金子仁洋の「政」「官」ニュース

新しく本が出ました。

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巻頭言21世紀は女性の世紀です

 

 

  

  20世紀は、戦争の世紀でした。
 内に外に男の主導する戦場が開けました。
 
  21世紀の本流は生活本位です。生活の主役は女性です。
 主役の生活は地域に根ざします。 

  戦場とその統帥部を中心にした20世紀と中央集権! 
 それとは、もうお別れしましょう。

  生活者本位の統治は、地方政府によります。
 地方は、そこに住む主権者国民に主導されます。
 
  20世紀は、霞ヶ関と永田町に権と財を偏在させました。
 21世紀は、女性を先頭に、その権と財をもぎとるのです。
 そして、地方主権を再興するのです。

今週のテーマ〜 民主主義の途上国それが日本だ。
 
200万の大群衆を見た。
日本という島国にはあり得ないことだ。そう思って目を見張るうち、「まてよ」と、思えてきた。

東京には1000万を超す人口がある。
アメリカの議事堂のあるワシントンは人口約60万、
周辺都市圏を含めても、約500万と、東京の半分しかない。

それなのに。
「そうか、民主主義か」 
そこへ、考えが行ってようやくわかった。

日本は、民主主義の発展途上国だ。

経済だけ突出して先進資本主義の仲間入りを果たした。
しかし、それに伴う統治の大系が、まだまだ、後進資本主義時代の影を引いている。

その昔、この国は先進五カ国の仲間入りを許されたことがあった。

日露戦争で勝利した一九〇五年より後のことだ。 
しかし、それは、軍事という突出した力によるものだった。
当時の日本の国力は、民生の力は、貧しいものだった。

もちろん、世界思潮は、デモクラシーだったが、日本は、天皇中心官僚支配で、議会の影は薄かった。

今はどうだ。

戦争はしなくなった。
軍事力は、憲法九条があって、先進資本主義国並とはいかない。
そのかわり、経済で届いた。

今の世界思潮は、民主主義だが、日本の統治の体制はどうだ。

天皇中心はなくなったが、
中央集権官僚支配はそのままではないか。

民主主義が進めば、中央も地方も並んで繁栄する体制になるのが、先進国の例だ。
なぜなら、主権者国民の多くは地方に住んでいるのだから。

G7の中に、未だに後進資本主義時代の官僚支配を残している国が、外にあるか。

日本と同じ中央集権で有名だったフランスは、一九八二年のミッテラン改革で、民主的な州制度を導入した。
それまで官選知事をおいていた県も民選知事に切りかえられた。

 二〇〇三年には、シラク大統領によって、憲法改正が行われ、地方分権が、憲法上の制度に格上げされ,州は憲法上の自治体になった。

日本は、遅れてしまった。
中央集権官僚支配が、残存しているのに、
官尊民卑の民は、この制度に甘んじていたからだ。

中央集権で、地方はスポイド現象とやらで,
人も何もかも中央に吸い取られ、
おこぼれちょうだいで生きる地方がそこここにある

中央政府の中の政治家の力すらまだまだの状態だ。
それで、首相が替わったからと言って、アメリカのような現象が起きるはずもない。

オバマは就任演説で疾呼した。

「長い間、我々を疲弊させた陳腐な政治論議は、もはや通用しない。我々が今日問うべきは、政府の大小ではない。
政府が機能するかどうかである。」

そうだ。日本政府は、もはや機能していないのだ。
官僚が創った制度の惰性の中にいるだけだ。
三十数年間、日本を統治する側にいた自民党も機能しなくなった。

 首相がだめなら、すぐにでもすげかえるのが、自由民主党だったが、麻生首相がどんなに機能しなくなってもすげ替えるすべもない。

議会も機能しなくなった。
辛うじて予算の優先条項と、三分の二の多数を死守することで動いている。

末期現象とは、こういう姿を言うのだろう。

オバマ大統領は、就任祝いのパーティをはしごしていた。
夫人と、また、支持者の女性たちとダンスをしていた。
国民は、好もしそうに見まもっている。

バーをはしごしたと言って非難の矢を浴びせるマスコミと、これを「行き過ぎだ」と、たしなめる主権者国民を持たない国の哀れさが対照的だ。

どうしてそうなる。

民主主義になっていないからだ。
民主主義なら、自分たちが選んだ指導者が、リラックスして、その分、弾力性のある好い判断をしてくれることを望む。

 ぎしぎしして、狭い判断をされることが、自分たちにとっても好いことにならないことを知っている。

むやみやたらに権力者をこき下ろしたがるマスコミと、
これを支持する民は、専制国家を引きずっている民だ。

「専制政治は、人を皮肉にする」

そう言ったのは、「自由論」で有名なイギリス人
ジョン・スチュアート・ミルだ。
民主主義の途上国よ。何を慢心するか。

 


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