教育長の回答に対する被害者の会側のコメント
      
「これでは体罰は無くならない。教育長らしい回答をして欲しい!」

         ※小林市の教育長からの回答はここをクリックすると見られます

 

 2月15日に小林市の佐藤勝美教育長に公開質問状を出し、2月22日に回答が返送されてきました。小林市の教育長ですので、立派な回答が戻ってくるのかと思いましたが、回答しやすく都合の良い部分だけに回答しており、しかも殆どの回答が質問の趣旨からずれており、内容もついても信じられないようなものが目立ちました。教育長には、是非考え直してこの回答を撤回して欲しいものです。そうしなければ、小林市内の学校から体罰が無くなることは決してないでしょう。

 

回答へのコメント

1.及び2.の回答について

 教育長の回答は、一見すると保護者と校長の信頼関係を大切にする立派なものに見えます。しかし、傷害が起こっても「保護者が公表しないでくれと強く要望したから」と言えば、保護者が警察沙汰にしない限り一切報告をしなくても良くなり、体罰はますます隠蔽されてしまいます。教育委員会は、体罰の現状を知り、校長や教諭を指導する義務があるはずです。それが教育委員会の大切な仕事のはずです。

 保護者が公表を希望していない場合には、その旨を報告書の中で明確に記した上で、報告すれば公表にはならないし、保護者も納得するはずです。

 

3.の回答について

 小林中学校の校長の「報告したつもりだった」という子供じみた言い訳に対して、教育委員会はその都度指導をしてきたはずです。質問状で指摘した体罰は、発覚した日が全て異なっています。発覚順に並べ直してみると、次のようになります。

7/6の体罰       → 7/7に発覚           → 9/13付けで報告

5/23の体罰      → 8/17に発覚          → 10/25付けで報告

9/29の体罰      → 10/26に発覚         → 12/6付けで報告

8/1の体罰で大問題になっていたのに、その後の他の3件の体罰報告が発生から2ヶ月以上も遅くなっております。その都度教育委員会が厳しく指導していれば、どんなに忘れっぽい校長でも3回も続けて報告が遅れるはずはありません。

 

4.の回答について

男性教諭の過去の常習的に行った体罰を校長は報告しなくて良いのですかという質問に対し、教育長は校長が報告しなかった理由しか答えられないのでしょうか。しかも、校長に直接問いただした答えならいざ知らず、「指導の一環という認識をもっていたので、学校は報告しなかったものと考えております」と教育長が校長の考えを推測したような程度の回答しができないのでしょうか。

 

5.の回答について

この回答も上の4.と同様です。こんなピントはずれの回答しかできないのでしょうか。

 

6.及び7.の回答について

教育長は、学校の報告だけを信用し、被害者側の主張を全く信用しようとされません。こんな学校側べったりの態度で、学校に対し正しく厳しく指導できるのでしょうか。また、被害者側の主張を全く信用しない教育長で良いのでしょうか。

 

8.の回答について

 9月定例議会で回答されたことと矛盾する回答しかできないのでしょうか。また、中学校側は「処分が出ているので、再提出する気はない」と質問に書いているのに、「両論併記をする場合は、学校と保護者が十分に話し合い、お互いの合意の上で提出されるべきものであると考えております」というような焦点のずれた回答しかできないのでしょうか。

 

9.の回答について

学校で発生した全ての体罰について速やかに報告するように市内の小中学校へ指導をされたかどうかの質問に対して、校長会等のことを@〜Dまで書かれておられますが、このような見当違いの回答しかできないのでしょうか。

 

10.の回答について

 体罰による犠牲を無くすことも大切ですが、体罰による被害を最小限に抑えることが重要だと言っているのに、「二度と体罰などの不祥事が起きないように全職員で具体的な対策を考え、実践しているところであります」という回答しかできないのでしょうか。教師による不祥事が一向に無くならないのと同じように、体罰を無くすこともできないと思います。万一教育長の回答が正しいとしても、たとえ傷害が起こっても保護者との信頼関係の上から報告しなくても良いのですから、傷害が起こらなかった体罰を報告するはずはありません。今後、小林市の教育委員会に体罰の報告が無くなったとしても、それは体罰が根絶されたわけでなく学校から報告しなかっただけだということをお忘れにならないように。

 「学校での体罰を根絶したい」、「教師による体罰の被害を最小限に食い止めたい」という願いを込めた体罰被害者の会の努力を教育長に理解してもらえないようで非常に残念です。小林中学校の体罰被害者の会では、「教育長のこれまでの言動や回答から、小林市内の学校から体罰の報告は無くなるかも知れませんが体罰そのものは決して無くならない」と断言します。

以上