戦国時代の平城
 
安田城跡全景
安田城の概要
 安田城跡は、呉羽丘陵の東南麓、井田川の左岸に位置する平城です。昭和56年2月23日に国指定史跡となりました。
 天正13年(1585)、全国統一をめざす豊臣秀吉が越中(現在の富山県)の佐々成政を攻めた際、前線基地となった白鳥城の支城として使われました。
 前田家の武将岡嶋喜三郎一吉が城主となった後、代官平野三郎左衛門が居城しましたが、後に金沢に帰還し、まもなく廃城になったと伝えられています。
 発掘と保存
 昭和52年と53年の発掘調査の結果、本丸、二の丸、右郭の3つの郭からなり、周囲に堀がめぐらされ、堀は水堀であったことが確認されています。また、本丸及び二の丸からは土塁跡が見つかっています。
 これらの堀と土塁の形態が、比較的良好な形で残っています。このように全体像がはっきりしている戦国時代の平城は全国的に少なく、国民の貴重な歴史的遺産です。
 平成2年度から平成4年度にかけて環境整備事業を実施し、遺構の保存を行いながら整備し、史跡公園として広く一般に公開しています。歴史の広場では、郭や土塁、水堀を復元し、土塁断面を観察できる土塁展示館や城の縮小模型などがあります。資料館では映像や出土品による解説を行い、展望室で立山連邦をバックにした城の全景を御覧いただけます。
 
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