| 症状名 |
脳損傷部位 |
具体的症状 |
| 半側空間無視 |
頭頂葉 |
自分が意識して見ている空間の片側(多くの人は左側)を見落とす障害。今まで見ていた領域の中のある部分を見ようとすると、その部分の半側をもまた見落とします。具体的には、食事の際に右側か左側の食べ物を食べ残す、ドアを通ろうとしてぶつかる、歩行するとだんだん右側か左側に寄っていくなどの状態がみられます。 |
| 半側身体失認 |
右半球 |
自分自身の身体像が歪んだり、身体の一部を自分のものでないように思っていたり、まひがあるのを認めないなどの症状があります。 |
| 地誌的障害 |
側頭葉 |
地理や場所についての障害で、よく知っている場所なのに道が分からなくなったりします。自宅付近の地図が書けないなどの状態が見られます。 |
| 失認症 |
側頭葉(聴覚失認)
後頭葉(相貌失認、視覚失認) |
視覚失認:
視力や視野は保たれているのに、物を見てもそれが何であるかわからなくなる症状です。またその物の使い方もわかりません。
相貌失認:
家族など、よく知っている人の顔を見ても、誰であるかわからないという症状です。また、相手の表情から感情を読み取ることが出来なくなります。
聴覚失認:
聴力が保たれているのですが、語音の区別ができない、環境音の知覚・認知ができないという症状です。筆談はできます。
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| 失語症 |
前頭葉(非流暢性失語)
側頭葉(流暢性失語) |
非流暢性失語:
ほとんど話しをせず、努力しても流暢に話せず、句の長さは短く、しゃべり方が遅く、リズムや抑揚の乱れがある失語症を指します。
流暢性失語:
流暢に話せるのですが、「とけい」を「めけい」という、あるいは「とけい」を「めがね」というなどの錯語が多い失語症です。
他人の言葉を聴いて理解することが困難になります。
非流暢性失語と流暢性失語の両方の症状を併せ持つ場合もあります。
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| 記憶障害 |
側頭葉内側 |
比較的古い記憶は保たれているのに、新しいことを覚えるのが難しくなります。日時、場所、人の名前、約束などが覚えられません。 |
| 失行症 |
頭頂葉 |
手足は動かすことはできるのに、意図した動作や指示された動作が行えないという症状です。
観念失行:
一連の動作を順序良く行うことが難しくなるという症状です。
例えば、ポットときゅうすと湯飲みを前にして、お茶を入れようとすると、お茶の葉を入れる前にポットからお湯を注いでしまったりします。
観念運動失行:
ひとつの動作を真似したり、言われた通りにすることが難しくなるという症状です。
例えば、「兵隊さんの敬礼をしてみてください」と伝えると、手を上にあげるだけだったり、実際に兵隊さんの敬礼をして見せて、「同じようにしてみてください」と伝えると、バイバイをしたりします。
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| 注意障害 |
右半球 |
ひとつのことに注意を集中したり、多数の中から注意して必要なことを選ぶことがなどが難しくなります。
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| 遂行機能障害 |
前頭葉 |
必要な情報を整理し、計画し、処理していく一連の作業が難しくなります。見通しを立てて効率よく物事を進めることができません。
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| 行動や情緒の障害 |
脳全体 |
ちょっとした困難でも著しい不安を示したり、逆に興奮して衝動的・攻撃的になったり、一種のパニックのような状態に陥ってしまうことがあります。反対に、自発性が低下して自分からは動こうとせず、抑鬱的になり、引きこもってしまったりします。これらの状態が混在していることがあります。 |