2008年無煙映画大賞決定

  

日本禁煙学会無煙映画大賞審査委員長 見上 喜美江

 

 この賞は次のようなことを目的に設けられました。映画に携わる俳優及びスタッフなどすべての働く人々をタバコの害から守る。➁映画俳優の喫煙シーンがきっかけでタバコ依存症などになった人が多いので、喫煙シーンをなくすことで当事者だけでなく観客もタバコの害から守る。➂このことにより、映画に携わる人々がいつまでも元気に活躍されること。また、タバコのない健康な社会となることを願うものです。

 

選考に当たっては、以下のことを考慮しました。

2008年中に一般公開された邦画であること。ただし、時代劇とアニメは除く。作品にタバコの煙がでないこと。PP(注1)としてのタバコも登場しないこと。誰でもが楽しめる内容であること。

 

無煙映画大賞作品賞 「ハンサム★スーツ」

    監督:英 勉  企画配給:アスミックエースエンタテイメント

無煙映画大賞主演男優賞 竹野内 豊  出演作品「あの空をおぼえてる」

無煙映画大賞主演女優賞 中谷 美紀  出演作品「しあわせのかおり」

無煙映画大賞監督賞   中村 義洋  監督作品「チームバチスタの栄光」

無煙映画大賞話題賞   「花より男子 F(ファイナル)

 

<受賞理由>

「ハンサム★スーツ」ラブコメディでだれでもが楽しめる作品です。レストランでは禁煙マークがばっちり映っています。食堂やモデルの現場など若者が多いところでも無煙でした。

「あの空をおぼえてる」妻と息子と娘の家族がそろっていた頃の幸せな父親と、娘を亡くした後の絶望するもろい父親役を熱く切なく好演しました。

「しあわせのかおり」デパート勤めを辞めてまで料理修業をするというちょっと訳ありの母親役を好演する。中華鍋の扱い方もおみごとでした。

「チームバチスタの栄光」原作では病院内で医療関係者などが喫煙する描写が何回もあるにもかかわらず、映画では無煙にしたことによります。

「花より男子 F ファイナル」若手のイケメン俳優が活躍する作品ですが無煙であったということはとても素晴らしいことです。興業収入では「崖の上のポニョ」についで第2位でした。

☆過去の受賞歴 2004年「父と暮らせば」(宮沢りえ主演)

        (2005年、2006年は該当作品なし)        汚い灰皿賞(モクモク賞)

2007年「キサラギ」(小栗旬主演)       「ぐるりのこと」

                                 「パコと魔法の絵本」

2008年無煙映画大賞の授賞式は以下のとおり行います。      「人のセックスを笑うな」

 日時:9月12日(土)16:20頃               「アフタースクール」

 会場:シェラトンホテル札幌・パレスA              「ザ・マジックアワー」

 主催:NPO法人日本禁煙学会(理事長 作田学)         特別賞「スカイ・クロラ」

    〒162-0063 新宿区市谷薬王寺町30−5−201         (注2) 

    電話:090-4435-9673 FAX03-5360-6736

 

(注1)PP(product placement) とは、映画やテレビの番組内で、広告主の商品を使い、認知やイメージを高めようとする広告手法。広告主は、商品を製作側に提供する。CMよりも商品に対する視聴者の重要度が高いという長所がある。反対に、商品の表現について製作側から制限される場合もある。製作者側も広告主も共同のキャンペーンが張れるというメリットがある。

(経済ビジネス用語辞典より)

(注2)「汚い灰皿賞」(Dirty ash tray award)は喫煙シーンの多い映画に対して授与されます。

(注3)この企画は、タバコ問題首都圏協議会(代表 渡辺文学)が後援しています。

(注4)協賛社はジョンソン・エンド・ジョンソン(株)コンシューマーカンパニーで、それぞれの受賞者に記念のトロフィーが贈られます。