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誰かがふと思った 『みんなの未来を守らねば・・・・・』
『寄生獣』 |
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何者かの意思によって地球上に「それ」がやってきた。それは人間の頭部に寄生すると、人間を捕食する知的生物となる。 泉 新一の脳に侵入しようとした「それ」は、新一の抵抗により頭部への寄生に失敗、彼の右手に寄生することになってしまった。 そして、新一と寄生部分の右手『ミギー』の奇妙な共存関係と、寄生生物との戦いが始まる。 |
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説明は要らないでしょ?とにかく素晴らしく見事にまとまった作品。構成にしっかりとした骨組みがあってスッキリわかりやすく、思わぬところにさりげない伏線が張ってあったりして、「う〜ん、うまい!」と思わず唸ってしまいます。 こういった異種混合型主人公の、中間の立場にいるがゆえの戦いや葛藤というステレオタイプ的な設定にもかかわらず、そこに利己的遺伝子だの環境問題だのとタイムリーな要素を絡めさせるあたり、作者の目のつけどころの違いを感じます。 ところでこの作者もデビルマンを読んで育ったらしいです。数年前、何人かの漫画家がデビルマンの設定を使ってサイドストーリーを描くという『ネオデビルマン』という企画があったんですが、その単行本の2巻に、彼の作品が載ってます。不動明や飛鳥了も、チョイ役で出てますよ。 そういえば、確かに『人間vs寄生生物』は『人間vsデーモン』の構造に似てるものがありますね。でも人間を滅ぼすべき『敵』ではなく、『家畜か食料』と見ているところに決定的な違いがあります。あと大風呂敷を広げすぎないトコとかね。 それからこの作家さん、絵がヘタとかいわれてるけど「そーかなー?」って思う。技術が無いってーのなら話はわかるけどさ、ひとりで描いてたらしいし。でも表情なんかドキッとすほど生々しくてイイのがある。パラサイトのデザインも美術室においてある石膏みたいでカッコイイぞ。 ちなみに、良かったキャラはホームズ倉森と殺人鬼浦上。倉森のエピソードは泣けるほどセツなし。浦上はかっこよく描きすぎだよ岩明センセイ、社会不適応者なのにさ(笑) |
寡作な人らしく、作品数は少ない。『骨の音』という短編集と『風子のいる店』、『七夕の国』は読んだ。短編集など見ると、作者のカラーがよくわかる。ホラー描写は、やっぱ最初からうまい。 |