目覚めると8時前、8時30分出発、天気を聞くと、新聞を指して「今日は平気」
と言う。彼女の情報を鵜呑みにする。荷物をくくりつけていると、原付のおばち
ゃんが「今日は山の方は雪かもね」と言う。この辺でも降るんですかと聞くと、
「7・8年に一度かな」とのこと。
今日の最初の目的地、青島にはすぐに着く。「鬼の洗濯板」とはよく言ったも
ので、あれには感動した。最初は、人工の波消しか何かだと思っていた。予習不
足をひしひしと感じる。
途中、少し雨がぱらつく。いい気になって飛ばすと、要所には必ずパトカーが。
この県の警察は他にやることがないらしい。途中で見かけた標語に、分からない
方言があったので近くの警官に聞いてみる。何を言っているのかよく分からなか
った。彼はきっとはにかみ屋だったに違いない。
何度か、道路が日南
線に絡む。模型電車のコースのようで、とても綺麗。都会
では見られない新鮮な幸せ。
幸島に渡るのも面倒なので、写真だけ取って通過すると、なんと道端に猿が!
でも、都井岬には馬もいて、びっくり。すごい所だ。
青島から都井岬の間のワインディングはとても楽しい。岬の中に至っては恐いく
らいだ。それにしても、都井岬のレストランのカレーは、この上なくまずかった。
米が原因だな。
都井岬から串間
市内の県道もかなりのワインディング。ずっと気になっていた
が、この辺の道は「工事中片側通行」が異常に多い。トラックもかなり多い。
プラグポイントという九州唯一のライダーハウスに着く。わかりやすいところ
といえばわかりやすいところにある。山寺鉱泉という温泉にはいるが、嫌という
ほど待たされる。でも、温泉は温泉、とても気持ちが良かった。
中に入って、そこに置いてあった鍋を借りてレトルトで自炊する。FMを聞き
ながら、本を読んで時間をつぶす。体が冷えてきたので、勝手に炬燵に入らせて
もらっていると、20時に男性が入ってくる。パスポート申請用紙を置いて「9時
半頃にまた来る」とだけ言い残して出ていく。一人でそれとなくテレビを眺めて
いると、予告通り彼が登場する。いろいろなことを話す。彼の昔話、柔道の話、
ツーリングならスズキのSX(彼はスーパーツーリングと呼んでいた)、カブは
名車だとか、改造すれば100は出るだとか、空手やアメリカンフットボールの防具
の話など。結局、午前1時過ぎまで話をした。彼が行った後、芋焼酎
を口にしてみ
るも…。

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