樹齢推定・の生命
屋 久 島
世界遺産条約
輝かしい人類の文化とかわるもののない偉大でしかも無力な自然を
人類の共通遺産として永遠に残す。
1992年、政府は文化遺産として法隆寺、姫路城を、自然遺産として白神山地と屋久島を登録した。
1、島 の 概 要
屋久島の全体像を概略紹介しますと、鹿児島から南150キロの黒潮
の流れる洋上にあり、周囲105キロ、東西27キロ、南北25キロの
ほぼ円形で花崗岩で出来た島である。
九州で最高峰の宮ノ浦岳1935メートルを始め1800メートル以上
の山が7座、1000メートル以上が30座あり、海岸部から一挙にせ
り上がっているので洋上のアルプスと呼ばれている。
植物は海岸部が亜熱帯植物、広葉樹林、針葉樹林と続き頂上部は
ヤクザサ群となり、亜熱帯から亜寒帯までの植物の垂直分布が見ら
れる貴重な地形をなす島で、霧島・屋久国立公園内であり、自然環
境保全地域に指定されている為に、太古杉の原生林がそのまま生
きている宝の島である。
雨は年間、山岳部で一万mm、海岸部で四千mm降り、俗に「島は月
に35日雨が降る。」と言われいる。この為、深山はV字渓谷となり、
島に陰影を作っている。花崗岩にしみ込んだ水は天然のミネラルウ
ォーターとなり全島に無数の激流と滝を作って、海に落ち込んでいる。
南方航路の遣唐使は必ずいったん屋久島に立ち寄り、栗生の川で
水を汲み、大陸に向かったと記録に残されているとの事です。
屋久島の水はこの時代でも腐らないと言い伝えられていたのです。
2、屋 久 島 は 世 界 の 遺 産
「屋久の御岳おろかにみるな、金の蔵よりゃなを宝」結婚式・建築祝
いの一番に必ず歌われる歌が伝承されている。
深い森が創り出す底知れない恵みに人間が感謝している様子が表
現されています。
島の人々の宝物と同時に日本が世界に誇れる自然の財産である。
3、屋 久 杉
日本での杉の南限は屋久島、北限は青森である。
通称、屋久杉と言うのは1000年以上生きたものを言い、1000年
以下を小杉、植林したものを地杉と区別している。
屋久杉は標高にして600メートル以上から1300メートルくらいの
所に多く自生している。1200メートル前後に巨大杉が多い。
又、強風・多雨・濃霧・雪て゛白骨化した原木が全山あちらこちらに白
い墓標の様に林立しているのが不気味である。これは屋久杉の寿命
の最後の姿で枯存木と呼ばれている。
屋久杉は油脂成分が多量に含まれている為、多雨にも耐えられると
言われております。
島津氏直轄地時代に伐採された巨大古株は今も形を崩さず多く見
る事ができる。
世界で最長寿クラスと言われる推定7200年の縄文杉のある高塚
山登山歩道周辺、白谷雲水峡、屋久杉ランド、花山原生保全地域
等に冠名のついている2000年から3000年の巨大杉や屋久
杉の原生林がある。
一般的な登山コース
安房(あんぼう )の港から車で40分、950mの峠を越え、荒川ダム
から歩き始めるのだが、縄文杉までは片道4時間。トロッコの廃線軌
道を2時間そして難行苦行の山道を2時間歩かなければならない。ゆ
っくりと原生林を鑑賞する時間は含まれていないので往復10時間は
欲しい。
トロッコ道を1時間半程歩き、足の痛みを覚える頃に三代杉があらわ
れる。
4、冠 名 の つ い て い る 巨 大 杉
三代杉 :一代目の杉が今より3500年昔に生えて、2000年生きて
二代目はその倒木の上に偶然育ち、親木を肥やしとし約1000年
生き、三代目は株より芽を出した一本の苗が成長し、約500年しか
たっていないが輪廻転生を覚えさせる樹として保護されている。
翁杉(おきなすぎ):険しい登山道に入り、最初に対面が出来る。樹齢
2000年。
ウイルソン株 :樹齢3000年、根廻り32m、古株の中は空洞に
なっていて、小川が流れて広さは18畳。1586年(天正5年)牧
村の五郎七が足場を組、京都の方向寺建立の為に切ったとされて
いる。米国のウイルソン博士によって世界に知らされたのでこの名
がついている。
原生林の中で眩しいばかりの金茶色の肌をした巨木が目について
くる。金茶色の樹は椿科のヒメシャラである。静寂な深山の森の中
で、一番強烈なアクセントとなっている。
大王杉 :根廻り43m、高さ40m、樹齢3000年、縄文杉
がみつかるまで、屋久島で大王として君臨していた。
夫婦杉 :樹齢2000年、どちらか一方から出た脇枝が相手の幹に
喰い込まれて、手をつないだ姿をしているのでこの名前がついている
5. ピ ン チ の 縄 文 杉
樹高30m、根廻り43m、昭和41年に発見されたこの巨樹杉は
大岩杉と呼ばれていたが取材した新聞記者が縄文土器の火焔土器
に似ている事からこの名を付けたと言う。
瘤が重なった様に奇怪な容貌である。着生木を二十数種従え、もは
や植物と言うよりは別の生き物とおもえる。この世の生きる物の生
きるエネルギーの迫力の凄まじさであろうか。言葉に言えない感動
が胸を突き上げてくる。古代から生きて、台風の通り道であるこの
島に、仮に7200年間、一年に最低十回の台風が来たとしても720
00回である。その中には巨大台風も数多くあった事であろう。中
心になる幹は十数メートルの所から見あたらなく巨大な脇枝が天空
を突き上げている。
今、縄文杉はピンチに遭遇している。標高1300mの斜面に鎮座し
ているが、事もあろうに150坪ばかりの廻りの斜面を森の管理のプ
ロの手に依り皆伐された為、多量の雨と強風にたたかれた地面は土
が流され根が露出し、それを知らずに沢山の登山者が根を踏みつけ
その為、倒壊の危機にさらされている。ピンチの縄文杉を救えと、い
のちの砂を登山者に運んで貰う一握の運動が行われた。今は15m
手前からしか見れない様に養生がされている。地球の貴重な自然遺
産を大事に大事に後世に引き継がなければなりません。
思い出すままに綴りました。読みづらい文書を最後まで読んで頂き
ありがとう御座いました。お礼に美味しいお話しを紹介いたします。
それは安房のロイヤルホテルに勤める料理長の岩川信隆さんです。
地元の漁師と仲間が多く、特別な味を賞味させてくれます。又、ポン
カン・タンカンを無農薬で自作しており、お願い出来ます。
もう一つは、屋久島に行かれたら珍しい海中温泉の入浴をおすすめ
します。満天の星空の下での海中露天風呂は満点なり。
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屋久島倶楽部 吉武正一
tel無し
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