PAYATAS1![]()
(08/14/2001 tuesday)
「パヤタス、行く?」
「何、それ?」
「ゴミがイッパイ、知ってるでしょ?」「面白いヨ」
・パヤタス?知らない。
・ゴミがイッパイ?スモーキーマウンテンみたいなとこか。
・面白いヨ?面白くなさそう。
しかし、挑戦的な視線を感じたのでビビッてなるものかと
行くことに決めた。
EDSA聖堂から帰り家に寄ってから出発。
着いた時には真っ暗だった。
ときどきイナヅマが走る。デコボコ道を蛇行しながら下って
行く。家もまばらだ。
「車カワイソウネー。イタイ、イタイ言ってる。」
マリテスはピクニック気分のようだ。
運転手のDODONGはタオルを覆面にして異臭を防いで
いる。私は鼻が悪いのでニオイには強い。
行き止まりで停車。ここから先は歩く。車から降りると
さすがに異臭が鼻をつく。真っ暗なので水溜りや石、デコボコが見えない。
「アソコ山がある。」と指差すが、私には見えない。
ニールが先頭で下って行く。よく見えるものだ。
きっと目がいいんだな。
チョット待てよ。日本のゴミ問題でダイオキシンがナントカ
というか、健康を害すという報道があったよな。このニオイ
はそれか?
ヤバイ、変なことに気づいちまった。(遅いともいう)
一抹の不安を抱えながらさらに下って行く。
PAYATAS2![]()
(08/14/2001 tuesday)
途中で大きなゴミ袋が四つ置いてある家を通りすぎる。
一つがアパート用のプロパンガスボンベ3本ぐらいの大きさ
だった。
何をしてるのでしょう?
私的なゴミ回収業者?
ゴミの山から使えるものを拾って再生する?
再生業者に持っていく?
よくわからない。
そういえば、ゴミの山が崩れて何人か死んだという
ニュースがあったな〜〜。
この辺のことだったような気がする。
◆http://homepage2.nifty.com/kiichi-t/diary5/page2ad.htm
「徒然日記32ページ」を参照してください。
真っ暗だし、足元がデコボコで歩きにくい。
ニールはスタスタ歩いて行く。怖がる様子も無い。
マリテスは懐中電灯を持ちキャーキャー言いながらついてくる。
マリテスの明るい声が似合わない。男達は無言だ。
ここはきっとハイキングコースではない。
まばらな家はケソンやマニラのプレハブより、小さく程度が
悪そうに見える。
何を生活の糧にしてるのだろう?
農業と漁業じゃないな。畑は無いし海も無い。
急に林が開け目の前に未舗装のバカデカイ道路が現れる。
その道をゴミ袋と作業員をを積んだ馬鹿でかいトラックが、
体を揺らしながら通りすぎて行った。
PAYATAS3![]()
(08/14/2001 tuesday)
体を揺らしながら通りすぎて行った。
不安!不思議!不安!不思議。なにやら不気味でもある。
その道の向かい側に少し大きめの建物があり、看板に明かり
が点いている。一番若いDODONGが泥やデコボコを
ものともせず、そこに向かった。私もついて行こうとすると
マリテスに止められてしまった。
「危ない」「汚い」と。
しばらくしてDODONGは長靴を持って帰ってきた。
彼の長靴調達行動は3回繰り返され7人分の長靴が揃った。
サンダルを長靴に履き替えて道路を渡る。
キャーキャー楽しそうです。何でも楽しんでしまう民族なんですね。こいつら特別なのかな〜〜〜〜。私の心は深刻方面に傾いていたんですけど。
わたり終わってバカデカ悪路のはるかかなたを見ると
小さな灯りが蛇行しながら登っていくのが見える。その道は
ゴミが踏み固められてできたものということだった。
建物の裏側に案内されると、ウッスラと小高い山のシルエットが見えた。あれがゴミの山か。トラックが登っていくのが
見えたところからここまで、そしてさらに先までゴミ山が
つながっているということになる。ゴミ山の地平線か。
人工的に作られた山。まだ成長している。
写真を撮ろうとも思ったが躊躇した。そういう時は撮らない
と決めている。
上半身裸の作業員風の男が水を求めにきた。
ここのオバチャンが快く水道の蛇口を指差すと、手のひらで
水を受け体をさする。オバチャンが給料を聞いているようだ。
「ワンハンドレッド、フィフティ。」
150ペソか。30日働いたとして4,500ペソ。
キャンプに行った時の食料代が1,000ペソだから、
4.5回分の食料が手に入る。
キャンプは二日だから9日分の食料代になります。
キャンプは7.5人だったから、4,500ペソで1ヶ月
食える人数は?
ちょっと長くなったので続きは次回。