タバコはダメよ!映画評2006
・映画名、製作国、禁煙度,お薦め度の順。 *はこの映画についてのひとこと。
・禁煙度=◎、○は喫煙シーンなし。□は喫煙シーン1〜2回。△は喫煙シーン数回。×が多いほど喫煙シーンも多い。
・お勧め度=☆が多いほどお薦めです。
1、「カーテンコール」 / 日本 / △ / ☆☆☆
映画黄金時代が話の中心。館内がモクモクだったり映写技師が喫煙したりするが主役級は吸わない。日本の名画の懐かしいシーンも見られ映画ファンには嬉しい。それだけでなく在日の問題などがからみ考えさせられる内容でもある。
2、「ヴェニスの商人」 / 英 / □ / ☆
周囲で数回喫煙する程度。露出度は少ない。アル・パチーノのシャイロックがうまい。最後のどんでん返しは見もの。
3、「SAYURI」 / 米 / ×× / ☆
2004年に「モクモク大賞」を見事に(?)射止めた監督らしくこの作品も喫煙シーンが多い。やめコンでいつも上位の桃井かおりさんは常にキセルをくわえていた。英語の日本映画というのもおもしろい。
4、「ある子供」 / 仏 / ×× / ☆☆
生まれたばかりの赤ちゃんをはさんで両親が喫煙するのはひどすぎ。シーンとしてもゆるせないが、その赤ちゃんが人形でなく本物の赤ちゃんなのがもっとゆるせない。赤ちゃんがかわいそう。というよりは虐待だ。映画としてはすばらしい作品なだけに残念。
5、「キングコング」 / 米 / ×
前作「ロードオブザリング」同様、無意味な喫煙多い。
6、「ミスター&ミセス スミス」 / 米 / □
パーティーでスミス氏が「キューバ産の葉巻があるけどどう?」と勧められ「タバコは吸わないんだ」と断ると健全だね〜」とちょっと揶揄されるシーンあり。
7、「ディック&ジェーン」 / 米 / ○
こちらもパーティーの席でディックが葉巻をくわえるシーンあり。(火はついていない)成金=葉巻のイメージか。
8、「ロードオブウォー」 / 加 / ×× / ☆☆
武器密売人のニコラス・ケイジが常に喫煙。「車やタバコの方が銃より人を殺している」という鋭い指摘あり。
9、「ザ・コーポレーション」 / 加 / ○ / ☆
大企業がいかに搾取しているかを暴いている。フィリップモリス社でマイケル・ムーアと仲間たちがサンタの衣装を着てわざとガラガラ声でクリスマスソングを歌うシーンがおもしろかった。
10、「ザ・スケルトンキー」 / 米 / × /
呪術がからむサスペンス。喫煙者のおばばが若いヒロインの肉体を乗っ取る話。乗っ取られたことを明らかにするシーンでそれまでタバコを吸わなかったヒロインがおばばと同じポーズで喫煙する。重要な小道具だが、イメージはマイナス。
11、「フォーブラザーズ」 / 米 / × /
養母を殺された4人の義兄弟が復讐する話。4人のうち1人が喫煙者。「室内は禁煙だからタバコを消せ」な どの台詞がありドンパチものにしてはモクモクは少ない。喫煙者はすぐやられちゃうし。
12、「リバウンド」 / 米 / 〇 /
問題児のプロバスケプレーヤーが母校の弱小チームのコーチとなり、いいやつに変わる話。スポーツ物なので当然ですが、タバコはなし。
13、「理想の女」 / 伊・ルクセ / × /
1930年代のイタリアのリゾート地でのひと夏の話。喫煙紳士が3,4度めの結婚相手にプロポーズするが「タバコはきらい」と断られ「禁煙するよ」とシガレットケースを彼女に渡す。しかしひとりになると女が喫煙。複雑な心境を表した?
14、「ザ・有頂天ホテル」 / 日 / △ /
探偵役が2回喫煙。ホームズを真似た?役者勢ぞろいという感じ。三谷監督ならではの手腕でしょう。
15、「オリバーツイスト」 / 英・仏・チェコ / ×× / ☆
19世紀のロンドンを再現。ポランスキーが子供に見せられる映画をと撮ったもの。だがスリ集団の子供たちがキセルで喫煙しそれも煙で輪っかをつくるなどかなり慣れさせられている。秀作なだけに残念。嗅ぎタバコもでる。
16、「白バラの祈り」 / 独 / × / ☆☆
ナチへの抵抗運動をしたことで死刑になったゾフィーの最後の5日間。尋問官が尋問中喫煙。3人が同時に死刑になるが執行の前に「違反だけれど」と看守が差し出したものが1本のタバコ。戦前ですが・・・
17、「クラッシュ」 / 米 / × / ☆☆☆
殺人事件の現場で刑事が同僚からタバコを勧められ「禁煙したんだ」「俺もさ」といいながら二人そろって喫煙。よくわからん。映画のほうは”ぶつかりあいながらも人はつながっている”巧みな構成でおもしろい。でもこのやりかたってすでに「運命じゃない人」で内田監督が先にやってるんだけどね。
18、「レジェンドオブゾロ」 / 米 / □ /
敵を誤魔化すために女性用のパイプが登場するがゾロも妻エレナも本来はタバコが嫌いという描き方。
19、「プロミス」 / 中 / ○ /
中国の神話の世界の話なのでタバコはなし。日本、韓国、中国の俳優が共演。せめて文化交流はスムーズにしたいものです。
20、「ミュンヘン」 / 米 / × / ☆
ミュンヘン五輪のイスラエルチームへのテロに対するイスラエル政府による報復の話。喫煙シーンは多数。暴力の応酬では何も解決しないということを言いたいのか。ユダヤ系の監督にしては中立か?
21、「エリザベスタウン」 /米/ 〇 /☆
仕事で失敗し自殺しようとしているときに父死亡の連絡。故郷へ帰る機内で出会ったスッチーが変わった方法で彼を導く。もう一度生きる力をとりもどす。喫煙シーンなし。
22、「灯台守の恋」 / 仏 / × /
小さな島にやってきたわけあり風の男。灯台守見習となるが閉鎖的な島社会の中で受け入れられるのか。
時代が戦後すぐの設定なので喫煙シーンは普通にある。狭い灯台の中でも喫煙。
23、「男たちの大和」 / 日 / □ /
戦争物にしては喫煙シーンはわずか。反戦映画なのか戦争を美化するものなのかは観て自分で判断しよう。ちなみに学生時代の友人がエキストラで出演しているが、捜せなかった。残念。
24、「コープスブライド」 / 米 /△ / ○
人形アニメ。馬車の御者が喫煙。回数は少ないが煙を演出に使っているので△。人形と音楽はセンスがいい。
25、「ホテル ルワンダ」 /英・南ア・伊 / △ / ☆☆
1994年のルワンダ内乱での一ホテルの支配人が虐殺から多くの人を匿った事実に基づく話。「高級な葉巻は品格を表す。」などの台詞はあるが悪者の台詞なので?。主役級は吸わない。日本になじみのない国の話で興行成績がかんばしくないだろうという配給会社の思惑で日本での上映があやぶまれていただけに観れてよかった。
26、「死者の書」 / 日 / ○ /
折口信夫原作の難解な物語を人形師川本喜八郎が映画化。平安時代の話なのでタバコはなし。人形が演じても難解さは変わらない。
27、「かもめ食堂」 / 日 / □ / ☆☆☆
惜しい。あの1本の葉巻がなければ・・・確実に今年の無煙名画大賞決まりだったのに。荻上監督残念。実力派の女優3人がそれぞれ良い。ヘルシンキという舞台が効果的。癒し系の作品。全然関係ないけど、主役の小林聡美がチャンツィイーに似てる、と私は思っちゃったんだけど・・・似てるよね・・・
28、「ブロークバックマウンテン」 / 米 / ×× / ☆
ゲイのカーボーイなんて許せない。という反発もあったらしいがアカデミーも受賞。マルボロのコマーシャルそっくりの喫煙シーンがこれでもかというくらいでてくる。煙が映っていない時間のほうが短いくらい。時代は1963年から20年間。
29、「シリアナ」 / 米 / × / ☆
CIAの中東での暗躍の話。これは国家によるテロだ。喫煙シーンは普通に。「室内は禁煙」という台詞あり。米映画界の懐の深さを感じる
30、「寝ずの番」 / 日 / × /
数回ある寝ずの番で必ず誰かが喫煙。決まった人ではないのがなんだか妙。
31、「プロデューサーズ」 / 米 / □ / ☆
主役のひとり会計士の上司が葉巻をくわえる。煙はなし。明るく楽しくお行儀の良いセクシーさもあり。
32、「家の鍵」 / 伊 / □ /
ランプリングさんにしては喫煙シーンはないに等しいが。数回くわえたが煙はほとんど映さず。子どもが「タバコはからだに悪い」などの台詞を言う。
33、「美しい運命の傷痕」 / ? / ×
一ヶ月たったらどんな内容かすっかり忘れてしまうような映画。
34、「アンジェラ」 / 仏 / × / ☆☆
ヒロインが喫煙。タバコに係わる台詞は多い。監督と強いお姉さんは個人的に好きなので星二つ。
35、「ナイロビの蜂」 / 英 / △ / ☆☆☆
「俺はガンなんだ」と言いつつタバコに火をつけるシーン有。煙は映らない。前作「シティオブゴッド」に劣らない秀作。スラムの撮影は天下一品。
36、「嫌われ松子の一生」 / 日 / × / ☆☆☆
松子は吸わないが周囲が喫煙。主演女優賞は決まったかな。楽しい演出で哀しい内容をより増幅させた。
37、「花よりもなほ」 / 日 / □〇 / ☆☆☆ 、
秀作が続いた。映画館に行くのも帰りも楽しい週。キセルが映るが煙はなし。○に近い。憎しみを別のものに昇華しようと言う問いかけは最近の「極刑を望む」という人たちやマスコミへのアンチテーゼとして価値がある。ラストの岡田准一の笑顔はあのワンカットで主演男優賞をあげてもいいけど・・・。
38、「TRICK 2 」 / 日 / ○ /
独特のギャグ多い。マニアは笑える。喫煙シーンなし。「よろしくねっ」
39、「海猿 2 」 / 日 / ○ /
馬鹿な奴がガソリンのもれている場所でタバコを吸おうとするが・・・そこまででした。うわさどおり「ダヴィンチコード」よりおもしろいかも。
40、「ダヴィンチコード」 / 米仏 / × /
1回葉巻。フランスが舞台の割には少ない?たいしておもしろくもなし。
41、「M:I:V」 / 米 / □ /
悪役が1度喫煙し、主役がむせるシーンあり。煙の露出は少ない。
42、「ゆれる」 / 日 / × / ☆☆
1人の女性をめぐる兄弟のゆれる思いを描く。弟のオダギリジョーは吸いすぎ。松田優作Uになります。兄役の香川照之がよかった。
43、「母たちの村」 / 仏セネガル / × / ☆
周囲から反発を受けながらも割礼を拒否する母親を通し女性の自立していく姿を描く。差別はされているがタバコに関しては幸か不幸か女性も問題なく吸っている。かぎタバコ、パイプなども自由。
44、「リトルバーズ」 / 日 / × / ☆
イラク戦争の前後の市民の様子を追ったドキュメンタリー。水タバコ、フィルタータバコなどが出てくる。イスラム社会もアルコールと同じくらいタバコにも厳しくなるといいのに。
45、「ジャマイカ楽園の真実」 / 米 / × / ☆
アメリカ人観光客の姿と現地の生活者とを描きながら、アメリカによる経済的搾取の実態を暴く。農民が数回喫煙。アメリカ製のタバコだったら皮肉だが、確認はできず。
46、「魔法のランプのジニー」 / 米 / □ /
アメリカの中学生が監督をしてヒロシマナガサキで自分の国がしたことを探る。ジニーがタバコを持っているシーンがちょこっとうつる。
47、「六ヶ所村ラプソディー」 / 日 / × / ☆☆
六ヶ所村での核燃料再処理への反対する村民と権力に取り囲まれていく村民を対照的に描くドキュメンタリー。映画の興行的成果はともかく多くの人に六ヶ所で起きていることに関心をむけさせたことは否めない。権力に取り巻かれる元漁師などが喫煙。でも、撮影に協力してくれたことはありがたい。
48、「戦争のつくりかた」 / 日 / 〇 /
どうして戦争がおきるのか子どもに語り聞かせる映画なので喫煙シーンはありません。
49、「紙屋悦子の青春」 / 日 / ◎ / ☆☆☆
哀しい話だが随所にコミカルなやりとりがありそれがかえって哀しさを増幅させる。いつもタバコを吸う小林薫も永瀬正敏も吸わなかった。主役の原田知世がいい。今年度無煙名画大賞候補
50、「狩人と犬 最後の旅」 / 加仏独伊スイス / × / ☆
カナダの大自然が舞台。主役も煙の露出は少ないが喫煙者。酒場はもうもうとけむり。バーも禁煙にしよう。
51、「がばいばあちゃん」 / 日 / □ /
母親が経営する居酒屋のシーンでタバコがアップで映ってしまう。その後佐賀のおばあちゃんのところでは学校の先生も周囲の大人も吸わないんだけど。
52、「UDON」 / 日 / □ / ☆
うどん屋の父親が1回だけ喫煙し、そのすぐ後に急死してしまう。タバコが死を早めることを暗示したのだろうか。テレビ局の会議のテーブルの上に山のような吸殻をあえて置き象徴的。反タバコ女優の小西真奈美が好演。
53、「ラフ」 / 日 / ○ /
水泳にかける高校生が主人公なので喫煙シーンはありませんでした。監督はあの「NANA」の監督なのですが。無煙映画です。
54、「バックダンサーズ」 / 日 / ×× /
おじさんバンドがみんな喫煙。車やバスの中でもプカプカ。特に陣内孝則はひどい。もうすぐタバコ病。それに対し若者が吸わなかったのは救い。芸能プロもオフィスでは禁煙みたいで煙なし。
55、「マイアミバイス」 / 米 / □ /
追い詰められたチンピラが1回喫煙(マリファナかも)その直後自殺。マフィアもディスコもNO SMOKINGさすがアメリカ。
56、「出口のない海」 / 日 / × /
父親役の三浦友和が2回喫煙。特に意味なし。海軍の若者たちが喫煙しなかったのは良いほうか。
57、「蟻の兵隊」 / 日 / × /
インタビュー形式のドキュメンタリーで数回喫煙シーンあり。内容は生きた歴史の教科書。権力者に見せたい。
58、「フラガール」 / 日 / △ / ☆☆☆☆☆
昭和40年にしてはタバコの煙は少ない。豊川悦司もタバコを持つのが数えるほどで煙はほとんど映らない。
内容的には文句なしの今年の第1位。シネカノン(製作)よくやった。
59、「ワールドトレードセンター」 / 米 / ×
主役級は吸わないが、周囲で妊娠中の女性の前で親が吸ったり、電話交換のオフィスで喫煙したり回数は少ないが信じられない使い方。アメリカもまだまだ。
60、「涙そうそう」 / 日 / △
子捨てミュージシャンが2回、母親役の小泉今日子がそのミュージシャンに捨てられたときに1回、その後すぐに病気(タバコ病か)で死ぬ。沖縄のサンシン引きのおばあも喫煙。若者が集まるライブハウスなどでは煙なし。
61、「ブラックダリア」 / 米 / ×××
煙もしくはタバコが写ってないシーンがあまりない、もくもく映画。今年度のモクモク大賞候補。
内容はLAシリーズ前作「LAコンフィデンシャル」には及ばない。凡作。
62、「ナチョ・リブレ」 / 米 / 〇 /
美的感覚からは私の趣味じゃない男優ばかりなのが不満と言えば不満だけどメタボリックが心配のジャック・ブラックがよく動いていた。難しいことは考えずに素直に笑える。喫煙シーンなし。
62、「手紙」 / 日 / ××× / ☆
マルボロがかなりの頻度で必要のないアップで意図的にコマーシャル。明らかに煙たい資金の存在を臭わせる。
内容は思いテーマで見ているのも辛くなるが最後に希望を与えた。大阪弁が生かされている。
63、「父親たちの星条旗」 / 米 / × / ☆☆
戦争中の場面で数回。現代のシーンではない。
とりあえずブッシュ君とその周囲のみなさんに見ていただきたい。
64、「トンマッコルへようこそ」 / 韓 / □ / ☆☆☆
トンマッコルのじじたちが多少キセルをたしなむが煙害はほとんどない。
朝鮮半島にも縄文人はいるんだなと再認識。戦争のおろかさ特にアメリカの非情さがはっきり。映画なんだからもう少しハッピーエンドにしてもよかったのではと思うほど最後がきつい。
65、「間宮兄弟」 / 日 / × /
小学校の教員役の常盤貴子が兄弟のマンションのベランダで2回喫煙。彼女は地味ながらもタバコ会社には結構貢献している。モクモク派。
今年は”兄弟もの”の目立った邦画界だが不幸の「手紙」や複雑な「ゆれる」に対してちっちゃいけど幸せの代表。
66、「幸福のスイッチ」 / 日 / 〇 /
和歌山県田辺市が舞台。沢田研二が世話焼きで働き者の最近は絶滅危惧種のいいおやじを好演。喫煙シーンなし。関西の方言が生かされている。
67、「カポーティー」 / 米 / ××× /
1959年が舞台なのと実在の人物がモデルなのである程度は止む終えないにしても煙が多すぎ。モクモク大賞候補。
68、「サンキュースモーキング」 /米 / 〇 /
タバコ問題の定例会で物議をかもした作品。喫煙シーンはないが結局はタバコには確かに害はあるけれど自分で考えてタバコを吸おうね、といいたいらしい(異論はあるが)。イメージとしては、自分は吸わないけど反タバコ運動を誹謗中傷する人って感じ。やな映画。
69、「待合室」 / 日 / □
タバコそのものは間接的に写るだけだがJTのポスターなどがアップでうつったりたばこの文字が気になる。
岩手県二戸、八戸、遠野などが全面的に応援。いい内容だがちょっと尻切れトンボ。
70、「麦の穂をゆらす風」 / アイルランド・英・独・伊・西 / ×× / ☆
喫煙シーンは多い。銘柄は判別できない地味な箱にはいっている。
幼なじみや兄弟まで殺さなくてはならない戦争っていったいなんなの。
71、「トゥモローワールド」 / 英 / × /
タバコ関連の会話多い。2027年でもまだタバコは健在らしい。
72、「7月24日通りのクリスマス」 / 日 / 〇 /
喫茶店やパーティのシーンでも喫煙なし。村上正典監督。タバコ嫌い派の中谷美紀主演。恋する乙女の夢と現実を笑わせながらシビアに描く。