睡眠は”脳”のエネルギー源
脳私たちは健康を考えるとき、まず肉体のことだけを考えますが、”脳”が元気でないと健康とは言えません。

「脳が大切か、体が大切か」と、二者択一を迫られた場合、皆さんはどちらを選択しますか?

脳の中にはパルスという電流のようなものが流れています。パルスとは興奮という意味ですが、これは、ナトリウムとカリウムの電位差によって起こります。そして、これが脳の働き手なのです。

では、パルスのエネルギー源は何でしょう。実は睡眠なのです。従って、睡眠不足でパルスにエネルギーが充分に回らないと、脳はうまく機能出来ないことになります。

 レム睡眠
熟睡中の夢
睡眠には、その状態によって二種類あります。
 
 @、体は起きているが、脳は眠っている状態
 A、体は眠っているが、脳は起きている状態

この二種類あることは非常に重要なことで、後者の体は眠っているが、脳が起きている状態の眠りを「レム睡眠」といい、この眠りのときに夢をみます。

レム睡眠は全体の睡眠時間の約四分の一あり、体は起きているが、脳は眠っている状態の睡眠、これが睡眠時間全体の約四分の三あります。

私たちが健康を維持するうえで非常に重要なのは、両方の眠りがないといけないと言うことです。つまり、夢も見なければいけないし、夢をみない眠りもないといけません。両者がワンセットになって、はじめて充分な睡眠になるのです。

昼寝、居眠り ある調査によると、首都圏のビジネスマンの睡眠時間は、この20年で1時間も減って平均6時間という結果が報告されています。

米コーネル大学の調査によると、米国人も1日7時間6分で、6時間未満と答えた人は32%に達し、40%以上が「職場で毎日睡魔に襲われる」と訴えています。

人間の脳や体は昼間でも午前10時、正午、午後3時ごろを中心に機能が落ちます。専門家はこうしたリズムの谷間に短時間眠ることで、「体のエネルギー、脳機能の賦活に想像以上の効果がある」と言っています。

居眠り、昼寝は20分前後が効果的でそれ以上だと、目覚めてから頭がボーッとしてだるく、「睡眠慣性」と呼ばれる寝ぼけ状態になります。

寝覚めをすっきりさせるには、眠る直前に濃いコーヒーや緑茶を飲むとよいでしょう。30分後の目覚めた時点でカフェインが効き始めるからです。

 効果的な睡眠

睡眠を考えるとき大切なのは、時間ではありません。
時間と眠りの深さを掛けたものを睡眠量といいますが
これが基本になります。

深い眠りがないまま、ダラダラと浅い眠りを長時間とっても
よく眠ったことにはなりません。
短い時間でもグッスリ眠ることのほうが大切です。

私たち人間の体は
午後八時から十二時まではグッスリ眠れて
明け方になるほど睡眠量が少なくなる仕組みになっています。

ですから、健康を守るためには
グッスリ眠れる時間帯に眠るように心がけることが大切です。
睡眠をきちんととれば、脳も充分に働き体の調子も良くなります。


熟睡するには
あなたは眠れなくてつらい思いをした経験がありませんか?。今、日本では5人に1人が不眠に悩んでいるといわれています。いわゆる不眠症です。

この不眠症、睡眠障害の原因には
 @体の病気、異常
 A精神分裂病、ウツ病、神経症などの精神医学的原因
 B心理的悩み、ストレス
 Cリズム障害、時差ボケなどの生理学的原因
 Dカフェイン・アルコールなどの薬理学的原因
などがあり、このいくつかがあてはまる人もいます。やはり最も多いのがストレスによる不眠です。まじめ、几帳面、完ぺき主義など神経質な人がストレスを受けやすいのですが、かならずしも、みな不眠などになるわけではありません。

自分なりにストレスをためない工夫をし、日常の心がけの中で不眠はある程度予防できます。例えば、
 
 1、太陽の光りを浴び、風にあたる
 2、適度な運動をする
 3、食べるもので改善する
 4、リラックスできる音楽を聞く
 5、ツボを刺激して眠りを誘う
 6、適度にSEXを楽しむ
 7、寝室、寝具を工夫する

それでも眠れない場合は睡眠薬に頼りましょう。最近は安心して服用できる薬が開発され、無理してお酒を飲むより安全です。