| ビタミンA | |
| 特徴 | ビタミンAは脂溶性である。消化管から適切に吸収されるにはミネラルと脂肪が必要である。 体内に貯蔵することが可能。 |
| 働き | ビタミンAは視覚に関係のある栄養素として知られている。視覚に関係する色素、ロドプシンの生成を促進する働きがあり、夜盲症、視力低下を防ぎ、さまざまな目の障害の治療を助ける。 たんぱく質の合成、グリコーゲンの合成に関わる。 免疫系が適切に機能するのを助ける。 病気の回復を早める。 組織や臓器の外層の健康を保つ。 老斑をなくす。 成長を促進し、強い骨、健康な皮膚、粘膜、髪、歯、歯茎をつくる。 外用すれば、にきび、浅いしわ、皮膚表面の潰瘍のの治療の助けとなる。 |
| 欠乏症 | 視覚機能の異常。(夜盲症、いわゆる「鳥目」) 「肌荒れ」、「食欲不振」、「皮膚にできものができやすくなる」、「ふけがよく出る」、「爪がもろくなる」、などの皮膚症状 その他、上記働きが十分に機能しなくなる。 |
| 運動との関係 | ビタミンAは、運動によって消費量が増加するため、運動の強度にもよるが通常以上の量が必要となる。また、ビタミンAを摂取しても、その後で激しい運動をするとビタミンAの吸収が中断されてしまう。スポーツ選手などの激しい運動をする人は特にビタミンAが不足しないように気を付ける必要があるでしょう。 激しい運動のほかにも、ビタミンAの摂取状態を悪化させる要因がある。「けがや病気」、「たばこ」、「アルコール」、「妊娠・授乳」、「低脂肪食」である。極端なダイエットで脂肪の摂取を極端に減らした場合、腸への胆汁の分泌が抑えられるため、ビタミンAが吸収されにくくなる。ダイエットなどのウエイトコントロールを行うときは、ビタミンAが不足しないように気を付けたほうが良いでしょう。 |
| ビタミンAとカロチン | 人間が摂取するビタミンAには、自然にある状態ですでにビタミンAの形になっているもの(レチノール)と、必要に応じてビタミンAに変わるカロチンがある。カロチンを含む食品を摂取すると、その約30%が腸でビタミンAに変換され、ビタミンAとして吸収される。 カロチンはにんじん、さつまいも、ほうれん草、ブロッコリーなどの植物性食品(色の濃いもの)に多く含まれている。 一方、ビタミンAは、乳製品、卵、魚、レバーなど動物性食品に含まれる。これらの食用となる動物が餌からカロチンを摂取し、それが動物の体内でビタミンAに転換されているため、動物性食品からは直接ビタミンAとして摂ることができる。 ビタミンAとして利用できるもののうち、生物が最も利用しやすく、また、最もメリットのある物質がβーカロチンだ。βーカロチンはビタミンAとして利用できるだけでなく、癌にかかりにくくする作用もあるといわれている。また、心臓病のリスクを下げる重要な因子でもある。 カロチンもビタミンAも、加熱調理による損失は少ないが、酸素や日光によって損失が起こる。ニンジンやブロッコリーなど、カロチンを含む野菜は冷蔵庫などにしまって保管したほうが良いだろう。もちろん買ってすぐに新鮮なものを食べるのが一番である。 |
| アドバイス | ビタミンAは、ビタミンB群、ビタミンD、ビタミンE、カルシウム、リン、亜鉛と一緒のとき最高の働きをする(亜鉛は肝臓に貯蔵しているビタミンAを取り出すときに必要となるミネラル)。 ビタミンAはビタミンCを酸化から守る働きがある。 |
| 含まれる食品 | さつまいも、にんじん、牛乳、乳製品、卵、レバー、魚油、 |