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ビタミンE
特徴 ビタミンEは脂溶性で、肝臓、脂肪組織、心臓、筋肉、睾丸、子宮、血液、副腎、下垂体に貯えられる。
ビタミンEは単一の成分ではなく、たくさんの物質が含まれたもの。最も知られた成分のトコフェノールと呼ばれる化合物は、アルファ、ベータ、ガンマ、デルタ、イプシロン、ゼータ、エータ、セータの8種類があり、アルファが最も効力が高い(トコフェノールは単独よりこれら8種を含んでいるほうが効果的に働く)。
ビタミンEは強力な抗酸化物質で、脂肪を含んだ化合物の酸化を防ぐと同時に、ビタミンA、セレニウム、2つの含硫黄アミノ酸(システイン、メチオニン)、ビタミンCの酸化を防ぐ。
ビタミンAの活性を高める。
ビタミンEは摂取量の60〜70%はで排泄される。
他の脂溶性ビタミンと異なり体内に短時間しか貯えられず、定期的な補給が必要。
働き 酸化を防いで細胞の老化を遅らせる。
体により多くの酸素を供給し、耐久力をアップする。
ビタミンAと共働して、
環境汚染物質から肺を守る。
血餅を予防・溶解する。疲労を軽減する。
傷の局部に外用(皮膚を通して吸収される)し、かつ、内服することにより、深い傷痕が残るのを防ぐ。
火傷の治りを早める。
利尿剤として作用し、血圧を下げる。
流産の防止の助けとなる。
足の痙攣、腕や足の(過度の緊張や打撲による)筋肉の硬直を緩和させる。
虚血性心臓病(狭心症、心筋梗塞)のリスクを下げる。
欠乏症 ビタミンEは脂肪組織に十分貯蔵されていたとしても、それを簡単には利用できないので、定期的に完全なビタミンEを摂取しなければならない。不足すると、
流産、筋肉がつかない、ホルモン分泌の問題、筋肉の減少、筋肉の疲労と持久力の低下、血管や筋肉の弾性の低下、酸化による組織の損傷(特に眼、肝臓、腎臓)、血栓、筋痙攣、プロスタグランジン(炎症を抑制してくれる)の機能異常、赤血球の破壊、筋肉の退行変性、ある種の貧血、生殖機能障害などが挙げられる。
運動との関係 抗酸化物質として注目されるビタミンで、体内で過酸化物質できるのを防止し、細胞の働きを正常に保つ働きをしてくれる。この働きによって、動脈硬化、心臓疾患、癌をはじめ、多くの病気、症状を予防することができるといわれている。健康の維持に役立ち、また、細胞を活性化することによって血管や組織の老化を防ぎ、酸素の利用能力を高め、組織が十分に成長する手助けをしてくれる。
酸素(酸化)、食品加工、塩素(水道水などに含まれている)、鉄、など。
天然ビタミンと合成ビタミン 自然の完全なビタミンEはトコフェノール類、不飽和脂肪酸、ビタミンA、D、K、セレニウム、マンガンなどの微量ミネラル、酵素、補酵素Q10、キサンチン、ホルモンの前駆体(男性ホルモン、女性ホルモン、副腎ステロイド(筋肉を作るために必要)の生成に必要)などが含まれている。これらが共働作用して最高の働きをする
合成ビタミンの場合、これら栄養素をすべて含んでいることはありえない。通常、成分表示を見るとα-トコフェノールを筆頭に1種あるいは数種入っているだけだ。他の栄養素と同様、ビタミンEも単独で働くわけではない。摂取しているビタミンが不完全だったり、合成されたものであった場合、そのビタミンに含まれているはずの他のビタミンやミネラルなど、共同ではたらく成分が不足していると、その不足分を体内から調達することになってしまう。不完全なビタミンを摂ると、そのビタミンを完全に機能させるために、体内に貯蔵されている栄養素が吸い取られてしまう結果となる。その分の栄養素を摂らないと、それら消費された栄養素の欠乏症(他の栄養素の欄を参照してください)がでる可能性がある。ビタミンEは完全な形で摂ってはじめてより良い効果を発揮することを覚えておこう。
アドバイス 多価不飽和脂肪(植物油、魚の脂肪)を多く摂る食事をしている人は、ビタミンEが余分に必要。
無機鉄(硫酸第一鉄)はビタミンEを破壊する。硫酸第一鉄をサプリメントとして利用している人はビタミンEと同時に摂らないほうが良い。硫酸第一鉄を摂ってビタミンEを摂る人は前後少なくとも8時間はあけないと行けない。グルコン酸第一鉄、プペトン酸第一鉄、クエン酸第一鉄、フマル酸第一鉄(有機鉄複合体)はビタミンEを破壊しない。
塩素の入った水道水(浄水器で塩素除去能力があるものを設置している場合はいいが)を飲んでいる場合、ビタミンEを多く必要とする。
避妊ピルを飲んでいる人、妊娠中、授乳期にホルモン剤を摂っている人は、ビタミンEが余分に必要となる。
閉経期にさしかかった女性は、ビタミンEを多く摂ったほうがいいかもしれない。

含まれる食品 小麦胚芽、大豆、植物油、豆類、ほうれん草、卵など。


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