1.構想


2000年に一戸建てに移ってから、日曜大工に興味を持ち始めました。最初の作品(2001.5)は移動ラックです。これは家内のリクエストによるもので、押入れやピアノの下に収納できる、キャスターつきのラックが欲しいということでした。厚さ15mmの集成材をホームセンターでカットしてもらい、木ネジで組み立て、ワトコオイルで仕上げました。このときに基本的な大工道具(差し金、メジャー、金づち、錐など)とドリルドライバ(マキタ6205DRC、9.6V)を購入しました。電動工具の性能はピンきりですが、これからも付き合うことを考えて、プロ用(ブルーカラーのシリーズ)にしました。


我が家の庭(平面図の下側、塗潰し部分)は20平米ほどありますが、もともとガーデニングには家内も含めて興味が無いので、夏になると雑草でぼうぼうになり、雑草取りは大変な重労働でした。これを何とかしたいということもあり、庭を有効に使えるウッドデッキが欲しくなりました。最初はキットでも買おうかと思って調べたのですが、なかなかぴったりなものも無く、価格も高いことがわかりました。そんなとき、@NiftyのFDIYSにウッドデッキの会議室があることを知り、情報を集め始めました。実はFDIYSは 個人輸入 でもお世話になっていたのです。 その他、参考にした文献は

最初のものは@niftyでも絶賛の書物で、入門には最適です。最後のものは大変詳しく、特に根太や床板のスパンを決めるのに役立ちました。これ以外にホームセンター「ドイト」においてあったパンフレット、電動工具「マキタ」のパンフレットも参考にしました。また、2x4材を購入した JSTYLEのWebSite にあるウッドデッキの作り方のCGが大変わかり安く、基本構造はこれに従いました。この工法は大引きの上に根太枠を重ねる、大引き/根太分離方式で、強度が高いと思いました。


私は、職業柄CADで機械図面を描くことはありますが、さすがに自宅ではCADが使えないので(JW−CADなども考えたのですが、あまりにも使い勝手が違う!)、学生さながらのA3方眼紙と定規、鉛筆で製図しました。尺度を1/20にしたので、A3を3枚張り合わせないと全体がつかめません。
設計は、庭をほぼ埋め尽くす形になりますが、物置を置くスペースを残しています。基礎石のピッチは、長辺方向が960、短辺方向は1スパンとしたため、1,605と1,920です。この960、1920という寸法は最後につけるJSTYLE製ラティスフェンスの長さから決めました。床板はノーマルに、長辺方向に張ることにしました。床板のスパン(根太の間隔)は600から900の間に収めました。この辺のスパンの計算は、上記の洋書「COMPLETE DECK BOOK」のP72以降に詳しく書かれており、参考にしました。左上はシンクが、左下は植え込みがあるので避けています。設計を終えたのは2002年5月でした。