科学読み物の本 2004年3月発売 10月で3刷 御陰様で売れてます。
御陰様で,発売1ヶ月で重版が決定し,完了しました。読者の方々,書店さん始め流通の方々,マスコミ関係の方々,みなさんに感謝します。8月には,1巻が3刷になりました。2巻も10月に3刷になりました。ひょっとしたら...,売り上げ○万冊の大台が見えてきました。
ワンダーコーポレーションの鉾田店,学習参考書のコーナーに並んでいましたが売り切れました。総和店には,児童書のコーナーに平積みでした。千代田店では10冊ずつ平積みになっていた本がほぼ売れちゃいました。水戸笠原店にはお手製のポップまで作ってくれていて,感激しました。
他,全国のたくさんの書店さんに置いてもらっています。感謝感謝。
埼玉県総務部青少年課のホームページに,推薦図書として紹介されています。ありがとうございます。
常陽ウィークリーに掲載されました。著者の写真入りという,大きな扱いです。
*続編が,2005年3月に発売されました。今度は,小学校3,4年生あたりから読めるように作っています。
『おもしろ理科小話(こばなし)』@A
A5版 175ページ 各1200円+税 宮内主斗編著 サポートページへ 訂正情報
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お近くの書店で注文される方は,こちらのチラシを印刷してお持ち下さい。
| 表紙 | |
| 読者 の みな さん へ |
この本は,小学校高学年から中学校ぐらいまでの理科の内容をもとに,もっとじっくり詳しく読んで分かるように作られました。 現在の教科書は写真がいっぱいで見て楽しいのですが,なぜそうなるかが分からなくなっています。それでは,理科のおもしろさの半分しか味わえないだろうと思ったのです。 この本は,次のような人達に読んで欲しいと思います。まず,小学校高学年それに,中学生のみなさん。学校で勉強したことがさらによく分かるでしょう。この本でくわしく知った方が,楽しく理科を勉強できることが多くなると思います。 次に大人の方。一般の方が読んでも,なるほどと思える内容があります。執筆者の多くが,理科をあれこれ工夫して教えている人達です。今までの理科教育より楽しくわかるようにと,研究した成果をこの本に詰め込みました。科学再入門としても,楽しみながら読むことができるでしょう。 この本は,最初から読んだ方がよく分かりますが,興味のあるページから読むということもできます。55話のこばなし,ぜひ楽しんで読んでください。 |
| 1巻 ものの世界 | 2巻 宇宙と生き物の世界 | ||||
| タイトル | 筆者 | タイトル | 筆者 | ||
| 1 | 物ってなあに? | 生田国一 | 1 | 生きているってどんなこと? | 日外政男 |
| 2 | 物がどかなくても別の物が入る? | 生田国一 | 2 | 動物?それとも植物? | 竹前求 |
| 3 | 物の大きさ(体積)とは? | 玉井裕和 | 3 | チューリップの実とは? | 鈴木久 |
| 4 | どんな物にも重さがあるの? | 生田国一 | 4 | 空飛ぶ種のひみつ | 野田 啓司 |
| 5 | 重さはごまかせない!? | 生田国一 | 5 | 植物は何を食べているの? | 木村匡司 |
| 6 | 重さで物の出入りが分かる | 鈴木久 | 6 | 植物は戦っているの? | 平松 大樹 |
| 7 | 物は分子でできている!? | 木村匡司 | 7 | 強い雑草も負けるときが来るの? | 菅村 定昌 |
| 8 | 温度が上がると分子はどうなる? | 天羽 優子 | 8 | 植物立ちの生き残る知恵 | 菅村 定昌 |
| 9 | 温度が変われば姿も変わる? | 野田 啓司 | 9 | 親のない子はいない! | 竹前求 |
| 10 | どうして水は100℃で沸騰? | 野田 啓司 | 10 | 昆虫のくらし | 鈴木勝浩 |
| 11 | 見えない分子があると分かるのは? | 宮内主斗 | 11 | クモのくらし | 鈴木勝浩 |
| 12 | 見えない空気にも大きさ(体積)はあるの? | 宮内主斗 | 12 | 魚のくらし | 杉山栄一 |
| 13 | ふわふわの空気に重さはあるの? | 鈴木久 | 13 | カエルの仲間のくらし | 杉山栄一 |
| 14 | 飛行船が飛べるわけ | 竹前求 | 14 | トカゲの仲間のくらし | 平松 大樹 |
| 15 | 空気はいろいろな気体でできている | 玉井 裕和 | 15 | キョウリュウのくらし | 石渡正志 |
| 16 | 水に溶けたら透明になるのは? | 天羽 優子 | 16 | 鳥のくらし | 酒井 浩 |
| 17 | どうしてろ紙を使うの? | 日外政男 | 17 | ペンギンは本当に鳥なの? | 鈴木久 |
| 18 | なぜ牛乳は透明じゃないの? | 日外政男 | 18 | ほ乳類(けもの)のくらし | 松本 朱実 |
| 19 | ジュースは下の方が甘いの? | 横須賀 篤 | 19 | 魚はどうやって仲間をふやすの? | 杉山栄一 |
| 20 | 物は水にどれくらい溶けるの? | 横須賀 篤 | 20 | メスの体内で受精する動物 | 野村治 |
| 21 | 葛粉と塩が混ざったら | 玉井 裕和 | 21 | ヒトのふえ方 | 日外政男 |
| 22 | 金属とはどんな物? | 野田 啓司 | 22 | 体の中でどんなことが? | 石渡正志 |
| 23 | 金属はピカピカビリビリ! | 日外政男 | 23 | 直立二足歩行はヒトだけ | 鈴木久 |
| 24 | 金属は熱を伝えやすい | 日外政男 | 24 | ヒトの骨はこんなに違う! | 松本 朱実 |
| 25 | 気体が燃えると炎ができる | 横須賀 篤 | 25 | ヒトの脳はどうなっているの? | 石渡正志 |
| 26 | 金属も燃やすと軽くなる? | 宮内主斗 | 26 | 子はなぜ親に似るの? | 石渡正志 |
| 27 | 燃えて出るのは二酸化炭素? | 堀 雅敏 | 27 | 食べ物でつながっている命と命! | 松本 朱実 |
| 28 | 燃えたら何か出ていくの? | 玉井 裕和 | 28 | 強い動物は数が多いの? | 深澤五郎 |
| 29 | 酸にはどんな物があるの? | 横須賀 篤 | 29 | ツキノワグマとブナ | 酒井 浩 |
| 30 | 酸は水に溶けてこそ酸性に! | 宮内主斗 | 30 | 落ち葉はどうしてなくなるの? | 平松 大樹 |
| 31 | 酸,アルカリってなあに? | 横須賀 篤 | 31 | ブナの森は緑のダム | 酒井 浩 |
| 32 | 酸やアルカリをうまく使おう! | 鈴木勝浩 | 32 | 毒は薄めて捨てればOK? | 平松 大樹 |
| 33 | 酸性雨もリトマス紙じゃわからない | 小田泰史 | 33 | 川はどちらに流れるか | 三浦秀行 |
| 34 | 肌はどうして弱酸性? | 日外政男 | 34 | 川が景色を作るの? | 北川達彦 |
| 35 | 電磁石を利用した器具 | 日外政男 | 35 | 川が作った土地 | 三浦秀行 |
| 36 | 磁石の正体は? | 木村匡司 | 36 | 山はけずられてるの? | 宮内主斗 |
| 37 | 日本は磁石王国! | 横須賀 篤 | 37 | 地層を見ると何が分かるの? | 三浦秀行 |
| 38 | 力って何だろう? | 小林昭三 | 38 | 貝塚が語る海岸線 | 竹前求 |
| 39 | 運動って何だろう? | 小林昭三 | 39 | 石から昔のことがわかるの? | 北川達彦 |
| 40 | 見えない力を見つけよう | 小林昭三 | 40 | 砂鉄から分かること | 北川達彦 |
| 41 | 小さな力を大きくできるの? | 野村治 | 41 | 火山と地震は双子の兄弟 | 北川達彦 |
| 42 | 身のまわりのてことりんじく | 日外政男 | 42 | 大陸が動く! | 加藤竜一 |
| 43 | ふりこの不思議なきまり | 横須賀 篤 | 43 | なぜ地球に水があるの? | 角田彰男 |
| 44 | 振り子と音の関係 | 宮内主斗 | 44 | 地球は本当に動いてるの? | 角田彰男 |
| 45 | 超能力は科学なの? | 宮内主斗 | 45 | 惑星ってどんな星? | 佐藤俊一 |
| 46 | 空飛ぶ円盤は見つかったの? | 宮内主斗 | 46 | 夜空の星はどんな姿? | 加藤竜一 |
| 47 | お化け(霊)はいるの? | 宮内主斗 | 47 | 宇宙人はいるの? | 佐藤俊一 |
| 48 | 予言は当たるの? | 天羽 優子 | 48 | 雲が浮かぶのはなぜ? | 大森 弘 |
| 49 | コックリさんはキツネの霊? | 宮内主斗 | 49 | 日本に季節があるのはなぜ? | 野田 啓司 |
| 50 | 星占いは当たるの? | 宮内主斗 | 50 | 日本は気候のデパート! | 小田泰史 |
| 51 | 血液型で性格は決まるの? | 大森 弘 | 51 | 世界一の雪国はどこ? | 酒井 浩 |
| 52 | 死んだらどうなるの? | 宮内主斗 | 52 | 世界初の人工雪はどこで作られたの? | 天羽 優子 |
| 53 | 神様にお願いするのは? | 宮内主斗 | 53 | 植物にも心があるの? | 堀 雅敏 |
| 54 | 本当のリサイクルとは? | 平松 大樹 | 54 | 本来のビオトープの姿とは? | 菅村 定昌 |
| 55 | だまされない考え方とは? | 天羽 優子 | 55 | どうして勉強するの? | 小田泰史 |
今までの科学読み物は,物化生地のバランスがとれた物が多かったですね。もしくは,どれかの分野をまとめたものです。
今回は,それに加えて,科学のようで科学でないものも取り上げました。
私は,書店の科学読み物のコーナーに星占いの本とかがあると,すごく気になる人間です。
占い,超能力などの問題にも,科学のメスを入れることにしました。
執筆の仕方は,インターネットで執筆者を公募,原稿を電子メールでやりとりして何度か書き直しながらつくっていきました。
インターネットがなければ出来ない企画でした。
私と一面識もない方に何人も執筆者として加わっていただき,北は北海道から南は鹿児島まで広い範囲から執筆者が集まりました。
○執筆者とは別に原稿を検討していただいた検討委員さんはこの方々です。
安藤淑則 小倉惠子 吉埜和雄 佐藤完二
○サポートページはこちら
| 見本原稿 本では小学5年生以上の漢字にふりがながつきます。 また,ここで見るよりも鮮明なイラストが入ります。 文章も,一部変更があります。 |
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| どうして水は100℃で沸騰? 野田 啓司 ■温度計は、あたたかさ、熱さ、寒さ、冷たさを知る「ものさし」 私たちの体は、あたたかさ、熱さ、寒さ、冷たさを知ることができます。「温かさ」と「冷たさ」という「なにかちがう二つのもの」があるように思うかもしれませんが、そうではありません。温度の高さの違いです。 空気でも物体でも、物には温度があって、物体にさわると皮ふはその温度を感じることができます。温度が高いときには熱く感じ、温度が低いときには冷たく感じます。でも感じ方は、人によってちがいます。 また、気温が35℃だったら、わたしたちはがまんできないほど暑く感じます。でも、もしこれがお風呂のお湯の温度でしたら、とてもぬるく感じ、風邪(かぜ)でもひくのではと心配になります。(お風呂の水温は40℃前後です。)私たちの体も温度(体温)があります。体温が35℃だなんてことになったら、低すぎて体調が良くないでしょう。 このように、状況によっても感じ方はちがいます。この物の温度を測る「ものさし」が温度計です。体温を測ったり、気温を測ったり、温度計という「ものさし」はとても便利な道具です。 ■セルシウスの温度計の話 ところで、みなさんは水が0℃で氷になり、100℃で沸騰して水蒸気になることを知っていますか。これって、ちょっとうまくそろいすぎていると思った人はいませんか。 今から300年ほど前に、ドイツの物理学者のファーレンハイトは、アルコール温度計や水銀温度計を作りました。ファーレンハイトは、温度計に目盛りをつけるときに、水が氷になる温度は32度、沸騰する温度は212度としました。半端なようですが,人の体温が約100度になるように決めたのです。それは、「°F(カ氏温度)」という単位で、アメリカなどで今でも使われています。 しばらくして、スウェーデンの物理学者であり天文学者でもあるセルシウスは、水が沸騰しているときの水銀の位置を0、溶けかけの雪に入れたときの水銀の位置を100とし、その間を100等分した温度計をつくりました。1742年のことです。ただし今の温度計とちがい、0℃と100℃の位置が逆でした。後で、温度計の目盛りは今のように変更されました。温度の単位は、セルシウスの名前にちなんで「℃(セ氏温度)」と呼ばれます。日本をはじめ多くの国では、セルシウスの作った温度計を利用しています。 このように、温度計ができてきた歴史に、水が100℃で沸騰する理由がかくされていたのです。偶然100℃で沸騰したのではなく,沸騰した温度を100℃としたのです。 ■最低温度ってどのくらい? 一番低い温度は、何度ぐらいまであるのでしょう。これは、絶対零度といって、マイナス273.15℃になります。これは、地球上、また宇宙のどこに行っても、これより低い温度はないのです。8話で,温度の正体は分子運動の速さだと説明しました。絶対零度という温度は、この宇宙にあるすべての物質をつくっている分子の動きまでもが止まってしまう時の温度なのです。 分子運動が止まってしまえば,それ以上遅くなることはありません。ですから,最低温度には限界があります。 ところで、逆に高い温度については、太陽の表面温度は約6000℃、中心の温度は約1500万℃と考えられています。分子運動はいくらでも速くなれるのですから,最高の温度には限りがありません。 参考文献 温度と温度計の科学史 TDKホームページ |
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| 星占いは当たるの? 宮内主斗 私はやぎ座,ぼくはおとめ座,そんなことを言う人はいませんか。テレビなどでも,星座で占いをやっていることがあります。テレビでやるくらいですから,これは当たるのでしょうか。 星座は誕生日によって分けられますから,学校でこんな調査をしてみましょう。1月に生まれた人に手を挙げてもらいます。次に2月に生まれた人に手を挙げてもらいます。これを12月の分までやります。 すると,「へえ,一郎君と太郎君は同じ月に生まれたのか。」などと思うことがあります。星占いは誕生日の近い人たちは同じ性格,同じ運命ということで話を進めます。ですから,たとえ一郎君はおとなしくて太郎君は活発で性格はまるで反対でも,星占いの世界では全く同じ性格,同じ運命ということになります。 これで当たると思いますか。絶対に当たることはありません。 しかし,それを当たったように思わせる仕掛けは,大変うまくできているのです。たとえば,このように書きます。 「あなたは,優しい性格ですが,時としてきびしい人です。ですから,なれてない人だと,あなたはなかなか理解してもらえません。でも,一度仲良くなれば,とても良く理解し合えます。」 これだと,やさしい人も,そうでない人も,普通の人も,だれにでもある程度は当てはまります。ですから,だれにでも「完全には当たってないけど,結構当たっているよ。」と思えるのです。 これは星占いに限らず,いろいろな占いに言えることです。だれにでもある程度は当てはまるように,占いの言葉を書いてあるのです。 しし座の人は,星占いでは次のように言われています。「わがままだけど,やさしくて温かい心の持ち主です。自分と仲の良い人を守ってあげるところがあります。目立ちたがりやですが,心の中ではびくびくしているところもあります。」 どうですか。だれにでも当てはまるような工夫がされていることが,読みとれたでしょうか。 とはいえ,願い事を自分の星座にとなえて「かなって欲しい。」と思う人もいます。「科学の世界ではそうかもしれないけど,別にいいの。」と思っている人たちです。 では,しし座の人がしし座にお願いしたらどうなるのか,科学の知識を使って,頭の中で実験してみましょう。 しし座の人たちは,夏に生まれた人たちなのですが,しし座といえば春の星座です。しし座にはいろいろな星があります。見たところ天井に張り付いたように見えますが,実際には距離はバラバラです。遠い星もありますが,近い星もあります。しし座には明るい一等星レグルスがありますから,その星に願いを届けることにしましょう。 レグルスは大変地球に近い星で,70光年のところにあります。全宇宙で最も速い光の速さで,70年かかる距離にあるということです。星としては近い方ですが,とんでもなく遠いですね。 しし座に願いを光の速さで届けましょう。これ以上速くは届きません。10歳の時に願いを送ったら,レグルスについたときにはあなたは80歳になっています。レグルスから返信が帰ってきます。帰ってきたときには,あなたは150歳です。(生きていれば。) しし座のレグルスならまだ良いでしょう。さそり座の星の赤いアンタレスは,500光年の彼方にあります。すると,願いが届くのに500年,返事が返ってくるのは1000年後です。あなたの願いをかなえるには,星にお願いするより自分でがんばる方が早そうです。 (宮内主斗) 参考文献 『エンカルタ99』(マイクロソフト)レグルス,アンタレス,しし座の稿 テレハンス・ハインズ著井山弘幸訳「占星術という名のニセ科学」『ハインズ博士「超科学」をきる』(化学同人)1995年 |
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| 恐竜のくらし 石渡正志 恐竜などの巨大ハチュウ類の先祖は、およそ2億3000万年前に地球上に現れました。恐竜はハチュウ類のなかまですが、トカゲやワニなどと違い、足が胴体の真下にまっすぐ伸びています。普通のハチュウ類は、足を横にはりだして、体をくねらせないと歩くことができません。恐竜は、ほ乳類と同じように上半身はそのままで足を前後するだけで歩くことができました。 ※化石からは恐竜がどんな色をしていたかがわかりません。生活のしかた や天敵のあるなしなどから想像して、イラストに色塗りをしてみよう。 足が真下に伸びることで体を大きくすることもできました。例えば最近発見されたセイスモサウルスは、全長35m、体重は40t以上になるといわれています。 恐竜が繁栄したころの地球は暖かく、恐竜にとってはすごしやすい気候でした。地上にはいろいろな種類の恐竜がくらしていました。また、水中には魚竜やクビナガ竜、空中には空を飛ぶ翼竜など、恐竜以外にも巨大なハチュウ類が海や空で繁栄していました。 その中で恐竜時代(中生代)の最後(白亜紀)に現れた地上最大の肉食恐竜がティラノサウルスです。ティラノサウルスは頭からしっぽの先までが13m、地上からの高さが5m、体重7tにもなるといわれています。 7000万年前の北アメリカ大陸。人類が誕生するよりはるか以前、植物食恐竜のトリケラトプスが餌を食べています。トリケラトプスは今のシマウマなどと同じように群れをつくってくらしていました。ティラノサウルスがそのトリケラトプスを木のかげからねらいます。 ティラノサウルスの武器は太く発達した後ろ足と大きな口、そして口に生え1本20cm近くにもなる尖った歯です。それに対しトリケラトプスは、中に骨のあるがんじょうなえりまきをクビのまわりにつけ、大きな鋭い角を3本もはやしていました。ティラノサウルスといえども簡単に倒せる相手ではありません。 トリケラトプスに近づいたティラノサウルスは猛然とダッシュをし、後ろ足で一撃を食らわします。トリケラトプスは集団で角を向けて対抗します。 ティラノサウルスはそれをうまくかわし、けがをした1頭に強力な顎でかみつきます。トリケラトプスは逃れようとしますが、ティラノサウルスの内側に向いた長い歯は、あばれればあばれるほど食い込んでいきます。 ティラノサウルスはトリケラトプスを口で振り回します。トリケラトプスは血を流して倒れ、動けなくなります。ティラノサウルスはトリケラトプスの腹などの食べやすいところを食いちぎり、腹一杯になると去っていきます。 犠牲になるトリケラトプスは1頭だけで、残りは何事もなかったように再び餌を食べ始めます。残されたトリケラトプスの遺体は、小型の肉食恐竜や肉食の翼竜の餌となります。さらにその残骸は腐った肉を餌とする昆虫などに食べられます。 このようにしてトリケラトプスは自分が死ぬことでその他多くの動物たちを生かしていくことになるのです。 このような恐竜の世界は今から6500万年前に地上からなくなりました。このときまでに恐竜などの大型は虫類はなぜか地球上からすべて消えてしまったのです。その理由としては、巨大隕石が地球に落ちて気候が変わったからだとか、大地の変動で気候や環境が変わったからだとか、いくつかの説がでていますが未だにはっきりしていません。みなさんはどう思いますか? 参考文献 ・冨田幸光他『世界最大の恐竜博2002』(朝日新聞社他)2002年 ・福田芳生著「恐竜の私生活」知人書館1998.9 |
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| 火山と地震は双子の兄弟, 北川達彦 ■ 火山はどこにあるか、地震はどこで発生するか みなさんが住んでいる地域に火山はありますか。日本には、図1の●印で示したようにたくさんの活火山があります。活火山とは,文字通り活動中の火山です。世界中すべての活火山の約1割が,日本にあるのです。 (本では,もっと鮮明な図になります) この火山は,何と関係が深いでしょう。 みなさんが住んでいる地域では最近地震はありましたか。日本では毎年たくさんの地震が発生しています。西暦1990年から2000年に発生したマグニチュード4以上の地震の震源を図2に○印で示しました。 おやおや,ほとんど同じようなところに印がつきました。 この図から、火山と震源がほぼ平行に分布していることがわかります。火山と地震は,双子の兄弟のようだったのです。 どうして火山と地震は関係があるのでしょうか。単なる偶然でしょうか。 そうではありません。プレートの衝突と沈み込みが関係しています。図に示したように、日本列島をのせる大陸プレートと太平洋の海底をのせる海洋プレートが衝突し、押し合いに負けた海洋プレートが毎年数cmの速さで日本列島の下に沈み込んでいます。(41話) そのときのプレート同士の押し合いにより、地下の岩盤が壊れ振動(地震)が発生したり、押し合いに負けて沈み込む海洋プレートから水分がしぼり出され、これによりマントルの一部が溶けてマグマが発生したりします。つまり、地震活動も火山活動もどちらも、プレートの衝突と沈み込みによって生じる兄弟のような現象なのです。 では,どうして日本付近に地震や火山か多いのでしょうか。日本は,北米プレート,ユーラシアプレート,太平洋プレート,フィリピン海プレートの4つのプレートがぶつかっているところにあります。4つのプレートが押し合って,地震を起きたり,火山ができたりするのです。中国やオーストラリアは1つのプレートの上にあります。日本のように4つものプレートがぶつかっているところは,世界でも珍しいのです。 ■ 地震は岩盤の破壊 地震は文字どおり地面が震える現象です。地下では、その上にのっている岩石の重さで大きな圧力を受けています。そのため、地下深くの岩石はとても堅くなっています。そういう堅い岩石は、少しぐらい力が加えられても、ビクともしません。 しかし、どんなに堅い岩石でも、プレート同士が押し合うような大きな力が加えられると、バキッとこわれて振動をおこします。その振動が地盤を伝わって私たちのところに届くと、私たちは地震を感じるのです。つまり、地震は地下深くの岩盤がこわれたときに生じるのです。 参考文献 島村英紀『教室ではおしえない地球のはなし』(講談社)1991年 気象庁ホームページ 「日本の活火山分布」2001年 宮坂瑞穂ホームページ 火山防災マップデーターベース おすすめ図書 地学団体研究会 編『ぼくらは地震たんてい団』(大月書店)1987年 地学団体研究会 編『火山の探検』(大月書店)1987年 |
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群馬ミニコミネットにリンクして貰いました
月刊新潟バイタリティー誌に掲載されました。
毎日新聞に取り上げて頂きました。毎日教育メール
沖縄タイムスに掲載されました。
はまかぜ新聞に掲載されました。
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