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カブで厳冬の九州2週間(1992.02.07〜1992.02.19)


第5日目 1992.02.11(木)桜島〜指宿

 よく寝る。朝食の時間に起こされるが、頼んでいない僕にとってはありがた迷 惑。起きてしまったものはしょうがないので、8時過ぎに出発。今日は日程的に 割と余裕があるので、溶岩をゆっくりと見物してから 桜島 を後にする。
 いつの間にか、島から陸地に(とはいっても島国日本、大陸なんてあるわけも ないが)来ている。 鹿児島 市内までの錦江湾沿いの道がやけに長く感じられる。
 ようやく鹿児島市内に到着、市内のラーメン屋に入る。鹿児島ラーメンと餃子、 しめて1000円は高かった。店のおやじと話をする。夏には市内にも灰が飛んでき て大変みたいだ。俺なんかよりも農家の人が大変だろうと言っていた。指宿はど っちですかと聞くと、地元の人間は観光に興味ないから分からないけれど、南に 行けば着くよだって。九州人らしいおおらかさ、とってもいい加減。
 郵便局を見付けて切手を買おうとするが、休日窓口だったために売っていない。 切手の自動販売機なんて置いてあるわけもないので、あきらめる。隣のかわいら しい手芸と文具の店に行ってみると、そこに置いてあった。世間ではバレンタイ ンデーが迫っているので、さすがに女の子だらけで、その場にいる自分がいかに ミスマッチかを痛感し、そそくさと店を後にする。
 指宿 への道で、ふと我に返る。いままで、海岸線しか走っていない。よっぽど 僕は海がすきらしい。でも、こっちの海はとても綺麗だ。
 指宿 で、名物の砂風呂に入る。「重たい」が最初の印象。しばらくすると気持 ちよくなってきて、寝てしまう。普通の風呂に入って砂を落としてからでる。ユ ースはすぐ近くだったので、後ろの大荷物だけ置かせてもらう。ねーちゃん綺麗 だ。
 暇に任せて、開聞岳 の麓まで行く。一周しようとしたが道が分からずに、池田 開聞岳[10.8KB] 湖へ。鰻だかナマズだかを見てぐるっと回る。途中で練馬ナンバーのセローを見 かける。菜の花畑を見て公園へ。家族連れと写真をとりつとられつ。しばらくそ こでまったりとしていると、老夫婦が来る。鹿児島特有の「田の神」と言うのを 探し続けているという。薩摩半島にあるものはほとんどカメラに収め、もらした 所をこうして拾い集めて回っているという。すごい。
 また指宿に戻って(この途中で地面から湯気が出ているのを発見、噴火するか も知れないと一瞬不安になった僕)、長崎鼻へ。バイクを降りて岩場を歩いてぐ るっと回って砂浜に座ってこれを書いていると、アベックが寄ってくる。写真を 撮ってあげて、少し話す。僕の愛車を見付け、「ひょっとしたらあそこに座って いるヒトのじゃない?」と言うことで僕に話しかけてきたという。その勘の鋭さ には感服する以外にない。今日はガス出ていて、あまり景色が綺麗ではなかった。
 ユースに入る。6人部屋で、6人ともバイクできた人たちだった。何という巡り 合わせ!(うち1名レンタカー、我が家の近所でびっくり、世間は狭い)いろいろ 話せて面白かった。若輩者の僕は、良き先輩たちに囲まれて幸せでした。GPZ 900,PHEAZER,R1−Z,SERROWのみなさん。指宿スカイラインは とても良いという話。SERROWさんは、沖縄帰りだとか。どこぞの温泉がい いだとか、ここの道は凍結していて通れないだとか。とりあえず、阿蘇方面は無 理そうだ。当然、共通の話題であるバイクの話では盛り上がる。

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