ケアンズへ行こう Cairns,QLD,Austlaria
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1.ケアンズに行こう
2002年末,カミさんとオーストラリアのケアンズに行って来ました。ケアンズは,空港のある最も北の都市ですから,あたたかい(暑い)場所です。12月末といえば,日本では寒い冬ですが,ここでは真夏。気温が35℃を超えて湿度も高くなるという日本の夏を経験した者でなければ耐えられない気候になります。その暖かい気候の土地ならではの観光が楽しめます。
何と言っても,目玉はグレート・バリア・リーフという世界一の珊瑚礁を眺めることでしょう。ここでシュノーケリングをして,自分の目で生きているサンゴや珊瑚礁に集まる魚たち,ナマコやヒトデなどを見ましょう。「これでもか」という程いくらでも見ることができます。色も鮮やかで,大変きれいなのです。泳げない人以外,絶対おすすめです。
言葉の問題は大丈夫。年末だと観光客のほとんどが日本人だし,日本語の分かるガイドもたくさんいます。英語がだめでも何とかなることは間違いありません。(そこが面白くないという人もいるでしょう。外国人も来る日本のリゾートに行ったような錯覚を起こしますから。)
では,ケアンズの楽しみ方を紹介しましょう。(次の写真は,グリーン島です。)
2.準備物
デジタルビデオカメラ(制止画撮影機能付きの物がよい),水中撮影のできるカメラ(現地でも1500円ぐらいで買えます)
(1)なんといってもデジタルビデオカメラ
旅の記録は,何と言ってもビデオカメラが便利。
ビデオを撮りながら自分の口で解説したり感想を述べたりすれば,音声情報を含む記録になります。写真だと,「あれ,この写真は何を撮ったんだっけ。」と後で忘れることがあると思います。ですから,ビデオ撮影が一番だと思いますよ。
現地で,日本人がやたらいて,みんなデジタルカメラでどんどん写真を撮りまくっていました。日本人といえば,「眼鏡,出っ歯,カメラの3つが目印」と揶揄されていますが,今でもそれの半分ぐらいは当てはまるのではないでしょうか。ちょっと自戒したい部分です。自分もある程度当てはまりますから。
私が「まずいな」と思ったのは,照明を落として雰囲気を高めているレストランで,ピカピカフラッシュを光らせていたのは,ほとんど日本人のような格好をしている人たちでした。手に新型のデジタルカメラを持ち,食事の時の記念写真を撮っているようです。別に写真を撮っても良いのですが,周りの人たちに影響を与えるのなら考えなくてはね。ビデオなら,暗くても何とか写ります。フラッシュも自動で光ることはないので,周り人たちに影響を与えることは少ないはずです。一人一人が外交官のようになる海外旅行ですから,ひんしゅくを買わないようにしたいものです。
私の場合,商売柄,星の写真も撮りたくて,デジタルビデオカメラの他に,デジタルカメラ,普通のカメラ(ただしバルブ露出のできる一眼レフカメラで,メカニカルシャッターの物)も持っていきました。しかし,デジタルビデオカメラがあれば,ビデオに撮影した画像を後でjpegのデーターにできるのですから,デジタルカメラが不要になります。もちろん画素数にこだわって大きく伸ばしたいのなら,高機能のデジタルカメラが有効になりますが,ホームページに載せる程度の画像なら,大したデーターは要りません。もちろん,年賀状に載せる程度の印刷なら,35万画素程度で十分です。私はデジタルビデオカメラに7万円をかけましたが,もっと静止画の画素数にこだわるなら値段はそんな物では買えません。
ビデオカメラには,絶対に必要なアクセサリーがあります。それは,バッテリーです。ケアンズで観光している間,結構撮影していましたが,それでも1日当たり1時間のテープを撮りきるかどうかでしょう。その1時間の間,バッテリー切れが起きないように,予備のバッテリーを用意しておくのです。驚いたことに,ビデオが7万円で,予備のバッテリーを買おうとしたら,一番容量が大きい物で定価18000円してました。何と言うことでしょう。私は秋葉原に行ったとき,あちこちかけずり回って2番目に容量が大きな物を1万円をちょっと切る額で購入しましたが,結構しますね。でも,それがあれば現地で充電しなくても何とかなりそうです。なお,現地の電圧は240V。日本の大きめの電気屋さんで,オーストラリア用のコンセントアダプターを買えば(500円ぐらい),使うことができます。ただし,ACアダプターが240Vに対応しているかどうかがポイントです。私の場合,パソコンとビデオのACアダプターは対応してましたが,デジカメ用に買ったバッテリーの充電器は100V専用でした。これで,100V専用の製品を使いたい場合,数千円を出して変圧器を用意しなければなりません。これは,負担が大きいと思います。それはともあれ,容量の大きなバッテリーがあれば,帰りの飛行機で編集作業(ビデオを見ながら,必要な画像を静止画に落とす)ができます。
こういう編集作業を行わないなら,デジタルビデオカメラは必要ないと思います。アナログで十分です。また,デジタルビデオカメラであっても,静止画を扱えないなら,それはあまり利用価値がないと思います。ビデオの好きな画面をプリントアウトできる,これがデジタルビデオカメラの良さだと思います。
なお,飛行機の離着陸の際には,ビデオカメラの撮影は禁止になっていました。窓際に座って離陸場面を撮ろうと考えてましたが,これは無理でした。
(2)水中撮影をしよう
シュノーケリングで水中を泳いでいると,「すごい!」の一言です。見るだけではもったいない気持ちになります。知り合いからも,「是非お勧め」と言われました。
そこで,ビデオ撮影しようと思ったところ,水中撮影用のアクセサリーを見つけました。でも,30000円を超えてました。これじゃ,手が出ません。現地でレンタルしようとガイドさんに聞いてみましたが,そういう話は聞いたことがないそうです。
しかし,使い捨てカメラの水中撮影できるバージョンがあるという話を聞き,早速買いに出かけました。ところが,ケアンズの店は,閉まるのが早いです。というか,スーパーマーケットが夜の11時頃までやっている日本が,世界的に見ればおかしいんでしょうね。物を買うなら,免税店よりスーパーの方がずっと安いです。しかし,閉店とあれば仕方がないので,コンビニに行きました。高かったですね。でも,ホテルでも扱っていたので,値段を見ました。それでこちらの方が安かったので,購入しました。
ある程度深くまで耐えられて,泳いでいても腕に取り付けられるように輪ゴム付き。これでどんどん撮っていたら,あっという間にフィルムがなくなりました。
是非日本の安売り店で買うか(ホームセンターで,800円で売ってました。),現地ならスーパーで前日のうちに買うかしてください。これがあると後の楽しみが違います。
(3)星の撮影は乾燥地帯に行って
「南十字星を撮りたい。」,「上下が逆さになったオリオン座を撮りたい」と思っていましたが,ダメでしたねぇ。ホテルの部屋にはベランダがついていて,撮影機材を置けるようになっていました。着いたその日に東西南北を確認し,その夜に狙ってみましたがダメ。天気が悪くて星が出ていなかったのです。かろうじて1個見えたものの,星はある程度団体さんで見えないと,何座だか分からないんですよ。雲がじゃまをして,1日目,2日目とも空振りでした。3日目にトライして成功でした。やはり,ケアンズ市内ではダメで,乾燥地帯に移動したツアーで,満天の星空を見ることができたのです。
ちなみに,星の撮影をしたければ,30秒シャッターを開けておけるカメラが必需品です。最近のカメラは電子シャッターなので,長いことシャッターを開けていると,電池を消耗してしまいます。ですから,機械式のシャッターのカメラがよいのです。しかし,そんなカメラは今はほとんど売ってません。中古品でさがす方が安いと思いますよ。
ちなみに,デジタルビデオカメラの夜間撮影機能は,赤外線を発光して反射してくる光を捉える仕組みです。星の撮影には使えません。
○ちなみに,洗面用具は用意しましょう。ホテルによってはタオルと石鹸程度しか用意されていないと思います。
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3 いざ出発
(1)飛行機の中でできるだけ寝る
出発当日は,いろいろ大変です。5日ほど留守にするので,冷蔵庫などの生鮮食料品を食べ尽くすか冷凍しなければなりません。
そんなときのメニューは,「お好み焼き」です。カボチャの煮付けも,ハスの煮物も,すべて刻んで具にします。意外にそういう具を入れた方がおいしいのですよ。特にカボチャの煮付けはいけました。
さて,成田空港での過ごし方ですが,本は必需品になります。空港内でも本は買えますが,自分のお気に入りを持っていった方がよいでしょう。退屈します。
離陸の時刻にもよりますが,私たちの場合は夜の8時過ぎでしたので,夕食(機内食)は夜10時ごろになりました。予めそれなりの食事をしておく必要があるでしょう。ただし,空港のマクドナルドでは,ハンバーガー1個59円の激安商品は置いてありません。がっかりしないようにしましょう。
さて,機内では,食事が終わったら全力を尽くして寝ること。映画などにうつつを抜かすようでは困ります。次の夜明け前からケアンズの一日が始まるのです。体力を温存しなければ,観光中に居眠りするという大変もったいないことになります。
私はそう考え,夕食時に出されるワインをお代わりして五臓六腑に染み渡るほどグイグイ飲みましたが,それが失敗のもとでした。逆に睡眠が浅くなり,疲れを残してしまいました。もちろん,初日は酒も残り,午前中は二日酔い状態でした。(*_*)
酒は程々に。寝るために全力を尽くしましょう。
(2)親身になってくれるガイドさんなら頼れ
ケアンズの情報は,インターネットでもいろいろ検索できます。ケアンズの達人(クリックするとそのサイトにジャンプします)なども大変良いサイトです。私はここを見て,両替手数料無料のサービス件をプリントアウトして持っていきました。
しかし,それを見せてもガイドさんはその両替所に連れて行こうとはしませんでした。「それよりも,レートで有利になるところがある。両替手数料も無料だ。だから,そちらに連れて行く。」と言われました。こちらに有利になるように考え,教えてくれたガイドさんになら頼った方がよいでしょう。事実,両替手数料無料のところは1つだけではありません。いろいろあります。レートも様々でしたが,そのガイドさんに教えてもらったところが,一番有利でした。
(3)初日のお勧め キュランダ(クランダ)観光
キュランダには,鉄道で行きます。のんびりと動く鉄道であり,時刻表ものんびりとしています。日本なら定時運行が当然ですが,15分ぐらいは遅れることもあるそうです。
古いみしみし言う列車で,山登り。木製部分が多く,剛性が足りないから変形し振動して音が出るのです。これでは,強力エンジンの機関車に引かせても,怖くてスピードは出せないでしょうね。
のんびりスタートすると,まず,サトウキビ畑などの景色を眺めながら平地を進みます。山にはいると植物の様子が徐々に変わっていくのが分かります。自然林なのです。いろいろな植物が混じって育っています。日本のように,一面杉林....などいう森林はありません。ユーカリやネムノキの仲間,フジかスオウのような木の仲間が混じっているのです。詳しくはよく分かりません。
(左は観光列車。右はマメ科の木。実がマメでしょ。)
ちなみに,ユーカリの木といえば,コアラの餌として有名ですね。見分け方は現地に行くと簡単に分かるようになりました。それは,山火事のあとがあるかどうかです。ユーカリは,植物同士の光を求める戦いに勝つため,火攻めを使う特異な植物です。ユーカリの葉は油分を含み,燃えやすいのです。強い風がふいて葉がこすれて山火事になりやすいわけです。ところが,ユーカリの幹は水分をしっかりと含み,燃えにくいわけです。つまり,山火事になると火に対する備えができていない他の植物が燃え尽き,ユーカリが生き残るという寸法です。山火事を生き残ったユーカリの幹は,やはり焦げ跡が残っています。
土を見ると,かなり強烈な赤い土が見られますね。見慣れた関東ローム層の赤土ではありません。有機物を含んだ黒土ではないので,たぶん,肥料分はそんなにないように見えます。花崗岩が風化すると,ある程度赤っぽい土になります。でも,これほど赤いのは見たことがありません。
その謎を解くべく,岩石が露出しているところを見ました。珊瑚礁が隆起してきたのなら,石は石灰岩になるはずです。珊瑚礁の炭酸カルシウムが岩石になった物が石灰岩。石灰岩が熱などの変性を受けた物が大理石です。火山が関係するなら,花崗岩,安山岩,玄武岩などの火成岩が見えるはずです。でも,表面が風化している上,ハンマーを持って近づけませんのでよく分かりませんでした。
しかし,間接的ながら大きな証拠がありました。それは,山そのものです。山が急角度で盛り上がり,川が深いV字谷を形成してました。これは川が浸食しただけでなく,山が隆起していったからできたに他なりません。つまり,ここには火山性の岩石があるのです。プレートとプレートの境目はもっと北のパプア・ニューギニア付近にあるのですが,ここでも火山の活動で山ができているのです。
そうなると,山の形からして安山岩か花崗岩かなあという気がしているのです。玄武岩では,このように頂上がとんがった山にはならないのです。
後で,風化しかかった花崗岩が沢山見つかりました。
色を見ると,茶色っぽい感じがします。この花崗岩が風化して赤い土になったのかなと想像します。日本でも,花崗岩が風化して赤っぽい土になりますから。元の花崗岩が赤茶っぽくなっていれば,あの赤い土が出来ることが無理なく説明できると思います。
そんなこんなしているうちに,2つの有名な滝を見てキュランダへ到着。滝は有名ですが,乾期の水不足の時期に行くと,それほど迫力はありません。
キュランダの町は物価が結構安く,両替も安くできました。両替をするためにここに来る価値があるくらいです。動物園でコアラやカンガルー,ウォンバットなどを見て,楽しみましょう。とはいえ,コアラはほとんど寝てるし,ウォンバットは穴の中にかくれていて出てきません。ワニは瞬発力があるのでしょうけど,普段はおとなしく動きません。見て楽しいのは,草を食べているカンガルーでしょうか。色とりどりの鳥,フィンチも小さくてかわいいです。
発見したことがあります。餌を食べ尽くし,別な木の枝に移ろうというコアラは俊敏な動きをします。地上を動くときのコアラは,木の上での非常にかったるそうな動きとは別物です。安全な木の上ではのんびり,危険な地上では素早くという生きるための知恵を持っているのでしょうね。
この動物園で,植えてある植物の解説などを見ておくとよいでしょう。スカイレールで熱帯雨林を上空から見たとき,その予備知識が生きますよ。ケアンズの自然を紹介したページへ
さて,食事の後には,ケアンズにもどるロープウェィに乗りましょう。スカイレールという世界最大規模の物です。熱帯雨林を上空から眺めるという感じの乗り物です。建設には,森林を守るために作業員の土の泥まで落とし,資材はヘリコプターで運んで森林の伐採を最小限に済ませたという気合いの入れよう。景色は,下を見るとちょっと怖いけどすばらしいです。全体を眺めるのも良いですが,それだと飽きます。木々の1本1本を見ていくと,いろいろあるので飽きません。鳥の声や虫の声が聞こえてくるので,それも楽しみです。
途中下車したら,ちょっと周りを歩いてみましょう。木々の息づかいが聞こえてきそうです。こうして熱帯雨林の自然に触れてみてください。
熱帯雨林を過ぎたら,スカイレールは終わりです。海やケアンズ空港が見えるようになります。これもすてきな景色です。写真を撮りたいですね。ただし,フラッシュを使うと,周りのガラスに反射してしまうのできれいに写りません。ビデオでガラスの光が反射していないところを狙って,カメラに収めてください。
(4)食事のオーダーもガイド付き でも英語の練習をしておきましょう
長い一日が終わり,夕食の時刻になりました。すると,ガイドさんが食事のオーダーの時までめんどうを見てくれました。注文して別な物が出て来るというハプニングは,ここケアンズではあまりないと思います。
ただし,ここまで面倒見てもらうと,安心ですけど外国に来た感じがしないなあという気がします。なんか,外国人もいっぱい来る温泉かなんかのようです。(^。^)
それでも,時間があればある程度の英語は練習しておきましょう。Yes,Noぐらいはキッパリと言う,それぐらいのことは必要だと思います。何かしてもらったら,Thank
you.体が触れたりしたら,Excuse me.それぐらいは言えるようにしたいですね。オーストラリアの人たちに「失礼」と言われても黙っている日本人は結構多いのです。なんとか言えないと,「無礼な日本人」という評判になっちゃいますよ。
なお,アメリカでは体が触れたぐらいでsorryとは言いません。これは,「大変申し訳ない」という意味ですので,迂闊に言うと,「そんなに謝らないで。」と言われます。しかし,オーストラリアの人たちは,excuse
meではなくsorryをよく使うようです。私も言われたのですが,返した言葉はIt's
okey.とっさに出るのはexcuse meの方でした。
さて,レストランではウエイトレスさんが,「楽しめましたか。」と聞いてきたので,「このパンがおいしかったね。」と答えました。そのパンは店の名物だったそうで,ウエイトレスさんも上機嫌でした。この程度の英語ができるだけで,旅は楽しくなります。
(5)水道の渦はどちらまわり?
「北半球と南半球では,水道の栓を抜いたとき,できる渦巻きの方向が違う」,「それは,地球の自転によるのである。」という話を聞いたことがありませんか。いろいろ物理の法則から考えて,「そんなことはないだろう。大きく作用するほどコリオリの力が働くことはないだろう。」ということが,理科教育メーリングリストなどで議論されていました。
もちろん,かんたんにできる実験なので,やってみました。
すると,時計回りと反時計回りは,半々でした。3日間ホテルでことあるごとに試しましたが,どちらの方が多いということは言えませんでした。
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3 いよいよグレートバリアリーフ,グリーン島へ
(1)前日までの準備
ここでのお勧めは,グラスボトムボート(要するに,底がガラスになっていて海の中がよく見えるボート)とシュノーケリングです。海の中を存分に楽しんでください。それで,ここは,必ず1日プランを申し込むことです。半日コースもありますが,それではどちらか片方しか楽しめないでしょう。もし半日コースになっていたなら,1日コースへのグレードアップをするようガイドさんに頼んでください。
それができたら,水中カメラをスーパーなどで用意します。それは前述の通りです。
その他にも,スーパーで日焼け止めを買いましょう。ここの紫外線の量は,日本よりはるかに多いのです。簡単に皮膚が真っ赤に焼けます。
島に持っていく物は,多少の現金(50ドル以下で住みます。ロッカー代と飲み物代ぐらいです。)と泳ぐ用意。あとは撮影機材です。島にはコインロッカーがあるので(しかも,日本語で使い方をガイドされます),撮影機材などをしまって心おきなく泳ぐことができます。
(2)グリーン島まで
船の発着所,船の中まで日本語の分かるガイドさんがいっぱいいます。困ったときには,どのガイドにでも相談することができます。
さて,船の中では,ビデオを見ておきましょう。シュノーケリングの仕方など,それでマスターしてください。
(3)到着したら
私たちは,まず島を散策して,グラスボトムボートに乗り,食事をしてシュノーケリングという日程を立てました。一番疲れるものを後にするという作戦です。
ビデオカメラを持って,いろいろ撮ります。日本人が同じようなカメラを持って撮影してますので,声をかければお互いに撮りっこすることもできます。(^。^)
海岸の砂をチェックしました。すると,日本の海岸では必ず見られる粒が入っていませんでした。何でしょう。(▼▼)
答えは,砂鉄。磁鉄鉱です。
その黒い粒がないので,海岸はきれいに白く見えます。素足で歩きたいですね。
さて,グラスボトムボートに乗り込んだら,いきなりたくさんの魚が泳いでいる様子が見えました。そこからは,ビデオカメラを回しっぱなしにしました。この時,光の反射の関係で,フラッシュ撮影はできません。自分たちが写っているガラス以外の部分にカメラを向けて,撮影していきます。ピントがガラスに合わないようにすることもできますが,方向を合わせるだけで大丈夫でしょう。
はっきり言って,すごい体験になります。このような景色が次から次へと見られるのです。
日本語でガイドの音声も流れますし,操縦してくれる人も片言の日本語ならできます。非常に良かったです。「とても気に入りました。すごかったです。」と言うと,「それじゃ,もう一回乗ろう。もう一回。」とはやし立ててきました。オーストラリアの人たちは,人なつっこいですね。
ここの魚,鳥に餌をやることは禁止されています。そうやってきびしく自然を守りぬいているのです。野外レストランでも,食べたらすぐに片づけをして,食べ物を放置しないことが求められています。そうでないと,鳥たちが自主的に食べますからね。
(4)いよいよシュノーケリング
ビデオカメラや現金などの貴重品は,コインロッカーに預けます。日本語表示もされるので,扱いやすいです。
ダイバーショップで水中眼鏡とシュノーケル,そしてフィンを借りて,シュノーケリング開始です。シュノーケルをつけて潜っているような印象を受けますが,どっこい背中とかふくらはぎとかは太陽にさらされます。ばっちり日焼けしてしまうので,始める前に日焼け止めクリームをぬっておくことをお勧めします。(日焼け止めクリームは,前日のうちにスーパーで買っておきます。)
水中眼鏡をつけるときに,髪の毛を挟まないようにすれば,水が進入することはありません。鼻もガードされているので,水が入る心配はありません。呼吸は,口だけでします。すぐに慣れますので,泳げる人ならどんどんやってみましょう。
初めて1分もしないうちに,小さな魚が見られました。後は,自分の目で見られる世界が,とんでもなく貴重な世界であることに感激しつつ,時間が過ぎていきます。遠浅なので,かなり遠くまで泳いでいっても平気です。珊瑚礁の上を通過するときなどは,やっぱりどきどきしますね。あざやかなブルーのヒトデ,真っ黒なナマコなども見られますし,サンゴも様々な色をしています。泳げない人以外は,絶対お勧めです。
さて,この海でちょっとしたトラブルがありました。クラゲには気をつけていたのですが,それ以外にも刺すやつがいます。シーライスというやつで,刺されるとチクンと来ます。その後,ひどいときには赤く腫れ上がり,めまいがするそうです。私は,応急処置をしてくれるところ(ここでも日本語が通じます)で処置法を教えてもらいました。すると,バーで氷をもらって冷やすのだそうです。それでもめまいがするようだったら,ダイバーズショップで手当をしてもらえるそうです。私はバーで氷をただでもらって,冷やすだけで何とかなりました。
それにしても,バーのお兄さんも親切に対応してくれたし,道行くオージーにも「大丈夫かい。どうしたんだ。」と声をかけてくれました。その時に,「あなたも気をつけてね。」ととっさに英語で返せなかったのが悔しかったですね。
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4.名前より楽しい「かものはしツアー」
(1)ケアンズといえばグレートバリアリーフよりもこっち(ガイド談)
カモノハシを見るための「カモノハシツアー」は,お勧めのオプションです。(そのサイト)
貴重なほ乳類のカモノハシを見るだけでなく,カンガルーやワラビー,ポッサムなどを見ることができるツアーです。蟻塚を見たりもします。(私はさぼって他の物を見ていたのですが。)
できれば,事前に虫除けをスーパーで入手しておいてください。(店員さんに聞けば,教えてくれます。)ガイドさんがスプレーをしてくれますが,耳の裏や顔などはスプレーできません。乳液タイプの物がおすすめです。
カモノハシは熱帯雨林の中,他は乾燥地帯の中の見学になります。その乾燥地帯の夜がすばらしいのです。私の行った日には,月が出ていませんでした。それで,満天の星空を見ることができました。すごいですよ。同じオリオン座でも,目で見える星の数が全然違うのです。もちろん,他の人たちはまじめに蟻塚を見学していましたが,私がそんな星空を見て黙っているわけはなく,すぐに天体の撮影に取りかかりました。
オリオン座の他に,大犬座,そしてまず見ることのできないりゅうこつ座のカノープス等,どんどんシャッターを切りまくりました。とはいえ,1枚撮るのに30秒はかかるので,大した枚数は撮れませんでした。
(2)カモノハシは大変敏感な動物
カモノハシを見る前に,ガイドさんから注意を受けました。「カモノハシは大変敏感な動物であること。指を指したり声を出したりすると,水に潜ってどこかへ行ってしまうこと。」と。しかも,服の色にまで敏感なので,明るい色の服を着ている人には上からポンチョなどを着るように貸してくれました。
見学中は,おしゃべり一切厳禁。足音も静かにして近づきます。カメラのシャッター音もダメ。音の出ないビデオカメラならOKとのことです。ビデオカメラの設定で,アラームなど音を出す機能をキャンセルしておきましょう。
すると,水中で息を吐くカモノハシの泡が見えてきます。そこを集中して見ていると,呼吸のために体を浮かせてくるカモノハシの姿が見えます。亀も同じように泡を出し,浮き上がってくるので注意が必要です。ただしカメは顔だけしか出さないので,潜るときに作る波紋の迫力が違います。
カモノハシの姿が見えるのは,一瞬です。泡を狙ってビデオのズームをアップし,カモノハシをとらえるようにできるまでには,何度か練習が必要でした。でも,かすかにですが,カモノハシの全体像が見えたときは感激です。
このホームページ見てる人は,一瞬にしてカモノハシの画像が出てきてしまいますが,これをじっと静かに待ちながら見た方が感激しますよ。ピントが甘いとか,はっきり見えないだとかの苦情は,なしにしてください。ただのズームではなく,デジタルズームも駆使して撮影してますので,この程度の画像になります。
こうでもしなければはっきり見えないほど,遠くにカモノハシがいるわけなんです。
これが,夕方のツアーです。この後いろいろな動物たちを見に行きます。
(3)ポッサムは意外にかわいい
有袋類の一種ポッサムは,意外にかわいらしい動物です。夜行性の動物で,日が暮れてから活動し始めるのですが,おとなしいので手から野菜などを食べさせることができます。野生動物なので餌付けはまずいわけですが,現地のガイドが規制に基づいてやっているみたいです。
立入禁止の有刺鉄線を貼った森の中の木々に,ガイドが強力ライトを当てます。それでポッサムを見つけると,手に持っている餌を照らします。すると,ポッサムは最初用心しながら近づいてきます。でも,食べ始めれば警戒心は薄れるようですね。ただし,走って近づいたりするとその音に驚いて逃げてしまうそうです。
リスのようなタヌキのような形をしていまして,親しみが持てる動物です。
私もちょいと見て楽しんだ後は,他の人たちが目もくれない星の写真を撮りました。オリオン座をついにここで見つけたのです。ベテルギウスが下になっているオリオン座は,北半球では絶対に見ることができません。
(4)乾燥地帯へ
乾燥地帯へ蟻塚を見に行きました。蟻塚は1年に1cmほど成長するのですが,ここの蟻塚は2m近くあります。2百年物というわけです。しかも,そこにいるアリをつかまえて食べることができるそうです。
ところが,私はアリよりもずっと興味を引かれる物を見つけてしまいました。星です。三脚,レリーズ,メカニカルシャッターの一眼レフカメラの三種の神器をセットし,撮影に取りかかりました。
はっきり言って,これほどまでにたくさんの星を見たことがありません。2000年にオーロラを見に行きましたが,その時の空もすごかったです。しかし,その空をさらに上回るすばらしい星空です。こんな世界があることを知っただけでも価値があります。
普通はただ星だけガンガン撮っていればよいのですが,「なんだ,写真を逆さにしたんじゃねぇの。」と思われないために,何枚家の写真はわざと地上の風景も入れるようにしました。オリオン座だけを撮るのなら,50mmの標準レンズの方がよいわけです。しかし,今回は28mmの広角レンズを使いました。まわりの景色も写しこんで,いかにも南半球だという絵にしたかったのです。
それにしても,この星空を見て,「月の砂漠」という歌の意味が分かりました。この歌は,砂漠を夜旅するという歌詞なのです。これだけ星が見えれば,方向を間違うことはないでしょうね。
ちなみに,蟻塚もみなさん喜んで見学されてたようです。
(5)ロックワラビーの前足を手のひらに
カンガルーの小型のものをワラビーといいます。ロックワラビーは,文字通り岩場に住むワラピーです。
集団で住んでいて,偵察隊が警戒しています。そのワラビーを驚かせてしまうと,逃げられますので無視して進みます。そのうちに「危害を加えないな」と思わせるのに成功したら,餌を与えます。この時,手を高い位置に持ってきて,前足を手のひらにのせさせるのがコツです。その体制からは,ワラビーは決して逃げ去ることはできないからです。後ろ足は前にはねるための足であり,後ろにはねることは不可能です。
(右前足を手に乗せてます)
その体勢を取らせたら,あとは多少さわっても逃げません。ただし,おなかに赤ちゃんがいる場合,さわってはいけません。人間のにおいがついた子どもは,捨てられてしまうこともあるそうです。
(6)カンガルーはバスから見学
ワラビーより大きなカンガルーは,強力な運動能力と強力な爪を持っているので要注意。バスの中からライトを照らして野生のカンガルーを探します。
柔らかい草の生えたところに,夜,それを食べに来ます。それなりの場所(ロディオが行われる村のお祭り広場)をバスで回ってみると,見つかりました。ライトを完全に当ててしまうと,逃げていきます。ですから,うまくライトが目に入らないように当てるようにします。
とはいえ,逃げる姿も大迫力。写真やビデオではうまく写せませんので,見たい方は現地へどうぞ。
なお,季節によって見られる動物が多少違ってきます。
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5.ケアンズでの買い物事情
(1)免税店は最後に
ケアンズ市内には,いたるところにおみやげ物を扱う免税店があります。
そこでの買い物は,大変便利です。なにしろ,日本語で買い物が出来るのですから。また,大橋巨泉の経営するOKギフトという店は,完全に日本人観光客のためにできています。現地では真夏なのに冬物衣料がたくさんあります。「ペットボトル入り飲み水サービス」などと広告し,水道水を飲めないことに戸惑う日本人にとても親切にできています。
しかしです。
たくさんある免税店は,現地の消費税(10%)がかからない,日本語が通じるという以外に,それほどメリットはありません。
あるお菓子の値段は,スーパーで買う値段の2倍でした。もちろん,電気製品は日本の量販店や秋葉原で買う方が安いです。衣料品だって,「いかにも」というのが欲しい人以外,別な衣料品店を回った方が品数豊富です。
免税品店で買うなとは言いませんが,地元の人達が利用する店を回ってからどうぞといいたいですね。
(2)スーパーは強力な助っ人
スーパーは日本のホームセンターも兼ねているような品揃えがあり,値段も安いです。営業時間が短いのが難点ですが,日が暮れてから買い物に行こうとしなければ,結構使えます。
パン,ハム,ケーキ,お菓子の類,アイスクリームなど,ドーンと大量にあります。ここで食材を買い込んで,朝食ぐらいなら済ましてしまうことも出来ます。ハムの類は,値段表示がkg単位です。そんな大量には食べられませんので,100g単位で買いました。2人ならそれで十分です。プラスチックのトレイなどに入れてある物はほとんどなく,これでも十分やれるんだなあと思います。
ただし,アイスクリームやケーキ,果物は,大きなまま売られているので2人では食べきれないと思います。カットしたスイカやパイナップルを売ってくれる日本のスーパーの方がこの点ではよいと思うのです。
量り売りの惣菜やハムなどを買うときに,多少英語を使わなければなりませんが,何とかなりますよ。
おみやげによいと思うのは,タコスのキットやソースなど。特に,スイートチリソースは日本ではあまりないですが,とてもおいしいです。日本人に口にも合うと思いますので,おすすめです。焼き肉に使うバーベキューソースも,おいしいです。ステーキにかけられているソースは,ほとんどの場合このバーベキューソースです。
(3)地元の人の買い物はデパートなどで
地元の人がちょいと買い物するのは,やはりデパートのあるショッピングモールなど。ケアンズセントラルという駅の付近です。
そういうショッピングモールを歩けば,大概の物は揃います。値段もそれなりに納得できます。
こういうところで買う良さは,日本人が少ないこと。自分のつたない英語でも何とか通じるという充実感を味わえること。そして,日本で買い物するときの感覚(良い物を安く)が,よみがえることです。外国に来て浮かれていると,その感覚を失いがちですので,注意しまょう。
私たちは,ここですてきな洋食器(それなりのブランドの物です)を買いました。クリスマス後の安売りセールにかかっていたので,納得のいく価格でした。買うときには日本のクレジットカードも使えますので(暗証番号は必要),大変便利です。
「箱がなくてごめんなさい。」と定員さんに言われて,「ま,いいでしょう。」と答えて去ろうとすると,地元のおばちゃんに声をかけられました。
概要は,「近くにものすごく安く箱を売っているところがあるから,そこで箱を買うといいよ。」,「日本人なのに,よくこういうところに買い物に来たねぇ。ツアーの日本人は,日本語の通じる店にばかり行って,本当に買い物の楽しめるこういう店に来ないのはいけないと思うよ。損するしね。」,「あなた,日本人にしては背が大きいね。どんな栄養をとっているの。」と。
最後に,栄養という単語が出てきたので,「私は理科教師をやっているのだけど,お宅さんは?」と聞いてました。すると,「看護婦で,この道50年。」だそうです。なるほどね。それなら栄養状態は気になるわけです。
こんな感じで,地元の人とのふれあいが多少なりともあると,楽しくなります。
ここオーストラリアは治安がよいので,スリや強盗などに過敏な注意をせずに楽しめるところです。地元にとけ込んで旅を楽しみたいものですね。
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