| いつも頭で三味線鳴ってた。
木下伸市、初CD携えコンサート
昨年5月に青森県弘前市で開かれた津軽三味線全国大会で、並みいる強豪を抑えて優勝し、高い実力を示した木下伸市=写真=が21日、初のCDをエイベックス イオから2枚同時に発売する。また、12月1日には大阪・サンケイホールでコンサートも開く。
65年、和歌山市生まれ。小学生のころから父親について民謡、三味線を習った。「頭の中で三味線がいつもベンベン鳴ってる状態だった」という。高校を出て東京へ。民謡酒場のショータイムで演奏しながら修業。その後は全国大会での優勝を重ねながら、世界的な和太鼓奏者の林英哲やキーボード、ギター奏者らとの共演にも挑戦。英仏米から韓国、エジプトでの公演もこなしている。
CDの一つは「傳」(3,150円)と名付け、津軽伝統のじょんから節、あいや節、よされ節などを収録。激しさの中にも哀愁を秘めた音色を披露している。もう一つは「魁」(同)で、太鼓や尺八、パーカッションとのフュージョン。「雷光」「砂の舞」などの自作曲を力強い響きで聴かせている。
津軽三味線の魅力は、弾くというよりはたたくといった打楽器を思わせる迫力と、テンポとアドリブ性に富み、自分のオリジナリティーを出せることという。「初めてのCDですが、気持ちと力が込めることができ、仕上がりには満足です」と木下。
コンサートは6時半開演。4,500円。問い合わせはサンケイ企画(06・6345・5062)へ。 |