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ついに買ったアコードユーロR
初めてホンダの車を買った。アコードユーロRである。
2000年の6月デビューで,当時の車雑誌にはかなり好意的に取り上げられた車だ。
シビック,インテグラには,タイプRというリッター100馬力を越えるエンジンを積んだ車がある。
ほとんどサーキットでもそのまま走れる足回り,強力エンジン,レカロのバケットシートなどを装備した車で,いわばメーカー公認の改造車とでも言うべき車である。
そのアコード版だ。
ただし,アコードは,トヨタで言えばコロナ,カリーナといった家族持ちが乗る車であるからして,ガチガチのサーキット仕様車にするわけにはいかない。
それなりの快適装備が求められる。
そんなわけで,快適な高性能を求めるなら,このアコードユーロRはおすすめなのである。ただし,マニュアル仕様のみであるから,オートマチックじゃなきゃダメという人には乗れない。
さて,試乗記はこの下の方に書いてあるが,実際にオーナーとして乗ってみての感想を書いておこう。
ズバリ,今アコードユーロRを買おうかどうか迷っている人には,「買いなさい」と言いたい。それぐらい気に入った。
まず,なんと言っても良いのがエンジン。これに惚れた!!
自動車雑誌では,VTECのカムが高回転用に切り替わった後を誉める。確かに,5500回転以上になると,ウォーッという気持ちの良い音がしてグングン加速する。レッドゾーンめがけてタコメーターが回っていく。この加速の良さは,トヨタの4AGをはるかに上回る。
しかし,このエンジンの良さは,低速トルク。
だって,いつもいつも高回転を使うわけではない。前に車がいるときには,おとなしく走るしかない。もちろん,前に車がいないときだって,4速で6000回転も回したら滅茶苦茶なスピードになって危ない。普通高回転を使うのは,2速まで。2速でブン回して5速にアップしておとなしく走れば,ひどい交通違反にはならない。
その5速で2000回転ぐらいのおとなしい走りをしているとき,加速しようとする。どうするか。
アコードユーロRなら,アクセルを踏み込むだけでよいのである。シフトダウンは必要ない。それぐらい低速トルクがもりもりと出るのである。もちろん,追い越しをしようとして急加速するなら,2速落とてVTECの威力に物を言わせればよい。
低速トルクに余裕があるから,おとなしい走りをしていても楽しい。
車のエンジンは,このように実用的なところでの楽しさが必要なんだと思うよ。ターボエンジンの加速は確かにすごいけど,低速の実用的なところではイマイチだ。(楽しめる回転をキープする楽しみがあるかな。)そう考えると,このエンジンは素晴らしい。
さて,次に気に入ったのが,意外にもシフトノブ。
アルミニウムのシフトノブなんて,冬は冷たいしやだなと思っていた。本皮巻きの方がいいじゃん,とね。
でも,この金属製シフトノブは,意外や意外,手に良くなじむのである。
よくよく考えてみれば,金属は自由電子の働きで熱伝導が異常によい。だから,手で触っていれば,すくに手の温度と同じになる。冬は冷たいけど,暖房が効いてくる頃には,手にしっかりとなじんで気持ちよい。サクッ,サクッとギヤが入るのも気持ちがいいし,ショートストロークで手首の動きだけで良い。
うーむ,演出がうまいなあ。
モモのステアリングは確かに良いのだろうけど,前の車も本皮巻のステアリングにしていたので,そんなに感動するほどのことはなかった。ただし,握りやすい形状,細工の工夫はよく分かる。
さて,両刃の剣だったのが,レカロシート。
レカロのシートには,昔からあこがれを持っていた。昔,レカロシートを付けたハイラックスサーフを運転したことがある。その時に,いいなあという印象を持っていた。
アコードユーロRにしようと決めた要因の一つに,このレカロシートがある。あこがれのレカロ。しかも,かなり深いバケットシート。カッコイイ。
試乗したときに,「なんだかきついなあ」という気がした。しかし,「慣れれば大丈夫だろう」と思った。でも,オーナーとなって2週間目。このシートの問題点がはっきりした。
・バックの時,見づらい。
・姿勢が安定する。(し過ぎるかも)
パックするとき後ろを振り向くのだが,このシートだと体を動かしにくい。シートベルトなんぞしたら,まずバックできないと思った方がよい。肩のサポートがある分,姿勢は安定するのだが視界も悪くなる。
運転中の姿勢は,かなり安定する。本当に,ウエストまでサポートされるような気分になる。だから,初めて乗った人は,シートを倒したがる。シートを倒してレカロシートにサポートされないようにして乗るのだ。私が試乗したユーロRも,シートがかなり倒してあった。
しかし,「こういうもんだ」と割り切れば,この強力なサポートを利用した走りをしたくなる。
今まで体が動いてしまってスピードが上げられなかった急なコーナーでも,これなら大丈夫。本当に体がビクともしない。がっちりシートに固定されている。だから,「怖い」と思わない。
このシートは,曲がるための強力な武器となるのだ。
だから,私はこのシートを寝かすようなことはしない。キチンと立てて,おしりから頭までしっかりシートに密着させる。このとき,ジャンパーや背広の上着を着ているときついから,ぬぐ。
こうして運転を楽しんでいる。
さて,オプションで気に入っているのが,エアクリーンフィルター。1万円ぐらいで,本当によい買い物をした。ディーゼル車の黒煙の中を走るとき,外気導入ができる。それぐらい変わる。私は花粉症なので,杉花粉を取り去ってくれるのも嬉しい。
BOSEサウンドシステムも付けたが,劇的に素晴らしい音がするわけではない。値段相応である。ただ,ウーファーが追加されているので,ベース音をきれいに再生することができる。これはうれしい。
そうそう,メーカーさんにぜひとも追加して欲しいのが,プライバシーガラス。リアウインドウを黒っぽくしたくても,プライバシーガラスの設定がなかった。仕方がないからフィルムを貼ってもらったのだが,これは夜間の視界があまり良くない。どう悪いかというと,後ろから来る車のライトが変な光り方をするのだ。
リヤウインドウの熱線のところで光りが広がるような感じで。これはどうにもならないだろう。光りが曲がったフィルムで屈折するのだろうから。
あと,外側はペイントシーラント加工をした。これは,車の塗装にテフロン加工をするものだ。前の車にやったが,5万円ほどで5年間水をはじく。また,水洗いとふき取りだけで,ピカピカになる。これはおすすめ。ただし,車を洗車機で洗うようだと,だめになるかも。私はずっと手洗いである。
アコードユーロRは,その道の人には注目される。
最初にじろーっと見られたのが,同じアコードユーロRのオーナー。「おっ,あっちもユーロRだ。ただのアコードじゃないぞ。」と同胞意識を持ってしきりにこちらを向いていたのだろう。ただのアコードとのちがいは,エンブレムとタイヤサイズ。後ろから見れば,マフラーのちがいも分かる。
次に,インテグラタイプRのお兄さんに注目された。まあ,インテRとは従兄弟みたいな車だから「同じホンダのRだ」という同胞意識かな。
ということで,DOHCVTECを愛する人たちと,何だか仲良くなれそうな気がしてきた。
そうそう,乗り始めて4ヶ月を過ぎたが,ものすごく意外なことがあった。それは,燃費。今のところ,ハイオク仕様なので,ちゃんとハイオクガソリンを入れている。(レギュラーでも大丈夫であるらしい。)その燃費は,10.5km/lから11.4km/lと,カタログ通り。それほどケチな運転をしているわけではないが,渋滞の中を走らないことで,これだけ良く走るのだ。1日1度以上はVTECのカムを切り替わらせているけど,結構走るんだね。
でも,エアコンを使う夏は,ガクリと燃費が落ちる。1度,10に満たないことがあった。おまけに,強力エンジンとは言え,エアコンにパワーを食われて加速が鈍った。エアコンを使わない季節に,性能を十分に発揮させよう。
その後,2002年秋に,アコードはモデルチェンジをした。ユーロRも最初から登場した。
今度のアコードは,普通のグレードが2.4リットル。ユーロRは2リットルエンジンを積む。ユーロRのエンジンは,インテグラタイプRのエンジンと同じだ。
インテRの強力エンジンが載るわけだ。しかも,共通のエンジンになるから,コストも抑えられる。6速マニュアルシフトになっているのもインテRと同じだ。
しかしである。
普通のアコードからユーロRに乗り換えたとき,メリットがあるのかが気になる。私の乗っているものだと,普通のアコードが2リットルエンジンなのに対し,2.2リットルエンジンである。ピークパワーもトルクも勝っている。特に低速トルクは十分あり,5速の低速回転で巡航してシフトをさぼる運転も楽々できる。
今度のユーロRは,パワー,トルクとも2.2リットルエンジンのと変わらない。だから,軽い分,強力だと分かる。しかし,2.4リットルエンジン用の重いボディーをインテグラ並に操るのは無理だろう。
現行のユーロRも良いとは思うが,私の乗っているユーロRも魅力的だと思うよ。
タイヤ交換をした。強力グリップのBSポテンザからgoodyearのスポーツタイヤへ格下げした。
その結果,ハンドルが非常に軽くなった。轍にもとられにくくなり,その分,運転しやすくなった。
ただし,ステアリングインフォメーションは,いまいち。
どちらがよいのか,もうしばらく乗らないと分からないね。
今まで乗った車達
最初に乗った車は,ダイハツのミラ・クォーレ。
当時学生だったので,贅沢はしてはいけないと思った。
車を持つこと自体,贅沢だったのだ。
この軽自動車は,40ナンバーだったので税金が異様に安い。
燃費もまあまあだった。
ただし,走りがどうこうという車ではないので,特に走りを楽しんだおぼえはない。
パワステ,パワーウインドウ,エアコンすべてなく,夏は「走る棺桶」と呼ばれた。
(長野の善光寺の駐車場で。私の後ろの黄色いのが愛車。)
でも,日常の足として関東平野を走ったときには,問題はなかった。
ただ,長野の斑尾で開かれたジャズフェスティバルに行ったときには,困った。
山の登りで,全くと言っていいほど加速しなかったのである。これには参った。どんどん減速していった。
それ以外は,経済的に満足がいった車である。
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次の車は,トヨタのスターレットソレイユ。
これも経済性優先の車だったが,「カッ飛びスターレット」というキャッチフレーズがついたくらいで,加速は良かった。
吸気2,排気1のバルブを持つという,当時としては贅沢なエンジンを積んでいた。
また,廉価グレードなので装備がほとんどない。
エアコンとステレオぐらいで,後は装備が安っぽい。だが,その分軽いというメリットがあった。
ブレーキの利きが甘いなあと言う気がしたが,この加速感には満足した。
軽自動車から乗り換えただけに,ステアリングの切れ味も良かった。
現在,スターレットはトヨタのラインナップから消えている。
安い,速いという,若者にとっては魅力的な車であっただけに惜しい。
次の車は,トヨタのトレノ。
グレードはGTアベックスである。
AE86が巷で話題を呼んでいるが,101である。86は当時はもう絶版。次の92も絶版になっていた。
スターレットが80馬力ですごかったが,このトレノはDOHC20バルブで160馬力を絞り出す。ホンダのVTECに続いて,1.6リットルでリッター100馬力を達成した。
だから,とんでもないカッ飛びぶりを期待したが,さほどでもなかった。
バブル期の設計だから,作りが贅沢=重いのである。
カーステレオの音の良さには感動したが,ステレオの音を楽しむ車ではないだろう。走りを楽しむ車である。マイナーチェンジでギヤ比の見直しをして,低速でトルク感を増したが,そういうことならもっと早くやって欲しい。
ただ,この車,4000回転を越えるところからの加速はすごく楽しい。
右足で思い通りの加速した。
低重心が生み出すハンドリングの良さも,すばらしかった。パワーステアリングの感触も,最初は感動した。すごかったなあ。
クイッとハンドルを切れば,車のノーズが思い通りに動いた。
この点はとても楽しい車であった。
ブレーキも,すごくいい。思い通りに効いてくれた。
そんなにカッ飛ばなかったけど,すごく運転が楽しい車であった。
最後に下取りに出すときも,思いもよらぬ高値がついたことも嬉しい。
この車も,売れ行き不振で消えた。レビン・トレノはホンダのインテグラ,シビックなどとともにボーイズレーサー御用達の車だったのだが。
トヨタのホームページへ
続いて買ったのは,カリーナED。セリカの兄弟車である。
小川剣友会の,山口さんから買った。
初めてドアが4枚ある車を買った。また,オートマチックにしたのも初めてだ。
トレノよりは高いが,普通の車と比べればかなり低い車高。
コーナーでは安定性がよいはずだが,そこまで飛ばす車ではない。
トレノより良いのは,低速の走り。日常の足として使うには,2リットルのエンジンがもたらす低速トルクは気持ちよい。
3ナンバーボディーになり,室内がゆったりした分,ハンドリングの小気味よさがなくなっている。
トレノのように,ハンドルを切ればクイッと動くのではない。ワンテンポ遅れるのだ。
グレードがXという,ゆったり仕様であるためか。タイヤも65だし。
この車,実はすごいところがあった。
それは,燃費である。
勤務地がある程度距離が遠くなったこともあるし,鉾田という町は渋滞がほとんどない。そのため,燃費がすごく良くなった。
なんと,エアコンをつけないで走れば,12km/lいくのだ。つけても,11はいく。
2リットルエンジン,レギュラーガソリン仕様ということを考えれば,かなりの燃費である。経済的だ。
残念ながら,マイナーチェンジ後のモデルを安く買ったため,下取りは安め。
たくさん負けてもらった車は,下取りも安い。つまり,得したようで得してないわけだ。
モデル末期の車を買うなら,乗りつぶすまで乗らないと損になる。
このカリーナEDも,絶版となった。背の低い車は売れなくなってきている。
この車,廃車になったが最後は本当にお世話になった。
次に買うのが,ホンダのアコード。
グレードは,あの話題のユーロRである。
これは,小川剣友会の成田さんから買う。小川剣友会には,トヨタ,ホンダ,三菱のセールスマンがいるので,車を買うにも便利である。ヾ(´▽`;)ゝエヘヘ
成田さんには,無理を言って試乗させてもらった。
ホンダにはユーロRの試乗車はない。それを何とか調達してもらったのだ。
レカロのバケットシートに身を包み,プレリュードタイプSの2.2リットルDOHCVTECエンジンを始動させる。
アクセルを踏み込み,ショートストロークのシフトを操作した。
エンジンは,すごく気持ちよい。
アクセルを踏み込めば,気持ち良くレッドゾーンめがけてエンジンは回っていく。この気持ちよくというのが,いい。
その前に,スバルのインプレッサWRXを試乗した。280馬力のターボエンジンは,すごいの一言。
でも,アクセルをぐんと踏み込もうとすると,恐怖感が先に立って気持ちよくアクセルを踏めない。
この気持ちよさで,ターボエンジンはどうしても一歩及ばないと思う。
このエンジンの気持ちよさは,4AGのトレノより上だ。
更に良かったのが,渋滞する道路での走り。こんなノロノロでも,それなりに運転の楽しさが味わえる。
エンジン,シフト,シート,ステアリングその他いろいろの総合力で,運転の楽しさを演出しているのだろう。
試乗のポイントとして,「普段のスピード,平凡な運転の時に楽しいか」を試すと良いと思う。
一番その車とつきあっているのは,普段の運転なのだから。
さて,その車とは2001年のはじめからつきあうことになる。
どうなることやら。
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