ぱっと見てわかる

このキノコはなんの仲間?


 キノコ狩りは自然の中で健康的に過ごせてしかもおいしいレジャーですが、 毒キノコと食用キノコを見分けるためにはいくらか分類の知識が必要です。
でも分厚い図鑑を最初からめくって探すのは大変ですね。
はっきりした特徴で「何の仲間か」を覚えれば覚えやすくなります。

該当する項目をクリックしていくと何類のキノコかわかります。

わかりやすいキノコの特徴に注目して直感的に見分けることをめざしているので、 図鑑に載っている学問的な分類とは一致しない点もあります。

全体の形

 キノコらしい形とは、雨傘を開いたような「かさ」「柄」がはっきりしている形です。 このほかに「ひだ」(かさの裏側)「つば」(柄の途中のひらひら)「つぼ」(柄の根本 の袋)などの用語が重要です。


キノコらしい形のキノコ

  1. かさ、柄はもろく縦に裂きにくい。触ったり折ったりする と乳液を出すことがある。
  2. かさの裏がひだ状ではなく網〜スポンジ状
  3. かさの裏が、針、細かい穴(管孔)
  4. キノコが若いときに、かさの縁から柄にかけてクモの巣状の膜がある。柄のねもとはふくらむことがある。
  5. キノコが古くなるとひだが暗紫褐色になる。つばはあるがつぼはない。
  6. ひだの色は白〜ピンク。つばとつぼのどちらか、または両方がある。
  7. キノコが古くなるとひだの端からインク状に液化する
  8. キノコらしい形だが上のどの特徴にも該当しない


キノコらしくない形のキノコ

  1. 耳〜花びら形で、キノコ全体がゼラチン状
  2. 丸くて柄がはっきりせず、内部に粉状の胞子が出来る
  3. 爬虫類の卵状の袋からのびて、先端に悪臭のある胞子液をつける
  4. 珊瑚状・そうめん状・葉牡丹状・カリフラワー状で、かさ の裏側はひだ、しわ、管孔、針状など。
  5. 固いキノコで、多くは木に生える
  6. 虫やクモから生える
  7. メガホンのようなかたち
  8. 頭部がきめの粗い網状〜脳味噌状
  9. 牛の舌かレバーのよう


キノコらしい形のキノコ

ハツタケとチチタケの仲間


かさ、柄はもろく縦に裂きにくい。触ったり折ったりすると乳液を出すことがある。


ハツタケは赤紫色で触ると緑青色に変わり毒々しいが、他に類似の毒キノコはないので安 心して食べられる。チチタケは栃木では非常に人気のある食用キノコで、その名の通り乳 液が噴き出す。
この仲間は食用キノコもあるが、苦い、辛い、臭いなどで食用に適さないものもある。 黒いかさで大型のものはニセクロハツという猛毒キノコの可能性あり。

 アイタケ、カワリハツ


イグチの仲間


かさの裏がひだ状ではなく網〜スポンジ状。


かさの裏がスポンジ状なので見分けやすい。
ハナイグチはジコボウなどと呼ばれて信州では代表的な食用キノコ。
ヤマドリタケの仲間は大型のイグチでヨーロッパでも人気の食用キノコだ。
イグチ類は毒キノコは少ししかない(ドクヤマドリなど)が苦い、辛いなどで食用に適さないものもある。

 キクバナイグチ、 チチアワタケ


 ハリタケ、コウタケ、クロカワの仲間

かさの裏が、針、細かい穴(管孔)

 ハリタケの仲間はかさの裏が長い突起になっている。鍾乳石がたくさん下がっている様子、あるいは小腸の絨毛突起などを連想する。管孔は、ひだに相当する部分が表面に一面に細かい穴の開いた軽石のような外見で、普通のキノコとはだいぶ違う。だが、かさと柄がはっきりしている点では普通のキノコ型だ。

 クロカワ


フウセンタケの仲間


キノコが若いときに、かさの縁から柄にかけてクモの巣状の膜がある。柄のねもとは ふくらむことがある。


ショウゲンジなどの食用キノコもあるが、コレラタケ、オオワライタケなど毒キノコも含 んでいる。

 ショウゲンジ


ハラタケの仲間


キノコが古くなるとひだが暗紫褐色になる。つばはあるがつぼはない。


食用キノコとしておなじみのマッシュルームは、ハラタケの仲間だ。
この仲間は下のテングタケ類と間違えやすいので、キノコ狩りの際にはひだの色や ツボのないことをしっかり確認すること。


テングタケの仲間


ひだの色は白〜ピンク。つばとつぼのどちらか、または両方がある。


この仲間は食用キノコもあるが、猛毒キノコを含んでいるため、うかつに食べることは厳 禁。とくに白いテングタケ類は危ない。

 カバイロツルタケ


ヒトヨタケの仲間


キノコが古くなるとひだの端からインク状に液化する


一晩でインク状に溶けてしまうのでこの名前がある。 ササクレヒトヨタケ、ヒトヨタケなどが食用になる。
ヒトヨタケはアルコール類とともに食べると悪酔いするので要注意。


その他のきのこ形


キノコらしい形だがどの特徴にも該当しない


たくさんあります(笑)。食用も毒もあります。あきらめて図鑑を調べましょう。
食用キノコではシメジ類、ヒラタケ、ナラタケ、クリタケ、エノキタケ、シイタケ、マツ タケなど(ほとんどですね)。


キノコらしくない形のキノコ

キクラゲの仲間


耳〜花びら形で、キノコ全体がゼラチン状


キクラゲやシロキクラゲなど。 毒キノコはないが固くて食べられないものはあるかも。


ホコリタケの仲間


丸くて柄がはっきりせず、内部に粉状の胞子が出来る


ホコリタケやツチグリなど。若くて内部が白い物だけが食べられる。
高級食材として有名なトリュフはよく似た形をしているが他人の空似らしい。

 ホコリタケ


スッポンタケの仲間


爬虫類の卵状の袋からのびて、先端に悪臭のある胞子液をつける

スッポンタケは悪臭と何やら卑猥な形で怪しげなキノコだが中華料理に使えるそうだ。
キヌガサタケは白いレース状のマントをまとって「きのこの女王」と呼ばれ、 高級中華食材になる。


マイタケの仲間


珊瑚状・そうめん状・葉牡丹状・カリフラワー状で、かさの裏側はひだ、しわ、管孔 、針状など。


マイタケ、ホウキタケ、ハナビラタケなど。
マイタケは人工栽培が盛んになっておなじみのキノコになった。キノコとしては個性的な 形の仲間だ。

 ハナビラタケ


サルノコシカケの仲間


固いキノコで、多くは木に生える


「霊芝」と呼ばれるマンネンタケ、抗ガン作用が噂されたカワラタケ、サルノコシカケな ど健康食品関係が多い。固いので普通に食べられるものは少ない。

 マンネンタケ カワラタケ、キコブタケ  ヒイロタケ


冬虫夏草の仲間


虫やクモから生える


セミタケ、サナギタケなど。
これも漢方薬関係でよくみられ、薬膳にも使われるそうだが、ちょっとグロ。


ラッパタケの仲間


メガホンのようなかたち


アンズタケ、トキイロラッパタケ、クロラッパタケは香りが素晴らしくフランス料理に使 われる。

 トキイロラッパタケ


アミガサタケの仲間


頭部がきめの粗い網状〜脳味噌状


アミガサタケは洋風料理が似合う。猛毒のシャグマアミガサタケもある。


カンゾウタケ

牛の舌かレバーのよう
真っ赤なキノコがべろっと木の幹からのびている。形はサルノコシカケ類に似ているがそれほど堅くない。
食用になるが、キノコらしくない酸っぱい味がする。



大まかな分類ですがわかりやすいキノコだけ集めてみました。


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