■ 七夕

2000年7月7日。
私は、東京DOMEに向かっていた。首都高速は渋滞しており、イラついていた。
なぜなら、その日のスポーツ誌一面に、『清原一軍復帰』で賑わしていたからである。

早く、清原の勇姿が見たい。やっとの思いで到着したのだが、駐車場がない。
仕方なく路上駐車を決行。(それぐらい早く見たかったのだ)
「皆さんの声援が後押ししてくれましたね・・・」清原は、東京DOMEのファンの声援に見事に応えた。

65日ぶりに味わう本塁打。ベースを必死に回る清原を見て勇気をもらった。

対中日ナイトゲーム。主砲清原の出番は7回2死1,2塁の場面でやってきた。
長嶋監督がベンチを出る。

代打、清原を球審に告げた直後、スタンドが大きく揺れ、そして沸いた。

打つという予感が私にはあった。力みのないフォーム、静かな背番号5。

一方で中日の中山は何となく落ち着きがない。
ボールカウント2−1、普通なら投手有利というところだが清原には通じない。
まさに蛇に睨まれた何とやら・・・

そして、苦し紛れに投げた4球目。

清原のバットが火を噴いた。打った打球は伸びていく。
スタンドに入った瞬間、私も含め観客は総立ち状態、誰一人座っているものはいなかった。

感動を有り難う。


 
music = 長渕 剛 『 東京青春朝焼物語 』
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