センティメンタル・ブルー

篠田真由美:講談社ノベルス


最初に注意:この感想はかなりミーハー入ってます。
同ノベルズから刊行されている建築探偵桜井京介シリーズ番外編。本編では桜井京介の助手役(?)蒼が主人公。全部で4つの短編からなっています。 巻頭の「蒼によるまえがき」に「これから読んでもらっても大丈夫」と
あるように一応わかるようにはなっています。ただやはり個人的にはシリーズを順番に読んでいくことをお薦めします。参考までにシリーズを順に書いておきます。『未明の家』『玄い女神』『翡翠の城』『灰色の砦』『原罪の庭』『美貌の帳』『桜闇』『仮面 の島』。独断と偏見による私のお薦めは『灰色の砦』『美貌の帳』です。『灰色の砦』は10回近く読みかえしたことがあったり…。
余談ですが、講談社のメルマガで6月の新刊のラインナップを見た時タイトルにびびりました。「センティメンタルって何?!」みたいな(笑)。次のメルマガではあらすじも紹介されており「蒼が主人公」とあったのでそれも納得しましたが。

†BLUE HERT, BLUE SKY†
何かこれ読んでて怖かったです。私、時々変なところで怖くなるらしいです。人と怖がるツボが違うのかも…。でもちゃんと感動もありました。蒼の成長ぶりや蒼の最初のガールフレンド・奈々江さんの心優しさなど。蒼って本当にいいコなんだな〜と思いました。しかしこの中の蒼の口調が妙にきついと思うのは私だけでしょうか?

†BEELZEBUB†
この本の中で一番好きな話です。蒼の高校の友達・結城翳(かげり)くんがお気に入り〜v彼のおかげで蒼はちゃんと高校に通 い卒業したとか勝手に思ってます。翳くんも彼なりに色々苦労があるようなので、その辺のことも今後本編にでも出てこないかと期待してます。話の内容も一番ミステリちっくでドキドキして面 白かったです。私は学生紛争のこととか知らない世代なので、そういう内容を読むとすごいなぁとか思います。そして単純で感化されやすい私は「蝿の王」が読みたくなりました。弟の部屋にないだろうか…。ところでこれ読んで門野さんファンになった人はかなり多いのではないでしょうか。実は私もそんな一人…。だってクレーン車運転できる人なんてそうそういないですよ!!(興奮)

†DYING MESSAGE《Y》†
ネット中心生活になりつつあるきしきしには何だかな〜と思うところ有。事件の真相も反則技って気がします。本格ものだからこういうのも有なのでしょうが。作中に演じられている劇はみてみたい。しかしこんな事件解ける人いるんでしょうかね〜。私が無知だからわからないだけかもしれないけど、「Y」が染色体を表すYって普通 知っててもそう単純に出てこないしょう。何か文句ばかり言ってますねι

†SENTIMENTAL BLUE†
前に出てきた人物勢揃いといった内容で面白かったです。これまた3作目に続き事件内容はどうかな〜って感じでしたが、話の内容自体は良かったです。無事に大学生になれた蒼はちゃんと楽しそうで実りある生活を送っているんだなぁとわかったし。そしてやはり翳!!彼、かなり私の中でヒットです。蒼もラストで翳にいつか本当のことを話そうと決意してたし。ちなみに翳と蒼のコンビもいいのですが、翳とミネオさんのコンビも好きです。この二人にはうまくいって欲しいなぁとか。蒼ももちろん好きなのですが、やはり京介さんFANな私はこの作中で京介と深春は栃木に行っているの文字をみつけ、次回作は栃木かぁと期待。

あまり感想になってないですね。しかもこの本読んでない人にはサッパリな内容です。とりあえずこのシリーズはめちゃお薦めなので読んでみて下さい!そして建築に興味をもって下さい。考えたら7年越しに読んでるシリーズだったりします。一時、このおかげで建築学科とか行きたかった時期もあったなぁ(笑)。