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■日本人の誇りを育てる教育
2006.4.8 今日の日本人は、国に対する誇りを失っている人が多い。とりわけ青少年にそういう傾向が顕著である。日本人としての誇りは、国の歴史や伝統・文化について、良い点を学ぶことがなければ、育っていかない。 「日本人の誇りを育てる教育」について考えてみたい。 <目次> |
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第1章
誇りとは何か
誇りとは何だろう。『広辞苑』を引くと、次のような語義が載っている。
●誇り=ほこること。自慢に思うこと。また、その心。
光栄については、次のような説明がある。
また誇りは、「自分は○○である」というアイデンティティと関わる。それは「○○である自分」を肯定的にとらえる評価に裏づけされている。また「○○である」ことは、良いこと、うれしいこと等の感情が伴っている。そして、「○○であること」に恥じることのないようにしたい、評判を落としたくない、名誉を汚したくないという気持ちが含まれているのだと思う。
日本に生まれてよかった、日本人に生まれてよかったという感情を持つにいたると、誇りが生まれる。そして、日本及び日本人のよさを保とう、誉れを保とう、名を汚してはならないという「意思」が生まれる。 この「知識」⇒「感情」⇒「意思」という深まりが重要である。
その調査によると、「自国に誇りを持っているか」という問いに対し、「持っている」と答えた人の割合が、日本の場合、54.2%。これは59カ国中56番目という低さである。 ちなみに、1位はエジプトで99.1%。アメリカは13位で94.1%、インドは29位で88.1%、フランスは38位で84.3%、イギリスは40位で82.7%、中国は45位で78.0%。最下位はルクセンブルグで51.2%だった。 一体、日本という国は、国民が自国に誇りのもてないような国なのだろうか。世界の国々では、日本の文化や技術が賞賛され、日本に憧れを持っている人々は多い。それなのに、我が国では、自国に誇りを持っていない人が多い。 戦後の日本人は、日本人としての誇りが持てないような教育を受けてきた。そのため、誇りそのものが育っていない。誇りを持つことは、すなわちおごりであり、他者への思い上がりだというような意識を、教育の場で植え付けられている。そのため、誇りという評価や感情が持てないような規制が心の中に働くようになってしまっている。「知識」が与えられず、「感情」を抑えられ、「意思」がくじかれている。 こうした現状を把握したうえで、具体的な方策を立て、「日本人の誇りを育てる教育」を実行することが、日本の教育の重要課題である。 (ページの頭へ) |
第2章 誇りの持てる歴史を教えよう
敗戦によって、日本人は自信を失った。また占領政策によって、勝者の歴史観を押し付けられた。戦後約60年、日本の国について、良いところを教えず、過去の行いの悪いところを誇張して教えられてきた。悪いことばかり聴かされると、誇りは育たない。また、誇りは傷つけられ、失いもする。
その結果によると、「強く持っている」と答えた者が、日本は15.4%、米国は29.4%、中国は29.3%だった。誇りを強く持っていると答えたのは、日本は米国・中国の半分程度なのである。「やや持っている」と答えたのは、日本が35.5%、米国が41.5%、中国が50.1%である。「強く」と「やや」という答えと合わせると、米国は約7割、中国は約8割と多数であるのに対し、日本は50%程度にとどまる。 この一方、「余り持っていない」と答えた者は、日本が32.7%、米国が17.9%、中国が15.7%である。わが国の高校生は、国に対する誇りを「あまり持っていない」と答えた者が3割以上いるのである。
戦後の日本人には、占領後すぐ、アメリカの立場による「太平洋戦争史観」が植え付けられた。新聞に連載され、全国の学校に本が配付されて教え込まれた。ラジオ・ドラマ化されて、『真相はこうだ』という番組で全国に放送された。東京裁判の判決を是とする東京裁判史観が、それを補強した。これが、戦後の歴史教育のもとになっている。 この占領下の教育が、今なお日本の教育を支配している。それは、占領下で作られた教育基本法による。昭和22年制定後、半世紀以上たっているのに、教育基本法は一言も変えられていない。根本方針が変らないまま、教育が行われてきたことによって、日本人の精神が低下・退廃してしまった。
国の歴史のよいところを教え、誇りをもてるようにしないと、国民は精神的にだめになってしまう。自国の歴史や伝統に誇りを持つことは、祖先への尊敬や感謝を持つことにつながる。子供たちは、自分の命が祖先から受け継がれてきたものだと感じる。自分の存在は、祖先のおかげだと気づく。それによって、自分が生まれてきた意味、生きていく目的、自分の担うべき役割を理解することができる。そこに、人への思いやりや、助け合いの心が育つ。 だから、私は誇りある歴史の教育は、子供たちの心を育てる教育となり、子供たちの心を救う教育になると思う。それは、また国全体で見れば、日本を再建する教育ともなると思う。 (ページの頭へ) |
第3章 皇室について教えることがポイント
日本人としての誇りを育てる教育を実行するには、歴史教育を改めることが必要だと書いた。その中で最大のポイントとなるのは、皇室について教えることだと私は思う。 |
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