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山田緑地     小倉北区山田町  [2008/07/18
 

山田緑地は、山田弾薬庫跡地に設置された、森の自然に触れ、体験し、学習したりする区域とともに、環境保護が優先される区域を有する緑地です。
1934年(昭和9年)、旧陸軍により山田弾薬庫は建設され、使用され始めました。しだいに弾薬庫は拡張され、昭和16年頃には、現在の跡地の規模になっていました。終戦の1945年(昭和20年)、山田弾薬庫は米軍に接収され、朝鮮戦争、ベトナム戦争に弾薬庫として使われました。1972年(昭和47年)に米軍より全面返還され、大蔵省(現財務省)の所管となりました。その後、国・地元・保留地の三分割処理が答申されました。
山田弾薬庫跡地は、北九州市のほぼ中央に位置する緑に覆われた丘陵地で、約344haの面積があります。弾薬庫であったため、人の出入りが制限され、自然が残されました。残された自然を生かす利用方法が検討されました。1995年(平成7年)に森の家が完成し、山田緑地が部分開園されました。山田弾薬庫跡地の南側は山田緑地となり、北側は防衛省が管理しています。
山田緑地は2000年(平成12年)に全体が整備されました。「30世紀の森づくり」を基本テーマに、北九州市の整備計画が策定されました。全体は利用区域、保全区域、保護区域の3つのゾーンに分かれていて、保護区域には来園者は入れません。貴重な自然が保護されています。3区域合計で、約143.5haになります。
入園料は大人100円、子供は半額です。駐車料は300円で、休園日は火曜日です。イベント情報や施設の案内などは、山田緑地の公式サイトをご覧ください。公式サイトは次の通りです。
   http://www.kpfmmf.jp/yamada/
駐車場の前に入口があります。山田緑地に入園すると、広大な芝生広場が広がっています。
入口から右手に行くと、森の家があります。
森の家は巨大なログハウスで、1995年(平成7年)3月、1年5ヶ月かかって完成しました。カナダのブリテッシュ・コロンビア州の米松の丸太が約800本使われています。
丸太は直径平均45cm、長さは長いもので12mあります。延べ床面積2,316uある日本最大級のログハウスです。
一部2階建てで、この展示ホールは吹抜けになっています。展示ホールでは、山田緑地の動植物の生態が学べるようになっています。
森の家の横を右手に、土の道を歩いて行きます。ここは、道の側や水辺に野の花が咲いている野草広場です。
野草広場の左手、森の中にエコプレイパークがあり、最後に訪ねます。
野草広場にハルジオン(キク科)があちこちに咲いています。
野草広場の右手に、キキョウ(キキョウ科)が群生して咲いています。
野草広場の左手の奥に、水が引かれたガマの池があります。そこでは水辺の植物が生えています。
これはフトイ(カヤツリグサ科)です。
その先に、ハンゲショウ(ドクダミ科)が咲いていました。花の時期に葉が白くなります。
野草広場の先に森のゲートがあります。
ここからは自然を守るため、人数を制限しての入場になります。トイレはここと森の家と芝生広場の横、それと駐車場にしかありません。
危険防止のため、入場時間が記入された用紙に住所・名前や連絡先を記入します。帰って来た際は、退場時間を記入します。
山田緑地では、イノシシ、マムシ、スズメバチも出没します。その時は静かにやり過ごしましょう。
森のゲートからは、右・真っ直ぐ・左と道が三つに分かれます。
右の道を進みます。上り坂を上って行きますと、あずま屋があり、池があります。森の池です。山田緑地内は、要所に場所の表示や案内があり、行先・行程が分かります。
森の池から先に進みますと、道にねむの木(マメ科)の枝が垂れ下がって、花が咲いています。
自然観察路のドングリ峠に到る中の道への分れ道がありますが、そのまま直進しますと、とんぼの池があります。
とんぼの池は、貯水池として昭和10年代につくられました。現在は土砂が堆積して、水深が1.5mになっています。トンボ・カゲロウ・トビゲラ・ゲンゴロウなどの水生昆虫の生息地になっています。
とんぼの池横の道沿いに、この様な穴が開いた塀が立っています。穴は野鳥観察窓で、池にやって来た野鳥を観察できるようになっています。
とんぼの池の側を通って行きますと、右手奥に行く道があります。アゲハの谷への道です。左は谷川が流れています。
上り坂はすぐに行き止まりになりますので、とんぼの池に戻ります。
とんぼの池の奥を進みます。池に水が流れ込む所が木道になっています。
山の中に自然観察路がつくられています。ドングリ峠・ヤマモモ峠・イノシシ峠の三つのコースがあります。三つは連続していますが、それぞれが森のゲートに戻れるようになっています。
木道を渡ると、丸太の階段が続いていて、一気にドングリ峠に上ります。
一気に上った後は、上ったり下ったりを繰返します。
この先に、中の道への分れ道に出ます。左の中の道を下りますと、森の池とトンボの池の間に出ます。
左に下りずに、真っ直ぐ行きます。その先に行くと、谷に下りて行きます。
谷に下りて来ました。四の谷です。そのまま下りて行きますと、森のゲートに行き着きます。途中ヤマモモ峠コースに入ります。
一気にヤマモモ峠に上って行きます。峠を過ぎ、谷に下りて行きます。
サンショウウオの谷です。右の丸太の階段を下り、谷川の流れに架かっている木道を渡り、左を下りて来ました。この谷は三の谷になります。
谷を下りて行けば、やはり森のゲートに行き着きます。途中にイノシシ峠コースへの上り口があります。
イノシシ峠の横の茂みの中に水溜りがあります。ここはイノシシのぬた湯です。体の寄生虫を落とすために、イノシシが泥浴びをする所です。
水溜りの奥に土が露出した所があります。いかにもイノシシが泥浴びをしたという感じです。この様な所が、峠の先、道の側に2箇所あります。
谷に下りて行きます。二の谷です。森のゲートに行き着く前に、三の谷を下りて来た道と合流します。
森のゲートを出ると、野草広場への道が伸びていますが、右手に平行して伸びている道があります。そちらを進むと、樹木園に着きます。
山田緑地はブナ科の常緑樹を中心にした照葉樹林です。この樹木園では、山田緑地に自生している樹木を中心に、たくさんの樹木が紹介されています。
樹木園の先、森の家に近づくと、エコプレイパークの入口になります。その入口の左手に湿生生態園があります。人工的に溜池をつくり、そこにアメンボや水生昆虫がやって来て、生息しています。
湿生生態園の横に、シオカラトンボが止まりました。
湿生生態園の横を通って、谷を上って行きます。ここは一の谷で、木の階段があります。そこを上ってエコプレイパークに行きます。
エコプレイパークには4つにデッキがあります。これは樹木のデッキです。
これは、その次の観察デッキです。
観察デッキの上からは、南側の鷲峰山山頂の平和観音が見えます。
鷲峰山については、「北九州点描」の「大興善寺」をご覧ください。
観察デッキのすぐ先に、この石標があります。陸軍と刻まれています。終戦までここが旧陸軍の軍用地であったことを物語っています。これを含めて3個見ることができました。
展望デッキです。ここからは、小倉北区の市街地が望めます。
展望デッキから東の眺望です。右の山は足立山です。左端の銀色の屋根はメディアドームです。
展望デッキから北東の眺望です。中央右の紫川沿いのリバーウォークから、中央左のJR小倉駅方面です。
リバーウォークについては、「北九州のみどころ」の「紫川」をご覧ください。
展望デッキから西の眺望です。八幡東区の右が皿倉山、左が権現山です。
皿倉山については、「北九州のみどころ」の「皿倉山」をご覧ください。
展望デッキから先は下りになります。下って行った所に見晴らしデッキがあります。ここは塔状のデッキではありませんが、芝生広場が見渡せるようになっています。
芝生広場の、森の家の反対側に出て来ます。芝生広場の横にはゆるやかな流れの人工のせせらぎがあります。
せせらぎは、幼児も安心して水遊びをさせられます。その流れは、手前の池に流れ着きます。
芝生広場から見た森の家です。


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