キノコ探して野越え山越え

キノコ散歩(7)


1999年8月 菅平 (長野)

 菅平の2日目は、ペンション主催のキノコ観察会だ。キノコの量は少なかったがいろいろ見ることが出来た。


学名:Russula virescens

和名:アイタケ

 かさの表面に緑色の斑点もようが出るのでほかに間違えやすいキノコはない。写真はもうぼろぼろになっているもので、縁がギザギザにちぎれている。これほど傷んでいなければ、良い収穫品だったことだろう。

 アイタケはベニタケの仲間で、ベニタケ科のキノコは茎もかさも繊維質ではなく、力を加えると裂けずにぼろぼろと砕けるのが特徴。ベニタケ科には食用も毒もあるが、ベニタケ科であることを見分けることはあまり難しくない。夏の林に多いイグチ類とベニタケ類がおおまかに分かるようになると、キノコを見分ける力がだいぶ付いたことになる。


 

学名:Russula cyanoxantha

和名:カワリハツ

 これもベニタケの仲間。カワリハツの名前は、ハツの部分はベニタケ科で代表的な食菌のハツタケに由来し、カワリの部分はカワリハツのかさの色が非常に変異に富んでいることから来ている。紫、ピンク、青、緑、オリーブ色、またはその混合の色をしめす。同一種内でこれほど色彩の変異が多いものも珍しい。写真のものは薄いワイン色。


学名:Amanita vaginata

和名:カバイロツルタケ

 猛毒キノコが多いことで有名なテングタケ属のキノコだが、食用になるそうだ。しかし、近縁のキノコに猛毒菌があるので、よっぽど自信がないかぎり食べないほうが無難だと思う。

 特徴ははっきりしたつぼが根元にあり、かさは茶色、かさの周囲は色が薄くなり放射状に筋が見える。つばはない。柄が長く伸びたようすを鶴の首にたとえて「ツルタケ」の名前がある。


学名:Tricholoma saponaceum

和名:ミネシメジ

この日の観察会で最も大きなキノコだった。採取したのは別の家族だったので、写真だけとらせてもらった。自分で取ったのでないといまひとつ印象が薄い。図鑑では青臭い匂いがするということだが、このときは気がつかなかった。


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