願海寺城跡発掘調査速報!
願海寺城跡は、富山市願海寺字舘本に所在する平城です。戦国時代に寺崎民部左衛門が居城し、天正9年(1581)上杉謙信方についた寺崎氏は、織田信長勢に攻められ落城したと伝えています(『上杉家文書』)。
平成14年8〜9月に個人住宅建築に伴って90uの発掘調査を行いました。
―堀 跡―館の周りを囲んだ堀跡です。幅5.0〜5.5m、深さ1.2mの規模で、幅50pの通路(土橋)があります。途中でこの堀を埋めて整地し、外側に拡張して新たに堀を作っています。堀より内側の館の部分からは井戸が検出されました。
(表)
(裏)―堀から出土した木簡― 表裏に文字を墨で書いてある戦国時代の木札です。現在解読中ですが、表裏ともに「多て」の文字が見えます。館あるいは城を意味するものと考えられます。