コース:猿倉〜大雪渓〜白馬岳〜柳又谷源頭〜雪倉岳〜蓮華温泉〜白馬大池〜金山沢〜猿倉
2泊3日小屋泊まり(かっきー、わたし)
GW後半戦は白馬雪倉での山スキーである。雪倉は1999年のGWに栂池から入って蓮華温泉をベースに往復し木師屋集落経由平岩に下りたことがある。雪倉の斜面はとても広大で滑降も楽しめた。そのときはテント一式担いだが、今回は小屋泊まりで荷物を軽くし、滑り重視。大雪渓から入って柳又谷源頭部を滑って雪倉から蓮華温泉、大池へ登り返し、金山沢経由で猿倉に戻るプランにする。
1日目:猿倉〜白馬尻〜村営宿舎〜白馬山荘(食事付泊)〜白馬岳山頂往復
| 猿倉を出発。 | すぐに白馬主稜が姿を。 | 林道を白馬尻へ。 |
豊科ICで高速を下りて白馬へ。安曇野は常念岳が田んぼに映りこんだりしていい光景が広がる。絶好の天気である。八方に着いて駐車場に車をデポ。支度してタクシーで猿倉まで。残雪が多いため、マイカーで入ることが出来ないのだ。既に10:00近い。付近には白馬主稜にワンビバークで入ると思われるクライマーのパーティーがいるだけ。シールで樹林帯の登りに取り掛かる。すぐに右手から林道に移り、快調に進んで白馬尻上で休憩。付近は主稜に取り付くパーティーや幕営し雪上訓練しているパーティーなど。右手に金山沢や主稜が大きく見えている。
| 白馬尻上で休憩。暑い。 | 主稜を見上げる。左手奥の2合雪渓からデブリ。 | 2合さんのデブリ。 |
| 奥のデブリは天狗菱右手からのもの。 | YCへ嫌がらせメールを送るかっきー。 | 天狗菱〜。 |
一昨年4月に大雪渓はスキーで登ったことがあるが、そのときは前日の季節はずれの大雪でラッセル地獄。時間がかかったが今回は快調そのもの。葱平手前で先行Gに追いつき、休憩。左手に天狗菱を見ながらの急登も快調にキックターンを交えジグザグに標高を稼いでゆく。デブリが2合雪渓と天狗菱右手から出ているが昨日あたりのものか?本日は朝の放射冷却で適度に締まった雪質。上部のカールで休憩。もう稜線も指呼の距離。
| 上部カール。 | 杓子岳(左)と鑓(右奥)。 | 稜線も近い。 |
| 村営宿舎はまだ休業中。 | 白馬山荘も近い。 | 白馬山荘到着。 |
一昨年の滑降はまったくダメだったのだが今回はここを滑っても楽しそうな感じである。稜線到着。もう余裕だし喉が渇いたので村営頂上宿舎脇の岩陰で休憩し缶チューハイで乾杯。うまい!。左手に剱岳を見ながら白馬山荘へ。のんびりした割りに15:00前に到着した。
| かっちょえ〜剱岳。 | 柳又源頭へのドロップ地点を確認しながら山頂へ。 | 5回目の登頂。 |
| 主稜最後の雪壁を登ってくるクライマー。 |
宿泊の受付を済ましてから山頂へ向かう。柳又源頭部のドロップ地点を探しながら行くが、やはり山荘下の雪庇が切れてる地点からだなということが判った。スキーで滑り降りてくる人がいた。我々もスキー履いて来るんだった。山頂では主稜を上がってくるクライマーがたくさん。スタンディングアックスビレーで後続を迎えるのがパターンだとよくわかった。今年の雪の量だとスノーバーも必要だね。小屋に戻り、宿泊スペースでビールで乾杯。うまい。持参の缶チューハイもいってしまう。相部屋の人たちと情報交換や山スキーの話で盛り上がる。食後も休憩スペースでビールもう一本。
参考CT:猿倉9:50〜10:40白馬尻10:55〜12:05葱平付近12:30〜13:20上部カール(避難小屋周辺)13:40〜14:17村営頂上宿舎14:45〜15:00白馬山荘
2日目:白馬山荘〜柳又谷源頭〜鉢ヶ岳〜雪倉岳〜蓮華温泉
| 朝の剱岳。 | にほんか〜いみそ♪。 | 奥のコルから柳又へドロップ。 |
| 柳又谷源頭部のカール。 | 柳又源頭から雪倉(右奥)と朝日岳(左)。 | 柳又源頭部の鉢ヶ岳寄りから。右手は旭岳。 |
朝食後、だべってから7:30出発。山荘前から少し戻る感じでコルまで稜線を滑り、柳又谷源頭へドロップ。ゆっくり出たつもりだが前には誰もいない。ややアイスバーンだが快適にショートターンが決まっていい気分。下り過ぎないよう右手に回り込むように滑り、あとはトラバース。小屋で相部屋だったひとが後からやってきた。後から二人組みが続くが先行しようとはしない。麗しい譲り合いなのだろう(笑)。相部屋単独行の人がトラバースしていく。我々は彼よりも下よりを滑ってからトラバースに入る。稜線を鉢ヶ岳山頂へ向かってツボ足で登っている単独行者が目に入った。
| 鉢ヶ岳山頂へ。 | 鉢ヶ岳の稜線から白馬方面を振り返る。 | 鉢ヶ岳から雪倉。 |
| 同じく、朝日岳。 | 雪倉岳避難小屋。 | 雪倉山頂から朝日岳。 |
鉢ヶ岳手前の稜線でスキーをはずして担ぐ。急登をツボで上がると山頂か。単独の男性が休憩中で間もなく滑り降りて行った。我々も滑降。距離は短かったがなかなか快適。短い急斜面のトラバースが入る。まもなく雪が切れたので板を担ぐ。少し先に雪倉の避難小屋が見えている。右下の斜面を歩いてくるパーティーが目に入った。稜線に入ってから急斜面を鉢ヶ岳山頂に登るよりもすぐにトラバースしたほうが正解だったのかもしれない。でも滑りが楽しかったのでよしとしよう。避難小屋まで夏路を歩き、避難小屋からは雪の着いた斜面を上がる。思ったよりもあっけなく雪倉岳山頂に着いた。まだ10:00。余裕ありすぎなのでのんびりしたかったが風が少々強い。写真を撮ったりしてからいよいよ大滑降のスタートだ。
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| 雪倉から剱岳。 | 柳又源頭部を振り返る。 | ピーク写真。(photo:kaki-p) |
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| うひょ〜の大滑降。 | 広大な斜面はまだまだこれから。 | MINMINさん御一行と。(photo:MINMINさん) |
地形を確認してから東面へドロップ。快適ザラメの広大な無木立のバーンは最高だ。かっきーも歓声を上げる。気持ちよくターンを刻んでいると蓮華温泉を発ってきた人たちが続々とやってくる。とその中から声が掛かる。MINMINさん御一行だ。WEB関連の方々が同時期にかなり入るらしい情報を得ていた。写真を撮り、しばらくお話ししてから蓮華温泉での再会を約して一旦お別れ。まだまだ快適なバーンは続く。台地に出たところで休憩入れる。今日は時間的に余裕がありすぎるのだ。まだまだ快適斜面は続く。完全に埋もれた雪倉の滝を右手からやり過ごし狭くなった急斜面を快適に滑り降りる。この下は前回1999年のときはデブリや石っころが多かったのだが、今回は全く気にならない。滝見尾根が近づいた段階で滑降終了。またのんびり休憩してから滝見尾根に上り、あとは蓮華温泉までひたすらトラバース。
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| すべる我々。(photo:MINMINさん) | 雪倉の滝右岸を抜ける。 | 下部もおいしく滑れます。 |
| 滝見尾根下でのんびり。 | 滝見尾根にて。 | 蓮華温泉とうちゃく。 |
宿泊の受付を済まし、ビールで乾杯。本当に旨い。もう一本ビールを買い込んで露天風呂に向かう。けっこう距離もあってスキーで行けばよかったかも。仙気の湯は混雑。でもすぐに入れた。朝日岳を見ながらの入浴は最高だ。他のパーティーの方たちとの話しも弾む。ビールもうまい!。ゆっくりと長風呂。蓮華温泉に初めてきたのは1986年の夏のこと。なんだかんだで露天風呂には入れなかったのだが20年目にしてようやく念願の露天入浴を楽しめた。
| いいゆだな〜あははん♪ | また飲んでます。 | 窓越しの夕焼け。 |
| obaさん、おひさしぶりです。 | Taqさんと。 |
小屋に戻り、休憩スペースでまたもやビール。置いてある雑誌をペラペラめくったりしているとobaさんTaqさんの”チーム子泣き爺”登場。雪倉北面を滑ってこられたとのこと。obaさんとは2001年秋の釈迦だらOFF以来約5年ぶりの再会である。内風呂に浸かってから晩メシまでお酒を酌み交わす。かっきーも久々に関西弁で関西ローカルな会話が出来てうれしかったらしい。夕食後はMINMINさん御一行とお酒。実によく飲んだ一日でした(笑)。でも酒を酌み交わして山の話をするのは本当に楽しいものです。
参考CT:白馬山荘7:25〜7:50鉢ヶ岳稜線8:00〜8:40鉢ヶ岳8:55〜9:05雪倉避難小屋手前9:15〜10:00雪倉岳10:25〜10:45台地2200m付近11:05〜11:45滝見尾根下12:00〜12:24滝見尾根12:30〜12:58蓮華温泉
3日目:蓮華温泉〜天狗の庭〜白馬大池〜船越の頭〜2612mピーク〜金山沢〜北股入〜猿倉
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| 天狗の庭へ向かう尾根にて。 | 天狗の庭下の急登。 | 最高のロケーションをバックに。(photo:kaki-p) |
| MINMINさん御一行に。 | MINMINさん御一行のよっちゃん。 | 天狗の庭付近にて。 |
本日も朝食後、だべってから7:30頃出発。仙気の湯へ続く沢筋を少し詰めてから天狗の庭への尾根に取り付く。天狗の庭の急登下で軽く一服。動き出すとすぐにMINMINさん御一行に追いついてしまった。我々よりも下で尾根に取り付いたので苦労されたようだ。急登をジグザグに上がると天狗の庭。ここで休息し御一行を待つ。がお別れし、先行。白馬大池へは右手にトラバースぎみに進む。大池の露岩で休憩中の”チーム子泣き爺”と再会。我々ものんびりする。
| 雪倉岳ってこちら側からだと端正できれい。 | もうすぐ急登終了。 | 大池へ向かう。 |
| 大池にて。チーム子泣き爺。 | 大池の小屋も雪の下。 | 雷鳥さん。 |
船越の頭へ向かい、登る。急登で”チーム子泣き爺”に先行。かっきーのすぐ右を雷鳥がひょこひょこと歩いているのを見かける。船越の頭で後から「おーい!」と声が聞こえたような気がした。我々は昨年4月と同じく、2612mまで上がってから金山沢へドロップするつもり。後が誰も来ていない。みんな船越の頭でドロップするようだ。おそらく先ほどの声はobaさんの呼んだ声だったのか?。予定通り、2612m付近でシールをはずし、休憩。
| ドロップ地点から船越の頭を振り返る。 | 滑降開始〜♪ | 雷鳥のつがい。 |
| 快適ザラメの金山沢。 | おまたせしました。 | 雪が重いぞ、おっとっと。 |
稜線を少し滑ってから金山沢へドロップ。こちらも快適ザラメだ。雷鳥のつがいが現れて、かっきーが追いかける。急な斜面を気持ちよく滑り降りる。わたしは右手よりの急斜面にあえて突っ込む。2回こけたが楽しかった。どんどん下りてゆくと雪はやや重くなる。狭くなるノド手前で我々を待ってくれていた”チーム子泣き爺”と合流。とても重くなった雪を滑り降りてゆくとノドの狭隘部。昨年と違い、デブリはこのあたりだけだった。斜滑降で通過し、北股入で軽く一息入れてから猿倉まで斜滑降と林道滑りで出た。
| 北股入にて。 | 猿倉帰還。おつかれさまでした。 |
ビールで乾杯(obaさん、Taqさん、ごちそうさまでした。)してからタクシーで八方へ。なんだかやたらと熱かった「みみずくの湯」の露天風呂で汗を流し、”チーム子泣き爺”とお別れして帰途に着く。
今回は本当に天気にも恵まれっぱなし。最高の山スキーでした。大雪渓も条件が普通なら登りで苦労することもないというのがわかったし、柳又谷源頭部は傾斜は緩いけど本当に綺麗でした。雪倉の滑降は本当に相変わらず素晴らしい。金山沢も昨年の下半分デブリ地獄と違い快適。久しぶりの再会もあったりして充実のGWでした。
参考CT:蓮華温泉7:25〜8:02天狗の庭急登下8:10〜8:55天狗の庭9:25〜10:05大池10:35〜11:35小蓮華手前2612m12:03〜12:40北股入12:50〜13:05猿倉