タイトル[3.3KB]

カブで厳冬の九州2週間(1992.02.07〜1992.02.19)


第4日目 1992.02.10(水)鹿屋〜桜島

 炬燵で寝たら、喉が痛む。しかも虫歯ができたらしい。8時に彼が来て、バイ クと一緒に写真を撮る。飯を食わずに9時に出発、佐多岬へ。昨日の疲れが残っ ている。気づいたら佐多岬入り口。有料道路で原付の400円は高いなあと思って いたが、走ってみると元は取れたかなという感じ。途中で猪に会うし、時速70キ ロメートルは超えるし、オーバースピードで対向車線に飛び出すしで、最高だっ た。岬の先端にある、本土最南端の公衆電話の前で記念撮影。行きがけに見付け た眺めの良い防波堤の上で、近くの雑貨屋で買ったパンをかじる。
佐多岬にて[6.51KB]  垂水の手前で、目がチクチクしてくる。まさかとは思っていたが、そのまさか で、桜島 の灰がここまで飛んできていたのだった。仕方ないので、シールドをつ けて、目を細めて走る。陽が射せば暖かいが、風が冷たい。これ以上北上したく ない。
 歯の痛みと灰でいい加減嫌になり、展望台からユースホステルに電話をかける。 ぶらぶらしてからユースに行くが、15時半だったのでまだ誰もいなかった。しか たがなしに、北道を少しも取ってガソリンを入れ、絵はがきを買って、鳥島跡地 でみんなに手紙を書く。
 そういえば、佐多岬に大分ギャルズがいた。声をかければ良かったと思ったけ れど、僕はそんな勇気を持ち合わせていない。
 根占と大根占の間の「長谷」という海岸(名前も名前だが)には、砂浜に無造 作にテトラポットが積んであった。七里ヶ浜の行く末を暗示しているようで、 とても嫌な気持ちになった。このあたりでは自然が豊富にありすぎて、砂浜の有 り難さというか素晴らしさが分からないらしい。なんともったいないことか。
 こちらに来てから何台か、本当に数えるほどの原付を見たが、みんな30キロを 厳守している。スーパーカブやカブもどきに至っては、3速に入れてはいけない という道路交通法があるかのようだ。スクーターはみんな揃いも揃ってヤンキー 仕様だし。
 今日は、午前中こそ曇っていて寒かったものの、佐多に近づくにつれて暖かく なってきた。
 ユースのルームメイトはみんな楽しい奴ばかり。この時期は卒業旅行をしてい る人が多い。ギター片手の明治の4年二人組をはじめ、神戸・大阪から二人、う ち一人は外人、等々。ここに来た初めてユースらしさを実感する。残っている手 紙を書き上げよう。

第3日目へ 第5日目へ

RETURN TO TOP