シラソミとは、古代ギリシャの『シラソミ論』に基づくシラソミ技法によって作られた楽曲のことである。シラソミ音列を執拗なまでに繰り返して使用し、たとえ長調の楽曲であってもそこにはある種の哀愁が漂うのが特徴である。 シラソミの歴史は古い。シラソミ思想そのものの登場が音楽の誕生とほぼ同時期であったことは疑いない。シラソミを用いた民謡すなわち『シラソミ民謡』は世界各地に数多く残されている。これらの素朴な音楽には、すでに後世のシラソミがもつシラソミ的哀愁が明らかであり、シラソミ音楽の発展においては無視することのできない非常に重要な重要な存在である。なかでも『グリーンスリーヴス』などはその代表的なものとしてよく知られている。