理科読み物
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アサクサノリ  霞ヶ浦の富栄養化  CODを小学5年生にも分かるように  なぜ原爆が広島に?  


がんばれ負けるなアサクサノリ−−−−青春編
 

 むかしむかし、あるところに、タンポポとオオバコとシダとアサクサノリがいた。

 4人(?)は、日光をいっぱいに浴びて、元気よく暮らしていた。

 ところが、ある日のことである。

 アサクサノリと、だれも遊ばなくなった。

 おまけに、だれも口もきいてくれなくなった。

 いじめだ!

 アサクサノリは、困ってしまった。

 困り果てたアサクサノリは、一番仲の良かったタンポポに聞いてみた。

「ぼくが海の植物だから、みんなはぼくをきらっているのかい。」

 タンポポは、首をふった。

「そんなことはないよ。だけど....。君と話しているところを見つかっ たら、ぼくもいじめられるよ。かんべんしてね。」

「おい、待ってくれ。教えてくれよ。」

 必死で呼び止めるアサクサノリを後に、タンポポは行ってしまった。

 アサクサノリは、また困ってしまった。

 そして、思い切って、学校の先生に相談したのだった。

「先生、ぼくは困ってしまいました。いじめられているんです。

 でも、理由が分からないのです。ぼくが海の植物だということが理由でな いことは分かったのですが。」

「よし、分かった。先生が、ビシビシと理由を聞いてみるよ。」

 その先生は、早速、タンポポとオオバコとシダを職員室に呼んだ。

「おい、おまえ達、アサクサノリをいじめてるそうじゃないか。どうしてそ んなことをするんだ。理由を言うんだ。」

「えっ、そんなあ。そんなこと、してないよな。」

オオバコは、とぼけて仲間に合図を送るように答えた。

「本当かい。先生の目を見て言うんだ。」

「えっ、あの....。すみませんでした。でも、ちゃんとした理由がある んです。」

「そうなんです。アサクサノリ君は、ぼくたちの仲間じゃないんです。」

「そうです。ぼくたちは光合成をするのに、緑色をしています。葉緑体が入 っているからです。だけど、アサクサノリ君は、真っ黒です。緑色じゃな いから、光合成なんかできないじゃないですか。」

タンポポ、オオバコ、シダは、次々に言った。

「何を言ってるんだ。アサクサノリにだって、葉緑体が入っているぞ!」

「ええっ!!!そんなバカな。」

「おい、アサクサノリ、入ってこい。」

 アサクサノリが入って来ると、先生はアサクサノリの体をちょいとちぎった。(こっちの方がいじめかも...)

「今から、実験しよう。このアサクサノリの体を、アルコールでゆでるぞ。」

「それで何が分かるんですか。」

「いいから、だまって..。ほら、アルコールが緑色になってきただろう。」

「あっ、本当だ。」

「このように、緑色になるということは、アサクサノリの体に葉緑素が入っ ているということなんだ。ただ、ふだんは見えないだけさ。」

「へえ、そうだったの。ごめんね、アサクサノリ君。」

「みんな分かってくれて、先生はうれしいよ。そうだ、みんなで、海に向か って、バカヤローとさけぼうじゃないか。」

 海に向かってさけんだみんなは、かたい友情で結ばれた。

 それからというもの、みんなはアカジソやムラサキキャベツも、葉緑体が入っていると思って、仲良くした。 めでたしめでたし。

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