ゆかりの人々の悲愁の姿が、細い線描と色彩で繊細にえがかれ、静謐な雰囲気の優品が多い。

工事中

アガメムノンのマスク
ミケーネ文明;紀元前16世紀)
(シュリーマン発掘)
フルート奏者と竪琴を弾く男
(ケロス島キクラデス文明;2800-2300 BC)
大理石製の偶像
(キクラデス文明;2800-2300 BC)
女神の頭部
(ミケーネ文明;前13世紀)
タコ図柄の壺
ミノア文明;前15世紀)
ミケーネの女性像
(ミケーネ出土;前13世紀;フレスコ)
戦士図柄の混酒器
(ミケーネ文明;前12世紀;シュリーマン発掘)
漁師図柄の円筒(ミロス島;フィラコピ(Phylakopi)文化;前16世紀)
円筒の漁師図柄 天秤(後期ヘラディック文明;前15世紀;青銅製皿&鉛分銅) スフィンクス スフィンクス
(前6世紀;大理石)
 
スニオン岬のクーロス像 ポセイドン(Artemision Bronze)
(アルテミシオン岬沖の海底から;前5世紀;青銅製)
馬に乗った少年
(アルテミシオン岬沖の海底から;前2世紀;青銅製)
 
 
アフロディーテ
(南イタリア出土;2世紀;大理石製)
アフロディーテ アフロディーテ  
サイレン
(330 BC)
竪琴を弾くサイレン
(370 BC)
サンダルを振り上げるアフロディーテ
(デロス島;前1世紀;大理石)
ゼウスの大理石像
(130 BC)
眠るマイナス
(アテネ出土;2世紀;大理石)
眠るマイナス スフィンクス(アッティカの石棺の壁面) Eros(アッティカの石棺の壁面)
陶器展示室(1部) 婚礼の踊り サテュロス? 2頭のスフィンクス
若者とスフィンクス
(c. 500BC)
  ダブルフルートを吹くサイレン
(BC 5世紀)
白地レキュトス アルテミスと白鳥
(Ca. 490BC)
   
白地レキュトス アルテミスと白鳥
(Ca. 490BC)
花嫁とEros
(アテネ出土;415-410BC)

 
アテナの像(3世紀) ボクシングをする少年
(サントリーニ島のアクロティリ遺跡;ミノア文明;前16世紀;フレスコ壁画)
ボクシングをする少年 中庭にある大きなモザイク

パルテノン神殿
新アクロポリス博物館
その他(アテネ)
メテオラ
旅行館書庫(トルコ・ギリシャ編)に統合

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