御手洗パロディサイト事件

島田荘司:南雲堂



久しぶりに読んだ御手洗シリーズでした。(「龍臥亭事件」以来読んでなかったので、5年前くらい?ι)今回はいつも一風違うもの。女子大生・小幡さんが突然謎の失踪を。手がかりは彼女の部屋に残された1枚のフロッピー。それには、ネットで公開された御手洗と石岡くんのパロディ小説が。全22本ある小説を犬坊里美と石岡くんの二人で読み、そこから失踪の原因を究明できるか―?

全22本ということで、短編集と言った感じで読みやすかったです。でも実際の話ではなく、あくまでもパロディなので非現実的話もあります。もちろん短編ながら、本格的な推理ものも有り。私的に良かったのは「スージー嬢」です。「数字錠」好きな作品なのですが、女性にファンが多いと書かれてました(笑)。いや、まさにその通り!レオナの話も何作かあって良かったです。最初読んだ時、レオナはあまり好きじゃなかったのですが、一途なところとか強い面を見て好きになりました。「追いかけて横浜」もじ〜んっとくる作品でした。御手洗いいなぁ。ってこれはあくまでも本物じゃないのですが。大爆笑したのは「巨乳鑑定士、石岡和己」。会社で読んでいて笑いをこらえるのは必死でした。ちょっと下品なのは頂かなかったけど…。1作全文英語で書かれているのがあったのですが、途中まで読んであきらめました。辞書ひくの面倒だったので、わからない単語あるとアウト。少しは英語を勉強するべきかと思う今日この頃。

最終的に、この作品の中から事件の真相は解けるのですが、相変わらずミステリ好きな割には全然わかりませんでした。竜安寺に行きたくなった…。(エ?)最後はちょっとじっ〜んときて泣いてしまいました。きっとこれを貸してくれた友達は泣かなかったんだろうなぁ、とか思いながら(笑)。石岡くんはちょっとずつだけど、強くなってきているようで良かったです。