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−色眼鏡−

(2000.07.29)

 

人は全ての情報を主観的に捉える。
目に入ってくる光、耳に入ってくる空気の振動は真実であり、事実ではないかも知れない。
真実と事実はちがう。辞書で意味を調べてみた。


しんじつ【真実】 [名][形動](1)ほんとうで正しいこと。うそでないこと。(2)仏教で、絶対の真理。
じじつ【事実】 [名](1)本当のことがら。実際にあったことがら。(2)(副詞的に)まったく。本当に。▽―その通りだ。


私が赤いと思っているリンゴは、あなたの目には青く映っているかも知れない。
それを「赤い」という言葉で、共有しているだけかも知れない。
もし私があなたのその目を借りたら、世界は全く違って見えるかも知れない。

写真は、私の重要なライフワークのひとつである。
レンズを通した光が、フィルムに記録される。
被写体は客観的事実に限りなく近いが、記録されたフィルムは極めて主観的な作品になる。

このページのタイトルに、「色眼鏡」を選んだ。
私の主観は、あなたにどう写るのだろう。
最後にまた、辞書の言葉を引用しておく。
辞書は、本来的に曖昧である言葉をより一層曖昧にする。


【色眼鏡】 [名](1)レンズに色のついためがね。(2)ある考えにもとづいて物事を見ること。先入観。▽すべてが―で見られる。


(引用は全て、TEGLET社「光の辞典Ver3.14」から)



草に埋もれたトラック

 


尾瀬にて

 


夏の無人島

 


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