北アルプス 登山 白馬岳 - 唐松岳から縦走 -
2万5千分の1地形図:白馬町,白馬岳
難所「不帰ノ嶮」は、クサリやハシゴが連続する岩場です。
· 白馬岳方面から縦走してくると、不帰ノ嶮は岩場の上りとなります。
逆に、唐松岳方面からは、岩場の下りとなります。
· 岩場は、「上り」より「下り」の方が危険度が増します。
しかし、白馬岳方面から縦走して来た場合、ある程度「疲れ」があるので、
どちら側から走破した方が有利かは、一概にはいえません。
(白馬岳方面から縦走する人のほうが、多いようですが)
唐松岳方面からだと山荘を出発して間もなく岩場にかかるので、「疲れ」は殆どありません。
· いずれにせよ、脚や体力に自信がない人は、白馬岳と唐松岳の中間付近に位置する天狗山荘に宿泊する
のがよいと思います。
· なお、殆ど垂直に近いクサリ場もあるので、悪天時や、雨で岩が濡れている時は、大変危険です。
· また、経験者が同行しない場合は、北アの他のもう少し易しいクサリやハシゴのある岩場の経験がある
ことが、望まれます。
·クサリやハシゴのある岩場で、恐怖感から体に力が入って硬くなる人は、不向きと言えるかもしれません。
· 以下の写真の掲載順序は、唐松岳方面からです。
· 下記と写真のコメントに付けた「所要時間」は、休憩時間や 行き交いの為の待ち時間を含む、
中高年向けのかなりの余裕を持った時間です。
· なお、体力に自信のある健脚者なら唐松岳頂上山荘 〜#8194;白馬山荘を1日で歩くことは可能です。
私(このページの掲載者)も昔は1日で歩いたが、60歳を過ぎた今は1日で歩く自信はありません。
· 唐松岳頂上山荘(5:45発)→唐松岳(6:05着·6:15発)→不帰キレット(9:40着·9:55発)→
天狗ノ頭(昼食50分)→天狗山荘(14:00着)
· 天狗山荘(6:40発)→大出原分岐(7:10着·7:15発)→鑓ガ岳(8:05着·8:20発)→
杓子岳(9:40着·9:55発)→白馬岳頂上宿舎(11:55着)
· 白馬岳頂上宿舎から大雪渓を下り猿倉までは、登って来る20人以上の団体が数組あったりするとかなりの
待ち時間を取られるので、4時間30分位は必要です。
猿倉発の最終バス時刻にご注意ください。
唐松岳頂上山荘 〜 不帰キレット 間
唐松岳頂上山荘から見る唐松岳
·唐松岳(左)と 不帰ノ嶮(右)
·頂上まで山荘から約20分位
不帰ノ嶮側から見る唐松岳
·唐松岳からは,
右側の尾根伝いに下ってくる.
(Photo = 千丈)
唐松岳から不帰ノ嶮への道
·登山道からはこれから向かう不帰ノ嶮がよく見える.
·不帰ノ嶮は,北 ( 白馬岳方向 ) から,1峰、2峰·北峰
2峰·南峰,3峰 から成る.
·その内,2峰·北峰のピークから 2峰·北峰と1峰との間のコル
までが,クサリやハシゴが連続する核心部だ.
2峰·北峰への道
·唐松岳 〜 3峰 〜 2峰·南峰 〜 2峰·北峰ピーク
までは,クサリやハシゴも無く,それほど危険な箇所はない.
1峰と 2峰·北峰
不帰ノ嶮の難所が始まる
·上って来る人(写真)の通過を待って,いよいよ2峰·北峰
の岩頭に付けられたクサリに取り付き下りに入る.
·これから約1時間弱 緊張を強いられる.
·途中行き交いのできない箇所があるので,
前方から上って来る人がいないか確認が必要.
·必ずしも 「上り優先」 に拘ることなく,
適宜譲り合うことが必要.
不帰ノ嶮
不帰ノ嶮
·岩場の下りは,緊張して岩にしがみつくようなヘッピリ腰になると
足元が見え難くなる.
·上半身は岩から離して,足場を慎重に確保しよう.
バンド
·バンド(棚状の道)では,行き交いができない.
·道端を踏み抜かぬよう,山側を歩こう.
アングルの桟道
·信州側から黒部側に移る.
滑りやすい岩
·こんな岩場の下りでは,
特にスリップや,躓きによる転倒,滑落に注意.
拡大写真
·上の写真の上部を拡大したもの
登山者は唐松岳方面へ上る人.
不帰ノ嶮
·最後に,見た目は垂直に近いように感じる壁をクサリで降りれば,
1峰と2峰·北峰間のコルに着き,緊張から開放される.
(上方から下方を撮影)
不帰キレット側から見る2峰·北峰
·ここがクサリやハシゴが連続する岩場の難所
不帰キレット側から見る1峰
·稜線伝いに越える.特に危険な箇所は無い.
·唐松岳から不帰キレットまでの所要時間:
約3時間30分(休憩時間や行き交いの為の待ち時間を含む)
不帰キレット 〜 天狗山荘 間
天狗の大下り
天狗の大下り
·不帰キレット( 写真左下の鞍部 )からは,
歩行距離約500m強で標高差300mを登る「天狗の大下り」(大上り)となる.
·この上りに要する時間:約1時間45分
(途中 休憩時間や,クサリ場の待ち時間を含む)
天狗の大下り上部のクサリ場
·「天狗の大下り」上部には,
滑りやすい露岩のクサリ場が2箇所ある.
天狗山荘へ向かう道(1)
·「天狗の大下り」を登りきると,
後は緩やかな起伏の天狗尾根の道が天狗山荘まで約2km続く.
天狗山荘へ向かう道(2)
·「天狗の頭」を目指し,天狗尾根を根気よく歩く.
天狗山荘
·天狗山荘は,天狗尾根(稜線)から東側(信州側)へ少し
下った所にある.
·「天狗の大下り」を登りきった所から山荘まで約2km,
歩行時間約2時間弱(休憩時間·軽食時間を含む)
·「天狗の頭」(標高 2812m)からは,
約0.8km 歩行時間約20分
天狗山荘 〜 白馬岳頂上宿舎 間
天狗山荘の夜明け
·天狗尾根が紅に染まる.
(Photo = 千丈)
天狗山荘を出発
·山荘前の雪田を上ると稜線に出る.
·山荘から大出原分岐まで,約0.9km歩行時間約30分
大出原分岐へ向かう道
·道は歩き易い.
大出原分岐から白馬鑓ガ岳へ登山道
·道は歩き易い.
·コルから白馬鑓ガ岳まで,約45分(途中 休憩時間を含む).
·天狗山荘 〜 白馬鑓ガ岳 約1.5km
白馬鑓ガ岳から杓子沢コルへ下る道(白馬岳側から望む)
·特に危険な箇所は無い.
·中腹あたりで,行き交いの為待ち時間が必要な箇所あり.
白馬鑓ガ岳 〜 杓子岳 間
(白馬岳側から撮影)
·杓子沢のコルの少し先で,道は杓子岳頂
上経由と杓子岳中腹を巻く道に分かれる.
·頂上経由だと,40分位多くかかる.
丸山の登山道
·間もなく白馬岳頂上宿舎に着く.
·丸山では花がきれい.
·白馬鑓ガ岳から白馬岳頂上宿舎まで,
約3.3km 歩行時間約3時間30分
(途中 休憩時間や,若干の写真撮影時間を含む)