46番目の密室

有栖川有栖:講談社ノベルス・講談社文庫


ご存知有栖川有栖先生の作家有栖と臨床犯罪学者火村英生のシリーズ第1作目。
私がこれを初めて読んだ時はまだミステリーもあまりブームではなく、有栖川先生を知ってる方も少なかったです。
元々ミステリー好きだった私はこれで見事にミステリーの道に舞い戻りました。 (昔小学生の頃、ホームズにはまって以来) 有栖川先生のお話はトリックももちろんのことストーリーも読みやすくて面 白いです。
筆者が大阪在住のため舞台も大阪を中心に近畿圏のため大阪人の私には慣れ親しみやすいです。 地図片手に本を読むこともしばし。

とりあえず知らない方もいらっしゃると思うので簡単に作品紹介を。
この俗に作家有栖シリーズと言われるのは、推理作家小説家・有栖川有栖とその友人で臨床犯罪学者・火村英生が事件を解決していくミステリーです。 解決するのは火村一人なのですが(有栖も考えてはいるのですがイマイチι)。 臨床犯罪学者というのは有栖の造語で、捜査の現場に飛び込んで体ごと体ごとぶつかることを研究方法としているものです。
ミステリーなのでもちろんトリックなども感心させられるのですが、何より有栖の言動とかが面 白いです。とても30代半ばの大人の男の人とは思えないです(失言か?)。

46番目の密室はタイトル通り密室ものです。密室ばかりを手がけている大物作家・真壁聖一のクリスマスパーティに呼ばれた
先で起こった事件の話です。私は今まで密室ものってほとんど解けたためしがないのですが、今回もそうでしたι作中で有栖がとんちんかんな推理をしているのですが、それに似たりよったりの推理でした(そして火村にあきれられるのです)。犯人自体はそれほどあ!と驚く人物でもなかったのですが、殺人の動機がすごいな〜と思いました。これは皆様読んでのお楽しみってことで。

ミステリー=難しいと考えがちの方もいらっしゃるでしょうが、これはかなり読み易いのでぜひ読んでみて下さい。有名な作品ですので、本もみつけ易いと思います。