「祝迫 義郎」ギャラリー


 うちの奥さんの友達のダンナは、ゲージツカである。芸大を出て、金属を使ったオブジェなどを作っている。どうもオレはゲージツなるものに疎いので善し悪しが分からないが、彼の作品には、なんというか独特のユーモアがある――ような気がする(気のせいかもしれない)。今回ようやく本人から許諾をとりつけたので、少しではあるが彼の作品を以下にご紹介する。タイトルやキャプションも展示状態のままを再現した。独特な「祝迫ワールド」をご堪能いただければ幸いである。なお本ページのみ無断転載は絶対厳禁とする。
 



2007年10月3〜16日 東京・新宿「高島屋」

ごあいさつ
私は、物の持っている姿、特長、クセ、その物に 
対して人々が持っている思い込みや先入観を素に、
自分が普段なに気なく考えている事、回りで起こ 
っている事、自分がしてきた失敗や経験を通じて 
考えた事、望んでいる事などを、金属を通して表 
現しています。                
金属の持っている堅さや柔らかさ。冷たい表現か 
ら温かみのある表現の幅。金属によって違う、質 
感をともなった色の見え方。同じ金属でも表面の 
テクスチャーによって、見えてくる色の違い。な 
ど、このような、幅広い可能性を持った素材を、 
自分の表現にあます事なく生かせるアイデアを、 
常に考えて制作しています。     祝迫義郎 
略歴
1975 鹿児島生まれ              
2001 東京芸術大学 工学科卒業        
2003 東京芸術大学 彫金専攻修士課程修了   
現在 東京芸術大学 工学科彫金教育研究助手  
〜個展〜    2005「ギャラリー山口」    
          「イセザキモール 小市」 
        2006「イセザキモール 小市」 
        2007「イセザキモール 小市」 
〜グループ展〜 2003「ギャラリー後藤」    
        2006「ギャラリー銀座1丁目」 
          「ギャラリーゆう」    
        2007「ギャラリー山口」    
          「ギャラリー銀座1丁目」 
          「hpgrp GALLERY NEW YORK」




魚達の祭典
楽しそうなお祭りの雰囲気を縦横無尽に泳ぎ回る魚で表現した。
 



切れたらおしまい
〜電球〜

人も電球やヒューズみたいに
切れたらおしまいかな〜  
大人になんなきゃな〜   
切れたらおしまい
〜ヒューズ〜

人も電球やヒューズみたいに
切れたらおしまいかな〜  
大人になんなきゃな〜   
動き出す術
自分のけつに火を付ける事が出来れば
いつでも飛び立てる気がする    
コスチュームデザイン
Shingo Tokihiro 時広真吾

祝迫義郎・時広真吾コラボレーション作品        
新潟・リュートピア企画・製作、能楽堂シェイクスピアシリ
ーズ「マクベス」において、舞台衣装デザイナー時広真吾氏
の依頼により祝迫義郎が制作。             
失って気付いた事
 BSE問題で日本って結構アメリカの世話になってるんだ
なって実感した。                   
 いつの間にかなにかの世話になってる事を忘れてるって事
も、もしかしたらあるのかもしれない。         
 牛肉はいずれ復活するだろうけど、失ってから気付いたっ
て遅いものもあるんだろうなって思う。         
女の武器
〜ナイフ〜
女の武器
〜 弾 〜
女の武器
〜戦闘機〜
女の武器
〜 核 〜
ふたつの
 標 的 





天職無視
「マニキュア汚れるから仕事したくないのよね〜」    
…だってさ。まったく、大事な商売道具に落書きしやがって
どうやって食ってくんだよ。              
反抗期
〜対蛇柄2〜

 絶対に勝てないものに対する反抗。学校や親や社会に対す
る人間の反抗期に似てる気がする。所詮こんな風にかわいく
見えてたに過ぎないんだろうけど…           
幻覚・hungry?
〜照り焼きチキン編〜

2005年に発表した「幻覚〜ハム編〜」に続く第二弾。 
鶏の威嚇に負けず「美味しそ〜」な目でご覧ください。
マセガキ!
〜ジーンズ〜

 早く大人になりたくて背伸びしている子供達のエネ
ルギーをストレートに表現した、         
「マセガキ!」シリーズ、人間アイテムバージョン。
マセガキ!〜葉巻〜
 早く大人になりたくて背伸びしている子供達のエネ
ルギーをストレートに表現した、         
「マセガキ!」シリーズ、人間アイテムバージョン。
疲れた時の処方箋
疲れた時にこれ以上の薬はないよな〜
くいっぱぐれる不安
こういう仕事をしていると、常にこういった不安が
付きまとう。                 
作者の心情風景を表現してみた。        
開花術
どれだけの道のりか分からないけど、登り続ければ
いつか花が咲くかもしれない。         
陰陽
いい事もあれば悪い事もある。          
吊るされたドライフラワーは元には戻らないけれど、
いつか砂時計がひっくりかえって花が咲く事がある 
かもしれない。                 
ぶっそうな世の中
当然のように何気なく味わっている平和な毎日。    
そこに突然おとずれる考えもしない不幸な出来事。   
ありえないと思っている事が平気で起こる。      
想像を絶するほどぶっそうな世の中になってる気がする。
ぶっそうな世の中2
当然のように何気なく味わっている平和な毎日。    
そこに突然おとずれる考えもしない不幸な出来事。   
ありえないと思っている事が平気で起こる。      
想像を絶するほどぶっそうな世の中になってる気がする。
二重人格
消化器型手榴弾なのか、手榴弾型消化器なのか、
破壊のための物なのか、安全のための物なのか、
嫌いなのか、好きなのか、          
打算なのか、本心なのか、          
……世の中には分かりづらい事が結構ある。  

防犯対策
 最強だと思ってるヤドカリ。でも強いのは殻で
あって自分は何も変わっていない。組織や仲間に
守られてても自分が強くならなくっちゃしょうが
ないんじゃないかな〜。           
 




2007年3月26〜31日 東京・銀座「銀座一丁目ギャラリー」

  女の武器
 
 
 女の人は、化粧をしたり、ファッションや下着に気を使っ
たり、料理を作ったり、自分のようなだらしない男から見て、
どの要素も尊敬にあたいすると思う。
 ハイヒールはファッション、口紅は化粧、パンティー
は下着、オムライスは料理、のそれぞれの象徴とし、それら
を「女の武器」と言うタイトルのもと、作者の勝手な判
断で、実際の武器の戦闘力と比例させて表現してみました。
 
女の武器
〜ナイフ〜
女の武器
〜弾〜
女の武器
〜戦闘機〜
女の武器
〜核〜




2005年5月 東京・銀座

ふたつの標的
(赤銅・四分の一・白四分・銅・銀・真鍮)
巧妙に姿を変えて獲物に近づくカメレオン、夢中になりすぎて
自分がどこにいるのかわからなくなり、いつのまにか狙われる
立場になってしまう。
足もとをしっかりみていく事も大切だと思う。
覚醒
(銅・銀・七宝)
欲望に惑わされ「貝」という現実から離れ、「布団」という
安らぎを手に入れたものの、現実から離れては生きていけな
いという事に気付き「貝」に帰って行く。
人は欠かす事のできない大切なものをそれぞれ持っているも
のだと思う。
幻覚
『hungry?』
(銅・銀・赤銅)
近頃流行りのダイエット、あんまり食べる事を我慢してると
かわいい子豚もおいしそうなハムにしか見えなくなっちゃう
かも、      ・・・・・・・ちょっとかなしい幻覚。
   
防犯対策
(銅・銀メッキ・赤銅)
窓はなく、扉は頑丈、そしていつも家にいる。
これ以上の防犯対策はないかも。
狙われる運命
(赤銅・銀・銅・真鍮)
常に狙われるダーツの的、その度に怒ってたらきりがない。
いい加減身の程を知ったほうがいいかも。
ルトマラズ
(銀・赤銅・銅・真鍮)
怒ってふくらんだサイコロフグ。
おかげで転がっちゃって「目」が決まらない。
落ち着いて判断する事が大切だと思う。


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