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ここでは、イラストを制作過程ごとに順次掲載していきたいと思います。名づけて、Kenzy’s Page の「おしえて、次はな〜に?」のへやです。(^^;

作品No.012  次回作はリアル系のお姉さんです。
美少女系の作品が2つ続いたので、やっぱりリアル系描きたいにゃん♪という感じです。

 

2001年6月16日時点 制作過程 〜 その1 〜

 美少女系でもそうでしたが、リアル系でもそろそろ全身を描いてみたいなという気持ちがありました。
 しかし、美少女系作品No.11で全身を初めて描いたものの、手足の比率が長すぎて肝心の顔がすんごく小さくなってしまい、ほとんど描きこめるようなサイズではなくなってしまいました。
 そこで、全身が描けてなおかつ手足のために画像サイズが大きくなり過ぎない構図として、手足を折り曲げたポーズを取らせることにしました。
 とはいえ、そう簡単にデッサンが出来る技術がある訳でもない悲しい現実を乗り越えるために、雑誌のグラビアから良さそうなポーズのものを選んで、それを見ながらえんぴつで骨組みを描いたもの(まぁ、楕円の集まりレベルっス)を、いつもの通りタブレットに広げてPainterClassicに取り込み、線画レベルでちゃんとした下書きとして仕上げました。
 右の絵はそれをPhotoShop5.0LEに取り込んで、若干修正を加えたものです。あらためて見てみると、左目が少し大きめですが、それは手前にあるからということにして…って言うには大きすぎるなぁ。任意の方向に拡大縮小出来れば簡単なんだけど。ん?回転させてまっすぐにしてから縮めれば出来そうですね。目を描く前に試してみます。

制作過程 〜その1〜
制作過程 〜 その2 〜

 とりあえず、下書きから各パーツごとにレイヤを起こしてそれぞれで基準とする単色で塗ります。
 ボクの場合、顔と鼻は同じレイヤにしています。ここから先、顔はエアブラシで描いていきます。(だってエアブラシが大好きなんだも〜ん♪)
 まずは、暗い部分を先に描きます。その方がなんとなく立体感が早くつかめるような気がするからです。アナログイラストの場合は、薄い色から濃い色の順に塗っていくのが普通だと思いますが、CGの場合は、上から塗っても下地の色に負けてしまうことが無いのがいいところですね。
 次に明るい部分を塗っていきます。この時に目のふちや頬骨などの暗い部分と直に接する個所は慎重に、暗い色と交互に使って違和感が出ないようにしています。
 ある程度出来たら、今度はぼかしを使って境界部分をなじませる作業に移ります。この時には、ぼかしフィルタも使います。ぼかしながら、細部の修正もエアブラシを使って行っています。

制作過程 〜その2〜
制作過程 〜 その3 〜

 塗りが終わった顔の原寸画です。皮膚の角質感を出すためにいつも苦労します。これまでは、直接ノイズ付加とぼかしで行っていましたが、今回は顔のレイヤの上に皮膚感を出すためのレイヤを作成してみました。
 この方法は3Dの皮膚のテクスチャを作成するテクニックで紹介されていたものを自分なりにアレンジしたものです。グレイにノイズを付加後放射状にぼかしを入れたレイヤを不透明度10%、「輝度」にしています。
 さらにステンドグラスフィルタを掛けるともっとらしい感じになるんですが、そのぶん、ちょっと汚い感じがしてしまうために、どうしようかと考えているところです。

制作過程 〜その3〜
2001年6月20日時点 制作過程 〜 その4 〜

 上半身の塗りが終わった処です。(周囲になじませるなどの最終的な調整は置いておいて)
皮膚感を出すために、やっぱりステンドグラスのフィルタを使うことにしました。実際のフィルタの掛け方はその6に書くことにして、効果のほどなんですが、これがまたイイ感じです。
 下のその5をちょっと見てください。その5は皮膚感のレイヤを非表示にしたものです。きれいではありますが、なんとなく、のっぺりしているというか、「なま身」の感触に欠けていませんか?(え〜、そうかなぁ…という方は置いといて。(^^ゞ)
 それに較べて右の絵では、皮膚の下の毛細血管が透けて見えているような感じや、皮膚の角質感が感じられるのではないでしょうか?(お願い、そうだと言ってネ。)
 で、肌の塗り自体は、相変わらずほとんどエアブラシです。右手の皺やくびれ?の部分などは、エアブラシに加えて覆い焼きを併用しています。最初、エアブラシのみで描こうとしたんですが、広がり過ぎたりコントラストが弱くなったりしたので、1ドットのブラシの覆い焼きツールを6%くらいにして調子を見ながら一番濃い部分を描いていきました。
 いま、こうして見なおしてみると、左肩の部分はもう少しコントラストをつけたほうが良いような気がしてきました。皮膚感のレイヤを別にしてあるので、こんな時CGは便利ですね。

制作過程 〜その4〜
制作過程 〜 その5 〜

 その5と言うか、その4の比較画像です。
ちなみに顔のレイヤは下書き線を出すために乗算にしていますので、首との境界部分がなんか変に見えてしまっています。
 そう言えば、なんかゆびがすっごくぷにぷにしているなぁ。ゆびとゆびの境界線をもう少し濃い目に描けばすっきりしてみえるのかなぁ?でも、個人的にはぷにぷに感は捨て難いなあ…。

制作過程 〜その5〜
制作過程 〜 その6 〜

 え〜、皮膚感を出すために使ったフィルタの作り方ですぅ。
まずは、グレーで領域を塗りつぶします。領域は肌のレイヤで選択しておくといいですね。次に、ノイズフィルタを掛けます。今回は250くらいかな。この辺は適当です。
 今度はこれにステンドグラスフィルタを掛けます。セルの大きさは4か5くらいで小さ目にしていますが、絵のサイズによって違ってくるので、これも色々と試してくださいね。
 これにまた、ノイズフィルタを掛けます。ノイズの量は170くらい。先ほどよりは少なくていいと思います。右の図の左から4つ目くらいになればOKです。
 このままだと濃すぎるので、ケシゴムでふにふにと薄くしていきます。一番右の図くらいにしてから、不透明度を下げてちょうどいい感じになるように調節してください。
 こんな感じのレイヤを皮膚感レイヤとして使いました…、って思い出した!いっこフィルタ飛ばしていた。(**;
 えと、えと、ステンドグラス→ノイズ付加後にぼかし(放射状)フィルタを掛けているんだった。どうしよう、図が違っちゃうぢゃないかぁ…。ま、いいか。

と言いつつ、ひそかに直しましたよ。左から5番目がぼかし(放射状)フィルタを掛けたものです。流れを作っておくことで、血管や細かな皺の感じが出せるようになりました。

制作過程 〜その6〜
2001年6月23日時点 制作過程 〜 その7 〜

 両足と両目および眉まで出来た処です。
じつわ、右足を塗り始めてからなんか違和感があったんですが、にゃんと…。えーと、その1のまたはその2の右足を注意深く見てみてください。わかりましたか?はい、その通りです。なんと、親指が外側に付いてマス。(TwT)
 いやぁ、気がついた時は、「うわぁぁぁぁ」ってな感じでした。どうしようもないです。リアル系がどうのこうの言う以前の話でした。あははは、…。
 そんなわけで、その部分だけ下書きを急遽描き直したんですが、こうして見てみると、左足の親指とのサイズが違ってるし…。なんかパンパンに腫れているように見えるなぁ。
 まぁ、その話はどこかに置いて置くとしまして、足首の皺の辺りなどそれなりによく描けたのではと思って結構イイかななどと自惚れていたりします。
 それと、苦労したのが眼です。特に光は何回もやり直して何とからしいところまで来ました。実際のグラビアなどは、向き合っているカメラマンや照明、レフ板などが映り込んでいるために、かなり光の部分って大きくてしかも変な形だったりします。よーく見てみると、カメラを構えている人間の姿が映っていたりして、それを真似て描くと妙に浮いてしまうんです。
 そのため、いろいろと試した結果、無難というかおとなしいオーソドックスな感じの光に落ち着きました。
 あと、左眼は結局なじまなかったので、輪郭部分のみ右眼を若干拡大コピーして使うことにしました。やっぱりCGはいいなぁ。(しみじみ)

制作過程 〜その7〜
2001年6月24日時点 制作過程 〜 その8 〜

 かなり進みましたねぇ〜。
鼻が小さすぎかつ短めだったので、口との間が間延びしてしまい、バランスが崩れていました。そこで、鼻をすこし大きめにして鼻筋も以前よりもスッキリと通してみました。また、右足の親指は逆にすこし細くして左足とのバランスを取りました。
 髪の毛も中々イイ感じに描けました。右の縮小した絵では見分けるのは困難ですが、一本ごとに分かれているっぽく描けたのでは無いかなぁなんて思っています。ただ、髪の分け目あたりがちょっと単調になってしまいました。ざっと手ぐしを入れた時の自然な感じが出せたらもっと良かったんですが、そこらへんはまだまだ修行が足りませんネ。
 口なんですが、今回は歯をきれいに描くことが出来ました。これまでは、歯と歯の境界部分のコントラストがはっきりしすぎていたため、とても汚く見えてしまっていたんですが、今回は唇より若干暗い程度の色を使って歯茎を描いたのと、無理にアウトラインを作らなかったので、キレイな歯を表現できたのではないかと思います。(^^V
 服は一番の難関でしたが、布の糸の感じを出すために、色々と工夫をしています。詳しくは下に書いてありますので、参考になりそうでしたら読んでやっててください。
 服の端っこのレースの部分はどうしようかと思いましたが、簡単なパターンを作ってそれを並べて作りました。右の絵では小さくて判りませんが、その11に少しだけ出ていますのでちょろっと見てやってください。結局は作ったパターンではレースに見えなかったので、白で上塗りして何とかそれっぽく見えるようになりました。
 あとは、サンダルを履かせて背景を描けば完成!で〜す。

制作過程 〜その8〜
制作過程 〜 その9 〜

 服を描いた方法をちょっと書いてみようと思います。
まず、下地の白い領域にノイズ付加します。これを背中、腰、足の部分の3つに分けてそれぞれ2つずつ全部で6つのレイヤを作ります。
 まず背中です。布の糸は、ほぼまっすぐなので、1つ目のレイヤにぼかし(移動)を背中の傾斜に沿って掛けます。2枚目のレイヤにはこれと直角方向に同じぼかしを掛けます。2つのレイヤの不透明度を調節して布目に見えるくらいにします。
 腰と足については、一方にぼかし(放射状)のズームを、他方にはおなじく回転を掛けて背中と同様に不透明度を調節して、布目に見えるようにしておきます。

制作過程 〜その9〜
制作過程 〜 その10 〜

 その9のレイヤの上に布地の地色である白のレイヤを被せます。すこし不透明度を落として、下の布地が微かに見えるくらいに調節します。大体右の絵くらいです。
 この2つのレイヤは、順番が逆でもいいと思うんですが、なんとなくこの順序も方がそれらしくみえたので、この順番にしてあります。
 ちなみに、ちょっと下が透けて見えていたので、布地レイヤの下にも下色レイヤを入れています。

制作過程 〜その10〜
制作過程 〜 その11 〜

 これらのレイヤの上に服の皺を表現するレイヤを作って、明暗を使い分けて皺を表現したものが、右の絵です。レイヤを分けることで、失敗してもやり直しが楽に出来るようになりますよ。(しょっちゅうやり直しているもので…。(TwT))

制作過程 〜その11〜