おいしく食べて健康になりましょう!

 

1、おもしろごはん

 

玄米は水につけておいたり、炊くのに時間がかかるなど精白米を炊くよりも手間がかかるので1度に2食分炊いています。

 このおもしろごはんは材料を見ればわかるとおり米だけでなくいろいろな穀物をいっしょに炊いています。そのため、このご飯だけでもバランスのとれた献立になります。ただ、ビタミンCが足りないので味噌汁にじゃがいもをいれるともっとよくなります。

 

<材料> 2人で2食分

玄米(山形県新庄のトラスト米:さわのはな)1〜2合

その他      0.8合 以下のものを適宜

黒米、大豆(そのほかの豆)、タカキビ(そのほかの雑穀)、乾燥黒もちとうもろこし(生がある季節は生で)、生麦(収穫直後の小麦やライ麦)

☆玄米とその他を合わせて2合にし、一晩(冬場は一日)たっぷりの水につけておく。

 

<炊き方>

浸水していた水を捨て、2.5合の水をくわえて玄米の炊き方で炊く。

電気炊飯器のばあいは、「玄米コース」

圧力なべの場合は、「玄米の炊き方」に従う。

 

十分蒸らしてからざっくり混ぜ半量を二人で食べましょう。

あわてず急がずよく噛んで召し上がれ。

残りは次に使います。

この量は基本的な量ですので適宜増量してください。

 

2、冷めたおもしろごはん

 

☆水を加えてお粥にする。

☆水と野菜を加え雑炊にする。

☆チャーハンにする。

野菜チャーハン  キャベツ、ピーマン、玉ねぎ、トマトなど季節の野菜と一緒にえごま油でいためる。

納豆チャーハン  おもしろごはんに納豆を加えていためる。

納豆・野菜チャーハン  納豆と野菜をたっぷり加えていためる。ゴーカなチャーハン 

 

★コラム1

(す)くんのおすすめは「玄米の納豆チャーハン」

曰く「玄米入門者には納豆チャーハンておすすめだよね。誰でも玄米をおいしく食べられる献立だと思う。」

 

★コラム2

きとす山荘では稲作をしていないので、米は買っています。(新庄のさわのはなという品種です。)できるだけ自給したいと考えているので、玄米にきとすの雑穀、豆、を入れて増量したのがおもしろごはん誕生のきっかけです。いつのまにか乾燥とうもろこし、収穫直後のまだ柔らかい小麦やライ麦、小麦のふすまなどを加えるようになり、加えるものが多いほど味も複雑になるし、栄養バランスもよくなるので定番御飯になりました。名前の由来は初めて食べた人が「わあ、おもしろい!」と感動したからです。

 

 

3、

 

ビールのつまみといえばその筆頭はエダマメでしょう。ところが、残念なことにきとす山荘のある阿武隈高原(標高600m)では、エダマメが収穫できるのは9月にはいってからです。ビールがおいしい夏場はまだやっと花が咲き始めたころなのです。そこで登場するのが乾燥大豆です。一晩水に浸し普通の鍋でとりあえず7、8分ゆで一粒味見します。まだ固かったらもう1、2分ゆでて再度味見です。それをくりかえし好みの固さになったら笊にあげ塩もしくは醤油をちょっとかけてつまみにします。

 コツはひとつ、決してゆですぎないこと。コリコリとした食感が魅力です。

圧力なべを使うとどうしてもやわらかくなりすぎてしまうので味見がしやすい普通の鍋でゆでること。

 残ったら「水煮の大豆」としてチャーハンにいれたりサラダのトッピング、かきあげなど。煮物の彩にも。二次利用の方法はいくらでもあります。

 

本来は「浸し豆」といって青大豆で作るのですが、それにはこだわらず普通の黄大豆(福島では味噌豆という。)茶豆、黒大豆、レアものの紅大豆、鞍かけ大豆などいろいろ混ぜるとカラフルで楽しく味わえます。

 

インゲン系の豆でつくると・・・

インゲン系の豆は、コリコリ感のある大豆系とちがって、でんぷん質が多くねっとりとした食感が売りです。ねっとりというのがつまみにはちょっと・・そこで大根おろしやシャキシャキ感のある千切りのキューリなどをトッピングすると甘煮とはちがうおいしさを楽しめます。

 

★コラム3

まめに豆を食べるコツは・・・

乾燥豆は常温で保存ができ、廃棄量もなく省エネ食品の優等生です。唯一問題なのは水につけておかなければならないということです。そこできとすでは決まったグラスにいつも豆がいれてあります。ポイントは必ず3倍量の水を入れることです。こうしておくといつでも豆ごはんにしたり野菜の煮ものといっしょに煮たりカレーなどにいれたりできます。使ったらすぐに新しい豆と水をいれておくことを忘れないように。

 

4、お茶

 

一期一会

下記の野草などをそのときの気分でブレンドするので二度と同じ味は出せないことから「一期一会」の名になりました。

春先、ヨモギやスギナが10センチくらいになったら摘んで蒸してから乾燥させます。

柿の葉は、葉の大きさが5、6p〜7、8pになったころ剪定した枝から摘み取って蒸してから乾燥させます。

ミントは生のままフレッシュミントとして使うか、真夏の最盛期に上部の10pくらいを収穫して乾燥させます。ちなみにミントは3種類。アップルミント、スペアミント、ミント

ドクダミは花が咲き始めのころのものを乾燥させます。

ハト麦は秋の収穫後煎ってから使います。(「煎り上手」が役立ちます。)

 

★コラム4

アップルミント

きとす山荘の一画に茂っているアップルミントは2006年に六ケ所村の菊川さんを訪ねたときにおみやげにいただいたものです。このミントをお茶にするたびに再処理反対の決意を新たにしています。

 

夏の定番 麦茶(六条大麦)

真夏を前にした6月、梅雨の合間の晴れた日に金色に輝く大麦を収穫します。大麦は芒が10pほどあり針のようにチクチク痛いのがやっかいですがほんとうにきれいな色で(き)の大好きな作物です。

 この時期はあまり忙しくないので金色になったものから一本づつ手で折って収穫します。雨が続いて収穫が遅れるとカビが生えて変色してしまうので早め早めに収穫するのがおいしい麦にする秘けつです。

 若い麦を手で脱穀するとまだかたまっていない透明な麦の粒は本当にきれいです。たとえるなら真珠の輝きに似ていますがもちろん透明感は麦の方がきれいですけど。数日乾燥させると黄色の普通の大麦になってしまいます。ちょっとさみしい気もしますがその頃にはいよいよ夏。麦茶の季節です。じっくりと煎ってから作る麦茶のなんとおいしいこと。

 湧き水で冷やしておいて農作業の合間にごくごく飲みます。(湧水の温度は冷蔵庫ほど冷たくないので飲みやすいのです。ビールを冷やしてもおいしい温度です。)

 

熱中症の予防には、わかした麦茶をいれた容器に梅干しを1個いれておくと塩分も摂取でき、何が入っているかわからないスポーツドリンクより安心です。

 

5、スペシャルドリンク

 

松葉サイダー

07年の夏にはまった飲み物に炭酸飲料があります。スカッとレモン(大地の会で買う)梅酒のソーダ割りです。炭酸水は買っていたのですが松葉サイダーなるものがあることを知り、08年の春山の中に無尽蔵にある松葉で作ってみました。

GW後の晴れた日に一升瓶に松葉と砂糖水をしこんで室内の日当りのいいところに3、4日置いておくとブクブク泡が立ってきます。そうなったら完成です。涼しいところへ移動し順次飲みます。作り置いた果実酒をこの松葉サイダーで割って飲むと夏場の農作業の疲れもすっとんでしまいます。

 

果実酒

年によって収穫量にバラつきがあり確実性がないのが難ですが・・・

きとす山荘では梅酒ブルーベリー酒あんず酒山グミ(ウグイスカヅラ)酒アケビ酒を仕込んであります。

07年、梅が10キロもとれ梅干しや梅酒をたくさん作りました。08年もそのつもりで沖縄から泡盛をたくさん買ってきて準備していたのですが、梅の収穫はたった15粒でがっかりです。

ブルーベリーは木の数が多いのでどれかは収穫でき毎年安定的に作れます。飲むのがもったいないほどきれいな赤紫になります。特別な日の飲物です。

アケビ酒は肝臓に効果があるというのでちょっと疲れたなという日におすすめです。

 

甘酒

蒸し暑い日が続いて夏バテ気味のころにおすすめなのが糀とお粥で作る甘酒です。甘酒は今では一般にはひなまつりの行事メニューになってしまいましたが、江戸時代には夏になると街角に甘酒屋さんが店を出し、夏バテ予防に江戸庶民がのんでいたそうです。その証拠に俳句の世界では夏の季語です。

きとす山荘では糀は地元の糀屋さんのものを使って作ります。近所のおかーさんたちの助言でお粥はもち米で作っています。この方がおいしくなるそうです。

きとす山荘の甘酒がおいしかったので「スーパーで袋入りの甘酒を買って飲んだらまずかった。」とよく言われます。やっぱり手作りがいちばんおいしいようです。

 

調味料の中で最も大切なのが塩です。減塩が叫ばれていますが、きとす山荘の食事のように加工品を使わない料理ではそれほど気にせずに塩を使っています。ただしその塩はこだわりの塩で、JTのイオン交換法で科学的に作られたNaclではなく昔ながらの海水を太陽光で蒸発させた本当の海水塩です。海水に含まれるミネラル分がたっぷりふくまれていておいしいです。

 バリ島のクルックルというところで赤穂の塩作りを日本人が指導して作り始めたといわれているものを買っています。

この塩は梅干し作りや味噌作りに欠かせません。

 

コラム5

手塩

京都の方言で小皿のことを「おてしょ」と言います。京都出身の母はよく「おてしょ」ということばを使っていましたが、「なんで小皿がおてしょなの?」ときくと「さあ?」と理由を知りませんでしたが、あるとき宴会料理に天ぷらがつき天つゆでなく「手塩でどうぞ。」と言われた時にやっときがつきました。手塩をのせる小皿だから「お天塩―おてしょ」なんだと。

きとす山荘では食事のときにいつも手塩がつきます。「塩味が足りなかったら手塩を使ってね。」そのたびに母が言っていた「おてしょ」を思い浮かべています。