■小竹貝塚■

(富山市呉羽北地内)


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     この貝塚は福井県鳥浜貝塚と並ぶ日本海側最大級の貝塚です。縄文海進の際広がった旧放生津潟べりに縄文時代前期中葉〜後葉(5000年前)頃、貝塚が形成されたものと考えられます。貝層の広がりは東西50m南北150mの弧状になっており、中央の高台に集落があった可能性があります。
 貝層を構成する貝は、シジミ・オオタニシ・ヌマ貝など淡水産が9割以上を占めるほか、サザエ・ハマグリなど海産貝がわずかにあります。他に魚類24種類、両生類・爬虫類5種、鳥類・哺乳類18種が確認されています。特に犬は3個体があること、ニホンシカ・イノシシに解体痕が認められたことが注目されます。
 出土品も豊富で、土器、各種石器のほか、ヤス・釣針・骨針・骨鏃・ヘアーピン・指輪・牙製勾玉状垂飾品・歯製垂飾品・呪術具などの豊富な骨角器類があります。また、人の頭蓋骨等2個体が採集されたほか、貝層内に屈葬状態で埋葬された人骨も1体分発掘されており墓域の性格もあったと思われます。
 花粉分析の結果からは、周辺にはハンノキ林が多く、海岸部には照葉樹林が繁茂していた環境が復元されます。


 


小竹貝塚から出土した骨角器