松茸問屋の店先のようす。
ずらっとならんだ松茸の他に、いろんなキノコや栗も売っている。 我が家では松茸以外のキノコばかり買うので、この店では珍しいキノコが入ると電話で教えてくれる。
この店に限らず、野生のキノコにはその地方だけで通用する地方名がついているので、図鑑の名前とは 異なることが多い。たとえば岐阜ではショウゲンジは「ボーズ」、ホウキタケは「ソーナ」と呼ばれている。
ブロッコリーやカリフラワーのように細かく枝別れしたキノコ。根元は白っぽく、枝別れの先は 赤っぽい色を帯びる。写真は20cmx15cmくらいの箱に下にヒバの葉をしきつめて入っている状態。
歯切れも口当たりもいい上等のキノコで、いろいろな料理に利用できる。我が家では炊き込み御飯にしたり、 里芋などと煮付けて食べる。
ショウゲンジはしっかり締まって歯切れのいいキノコで、我が家では人気がある。地方名のボウズは 開いていないかさが坊主頭を思わせるからだろうか。
お店の人の話ではボーズは松茸のあまりとれなくなった山で取れるそうだ。毎年良く並んでいるが、 年によって増減があるらしく、1997年にはほとんど見かけなかった。
ここ数年間、毎年一度、むらさきたけと呼ばれる紫色の舞茸タイプのきのこをこの店で買って食べている。 図鑑の写真を見て、一番似ている「カラスタケ Polyozellus
multiplex」ではないかと思っていたが、 それにしても図鑑に書いてあるひじき臭やクレオソート臭が全くないのを不審に思っていた。
ところがキノコの世界に出ていたオオムラサキアンズタケの写真をみてびっくり。
むらさきたけにそっくりだ。詳しい特徴が分からないので断言はできないが、私が毎年食べていたむらさきたけは カラスタケよりもオオムラサキアンズタケの方が当たっているようだ。
ほんのわずかほろ苦さがあるが、癖のない味で、うちでは里芋の煮物などに入れている。